4月は異動の季節ですね。私の回りでも異動する人が多いです。

・あるプロジェクトの旗振り役の部長級の方が異動
・あるプロジェクトのマネージャーが異動
・あるプロジェクトの現場を引っ張っていた方が異動


おいおい、この「あるプロジェクト」はどうなるんぢゃい??

といった状況になりました。
本来であれば、プロジェクトのコアメンバーはプロジェクトが完了した時点で外れるのが理想。
しかし、企業の辛いところはプロジェクト人事と社内人事がリンクしていないこと。
昔からの企業はプロジェクトに対する考え方がまだ浸透していません。どうしても企業内組織を優先してしまい、プロジェクト組織がおろそかになってしまいます。
これは、プロジェクトを破綻させる大きな要因となっているのも確かで、マトリクス型組織の危険な部分だと思います。
今後変わっていくのかどうか・・・非常に難しいとは思いますが、会社事情によるプロジェクト破綻を避けるべく努力するしかないんでしょうね。

話は元に戻って、今回の異動劇は私にとって非常に辛いところ。
旗を振って現場を動かしていた方がいなくなり、相談すべきユーザー側のマネージャーもいない。我々の思いを理解して一緒に悩む人までいなくなる・・・
おまけに、その人たちの後任者はいない・・・(人事上の後任者のみ)

今後は、目先の事しか考えていない現場主導型の担当者が残る・・・。
昨年一年かけてプロジェクトの進むべき方向を修正してきたのだが、それがわかっている人が全くいなくなる。
来年度はまた一から出直し・・・ちょっと辛いものがある。

とはいえ、悪い話ばかりではない。
一昨日、部門全体の大きな集会がありました(部門人数200人弱)。
集会終了後、自分のグループの人たちはあっさり帰ったのですが、他のグループ(仕事上はほとんど関係ない)の部長とマネージャーに拉致られて飲みに行くことに。
その部長は、一緒に仕事をしたことが無いのですが、先日「昇進試験」の代わりとなるプレゼンを行った際のレビューアーだった方。
その方曰く、

「君のプレゼンが一番良かったよ。一番良い評価つけておいたからね」

とのこと。まだ昇進の辞令が出ていないので不安でしたが、一歩昇進に近づいたのかなと思わせるコメントでした。
さらに、マネージャーが部長に

「こいつかわいいやつなんですよ、おっさん顔だけど。いろいろ考えてるし。うちのグループに引っこ抜こうとしたんだけどやっぱりだめでした(笑)」

と言ってくれました。おっさん顔はよけいだけど(笑)
転職により、人脈を無くしてしまったことが気になっていましたが、一年で少しずつ人脈が広がりつつあるのを実感しました。
ある方が言っていることを思い出しました。

・本気でやれば何でもできる。
・本気でやれば楽しくなる。
・本気でやれば誰かが助けてくれる。


良い言葉です。今年一年、本気でやってきたので、無理だと思ったこともできましたし、はじめて受け持った分野の仕事でしたが、楽しくなりました。そして、助けてくれる人も出てきました。確かにその通りだと思います。

今後の私としては、今回の部長やマネージャーの評価、そしてこの言葉。これらを忘れないようにして頑張っていきたいと思ったのでここに書くことにしました。

来年度は波瀾万丈なプロジェクトになりそうですが、破綻させることなく一歩一歩前進させていこうと思います。