水素水の効果は？

前回、高濃度水素水のご紹介をしました。（「水素水を導入しました」）

今日は、使用例をご紹介します。（メール会員になって下さっている方には、昨日発信のメルマガと同じです）

このところ、老齢犬の重症例が立て続けに来院し、毎日が獣医師側の胃が痛い状況です。

何故か、皆が重度の腎不全に陥っています。腎臓は血圧や血流量の低下などに弱く、一番早く障害を受ける臓器ですので、いろいろな基礎疾患を持つ老齢犬がその症状の悪化に伴い、腎臓も悪くなるのです。そして、基礎疾患が致命的でなくても二次的な腎不全がきっかけとなり、多臓器不全を引き起こしてしまいます。

そのような腎不全に陥った老齢犬には、残念ながら人の医学のような腎移植や透析などの治療法はなく、点滴と利尿剤の投与しか方法がないのが現状です。若く、急性の腎不全なら治癒した例も多くありますが、基礎疾患がある老齢犬の場合はそうはいきません。

とろこで、前回ご紹介した高濃度水素水を投与することで、猫の腎不全に治癒効果があることが報告されています。このため、当院では上のような老齢犬に飲ませてもらっています。腎不全が進行し、嘔吐があると飲めませんので、点滴で投与しています。

水素水を直接点滴するわけではなく、専用の機械で水素水を作成し、その中に通常の点滴の液をバッグごと浸すと、水素はバッグの中に浸透していくのです。こうして水素が浸透した点滴をすることでワンちゃんの体に投与するわけです。もちろん、猫ちゃんにも応用しています。

これらの結果は、なかなか数字では表せませんが、半ば諦めかけたような例が食べられるようになったり、元気になったりと、治癒こそするわけではありませんが、QOLが改善しているという実感はあります。延命効果はある、と感じています。

猫の腎不全では改善効果を数字で表せると思っており、今後の検査結果を待ちたいと思います。

さて、前回も書きましたが、当院ではそういう水素水の発生器を設置し、しばらくの間、無料で飲用に提供しています。

大事なペット、少し老化が気になるペットのために、「高濃度水素水」を毎日飲ませて下さい。もちろん、人用の機械ですから飼い主さんも飲めます。我々スタッフも毎日飲んでいます。

既に何人かの方は毎日ボトルを手に水素水を持って帰られています。うちのスタッフで、毎日500ml～1リットルも飲んでいる人もいます。私も若い頃にこれがあったら老眼になるのが遅れたのに、と思います（笑）。

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