久々にこちらにも書いてみる

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$くるみのブログ

来月ブリーゼで『うかうか三十、ちょろちょろ四十』があるんですけど
平日の公演。それも1日きり。これじゃぁまず観に行けません。
鵜山さん演出で勝也さんご出演なのに、とっても残念です。
でもどんなお話か興味津々。で、もしかしたら。と押入れ探してみたら
ありました。『井上ひさし全芝居(その1)』の中に入ってました。ラッキー。

~あらすじ~

ある国の殿さまが村の娘ちかに恋をして、
お侍医に背中を押され思い切って告白しました。
けれど「許婚がいます」と
あっさりふられて雨に打たれながらすごすごと城に帰ることに。

10年経ち、ちかは許婚と所帯をもち子供もいたが夫は病気で寝たきり。
そこへちかのことをすっかり忘れてしまっていた殿さまが「病気をみてあげよう」と
お侍医を伴いやってきます。
そして「お前は病気ではない。」と太鼓判を押し、貧しくずっと医者に診てもらってなかった夫は、よろこんで起き上がります。
と、そこへ殿さまの家来がやってきて「申し訳ない。殿さまは気がふれていて
村中の病人に「病気ではない」と言って回っているだけです」と告げます。
どうやら殿さまはただ人に喜んで欲しかっただけらしいのです。(迷惑)

また10年後。殿さまは正気が戻ったけれど、正気を失っていた10年間の記憶はない。
そんな殿さまがちかの家に行くと、ちかの娘がいるだけ。
訊くと10年前、ずっと療養していた父が急に張り切って仕事を始め
でもすぐに死んでしまった。母も後を追うように死んでしまった。と。

「うかうか三十、ちょろちょろ四十」、夢うつつのなかで過ぎてしまった時間、
とりかえしのつかない時間を殿さまは嘆きます。でも失われた時は戻ってこない。

クローバー クローバー クローバー

これだけのお話。井上ひさし幻のデビュー作だそうです。
このお話の面白さ、私にはさっっぱりわかりません。ブラックすぎますよねぇ。
でもきっとお芝居で観ると、私には読み取れなかった細かい心の動きが伝わって
また別物に感じられるんでしょうね。

げきぴあ
これを読むと勝也さんがとってもいい雰囲気を醸し出していらっしゃるようで
ますます観に行きたくなるんだけどなぁ。
6月13日(木)19:00開演ですって。どんなに急いでも到着は早くて19:20。
無~理~(T^T)
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小さいおうち

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読もう読もうと思いながらも仕舞い込んでいた『小さいおうち』ようやく読みました。
大好きだった絵本『ちいさいおうち』をまねたような装丁だから「なに?これ?」が初めの印象。
お友達がブログで「とても良いお話し」と書いてらしたのでそれならと手に取りました。

~帯の紹介より~

『昭和10年に建った、赤い屋根の洋風住宅。
若く美しい時子奥様と一家につかえた女中・タキの日々。
だが時代の嵐は彼らの”小さいおうち”をも巻き込んでゆく。
懐かしい記憶とある恋愛事件の秘密を綴ったタキのノートは
思わぬかたちで現代へとつながり―――』

やわらかな、あたたかい語りで綴られ
母が生まれたころの東京の郊外でのお話しなのに
読んでいると何だか懐かしいような気持ちになったり
銀座・資生堂のミートクロケット・アラスカ・東京會舘・千疋屋・・・。と
ちょっと憧れる古き佳き時代を感じたり。
普通の人たちが生き生きとして目の前に情景が広がります。

パールハーバーの後も東京の一般市民は(東京市だった頃までは)
普通に平和に(今歴史を知っている私たちから見れば呑気に)
暮らしてたんですね。
都合の良い情報しか知らされず、何も知らずに平穏に。

ラスト近くでこの表紙の絵の謎解きがされるのですが
丸い輪の中のおうちはこの絵を描いた人の大切な思い出の中のおうち。
自分は輪の外の暗い黒い世界にいて、もう二度と触れることのできない
おうちを心の中でずっと守っている。

心痛くなりました。
私たちものほほんと暮らしているうちに、じわりじわりと黒い世界に
呑み込まれているんだろうな。という恐怖も。
あの時代より、ずっと知るチャンスがあって行動もできるはずなのに
嫌なことには目をそむけ、楽しいことだけに浸ろうとする。
いつかバ~ン!!と頭を打つ日がくるんじゃないかしら。と
うすら寒い気もした爽やかな5月の3日。
憲法記念日でしたね。

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パトロクロスが言うのよぉ

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ヒマワリヒマワリヒマワリ

用心して!
自分でつけた傷は治りにくいんだよ。
するべきことをしないのは、
危険への白紙委任状に判を捺すようなものだ、
そうなったら危険は、熱病みたいにじわじわ襲ってくる、
のんびり日向ぼっこをしてるときだって。

ヒマワリヒマワリヒマワリ

ぐ~たら大好きな私には耳の痛いセリフでした。
グッサリ突き刺ささって、こんなに日が経っても心の片隅に。




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