先日の日記の最後にダウンロードすっか。

 みたいな感じで締めましたが、本当にその後、ダウンロードして、とうとう始めちゃいました。

 で、金曜日にほぼ一日中遊んでました。

 ここ数日、ずっと体調がおかしかったんですよ。

 でも、この時期って思い切り花粉症ですから、症状が花粉なのか風邪なのかがよくわからんのです。

 そして、金曜にようやく気付きました。

「あ、この異常な体の重さ、ダルさ。間違いない。風邪だ。風邪である! 風邪に決まっておる!」

 というわけで、若干、言い訳がましく風邪と断定し、ドラクエ10を遊んでいました。

 

 これ、面白くないすか?

 久しぶりなんで、アカウント取り直してイチから遊んでみたんですけど、すげーよくできてる。

 ドラクエらしさみたいなのを残しつつ、MMOとしても機能している。

 なんつうか、僕は完全にソロプレイなんですけど、ソロプレイをしている限り、MMO感ってあんまり感じないんですよ。

 どちらかというと、ダークソウルのメッセージに近い感覚です。

 使い方がしっかりしていればちょっとお得に使える。みたいな?

 具体的には、始めたばかりなので、MPも少なく、戦闘終了後に一番効果の低いMP回復薬でも充分なんですけど、遊んでいる人たち同士でアイテムを売り買いできるバザーを使えば、この回復薬が1〜2個で1ゴールドで手に入っちゃいます。

 さらに、武器や防具は、お店で買うよりちょっと値が張るけど、すぐに最適な武器防具をバザーで取り揃えられるのも利点ですね。

 今は、3つ目の町でクエストをこなしているところです。

 それにしても、笑ってしまうくらいに綺麗サッパリ忘れています。

 たしか、Wii時代に、バージョン1のシナリオをクリアするくらいまでは遊んでたんですよ。

 いや、調べてみたら、ラストダンジョンの記憶がないから、おそらく6つの街を巡るクエストの途中で辞めちゃったみたいです。

 どうしてだろう?

 けっこう、良い印象を持っていたはずなのに。

 あ、たぶん、パッケージ版についているプレイ期間が終わって、その時点でもういいや。と投げちゃったのでしょう。

 考えてみれば、当時はAmazonでも買い物をしたことがないウブっ子でしたからね。

 

 今、思えば、信じられないくらい、ネットにクレジットカード番号入力することに抵抗がありましたもん。

 もう、入力した途端に詐欺られる。ってバカみたいな妄想に取り憑かれてました。

 今では、結構なサイトに登録しているっていうのに。

 

 あ、でも、USAmazonに登録するときは、ちょっとブルったな。

 何しろ英語がまったく読めませんから、どこに何が書いてあるのか。さっぱりわからない。

 それでも、……そうか。

 このUSAmazonの登録もゲーム絡みだった。

 

 というわけで、余談ではありますが、その話を。

 

 時は2016年10月。

 僕は、このとき猛烈に欲しいものがありました。

 そう、PlayStationVRです。

 毎日のようにネットを漁り、発売前にプロモーションとしてテレビで紹介されている動画はすべて視聴し、発売情報をすべてチェックし、入荷されたと聞けば、すぐにビックカメラなどに飛んでいく。そんな生活を送っていました。

 どうして、そんなに欲しかったの?

 と、聞かれれば、こう答えるしかありません。

「そこに、未来があったから」

 だって、買うに決まってるでしょ? 家に未来がやってくるんですよ?

 Future come home.ですよ! 英語が合ってるかどうかわかりませんけど。

 ほんと、今思っても信じられないくらいにネットの世界を漂ってました。

 だって、この間まったく仕事が手につかなかったくらいですもん。

 ほんと、この欲しがりようといったら、子どもとまったく同じでした。

 当時、43才児でしたけど、欲しくて欲しくていてもたってもいられない。って感じだったんです。

 たぶん、ここ10年で一番、欲しくてたまらない商品じゃないかな?

 うん。これ以上に欲しかった物はないってくらいに欲しかった。

 youtubeで動画を見すぎて、サメが襲ってくる映像を全部覚えてしまったくらい欲しかった。

 でも、見るたびに、そして体験者の驚く顔を見るたびに、それを自分自身でも味わいたいって欲求が湧いてきちゃうんですよね。

 僕のこのVRに対する思いはどっから来ているのか。

 たぶん、きっかけは、20代の頃に行った花やしきなんです。

 

 当時、ちょっとわけのわからんことをしていて、毎日のように違う女の子とデートをしていたんです。

 別にそれでお金をもらっていたわけじゃないですよ。そんな器量も見た目もございません。

 まぁ、ぶっちゃけてしまえば、今で言う出会い系サイトみたいなもんですね。

 雑誌を使った出会い系サイトみたいな奴があったんです。

 それで、バイト仲間とノリで投稿したら、思った以上に反響があって、50人くらいの子が僕の呼びかけに応じてくれたんです。

 で、その子らと毎日のように遊び歩いていたわけです。

 当時は、どこに出しても恥ずかしくない立派なフリーターでしたけど、バイト二軒掛け持ちしていたので、遊ぶお金くらいならあったんですね。

 というわけで、この花やしきもそんな女の子の一人と遊びに行ったわけです。

 相手の子については、覚えていません。バスケをしていて背が高かった。ということくらいしか覚えていません。

 で、何のかんので花やしきに行くことになり、そこで出会ったのが、ホラーハウスみたいな名前のアトラクション。

 まず、薄暗い部屋に通されます。洋風の食堂のような部屋。大きなテーブルと壁には洋風のオブジェなどが書かれています。

 うん。書かれたオブジェってなんかしょぼいですよね。実際、しょぼかったです。

 でも、しょぼいからこそ、そこに置かれた本物の木のテーブルと椅子だけは妙なリアリティがありました。

 そして、通されると、テーブルに置かれた目隠し着用を促される。そして、椅子に引っかかっているヘッドホンを被らされる。

 こうして、暗闇の中、アトラクションが開始されるわけです。

 何も見えない漆黒の中、音だけで繰り広げられる惨劇。

 そして、その音が、3D音響といえば良いのか。おそらくは、ヘッドホンの中に6つほどスピーカーが入っているリアルサラウンドヘッドホンなのでしょう。館の主人が僕の目の前で右に左に前へ後ろへと移動しながら声をかけてくる。

 これね。他の人はどうだったのかわかりませんが、僕はめちゃくちゃビビりました。

 そして、それと同時にめちゃくちゃ興奮しました。

「何これ? 怖い。でも、超すげー。怖すげー!」

 みたいな感じです。ホラーの恐怖とテクノロジーの感動。

 これを同時に味わうという稀有な体験をしたわけです。

 たぶん、コレが僕のVRに対する憧れのスタートだと思います。

 

 だから、それからもこの手の物は結構買ってます。

 リアルサラウンドヘッドホンは、結局、買わずじまいでしたが、結構良い目のサラウンドヘッドホンは今でも家で活用しています。

 でも、そこに視覚情報も入ってくるVRなんて、もう奇跡みたいな機械じゃないですか!

 しかもそれを家でこっそり、ひっそり楽しめるなんて、もう夢じゃないですか!

 というわけで、何を差し置いても欲しくて欲しくて、欲しくて欲しくてたまらなかったわけですよ。

 

 でも、発売から1ヶ月経っても一向に手に入れることすらできない。

 転売屋から買うのは、さすがに気が引ける。

 というわけで、最後の手段として出てきたのが、USAmazonからの輸入です。

 本当に、イヤでイヤで仕方なかったけど、怖くて怖くて仕方なかったけど、背に腹は変えられんということで、USAmazonでクレジットカード登録をして購入しちゃいました。

 

 当然、今では多くの家庭にあるPSVRと同様、ホコリを被ってますけどね。

 でも、最初は感動しましたよ。

 事務所に持ってきて、訪れる人すべてに体験させたりもしました。

 見せびらかしてくてしょうがないし、僕の得た感動を他の人にも体験してもらいたくてしょうがなかった。

 どうだ! 見たか! これが未来だぁー! 

 って、言いたくて仕方なかったんです。

 

 あ、そういえば、VR関連で恥ずかしい話。

 当然、VRが発売されたからといって、ソフトが充実しているわけではありません。

 だから、当初はいろんなゲームを買ったんです。

 その中に、女子高生の家庭教師をするってゲームがあったんですね。

 このゲームで、信じられないくらいの勃起を経験しました。

 なんででしょう? 今でもよくわからんのですが、ほんとギンギンという表現がピッタリ合うほどの壮絶な勃起です。

 覚えている限り、これだけの勃起は、36歳の頃、入院でなまった体を立て直すためにジムに行き始めたとき以来です。

 この時の勃起も壮絶でした。しかも、男湯での勃起ですよ。

 ちょっと、久しぶりに体を動かしすぎて、生命の危機を体が感じ取ったのでしょうね。

 こいつ、死んじゃうから、今のうちに種をぶちまけないと!

 そう、体が勝手に判断しての勃起だったのでしょうが、さすがに男湯でのギンギンの勃起は我ながら狂気を感じてしまいました。

 それは置いといて……。

 でも、この家庭教師ゲーム。

 エロはなくても、超エロゲーですよ。

 中でも圧巻だったのが、女子高生と1つのイヤホンで音楽を聞くというイベントでした。

 女子高生が僕の耳にイヤホンを差し込む時の音が、ものすごいリアルだったんですよ。

 で、そんな音を聞きながらも僕の目は彼女の胸に注目しているわけです。

 こんなこと、現実世界じゃなかなかできません。

 でも、何でしょうね。完全に僕は現実と虚構の狭間にいたので、現実じゃないとわかっていながらも、どこか現実的な何かを感じてしまったわけです。

 だって、自然と手が伸びちゃいましたからね。誇張なく、本当に自然と手が出ちゃったんですよ。

 もちろん、そこはVRの世界なんで手を伸ばしてもそこには空間しかないのですが。

 でも、その空間しか無いというところも妙な興奮を与えてくれるのです。

 ほんと、素晴らしいゲームでした。

 エロい意味で素晴らしいゲームでした。

 

 ただ、VR自体は、早々に飽きました。

 飽きたというか、ダメなんですよ。三半規管が弱いんだか、脳が弱いんだかわかりませんが、とにかくVR酔いが半端ないんです。

 レビューサイトなんかでよく「他のゲームはVR酔いがひどいのですが、このゲームだけは大丈夫でした」みたいな書き込みがあるんですけど、この手のゲームは全部試したけど、やっぱりダメ。

 家庭教師ゲームみたいに主人公が椅子に座ったまま動かないのなら酔わないんですけど、画面がちょっとでも動くゲームは全部ダメ。

 だから、名作と呼ばれるAstrobot(だっけか?)も、3面クリアくらいで止まっています。

 酔わないでいられれば、他のゲームも遊べたんですけどね。

 今は、たまにVRAVを見るくらいです。まぁ、多くの人がそうなっていることでしょうけど。

 そういえば、VRAVもすごかったです。初めて体験したときは「あ、もう、これでいいや」って思ったくらいです。

 なんでしょうね。

 バカリズムのラジオのコーナー「下ネタ名言」の代表作に「AVを見た人数は経験人数に入る」ってのがあるのですが、マジでVRAVは経験人数に入れてもいいんじゃないか? って思ったくらいです。

 つまり、僕は紗倉まなとやったということです。

 やったということで、よろしいですね?

 

 うん。結局、VRの話って、下ネタしかないですわ。

 でも、これは仕方のないことだと思います。

 きっと僕だけではないと思いますから。

 

 ただ、PSVRで残念なのは、解像度が低いことなんですよね。

 DMMを見ると4KのVRAVもあるみたいなんですけど、今は、4K出力のVR機器もあるってこと?

 あるみたいですね。

 でも、まだ買うには時期尚早ですかね?

 ただ、なんか100%エロ目的でVRを買うってのは、さすがにちょっと違う気がする……。