イラクでシーア派を狙った自爆テロがまたありました。↓
イラクのシーア派モスクで自動車爆弾が爆発、23人が死亡更にヨルダンで起きたホテルの同時爆破テロで、アルカイダのザルカウイが犯行声明を出しました↓
アルカイダ系が犯行声明=ザルカウィ氏、攻撃継続予告-ヨルダン同時テロ声明に出てくる十字軍とは、11~13世紀にあったローマ・カトリックによる対イスラム戦争のことを言ってるんでしょう。
なかなか情勢が落着かないイラクですが、イスラム教に馴染みが薄い日本人はシーア派だスンニ派だと、何のことだか分かりません。で、これだけニュースに流れるのでここのところ調べてました。
個人的な観点なので論争はしませんあしからず。まず基本。イスラム教の神様は「
アッラー」です。唯一神なのでキリスト教の
ゴッドや、ユダヤ教の
ヤハゥエと同じ一神教。世界的にはキリスト教に次いで2番目に信者が多い宗教で、1億人以上の信者を抱える国は、インドネシア、インド、パキスタン、バングラディシュなどです。キリスト教のイエス・キリストに相対する開祖が
マホメット(ムハンマド)で、キリストとの違いは
出自だと言われています。イエス・キリストは
ユダヤ人で貧しい大工のせがれ、対してマホメットは
アラブ人で裕福な国際商人のせがれ、とまず差があります。生まれた年代にも差があって、マホメットが生まれたのは西暦570年頃と言われていますから、キリストより6世紀近く後です。更に根本的に違うのは、キリストは
神の子でしょ?マホメットは
神の啓示を受ける最後の預言者なんですねぇ。キリスト対イスラムの戦いは、神の子VS最後の預言者の代理戦争でもあるワケです。
(映画のネタになりそう)で、前出の出自の違いが結構面白くて、
「7つの大罪」に一端が覗けます。
キリスト教で「7つの大罪」と言えば・・・
自尊・貪欲・色欲・怒り・大食・嫉妬・怠惰ですが、イスラム教の「7つの大罪」は・・・
偶像崇拝・殺人・私通の偽証・孤児の誘拐・高利貸・聖戦からの脱走・両親に対する不服従これです。なんて
具体的で実際的なんでしょ。ちょっとチェックしてみましょう。
最初の「
偶像崇拝の禁止」は全ての一神教に共通することです。異国の地への布教活動では、殆ど行われます。日本にキリスト教を伝来したイエズス会
(カソリックの強硬派)のフランシスコ・ザビエルも、領主を改宗させると領内にある神社、仏閣を
偶像崇拝の邪教と切り捨て、全て徹底的に破壊させています。
(結局、無茶し過ぎで秀吉に逆襲されますけど)二番目の「
殺人」。経典である「コーラン」に書かれていますが、殺人を犯した者は基本的に
死刑です。ただし、
被害者の一番近い者への賄賂が認められ、領主が承認した場合を除くそーです。つまり
地獄の沙汰も金次第と。因みに聖戦(ジハード)での異教徒殺人は
対象外。何故なら「
おまえじゃなくて、神がやったから」とコーランに書いてあるので。
で、五番目の「
高利貸」。もともと商人の家の出であるマホメットは商取引で利益を挙げるのに何の規制も設けていないようです。むしろ奨励してるくらい。だが、利息については「
幾層倍にもなる利益を貪ってはならない」とコーランに書いてあるそーです。つまり
銀行はOKだけどサラ金はダメってコトです。で、何%まで高利なの?で大論争が起こって、その間にユダヤ人に金融界を牛耳られちゃった過去もあるとか・・・。
さて、イスラム教の宗派ですが、現在主流と言われているのがスンニ派です。スンニを直訳すると「スンナ
(預言者の名前)と共同体の民」と言うよーです。サウジアラビアとかエジプトも現政権はスンニ派です。これに対抗しているのがシーア派
(シーアとはマホメットの従兄弟の名前)ですが、現状ではスンニ派に較べ、10分の1程度の勢力だそーです。イラン・イラクではシーア派が3分の2の勢力を占めますが、主要なイスラム教国は殆どスンニ派と覚えて良いよーです。
(因みにフセイン元大統領はスンニ派)で、何故に2分割されたかとゆーと、西暦657年の「シッフィーンの戦」に端を発する
イスラム最高権威(カリフ)継承権争いが原因になってるよーです。つまりはお家騒動ね。マホメットの死後、マホメットの血統を継ぐ者のみ、カリフにふさわしいとする派(シーア派)と、そーでない派(スンニ派)に分裂したワケです。徳川幕府みたいっすな。で、マホメットの没後、後継者に指名された人物はことごとく内紛から暗殺されてます。
ま、宗教関連の話題は微妙なので余り深く追求しませんが、要はマホメットが亡くなるとき、
神に啓示を仰ぎ、後継者を指名していたら、丸く収まってたちゅうことでしょう。何時の世も遺言が大事なんですねぇ~。ワイもこー書いとこ。
「スパイダーはいっしょに持って行きますので棺桶替わりにしてください」
因みにですが、ユダヤ教とイスラム教の方は基本的に豚肉を食べません。基本的にね・・・。