365   4月の月例会の結果です。

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09:朝のひかりさしこむ駅のぎんいろの手すり ゆうるりしめりはじめる


時間の経過が少し気になりましたが、明るい朝の駅の点景に惹かれます ○さよこ

手すりが日に当たって光っている状態を想像しました。手すりが「しめりはじめる」となると、ただ光っているだけではなく、人間の肌触りも感じられます。人間に満たされてゆく駅の呼吸のようなものを感じました。 ○しぐなす

今日は雨かな。 階段を駈け上がり行く人の影の絶えし瞬間、手すりは光る。 もぐら

朝のひかり→しめりはじめる、というつながりがとても面白いと思いました。しめってゆくのは、光が明るさを増してゆくからか、人の気配が増してゆくからか。朝のひかりと銀色の手すり、というのは案外異質なものなのかもしれませんね。 ゆらゆら

結句がいいですね。 しかし、結句を生かすには「ぎんいろの」がちょっと邪魔なような気がする。かわりに、もう少し情景が具体的になる表現があった方がいいようにも。 希理子

おもしろい。光が湿気ているということに、不思議と説得力がありました。 ○摂津

着眼が繊細でいいと思いました。ただ、展開のさせ方で、結句にオチのような役割を与えてしまっているのは、少し損をしているかなと感じました。すべてをこの結句で受けきるような性格の情景ではないでしょうから。 皆瀬

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17:のびやかに〈雨〉軒さきディスクたたいてる しゃららんソラはつぶつぶのおと

おしゃれな雨だなあ。明るくて軽やかな雨音ですね。もし同じ雨が降ってきても、
我が家に落ちてきたら、ばらばらどみどって感じかも(笑)。住んでいる人の人格が
左右することなのかなあ。こういうふうに詠んで貰えると雨も幸せですね。どんな
ディスクなのかは、しゃららんから想像すればいいんでしょうね。 ○かめい

騒音公害雨。 古CD軒先に吊し、何やらのまじなひしゐるお宅の多し。 もぐら

上の句、特に二句三句めをどう受け取ればよいのか分かりませんでした。 ゆらゆら

上の句の「ディスク」がイメージできなかったのですが、下の句、おもしろいですね。 皆瀬

合評会では、09の歌を批評していただきました。
着眼点が良いと言う意見と、最後の口調が変わるところがよくもあり、悪くもあると言う意見がありました。
また、人肌を感じさせる部分もあり、官能的だととも。
みなさんはいかがですか?

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 穂村弘さんにとっていただきました。
 

 今回は、やり取りもいたしまして、歌がこのように変わりました。

 実際のやり取りは、本誌をご覧下さいませ。 
 よろしくお願いします。



初稿:かぐわしき芳香剤に酔うゆうべトイレの窓にみかづきともり

改稿:ながれだすピーチフローラに酔うゆうべトイレの窓にみかづきともり



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