こんにちは。ライフデザインコーチの上田あきこです。
昨晩、出張で東京へやってきた父と一緒に夕食を食べました。
我が家では、私が小学生くらいのころから
父がよく夕食時に仕事の話をしてくれました。
うれしそうに、時には真剣な顔つきで語る父を見て、
「仕事って、人に役立つことをすることなんだな。
それを、たくさんの人と協力しながらやるんだな。」
と幼心に感じていました
大人になった今も、一緒に食事をすると父は仕事のことをたくさん話してくれます。
昨晩、「継続すること」に関して、ぐっとくるエピソードを
父が話してくれたので、ぜひシェアさせてくださいね。
以前、父が24年間継続して、地域のみなさんに
暮らしのレポートを届けつづけている、ということを書きました。
(以前の記事はこちら
です。)
ある日、70代の男性の方が、父のもとを訪れたそうです。
身内にも相談ができず、長く一人で悩んでおられたとのこと。
そして、思い切って父に相談してみようと思い立ち、足を運ばれたのです。
その方は、茶封筒に入った一枚のしわくちゃの紙を丁寧に取り出したそうです。
開いたその紙を見て、父は驚きました。
それは、3年前に父が書いた、暮らしのレポートだったのです。
父のレポートの最後にはいつも、
「お電話一本で駆けつけます。暮らしのご相談はこちらへ。」
と書かれていいます。
その方がおっしゃったそうです。
「なにかあったときに、この人に相談する時がくるかもしれない。
そう思って、仏壇にずっとこのレポートを置いておいたのです。」
(c) TAKUMI-CG |写真素材 PIXTA
届けたい思いを何十年も綴り続け、一人一人にお届けする。
その父の行為がご縁を紡ぎ、3年の月日を経て、
結果的に一人の方の暮らしを守るお手伝いができたのです。
「こんなに頑張っているのに、なんで結果がでないんだろう・・・」
「やってる意味、あるのかな・・・」
そんな思いがわいてきたときは、
今こうして、願いを持って毎日こつこつこつこつ生きているその向こうに、
あなたの思いを受け取ることを待っている人が、必ずいる。
そのことを、忘れないでいてほしいのです。
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