Tipo33.2 Stradale制作日記11 ~やっと原型完成?!~ | Barたまブログ   ФAlfaromeo+Volvo+BuellФ

Tipo33.2 Stradale制作日記11 ~やっと原型完成?!~

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遅れまくってGWに突入したストラ・プロジェクト。なにせ相手は

曲線の化け物

延々、ボディ各部の詰めを繰り返しておりました。まー詰め段階でやたら面倒だったのは、

①段プラ
②新聞紙
③石膏


の3種。こいつらボディ曲線の面出し作業で、ことごとく邪魔でした。柔らかい発泡ウレタンを削ると顔を出すコイツらは、微妙なRに凹凸を作る原因になります。面が出ないんですな。んでほじくり出しては、ウレタンで埋める作業を繰り返す繰り返す。結果、使った発泡ウレタンはベース素材で実に

トータル73kg!

素材屋さんには40kgで1台造れる・・・みたいな話伺ってましたから、倍近く削ってホカした計算になります。無駄ですねぇ。

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↑発泡ウレタンは2液混合で攪拌すると発泡します。温度や湿度、混合率で発泡はマチマチ。


造形してゆく中で、新しい元素材も多々入手しました。ストラの画像は言うに及ばず、3面図からCAD図面、果てはドイツで復元中と思しき個体の写真などなど。

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↑仲間が発見した海外のサイトにあったTipo33のシャシー。事故車?

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↑同じサイト内にあったアルミのボディ原型製作の画。ちゃんと作ってますがナゼか小さいような・・・

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↑同じく。CADに入力した図面から起こしたワイヤーフレーム。

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↑このフリーハンド3面図はプロトと量産型のラインが混在しているため、ノンオリジナルと思われる。


その中でも3Dのミニカーは非常に参考になりました。ご存知の方も多いと思いますが、ストラはミニカーが余りありません。MINICHAMPSが出していた限定品以外はレジンキットなどしかありませんでした。それが、サークルKサンクスが出した缶コーヒーのオマケで(造形には定評のある京商製)付いていました。これが良く出来てるんですわ。結構参考になりました。
そして、びっくりしたのがブログ読者の方にミラノ在住の方がいらっしゃいまして、なんと現地からアルファロメオ・スポーツカー・コレクションというシリーズのミニカーを送っていただきました。コレ、日本にも少量入っていたのは知ってたのですが、なにせレアもの。ナカナカ入手出来なかった逸品であります。これがまたサイズが1/43だけに良く出来てるんですわ。ボディ造形の最終仕上げにも多分に影響を与えました。watermelonさま!ありがとうございましたっ!!

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↑いただたミニカーと。全員感激。世の中捨てたモノではありません!


さて、最早時間がありませんから一気に巻きが掛かって来ました。で、GWの殆どを消化して一気に詰め、やっと外形が終了しました。いやぁ長かった。やっとホレボレする出来栄えとなりました。

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↑イケてるべ!!


ま、とは言っても気に入らない処が完全になくなったワケでもなく、発泡ウレタンの原型にポリパテを塗りながらの微調整は続いています。とりあえず、これで外形FIXとして、これから表面の凹凸取りのため、ポリパテで埋めて磨いて行くワケです。

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↑型取りのためフロント/リア優先でポリパテの図。カビてるみたいだが、左フロントはツルツルに磨き済み。


今後の予定ですが前後の雌型取りをやります。その雌型にFRPと補強のグラスウールを貼り付けて、剥離するとボディが出来上がる、というワケ。基本的に雌型を作成すれば型が壊れない限り量産可能となります。とりあえず、前後カウルは接触による損傷やら割れ、走行中の負圧による破損なども考慮して、2セット用意するつもりです。こればっかはテスト走行しないと分かりません。


さて、出場目標のK4GP夏の10時間耐久「富士1000km」の仮エントリーが終了しました。なんとエントリー台数

170台オーバー(!)

だそうです。主催者の杉山さん曰く「135台くらいで・・・」とのことでしたが、何処で線を引くかドキドキものです。




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