こんばんは!Pocchiです。
今回も健人祭へ自ら投稿した作品の続編です。
三浦健人 特別企画『チャッ☆』↓

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<注意書き>
◎当ブログを初めてご覧になる方は
【はじめに】をお読み頂き、二次小説・当ブログの方向性についてご理解いただけましたらご覧下さい。
◎こちらは
『眩しい季節のたびに僕は君を想う』の続編。13年後となります。
本誌ではピチピチなあのキャラ達がけっこういい歳になって登場するので、そのへん大丈夫なら、是非!(笑)
◎こちらのお話が初めての方は
episode.1・
episode.2・
episode.3からお読みください。
◎また、こちらのお話はネタバレを含む可能性がありますのでご注意ください。
今回は最終回宣言したので、
無理やり終わらせた感も否めないですが、
まぁ温かい目で見ていただけると嬉しいです(^^
ではどうぞ~~↓
***************
Happy
Smile
Again -episode.4-
あれから2週間、
葵から健人に連絡はなかった。
この2週間、新規プロジェクト業務で部下達への指導に追われていた健人だったが、
ようやく仕事がひと段落した金曜日、疲れた足どりでマンションに帰宅した。
シャワーを浴びた後、バスタオルで髪の毛を拭きながらキッチンに向かうと、
冷蔵庫からビールを取り出し、乾いた喉を潤すようにゴクゴクと飲んだ。
ふーーー……と大きくため息を吐く。
「………」
“「まだ爽子のことすきなわけ?」”
爽子ちゃん、か………
“「師匠、ありがとう…!」”
うっすらと記憶に残る、高校時代の爽子の面影。
あの、笑顔に何度も見とれ、何度も癒され、
時に、あの笑顔が自分のものではない事実に
………胸がチクリと痛んだ。
たしかに、昔は爽子ちゃんがすきだった
けれどいつからだっただろう
気付いたら爽子ちゃんのことはふっきれていた
あの二人を見て、胸が痛まなくなっていた
もういつのことか忘れてしまったけど………
切ない恋心も、いつか大切な想い出になる日がくることを知った。
“「葵のこと………ほんとに本気じゃないのかって、
聞いてるの!!」”
「本気になってどうすんだよ…」
健人は残りのビールを一気に飲み干した。
リビングに足を運び、
ふと卓上カレンダーに目をやると「ある日」に印が付いているのを見つけた。
7月20日―――
葵の誕生日。
明日がその日だった。
先日爽子から連絡があり、今年は『葵の誕生日会』は開催されないことが告げられた。
理由は葵の都合が合わなかったとか……。
実際本当に誕生日会がないことはあやねからも聞いて確認していた。
やっぱり、
避けられてんのかな……
ま、仕方ないよな
葵にあんな想いさせちゃったんだから
それにもう、
みんな揃ってわいわい誕生日パーティって歳でもないか
二十歳、だもんな
健人はソファーに腰掛けると、一人分離れた自分の隣を見つめた。
先日、葵がこの部屋に来た時に座っていた場所だった。
“「………私、健人くんのことが………すきなの!」”
“「健人くんは、私のこと、どう思ってるの?」”
“「私のこと、女として見てる?
女としてすきになってくれる……??」”
健人はいつからか、葵の気持ちになんとなく気付いていた。
でも気付かないふりをしてきた。
それをどちらかが口に出したら終わりだと思っていたからだ。
“「私のこと、健人くんはきっと
若い頃のお母さんにしか見えないよね」”
“「結婚しようと思ったらチャンスなんていくらでもあったはずよ?
でも、“爽子似”の葵にはちょくちょく会ってる。
もしかして、って思ったわけ……」”
たしかに、最初は葵を通して昔の爽子ちゃんを見ていたのだろう
違うと言ったらそれはきっと嘘になる
「爽子ちゃん似」の葵に慕われることが、心のどこかで嬉しかったのかもしれない
でも、葵と爽子ちゃんは、似ているようでやっぱり違う
性格も違う
瞳も、髪も、声も
笑顔も―――
“「だいすきだよ、健人くん」”
“「今まで、優しくしてくれてありがとう」”
“「さよなら……!」”
葵………
本当にこれでよかったのか?
あんな風に冷たく引き離して
葵を傷つけて………
いや、これでいいんだよ
俺なんかより若くていい男はたくさんいるんだ
きっと俺への想いは、若い女の子にありがちな風邪みたいな恋だ
熱が下がればきっとすぐ忘れるだろう
葵は若い
若すぎる
葵にはもっと輝かしい未来が待っているのだから
これでよかったんだ
葵が座っていたソファーの下に健人が何気なく視線を移すと
封筒らしきものが落ちているのを見つけた。
「………?」
いつから落ちてたんだ?
全然気付かなかった
なんだろ………
封筒を拾い上げると
その宛先は自分の名前。
差出人は『風早葵』。
小さく控えめではあるが、綺麗な字で綴られていた。
この前、葵がこの部屋に来たときに落としていったものだろう。
カサッ
健人は封筒の中から、一枚の手紙を取り出した。
===
三浦健人さま
7月20日は毎年恒例の私の誕生日会を我が家で開催します!
今年はちょうど土曜日なので
もしよかったら健人くんにもまた来てほしいです。
いつものショートケーキ、作って待ってるので、
最後の苺はまた一緒に飾りつけしよう!
そして、今年で二十歳なので、
堂々と一緒にお酒を飲みたいです!
(あんまり強くないけどね……)
これからも毎年
健人くんと一緒に誕生日を過ごせたらいいな。
では、当日健人くんに会えるのを
楽しみに待ってます!
風早葵
===
「……………」
“これからも毎年
健人くんと一緒に誕生日を”
思えば葵の誕生日は、ほとんど毎年一緒に祝ってきたな
風早と爽子ちゃんが俺たち高校時代からの仲間を家に招いてくれて……
最初は葵の成長を親のような気持ちで見守っていた。
けれど、葵が少しずつ大きくなるにつれて
兄のような気持ちに変わっていって……
“「葵もはやくオトナになって健人くんのとしに追いつきたいなぁ」”
“「えーー?」”
“「そしたら、健人くんのコイビトになれるでしょ?
いっしょにお買い物したり、えいがを見たりできるでしょ?」”
“「ははっ、そーだな。じゃ、葵が大きくなるのを待ってるよ!」”
“「……うんっ!葵、はやく大きくなるね!」”
小さい頃から、これまでの
成長していく葵の姿が次々に目に浮かんでくる。
そうだった
葵の成長を見守ってきたつもりが
気付いたら葵に何度も救われてきたんだ
例えば、葵の7歳の誕生日の日―――
“「………け、健人くん、どこか痛い?」”
“「……だって今、とっても苦しそうな顔、してたよ?辛いの……?」”
あの日のことは何故か今でも鮮明に覚えている
相変わらず仲のいい爽子ちゃんと風早を目の当たりにしたあの時の俺の
微かな胸の痛みを癒してくれたのは、あの小さな手のぬくもりだった
いい歳して、情けないよなーー……
それから…
葵の存在に一番助けられたのはきっとあの日………
健人は数年前のあの日の記憶をゆっくりと思い出した。
* * *
数年前の冬、長く病気を患っていた健人の母が亡くなった。
結婚もしないでひとり自由奔放に生きている息子を心配しながら、最後は静かに息を引き取った。
健人は実家の北幌から離れ一人暮らしをしていたが、通夜や葬式の為、姉たちと実家に一時的に戻った。
一通りの事を終えてマンションに戻ったら、いつもの日常が待っていた。
仕事に終われる日々。
母が亡くなった悲しみをまぎらわせてくれるにはその忙しさが丁度よかったのかもしれない。
そして母の死から2ヶ月が経った頃、当時中学生だった葵から連絡があり、何故か「海に行きたい」と言われた。
日曜日はどうせ暇をしているし、気もまぎれるだろうと葵に付き合うことにした。
車を走らせ海に着くと、春になる手前の海はまだ肌寒かった。
砂浜ではしゃぐ葵をぼんやりと見つめながら、健人は母のことを思い出し始めた。
小さい頃に父を亡くした健人たちを女手ひとつで育ててくれた、強くて優しい母のことを。
「―――健人くん」
葵に呼ばれてはっと我に返るといつのまにか健人の横に葵が立っていた。
「ね、夏になったらまた海に連れてきてくれる?」
「え?なんで?泳ぎに来たい?」
「ううん。笹舟を流すの」
「笹舟…?」
「うん。葵のおばあちゃんの実家ではね、お盆前になると海から笹舟を流すの。
そうするとお盆にご先祖さまがその船に乗って帰ってくるんだよ。
それでねお盆が終わるとまた海から見送るんだって」
「ふうん………」
「健人くんのお母さんも迎えに来ようよ」
「………え?」
「―――そしたら、その何日間は
健人くんのお母さんも帰ってこれるんだよ………
今年も、来年も、再来年も、ずっと………」
「……………」
あと少しで泣いてしまいそうだった。
母が死んだ日以外は一度も流さなかった、
流す余裕がなかった涙がこぼれそうになるのをぐっと堪えた。
自分がこんなにも弱かったのかと、
こんなにも母の存在が大きかったのだと知った。
「……!」
手に温もりを感じた。
葵が健人の手を握っていたのだ。
葵は健人の顔は見ないで、ただ海を見つめている。
「海って、広いね……」
「……うん、そうだな
………広いなーー……」
海はどこまでも続いている。
きっと空までも、
母のいる天国にまでも
つながっていそうなくらい。
「……じゃ、来るか」
「……え?」
「夏になったら、また海に来るか……!」
「………う、うんっ」
その時俺は
葵なりの精一杯の気持ちに、
繋いだ手から伝わるぬくもりに
心から感謝したんだ―――
: : :
俺は、葵に何をしてあげられた?
俺にとって葵の存在は何だった?
先日見た、葵の顔が浮かんでくる。
“「だいすきだよ、健人くん」”
“「健人くん……」”
俺は――――――
* * *
そして翌日、7月20日。
葵は自宅のリビングの窓から庭を眺めていた。
外はじりじりと太陽の日差しが照り付けているが、
立葵の花は今日も太陽の方を向いて凛々しく咲いている。
今夜は家族だけで葵の誕生日パーティーをする予定だ。
今年も健人たちを招いた誕生日パーティーを開く予定だったため、
葵は友人達の誘いを断っていたが、
その予定を急遽キャンセルした為、
せっかくの誕生日は一人ぼっちになってしまった。
“「ほんとに今年は家族だけのパーティでいいの……?」”
“「うん……今年は家族だけがいいの」”
“「………そう。葵がそう言うなら、今年は家族4人でお祝いしよう…!」”
“「うん、ごめんね、お母さん」”
両親と弟は先ほどパーティの食材の買い出しに出かけ、
葵は一人留守番をしていた。
強がってしまったけど……
寂しい……
やっぱり……健人くんに、会いたかった……
でもどんな顔して会えばいいのかわからない………
健人の顔を思い出すと、葵の大きな瞳にじわりと涙が滲み始めた。
だめだめ、泣いちゃだめ
今日から二十歳だもん
優しくて、強くて、
お母さんみたいな女性になるんだ
涙をごしっと手で拭った後、
葵はしばらくぼんやりと窓から外を眺めていた。
すると、突然玄関のインターホンが鳴った。
ピンポーン
ピンポーン……
「……?」
誰?お父さん達、さっき出たばっかりなのに……
葵は玄関までかけつけ、
ドアスコープから外を覗いた。
するとそこに立っていたのは―――
「!!………け、健人くん??」
葵は急いでドアを開けた。
ガチャッ…
「け、健人くん………」
「よっ☆久しぶり!
2週間ぶり、かな?」
「………お母さんだったら、今出かけてていないよ……」
「うん。さっき電話して爽子ちゃんに聞いた」
「……え?」
「爽子ちゃんに聞いたら
“葵なら今家にいるよー”って教えてもらって。
……会えて良かった」
「なんで……きたの?
お誕生日会、今日はしないって………」
「うん。知ってる」
「じゃ、何しにきたの?」
「え?葵に会いにきたんだよー。
会いたかったから」
「………っ」
“会いたかった”って、
そんな期待もたせるようなこと言わないで
もっと大人になって
健人くんにすきになってもらえるような
素敵な女性になったら会いにいこうって決めたのに………
決意が揺らいでしまうじゃない
私だって、本当は健人くんにずっと会いたかったんだもん………
「……そんな嘘つかないでよ………」
「うわーひどいなーー。
嘘じゃないよ。いまの、本音なのに」
健人の瞳が優しく葵を見つめる。
やめてよ、そんな風に優しく
見つめないで………
「………ほんとは何の用?
失恋した“友達の娘”がかわいそうだから?
慰めにでもきたの?」
いつもなら思いつきもしないようなセリフを吐いてしまう。
嫌われたくないのに
本当はこんなこと話したいんじゃないのに
本当はいつもみたいに、
あの健人くんの優しい笑顔が欲しいだけなのに―――
「………違うよ。ほんとに葵に用があってさ」
「え……?」
「はいこれ、葵にプレゼント。
………二十歳の誕生日おめでと!」
「………!」
健人が差し出した手の中には
「立葵」の花が束ねられた小さなブーケがあった。
「こ、これ、『葵』の花………」
「うん。
ここの家にはいつも咲いてるけど、
他で探すのけっこう苦労したよー。
以外と咲いてないのなー。花屋にもないし」
「……な、なんで………」
「葵に笑ってほしくてさ」
「………」
「ね、笑って?」
「……わ、笑えないよ………」
今は健人くんの前で
まだ笑えないよ………
葵はそのブーケをぎゅっと握り締めた。
「葵」
健人は1歩、玄関の中に足を踏み入れた。
キィっとドアが閉まる。
「俺も―――葵がすきだよ」
「………!」
「………それは
親友の娘として………
“すき”ってことでしょ?」
「ううん。違うよ?」
「じゃ、私が………
お母さんに似てるから?
だから、すきなんでしょ?」
「ううん。それも違うなー
実際葵は、爽子ちゃんとは全然違うし」
「じゃあ……
失恋した私がかわいそうだから?
同情………??
健人くんは…優しいから……」
「同情でもないよ」
「じゃ、なんでそんなこと…」
「………!」
突然視界が暗くなったと思ったと同時に、
だいすきな人の匂いに包まれた。
葵は健人に抱きしめられていたのだ。
「け、健人く……!?」
「理由なんて、ないよ」
「え………」
「風早葵だから、すきなんだ」
「………っ!」
“葵だから”
「それじゃ、だめ?」
“すき”
「………で、でもっ………
そんなの、嘘だよっ、
だって健人くんは………」
私のことは女として見れないって………
「えーー、信じてもらえない?」
「だって………この前、言ったじゃない…
私のことはそういうふうに見れない
すきになれないって………!」
あまりにも突然の出来事で
健人くんの言葉が
あまりにも夢みたいで
どうしても信じられない
どうしていいか分からなくて
恥ずかしくて
逃れようとしても、
抱きしめられた腕から
逃れられない………
ううん………
逃れたくない………
だって、
本当はずっとこんな風に
抱きしめてほしかった―――
「葵だけは絶対本気ですきになっちゃいけないって
気持ち、抑えてたからなーー」
「………え」
「―――だって、親友の娘だよ?
しかも俺ら、何歳離れてんだよ。
ふつーに考えたらだめだろ?」
「………っ」
「これ以上すきになっちゃいけないって思った。
だから、あんなふうに突き放した」
健人くん……
「でもやっぱり、無理だった。
葵に会えないと会いたくなっちゃうもんなー
声が聞きたくなるし、笑顔が見たくなる」
健人くん………
「やっぱり、俺には葵が必要なんだって
やっと気付いたんだ」
「……………」
健人くん………
「まだ信じてもらえない?」
「………」
「んーそーだなー。
じゃ、もう今言っちゃおうかなーー」
「………え………?」
「―――来年、葵が大学卒業したら
俺のお嫁さんになってくれる?」
健人はそっと葵の身体を引き離し、
葵は健人を見上げた。
「お、よめさん………?」
「ん。だって、約束したろ?」
「約束………?」
「忘れちゃった~?葵7歳だったからな~~」
「7歳………」
「―――うん。
葵が大人になって
俺が誰とも結婚してなかったら
俺のお嫁さんになってって………」
「……あ……!」
青い空
夏の匂い
きらきらと眩しい季節
あの日の記憶――――――
“「なーなー、もしさ、葵が大きくなって
俺がまだ結婚してなかったら、
俺が葵をお嫁さんにもらってもいー?」”
遠い記憶の中の、あの眩しい季節の
彼の言葉がよみがえる………
「………あっ、あの約束………」
「うん」
「………あ、あんな………
おままごとみたいな約束………」
「そーだな。あの時は正直本気じゃなかったけど
………今は本気だよ?」
「………け、健人くん………」
「俺、こんなおじさんだけど、
………俺と結婚、してくれる?
ずっと………これからも俺の側にいてくれる?」
葵の視界の中で、健人の顔がゆらゆらと揺れ始めた。
「………~~~~~」
「っちょ!……な、泣くなよーー」
「………ひっ…く……っ」
「ね。笑ってよ。俺、葵の笑顔が見たい」
「………っく……」
「葵ちゃ~~ん?」
健人の指が葵の涙を拭った。
「葵……」
健人は再び強く葵を抱きしめた。
どうしよう
嬉しくて、涙が止まらない
だから、うまく……笑えないよ………健人くん
葵も健人の服をぎゅっと掴んだ。
しばらく二人は抱きしめあった。
: : :
どれくらい時が経っただろう
突然健人が言葉を発した。
「………あーーーあ。
俺まじでどーしよーー」
「……えっ、な、何が………?」
「風早に殴られそーーーー」
「………えっ?お、とうさん……??」
「ま、断固戦うけど!」
「っ………
い、今……そんな話、しなくても………」
「いやーだって、そこが一番の問題だろーー
爽子ちゃんは『おめでとう』ってふつーに言ってくれそーだけど、
あの頑固親父をどう説得するか………
う~~ん。歯の1本は折られることを覚悟しないとな~~~」
「……ぷっ……」
「!」
「ふふっ……」
「もう……ムードぶち壊しだよっ……あははっ……」
「―――笑った!」
「……っ!」
健人は腕の中の
小さな愛しい人の笑顔を見つめた。
「やっぱり、笑った方がかわいーよ」
「………~~~」
「泣いた顔もすきだけど」
「………もぉ~~~……」
「すきだよ、葵」
「………ほんと、に?」
「ほんとに!」
「……わたし、単純だから、信じちゃう、よ……?」
「うん。信じて?」
抱きしめられた腕の中で
健人くんのぬくもりが伝わってくる
ほんとなんだ
これは夢じゃないんだ
「葵、だいすきだよ」
「……うれしい………
私も健人くんが、だいすき……!」
「うん!」
すると葵の頬に突然何かが触れた。
「……っ!?」
健人が葵の頬にキスをしたのだ。
「………~~~っ??
け、健人く………
い、いまの、キ、キキキ、キス……!」
「はは、初めて葵にキス、しちゃった。
ずっと我慢してたのに。
もう、ほんとに後戻りできないなーー」
「~~~~~っ」
葵は頬を手で押さえて真っ赤な顔で口をパクパクさせた。
そんな葵を見て、
健人はまたいつものように優しく微笑んだ。
: : :
すきなの
だいすきなの
小さい頃からずっと
健人くんの
困った顔も
悲しそうな顔も
優しい笑顔も
ちょっと垂れた瞳も
ひんやりしたこの大きな手も
全部全部
だいすきだったんだよ
悲しいときは一緒に分け合って
嬉しいときは一緒に喜んで
そんなふうにいれたらなって
ずっと思ってた
これからもきっと
もっともっとだいすきになるよ
ずっとずっと
健人くんがだいすきだよ
だから、どうか
幸せにしてね
いつもあなたのそばで
笑っていたいから―――
***** END *****
よかったよーと思った方は
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【君に届けランキング】★あとがき★
うわーもー書いてて「ありえねーー」と自分で思いました(笑)
そして、なんだかこそばゆい、むずがゆい……(笑)
だって、年の差27歳。。。(((゚д゚;)))
だ、大丈夫だったかなぁ、色々と(何が?w)
もっと、初期設定しっかりしとけばよかったかなぁ?
せめて20歳差とか。
でもそーすると、爽子が二十歳で子供産まなきゃなならないので、
それも無理がありまして………。
どうか、健人よ、長生きしてください……!!w
今回は健人に幸せになってほしかった、その気持ちだけで書きました!!
でも、葵を好きになってしまう自分をずっと押さえていた健人を動かすまでの
心境の変化をもっとうまく描けたらよかったのだけど………
男心は難しいぜっ(笑)
この後二人が結婚することを報告された葵・父(風早)は、
卒倒するのでした♪(笑)
爽子は驚きつつも(実はなんとなく気付いていたり?)
「わぁ…!おめでとう……!」とか言っちゃうのです(^^*
ふぅ………!
こんなマイナーな話を最後までお読み下さった方、本当にありがとうございました☆
コメントにすごく励まされました!!(涙)
さて………
そろそろ企画とか、
連載中のお話達に心のベクトルを戻そうかと思います(たぶん………ほんと、書くの遅くてすみません)
ではでは!!☆
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