クラシック音楽の歌い手のなかで、20世紀最初の大歌手がエンリコ・カルーソであるとすれば、
ポピュラー音楽界の最初の人気歌手ナンバー・ワンはアル・ジョルソンだといえいるでしょう。

カルーソもジョルソンもマイクが発明され利用される以前の“往年の大歌手”でした。声も大きかったようです。

その後、ビング・クロスビー、フランク・シナトラ、ナット・キング・コール、ペリー・コモ、エディ・フィッシャーなどの歌手が次々と登場し、人気を博しました。

ルディ・ヴァリーは、ジョルソンとクロスビーの間、20年代にバンド・リーダーとして歌とサックスで活躍した美男子アーティスト。
なによりも歌うときにメガフォンをもって歌うスタイルで一世を風靡しました。
♪blowin’ in the music ルディ・ヴァリー
はい、私がこのブログで(あつかましくも(^^;) 自分のIDに使っている写真の人です。

あまり知られていませんが、ルディ・ヴァリーは1931年に「As Time Goes By」を歌ってレコードを出しています。もちろんSPです。

この曲は後に名画『カサブランカ』の劇中イングリッド・バーグマンがリック(ハンフリー・ボガート)の店を訪れたときにピアニストのサムに"Play it once, Sam" と語りかけて超有名になった名曲です。映画は1942年、ある意味でアメリカの国策的意図(反ナチス)をもって作られたといわれていますが、日本で公開されたのは戦後の1946年だと記録にあります。YouTubeにあの有名なシーンがあります。

As Time Goes By - Casablanca/Humphrey Bogart & Ingrit Bergman

 (⇒リンク)

この映画のなかで「As Time Goes By」は、二人が愛し合ったパリ時代を思い起こさせる曲として紹介されています。

映画はフィクションですが、この曲は映画の10年前に少しヒットしたノンフィクションとして登場しています。

「君の瞳に乾杯」だとか「美しい友情のはじまり」だとか、この映画には気取ったセリフが多いことでも有名ですが、ボギーの時代にはキザな男のダンディズムが似合っていたとジュリーも歌っていました(「カサブランカ・ダンディ」作詞・阿久悠)。

「As Time Goes By」は有名曲になりましたが、とりわけわが国では知られざるルディ・ヴァリーに敬意を表してのマイ・ブログ最終回です。
いままでマイ・ブログをお読みいただいたかたに心からの感謝を込めて、そのルディ・ヴァリーの歌う「As Time Goes By」をアップします。ヴァースから歌っています。

Rudy Valee - As Time Goes By


 (⇒リンク)

それではみなさまさようなら。popfreak
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