説明会の合間に

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羽生喜治『決断力』を読む。


将棋棋士・羽生喜治といえば、知らぬもののない7冠達成者。


しかしこの本、


将棋のエッセンスを無理矢理


ビジネス書に落とし込んだ感が否めない。


「勝機は誰にもある」


「直感の七割は正しい」


「才能とは、継続できる情熱である」


云々。


ビジネスの心構えといったところ。


形のいいときはセオリーに従い慎重に


悪いときはのびのびと思い切って大胆に


つまり、


うまくいっているとこそ調子に乗らない


悪いときに普通と同じじゃ勝てない


開き直りとも違う、ということか。


なるほどね。


言われてみると当然だけど、気がつかないかも。
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試験期間中にもかかわらず

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石井孝明『京都議定書は実現できるのか』を読む。


京都議定書の実施が来年に迫っている。


我々の生活が、日本の経済活動が、


二酸化炭素の排出削減のために制限される時代がやってくる。


日本は90年比6%の削減を義務付けられた。


これは到底実現できる数値ではない。


日本はこの数値をあっさりと受け入れた。


実現に向けた行政の動きは鈍い。


国民はこの削減義務の重みを知らない。


現代日本の抱える問題が京都議定書にはつまっている。


まず、日本外交の甘さ。


具体的な試算もなく、国際的な相場観だけで、


アメリカが基準年比7%の削減を受け入れたことに同調して、


6%という数値を受け入れた。


結局、アメリカは京都議定書を脱退し、


日本だけが実現不可能な数値目標を背負わされた。


平和主義を掲げる唯一の価値ある存在として、


外交を通して国際社会に貢献する。


そう宣言していながら、日本の外交レベルは低い。


いかにして国際レジームの中で自国の権益を獲得するか。


西欧諸国に比べ、明らかにその力が劣る。


さらに、削減義務を実現するために早急な対策が必要なのに、


縦割りの官僚機構がそれを阻害する。


まとめ役の不在から、


各省庁は自己の利権に固執し、


環境対策として多額の予算を請求する。


使い道は環境対策と称する公共事業だったりする。


しかも、国民は感情論で環境対策の必要性に賛成し、


京都議定書を手放しで賞賛している。


実際、それが自分の快適な生活に影響を与え、


日本の経済活動に制限を加え、


環境税という名の増税が実施され、


景気回復を妨げる恐れがあることを知らない。


そうした覚悟なしに、環境保護はいいものだと思っている。


それでいて、自らは今の快適な生活を手放すつもりは毛頭ない。


京都議定書が日本の問題を改めて浮き彫りにしている。


何も知らず、京都議定書の皇帝面だけを見て、


脱退したアメリカを非難していただけの自分を猛省。


ゼミで外交史を学んでいるだけあって、


日本外交に対する懸念が一番。


就活中だけあって、


環境ビジネスの広がりに大いに興味を抱いた。

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