4月~6月ダイジェストそして『旅立ち』
テーマ:ブログ大変ご無沙汰し、申し訳ございません!
<4月~6月ダイジェスト>
4月5月はカンボジアが一番暑い季節。
その時期にカンボジアは新年を迎えます。
しかし、今年は昨年のように50℃を超すことはありませんでした。
むしろ朝晩は涼しい日が多く、その為風邪をひく子どもが多く、
毎日誰かが熱を出したり、咳をしたりしていて落ち着かないうちに
正月が終わってしまいました。
5月後半からは、畑には待ちに待った雨季の到来。
恵みの雨がたくさん欲しいところですが、今年はその雨がなかなか
降ってくれません。未だにバッタンバンは雨が少ないです。
お陰で干ばつに強いキャッサバ芋を植えることにし、町から30㎞強
離れた土地を6ヘクタール借りてキャッサバを作っています。
キャッサバはタイでタピオカの粉になり市場に出ます。
畑は遠いのでお坊さん(ムニ様)が大きな子ども30人ばかりをひき
つれて泊りがけで出かけています。
それも、畑に雨が降らないと土が硬くて作業にならないため、天気との
にらみ合いで畑行きを決行します。
そんな農作業を始めたばかりの6月、今度は女の子達の間に水疱瘡が
流行りだし、毎日入れ替わり立ち替わり誰かが熱を出して唸っている
状態が続きました。
それがやっと収まりかけた6月後半、今度は大きいお姉ちゃん達の中
で「はしか」のような症状が出てきたり、腸チフスやB型肝炎で入院
する子が出てきたりと、ノリアは病気の巣窟のようになっていました。
7月に入り、ようやく元気な子ども達の声がこだまし始め、ホッとした
ところです。
長い間、ブログもお休みしてしまい、とうとう辞めてしまったのかと
思われたかもしりませんが、細々と新しい武器(?)も使いながら
続けて行こうと思っていますので、子ども達の様子や私の日常はその
『Face Book』でもよかったら覗いてください。
<7月>
さて、この日曜日(7月10日)は大変ドラマティックな一日でした。
実は、ノリアの子どもの一人リホック(13歳)が出家したのです。
その儀式がワット・カエウと言うノリアから5キロくらい奥まった
お寺で朝8時から行われました。
リホックと共に新しく僧侶になる人たちは33人。
どう見ても6~7歳の子どもから20代後半の男性までいました。
きれいに剃髪をし、眉も剃った顔で白いレースを裸の上半身に羽織り、
下はかすりの布を巻きつけた質素な出で立ちで皆神妙に並んでいました。
午前中の儀式はその姿でそれぞれの家族や親せきに見守られながら、
寺の本堂で行われます。
昼食をはさんで、午後は仏塔(パゴダ)に移動し、いよいよ僧衣が
渡され、僧侶のいでたちになります。
白いレースがまぶしい 5~6にんづつ仏前に進む
順番を待つ未来の僧侶たち 新しい衣に身をつつみ
このパゴダでの儀式は住職と先輩僧正たちとの経の掛け合いのような
形で行われましたが、宗派によりそのやり方は異なるようです。
それにしても、衣を替え奥から姿を現したリホックを見たときは、
覚悟はしていたものの正直複雑な気持ちになりました。
立派な姿になって誇らしいという思いと手の届かない遠いところに
行かれてしまったような寂しい思いと一口では表現できない感情です。
思わず彼のお母様と手を握り合って泣いてしまいました。
リホックは父が他界しており、母親は目が不自由で貧しく、そのため
孤児院に預けられた子どもです。
その不自由な目と心の目で逞しく育った凛々しい息子の姿をしっかりと
捉えていらっしゃるのが握り返すその手から伝わって参りました。
カンボジアでは願を掛けるために束の間(2~3カ月)お坊さんに
なったりすることもありますが、リホックの場合はきっぱりと僧侶に
なる道を選んだようです。
ノリアの中でも寡黙でやさしくいつも控えめな子どもであったので、
坊主姿がとてもしっくり馴染んでおりました。
これからの修行も彼にはきっと喜びであるだろうし、よい仲間も
早くできるだろうと思います。
人生のよき旅立ちに立ち会えて本当に嬉しい一日でした。
少しでも皆様にそのお裾わけができたらと思い、ここにご報告させて
頂きました。
実はこれには余録があります。
偶然ですが、昨日ノリアに懐かしい顔が訪ねて来たのです。
昨年ノリアから故郷に戻ったリフンとリホイです。
なんと、彼らもまた僧衣をまとっていました。
もう抱きしめることも、握手もできない子ども達ですが(お坊さんに
触れることはできないのです)立派に精進して人々の力になってくれたら、、、そんな親の気持ちを少し(?)教えてもらった2日間でした。
これも立派な自立の形・・・ですよね。





































