日本の企業には身内をかばう体質がある事は既に知られていると思う。そうやって相対する者、例えば社員の対応にクレームを付けた消費者を門前払いして会社の評判を保とうとする。社員が不祥事を起こしてもうちの社員に限ってそんな事をする訳がないなどと言い張ったりする。悪しき風習であると思う。顧客を愚弄しているとも言える。

 顧客であるあなたが間違っている、という対応をされた事が私にも何回かある。
ある証券会社の担当者、ここはコロコロと担当者が良く変わったのだが、何人目かの女性担当者に何回か投資信託の現金化を頼んでおり、その時にはいつもMMFなどの幾つかの投資信託のうち一番利息の安い物のみを取り崩していたのである。その時も「いつものように10万円を銀行に振り込んでおいて」と電話で指示した。ところが、彼女はよりによって一番利息の高い外資の投資信託を崩していた。これには驚き、憤慨し、指示とは違うではないかと抗議したのだがそんなはずはない、あなたは電話ではっきりと外資の方と言った、と言い張るのである。コンプライアンスまで出て来たが、結局は聞く耳を持たず、自社の社員の嘘を鵜呑みにして私が間違った事にされたのである。

 また、神田のある寿司屋は専務さんを知っていたので懇意にしていた。友人3人でお座敷を借りた時、持ち込みOKというので他のメンバーが集まる1時間ほど前に出向き、美味しい白ワインを女性の従業員に渡し、「冷やしておいてください」と頼んだにも関わらず、メンバーが揃った時に冷やしていなかった事が発覚した。この時の私の怒るまい事か。専務がそれを聞き付けて、高級な日本酒をサービスで出してくれた。それで済めば良かったが、彼は帰り際こうのたまったのだ。

「うちの従業員は素晴らしい者ばかりで誇りに思っています。」

 そのぼんやりしたプロ意識のない女性従業員は2つの大きな間違いを犯しているのだ。まず頼んだのにワインを冷やしていなかったこと、そして白ワインは冷やして飲むものだという事を知らなかったこと。その「素晴らしい」女性従業員は謝罪にも来なかった。そんな従業員のどこが素晴らしいのだろうか。身びいきにもほどがある。それですっかり鼻白んで2度と行かなかった。

 顧客本位でなく従業員本位の体質の企業にはいつかツケが回ってくる。寿司屋はいくら検索をかけても出てこなかったし、証券会社の方はその後親会社の粉飾決算が発覚した。

PS 最近思うのは、こういう事にいちいち怒って物を書いても世の中ちっともよくならないのではないか、いっそ
もう何が起こっても我関せずで通した方がいいのではないか、という諦めの境地に近付きつつある。

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銭湯が好きで、幾つかの銭湯のどこかにほとんど毎日入る。その1つは大変狭く、男女間の仕切りが低いのでお 互いの行動や言動が手に取るようにわかる。入っているのかいないのかわからないほど静かに入る男性がいるかと思うと、誰もいないと思って入ってくるなり高 らかに放尿するマナーの悪い男性もいる。こんな人は論外だが、大きな音を立てて桶やイスを置いたり放ったりするのも案外気になる。それはテキも同じと見 え、私がイスに腰かけたままズズズッと前の方に引きずったら「うるさい」と文句を言った男がいた。

 中年以降の男性に多いのが「唸る」と いう行為だ。湯船に浸かってよほど気持ちがいいのだろう、「うううう」とか「おうー」と、低く野太い動物的な声を発するのである。独身の私は日頃男の唸る 声には縁がなく、ぎょっとする。男性の友人に聞くと「ああ、あれはイヤだね、僕は唸らないよ」と言う。男性にも唸る声が気になる人もいるのだ。

 一方女性客で唸る者は皆無で、皆静かに入浴する。たまにため息をつく者がいるぐらいである。私なども湯から上がってホッとため息をつく事があるが、唸りたいと思った事は一度もない。

 この違いはどこから来るのか、インターネットで調べてみたが見つからなかった。多分声帯の太さの違いではないだろうか。

  ただ、女性でも唸る者はいる。テニスのマリア・シャラポワやモニカ・セレシュ他プレー中に唸り声を上げる女子選手は多いという。気持ちが入ったときほど声 が高くなる傾向があるそうだ。かつて卓球少女だった私はプレイ中に唸られたらさぞ気が散っただろうと思う。テニスをTVで観戦していてもあまりに唸る声が 大きいとやはり気になる方である。

 知人は「グルメ番組に出る若い女なども『うー』とよく唸る。あれは感じが悪い。野際陽子サンも唸る」との事。都はるみサンなどもよく唸る。

  「世界で不快極まりない最悪音とは???」(出典サイト)によると、第1位は、人間が食べ物を吐く音だったという。男性と異なり、女性たちの音に対する評 価は厳しかったとあり、これはもしかしたら女性の方が音を気にするせいかもしれない。唸る声については記述がなかったが、銭湯でリラックスしている時にす ぐ近くで「ううううー」「おうっ、おうっ」と見知らぬ男性に唸られてぎょっとするのは私だけではあるまいと思う。

出典サイト
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http://tysk.seesaa.net/article/32781068.html