セラピストとして駆け出しの人が目指すべき方向性と、
ある程度実績を積んだ人が取り組むべき方向性は、
やはり、違うと考えています。
私が駆け出しの頃、こんなことを考えていました。
「夫に浮気されたらきっと、とても辛いだろうから、そういう相談を受けるのは大事だろう。」
でも、浮気されました、という相談は意外にも少なかったんですね。
別のことも考えていました。
「別れたあとの辛さって、やっぱりカウンセラーに話を聞いてもらうと癒されるのが早い。そういう相談も受けるようにしよう。」
でも、別れて辛いっていう相談は意外にも少なかったんです。
一方で、私が全く想定していなかった相談もありました。
それは、自分が不倫相手になってしまっていて、それで辛いっていう相談。
当時、不倫しているっていうのは自分で分かって、割り切ってやっているものとばかり思っていましたから、辛いのに別れられない、なんていう心理状態があるってことがよく分からなかったんですね。
でも、そういう相談が来る。
相談者さんの声を聴いているうちにだんだん分かってきて、ああそうか、この相談って友達などの身近な人には相談しづらいんだな、と理解できました。
さて。
もう丸5年以上恋愛セラピストをやっていますが、そうなってくると今度は、
・別れて辛いっていう相談
・夫に浮気されたという相談
が、結構な頻度でやってくるようになりました。
夫に浮気されたという相談は、実は、夫自身にも何らかのメンタルな課題がある場合も多く、それを解決する(=相手を変える)というテーマは、心理学的には結構高度なんですね。
だから、駆け出しの「こいつに頼って大丈夫なのか?」というカウンセラーには相談しづらいのではないかと。年季が入ってくると、信頼されるようになるんでしょうね。
そして、別れて辛いっていう相談は、別れてから1ヶ月以内に相談が来ることが多いわけです。ということは、別れが訪れたその瞬間に、セラピストのことを知っていないと相談できないわけですね。これも、ある程度の期間、ウェブサイトの記事やメルマガを書き続けたからこそ、知名度が上がって、こういう相談が来るようになったんですね。
一方、切羽詰まっていて、誰にも相談できなくて、誰かに!
という状況になりやすい、不倫問題などは、駆け出しのセラピストであっても、相談を受けることが比較的容易なんですね。
このように、今の自分のステージによって、どんなお客さんを呼び込むことが可能なのか、あるいは困難なのか、ということは変わるわけです。
自分のスタンスや、自分の専門領域、などなどを考えるに当たって、自分の「ステージ」をよく考えることは、大事だと思っています。
自分からかけ離れた人を目標にするのではなくて、自分の数歩前を行っている人を目標にして進んでいく。それが、大事なのだと思います。
久しぶりの書き込みでした。では。