タイトル奪還! | ロンドンつれづれ

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さて、羽生結弦選手の世界選手権が始まる。 あえて、羽生選手の、と言わせてもらいたい。というのも、私は彼がジュニアの頃から見られる試合は(英国のテレビで)見て応援してきたので、彼に対しては思い入れがあるのである。

 

そして、震災後の16歳の「強くなって復興の役に立ちたい」という決意を聞いてからは、ますます「このいたいけな少年の応援をしなくてはならない」という思いにもかられているのである。

 

彼はそれから「いたいけ」→「強い王者」へと変身してしまったが。 しかし、変身はしても、なおかつ彼の試合人生はドラマに満ちていて、我々ファンは目が離せないのである。

 

以下、Bユーロで放映した彼の動画をアップしたい。私が翻訳したので・・・。

 

 

2012年、ニースでの世界選手権、FS。シニア1年目の彼は、この大きな試合で世界に「ここに羽生あり!」と印象付けた。 パトリック・チャン選手、高橋大輔選手につけて3位。いまでもこの時のこのフリーの演技を「一番好き」と上げるファンは多いのである。 Bユーロ解説のサイモン・リードの肩の入れ方。彼本当にファンなんですよ、ジュニアの時から・・・。

 

 

2013年世界選手権、カナダのロンドンという町でおこなわれた。SPでは思うような演技ができずに苦しみました。SP終わって9位。

 

 

 

2013年世界選手権、FS。 フリー3位で挽回。 オリンピックの枠のかかるプレッシャーの高い試合で、総合4位まで挽回し、高橋選手の6位と足して、なんとか3枠をまもりました。

 

 

 

 

2014年、埼玉での世界選手権、SPは3位発進。

 

 

 

2014年世界選手権、FSで、1位に巻き返し、総合で1位に。この時2位は町田選手。スコアは、0.33点という僅差での勝負でした。 町田選手の火の鳥も素晴らしかった。

 

 

 

 

 

2015年、上海での世界選手権、SPは1位で発進。

 

 

 

 2015年のワールドのフリーは、すみません、翻訳していないみたいですね。動画、お借りしました。 FSは、3位の成績で、総合でほぼ3点差で、ハビエル・フェルナンデス選手に続いて、2位でした。

 

 

 

2016年アメリカはボストンでの世界選手権 SPでは2位のフェルナンデス選手に20点以上の点差をつけて、1位。

 

 

2016年、フリーでは、なんと30点近い点差をつけられて、2位です。総合で20点差の2位。この時、ハビエル・フェルナンデス選手は、314.93点という His skate of life(一生に一度のスケート)の演技をして優勝しました。 すみません、こちらも翻訳をしていないようで、動画お借りします。

 

 

 

 

記録を見ると、世界選手権で羽生選手が優勝したのは、2014年のオリンピック後の試合のみです。 私はいつもグランプリファイナルを現地で観戦してきて、彼のベストの演技、ピークの演技を見せてもらってきたので、ある意味ラッキーと言えるでしょう。 シーズン初戦のフィンランディアカップも、いつも4回転をすべて決めての圧勝の演技でした。

 

しかし、昨年のグランプリファイナルは、羽生選手の中では、おそらく優勝はしたが、ベストとは言えない演技と思っているでしょう。 フリーではちょっとハラハラしました。 そして四大陸では、まさかのネイサン・チェン選手の優勝。

 

これは、ブライアンにしてみれば、「いいぞ・・・」と思っているのではないかな、と私は思っています。なぜなら、昨年のマルセイユでの優勝のあと、会場を出てきてタクシーに乗り込む前に、ちらっと眼があったブライアンの目が、楽しそうに笑っていたからです・・・。 

 

「ユヅルは勝った。今日はそれでいい。きっと彼は満足していないだろう、今日の勝ち方は・・・。」それは、ワールドへのモチベーションになります。

 

四大陸は、ハビエルもいないし、軽く勝てるだろうと誰もが思っていましたが、そうは問屋がおろしませんでした。 新しいライバルの出現・・・それはGPFで、すでに兆しが見えていましたが(いや、それよりもずーっと前から私はネイサンには目をつけてましたが)、彼に阻まれて優勝できなかった羽生選手は、悔しいと言いながらもどこか楽しそうでした。

 

メラメラとモチベーションの炎が彼の背後に見えてました。 

 

夫は「こういう時に、ユヅルは最大のパワーを発揮するんだよ!」と喜んでます。

 

そう、今年のワールドはおそらくブライアンの計算通り・・・羽生選手のモチベーションが最高に上がったポイントで、そして身体的にも練習がピークに上がった時にタイミングが合っている、そんな気がするのです。

 

そして、今までヨーロッパでの大勝負には、大変に強かった結弦くん。

 

今までフィン杯で応援してきたフィンランドのファンたちも待ちかねてたはずです。

 

 

そんなフィンランドで、

 

タイトル奪還!!

 

そんなファンの期待に応えてくれそう。

 

あえて、プレッシャーをかけたいと思います!!

 

明日、夫とヘルシンキに向かいます。

 

いままで観戦した試合で、彼が負けたのを見たことがありません。

 

 

きっと、今度も・・・・!

 

Go Yuzu...!!!  You can do it...!

 

皆様も応援のメッセージをどうぞ!