茶道と日本のたしなみ@東京・銀座

初心者向けに立礼(椅子席)で茶の湯クラスを銀座や東京駅周辺にて開催。
講座のこと、茶道のこと、季節のこと、知っておきたい日本文化のたしなみ、
美術館鑑賞の感想など。


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横浜・青葉台のアンティークスヴィオレッタさんで開催の
端午の節供(節句) 菖蒲の膳 ご参加ありがとうございました。

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涼しげなガラスのティータイムのディスプレイ。

まずは、素晴らしいアンティークと美味しいお料理、和菓子をご紹介。

マイセンのバラのシュガーポットをお棗代わりに使わせていただきました。


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ウェルカムドリンクは、クランベリージュース!グラスは、ベルギーのもの。
サンルイのスズランのグラスの方もいました。

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お茶事にちなみ、アフタヌーンティー形式で行われるので
お膳が先に。

これまでのお吸い物に代わり、冬瓜のポタージュに山椒を浮かべて。
お出汁の味が体に優しく、粒々の食感も楽しいものでした。
グラスはオールドバカラ。

そして、シメサバと焼きなすのゼリー寄せ。
この御霊会の時期、シメサバを京都では食べるそうです。
あとは、イカスミとビーツで色付けされたご飯。

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紺の器はスポード。

さっぱりしたお出汁のゼリー寄せはシメサバの酸味と相まって美味しく
ご飯も鯉のぼりのようで、目にも口にも美味しくいただきました。
ピンクペッパーやオリーブのアクセントも効いていて、
スタッフの方の手作りなのですが、唸ります。お店でも
なかなかお目にかかれない創作のお料理。

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主菓子は、和久傳の西湖(さいこ)
器は、フランスのアンティーク。その窯を特集した、
分厚い本に記載されている柄と同じ意匠です。


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お干菓子は、シルバーウェア、アール・デコデザインのアンティークに。
横からの画像ですが、こちら。

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末富の京ふうせんと、鶴屋吉信のあやめです。

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さて、レクチャーの内容は…
端午の節供は、日本古来の女性のための行事があり
また、中国から日本の宮廷文化に取り入れられ、武士の時代を経て
現在の形になっています。

その歴史と経緯を辿っていくと、源氏物語や節会で行われる打毬
はイギリスのポロと起源がペルシャであること。
戦後の仙台の七夕祭りにまで、話は広がっていきました。
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薬玉を肘にかけて厄除けをし、家の柱や御簾に下げていたこと。
室町時代以降は、造花で香料などを中に詰めていたこと。

近代美術館に収蔵されている、とある作品のタイトルの理由。

鯉のぼりのきっかけ。粽と柏餅…などなど、たくさんご紹介しました。

鎧兜や鯉のぼりだけではない、端午の節句。
旧暦や来年に取り入れて楽しんでいただけたらと思います。

皆様には、美味しくお召し上がりいただきながら
お茶を点てお菓子をお召し上がりいただき、お作法を
練習しながら、味わっていただきました。

アンティークの器や銀のポットを使わせていただくので
皆さんの目がキラキラキラキラ

 楽しかったです!美味しかったです!と喜んでいただきました。

皆様のおかげで、いつも笑いの絶えない会になります。

ご参加ありがとうございました。

次回は七夕。7/8です。

冷泉家の七夕の様子、世界の七夕にまつわるエピソードなど
ご紹介いたします。

目にも涼しげなお菓子とお茶、美味しいお膳。

どうぞお楽しみに。

詳細やお申し込みは >>>こちら



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3/5(日)横浜・青葉台のアンティークスヴィオレッタさんにて

「桃の節句 雛の膳」を開催させていただきました。ご報告記事です。

 

今回も贅沢にアンティークの器を使わせていただき

美味しいお食事とお菓子、お抹茶で楽しい時間を過ごすことができました。

→早速ご感想記事をいただいています:荒木あすみさんありがとう

 和のアフタヌーンティー☆桃の節句・雛の膳に参加してまいりました

 

店内には、雛人形の段飾りが登場。

 

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(右側の花瓶は、ラリックのあざみ紋花器

 

今回の「雛の膳」。

まずは、桜の花びらを浮かべた甘酒(米麹による)を

ウェルカムドリンク(画像・左上)としてお召し上がりいただき

その後、このようなお膳になりました。

 

ウェルカムドリンクは、桜の塩漬けを水で戻して塩を流して茎を切り

花びらだけにし、甘酒に浮かべています。

うっすらとピンクが透けて、雛祭りらしい演出に。


ちなみに、注がれたグラスは、仏アンティークのリキュールグラス

ホルダーのシルバー部分は外すことができます。
 

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ガラスも面取りになっていて、明かりにきらめいて美しく

飲み口が薄くて、口当たりも優しい。職人さんの技術とセンスが素晴らしいお品。

リボンやガーランド?のようなモチーフ。女性向けに作られたのでしょうか。

 

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ミントンのアンティークのプレートに盛り付けられたのは、

卵にくるまれたふくさ寿司、菱餅にちなんだお寿司。緑はとびっこだそうです。

そして、極めつけはお稲荷さん!

 

菜の花の辛し和えに添えられたのは、桃の実の甘酢漬け。

桃の実の旬は秋ですが、この時期、数少なく出回るものがあるようで

取り寄せて甘酢漬けにしてくださった、とのこと。

これらはスタッフMさんの手作り。 美味しく頂きました^^

 

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蛤のお吸い物。江戸時代の骨董の器で(お店の方の私物)。

ため息が出るほどの、細かい絵付け。

職人さんの非常に高い技術が垣間見える、繊細で狂いのない線。

一本一本、手描きで毎回、ため息が出ます。

 

毎回、テーマに合わせて作られる飾り寿司。他では見られない出来栄えで

目にも口にも美味しく、幸せになります~

 

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あちこちから、美味しい!この材料は何ですか?どうやって作るの?とお声が。

お吸い物のお椀も絵変わりなので、お互いに見せ合いっこしたり

みなさん、とても楽しそう。盛り上がりました。

 

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お召し上がりの間は、「上巳の節句」が「桃の節句」と呼ばれるようになり

現在の雛人形を飾るようになるまで、など、桃の節句と雛祭りについて

由来や様々なエピソードを、ご説明しました。

 

上巳の節句(桃の節句)に雛人形を飾るようになったのは、江戸時代から。

では、なぜ雛人形を桃の節句に飾るようになったのか?

その成り立ちも、古来からの伝統が複数重なってのものでした。

 

雛人形についても、関東と京都(古式)との並びの違い、

そのきっかけ、橘と桜の位置、顔立ちの特徴などもお話しました。

京都ご出身の方もいらしたので、かえって関東の雛人形についても

ご紹介する機会にもなりました。

 

ちょうど、店内に飾られたお雛様は、関東の並び。

 

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私が持参した掛物の絵柄は、古式。見比べられて良かったです。

 

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全体図はこちら。今回は、短冊にしましたが、照明とのバランスがちょうどよかったです。

 

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文言は「桃花笑春風(とうかしゅんぷうにえむ)」。

この時期、お稽古やお茶室でよく見かける文言です。

出典元の漢詩は切ないけれど、桃の花が今年も変わらずにほころんできたよ、と

春の訪れが表現されていることをご紹介しました。

 

活けられたお花は、桃の他にラナンキュラス、ピンクや深紅の

スイートピーが合わせられて、店内は華やか!

 

そして雛祭りといえば、あの歌「お内裏さ~まとお雛様♪」の歌詞に

 実は誤りがあった、というお話も。

作詞家の方が気づいた時にはすでに世に出ていてもう遅く

ずっと後悔されていたそうです。。。

 

さらに、江戸時代には雛人形を重陽の節句に飾っていたそうです。

私のお雛様は小さいので、ちょっと今年はやってみようと思っていまして

重陽の節句の回(9/9開催)に、この習慣についても、お話ししますね!

 

その他にも、改めて調べると、結構いろいろありましたので

桃花酒や、白酒と甘酒についてもお話しています。

 

お食事がすんだ後は、お茶の時間です。

まずは、主菓子。今回、特別にお願いして作っていただいた

「ひちぎり(引千切)」(七條甘春堂)です。

 

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アンティークのウェッジウッドのプレートに盛り付けられて。
お菓子が取り分けられた後は、この下に描かれたフラワーブーケが
色鮮やかに登場しました。
 
ひちぎり(あこやとも言います)は、京都の雛祭りの時に食べられている和菓子で、
平安時代の上流階級の子女のために行われていた戴餅(いただきもち)に由来する、
という説があるため、今回、どうしてもご紹介したかったので、探しに探しました。
戴餅、紫式部日記や栄花物語に登場するんですよ。

不思議な形をしておりますが、戴餅について知ると、なるほど~と思うのです。
私なんて、初めて見た時「ど・・・どうしたんだろう?今日のお菓子叫び」って思いましたから。
東京では、菜の花やさくらのお菓子の方が売れてゆくため、店頭には並ばないそうで・・・
七條甘春堂さん曰く「お茶をやる人くらいしか、関東だとなじみがないみたいであせる
とおっしゃってました。

実際に、お見せすると、「なるほど~実は、なぜ今頃、紫陽花が?って思ってました」
「白い方、シラスっぽいかも・・・」確かに!!(私もシラス、好きです♡)

いただくために中を割ってみると、こんな様子です。
 
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皆さん、珍しいのと面白いのとで、とても喜んでいただきました。(良かった!)

ちなみに、雛祭りに当たるような、子供のお祝いや行事がヨーロッパにあるのか
青山さんに聞いたところ、イースターのエッグハントなどは
あっても、日本の雛祭りやこどもの日に当たるようなものはないそうです。

ヨーロッパやイギリスは、子供=小さい大人 だそうで
大人と同じ仕立ての服など着せていたくらいだそうです。
子供服ができたのも、ヴィクトリアン以降とか。
違うものですよね~
 
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この後は、お抹茶を点てて頂く練習をしました。
↑はお茶碗の扱い方を説明しているところ。
お茶碗を回す理由や、原則も簡単にお伝えしています。

2服目のお伴は、お干菓子。
 
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一つは、俵屋吉富の「ほろよいお雛様」。
シルバーのピアッシングスタンドに盛り付けられて。まるで、高坏のようです。
 
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↑あえて景色のように、並べてくださいました。
いつもリキュールが入った季節のボンボンなのですが、
この時期は米麹の甘酒入り、というもの。
 
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もう一つは、下の着せガラスの器に盛りつけられた、末富のうすべに。
 
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バカラのアンティークで、野バラの絵
一見、桜のようにも見えて不思議でした。

茶器もアンティークの器をお借りしました。こちらはマイセンの蓋物
ボンボンなど小菓子を入れておくものだそうです。
 
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もう1つの茶器として、マイセンの薔薇のシュガーポットを使わせていただきました。
生地の質感が違うのは、さすがですよね。持つだけでわかります。



シルバーのポットで、皆さんにお湯をお茶碗に注いでいただき
ご自身で点てていただきました。

リピートでご参加くださっている方は、さすがにもう、お上手。
初めての方も、コツをお伝えすると、2回目はお茶筅の音も違っており
上達されていて、とても嬉しく思いました。

今回は、桃の節句のお話が中心になりましたが
ご質問では、和食に関するご質問もでましたので、わかる範囲内で
お答えしました。

◆汁椀の蓋は、途中で蓋を冷めないようにすることがありますか?
   →おそらく、ありません。
   茶事の懐石では、途中で汁替えをしますので
   そう冷めないうちに頂いてしまいます。再び蓋をするのは、 食べ終わって
   下げる時だけです。
   おそらく、会席についても、冷めないうちに召し上がれるよう
   メニューの順番や量が加減されているかと思います。
   趣向やお店のお考えもあるので一概に言えませんが、一般的に
   こちらも食事中に冷めないように蓋をすることはないと思います。

他にも、お椀を持ちつつお箸を取り上げるやり方についてご質問があり
練習して、無事終了しました。

楽しかった!美味しかった!という、皆さんの笑顔を見て
本当に良かったです。

また、お家の内裏雛が大きく、出していませんが来年は必ず出します!と
ご帰宅後、お抹茶を点ててお家で雛祭りのお茶の時間を過ごしてくださったN様より
画像と共に、そんなお言葉もいただきました。

お家で取り入れていただけるように、講座内容を考えておりますので
嬉しかったです!
スペースの確保、出しても仕舞うのが大変だと思いますが
少しでも、上巳の節句、雛祭りを楽しんでいただけたら。

ご参加の皆様、ヴィオレッタの皆様、ありがとうございました。

さて、アンティークスヴィオレッタさんでの次の回は
5/14(日)13:00~15:30端午の節句~菖蒲の膳です。

昔はむしろ女性のために行われたお節句でした。
そして、私などはその由来を知った時、お米をどれだけ大切に
していたかが伺え、改めて主食のお米が大切にされたことを思ったものです。

そんなこともご紹介しつつ、参加者に女性が多いので
女性が楽しめるよう、兜や鯉のぼりだけではない趣向で美味しく、楽しく
お迎えしたいと思います。

どうぞお楽しみに^^ 
もちろん、お腹をすかしていらしてくださいませ←必須です♡
 
お待ちしております!
 
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↑右:青山櫻さん 花霞のような模様が素敵。
私自身は、雛祭りなので、菱餅のような色合わせにしてみました。
(わかりにくいけど、帯揚げを白地にして、頑張ってみました!)
 
 

 

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1/22 (日)に、横浜・青葉台にある、アンティークスヴィオレッタさんで
2017年最初のカルチャーレッスン 「L'institut Violetta」
初釜~和のアフタヌーンティー にて、講師を務めさせていただきました。
 
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昨年に続き2回目となった今回。茶道の講座ではいつも着物をお召しくださる青山櫻さん
この日もおめでたく華やかな装い。艶やかなお着物姿。
リラックスできる、ほんのりとした明るさの店内では、地模様がさりげなく映えます。
菊の花を菱形に配したクリーム地に、亀甲に橘、と吉祥柄。
おみ帯は、疋田絞りを思わせる凝った織柄でした。
明かりと着物、相性ってありますね。

今年も、たくさんの方にお越しいただきました。
クリスマスや昨年の講座でお会いした方とも、嬉しい再会。
 
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内容は・・・私から、元旦の習慣「大福茶」
お茶室の独特の飾り「結び柳」についてご紹介し
お茶事とアフタヌーンティーをコラボさせて、軽食と
主菓子、お濃茶、干菓子、薄茶(点てて、お召し上がりいただく)と
盛りだくさんでお届けしました。

使用される器のほとんどが西洋アンティークの名品。
話の合間に、アンティークや英国やヨーロッパと日本の共通点、異なる点が
差し込まれ、双方の文化を比べたり、共通点を見つけたり・・・という
コラボレーションならではの内容となりました。

では、具体的にご紹介しましょう。

まずは、大福茶(一保堂)をウエルカムドリンクとしてご用意。
大福茶は、六波羅蜜寺・空也上人に始まり、その徳にあやかった村上天皇が
始められ、皇(王)服茶と呼ばれたものが、庶民に広まり字を変えて、大福茶となりました。
お茶の中に、結び昆布と小梅が入っています。チェコのデミタスカップで、いただきました。
 
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京都を始め、関西ではおなじみのお正月のものですが
私も知ったのは京都に本社がある、会社に入社した後のこと。
年明けからだいぶ経っていましたが、縁起担ぎとご紹介も兼ねて
みなさんにお召し上がりいただきました。これで今年は無病息災!
 
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掛物として、お正月に家元にかけられるお軸と同じ文言「春入千林處處鶯」。
読みかたですが、「はるせんりんにいりてしょしょうぐいす」
「はるいりせんりんしょしょうぐいす」と2つ説があるようです^^;
元の詩は「鶯」ではなく、「花」。宗旦が「鶯」と読み替えたとか。
確かに、早春の雰囲気もありますし、鷽替え(うそかえ)って、このころあったのかしら?
そう考えると縁起が良い言葉と思います。

お茶室でお正月に飾られる結び柳が、中国の故事に由来し
どのような経緯で今に至っているかを、ご説明しました。
中国では、今もなお黄河の支流に結ばれた柳が見られ
定かではありませんが、利休が茶室に活けたのが始まりで、
織部が今の飾り方をした、という話があります。

日本のお正月のお茶室の床の間では、その輪が「一陽来復」を、
あるいは、結び目が古来の自然信仰(産霊)を思い起こさせ
1年の無事を祈る気持ちが重ねられていること。
故事にちなんで、お膳の上よろしく、お席へおかせていただきました。

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(もし、もらってないよ~と言う方いましたら、お店へご連絡ください)

そしていよいよティーフードです。
和のアフタヌーンティー、というからには、スコーンもサンドウィッチも
スイーツも和に置き換えて、お出すする、という趣向。

サンドウィッチ、スコーンの代わりに用意されたのは、この飾り寿司でした。
なんと、スタッフ美保さんの手作り!
 
色鮮やかな、モダンなタイル柄。紫部分は、ゆかりでほんのり梅味。
中心の卵焼きのお色もきれいで、美味しく頂きました。
 
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もう一つは、梅の柄。おめでたさを表現しました、とのこと。
柄の一つ一つも、海苔で手巻きされています。
口に運ぶごとに次々と色々なお味が楽しめました。
 
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そして、お吸い物も登場。
器は江戸の骨董の漆器で、お店の方の私物です。
 
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蒔絵が細かく、ため息がこぼれます。
 
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そして、主菓子は御勅題「野」から、鶴屋吉信の「野の春」を。
 
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フランスアンティークのフルーツスタンドに盛り付けられて。
和紙で隠れていますが、この下には鳥の絵柄が隠されていたんです→

この後、デモで濃茶を点てて、皆様にお召し上がりいただきました。
「苦くない!!!」と、驚いていただけて、ほっとしました。

そう、濃茶でも苦くないんですよ~~

続いてお薄をお召し上がりいただくことに。
 
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そして、お干菓子はシルバーの2段トレイに盛り付けられました。
テーブルの上でお皿を外し、取り分けていただきました。
 
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続きお薄、とはせず(笑)、ここは茶の湯を体験いただこうと
薄茶は、皆さんそれぞれに点てていただきました。

表千家の薄茶の泡、裏千家さんの泡、点て方、それぞれの味の違いについて
そして違いは「美味しいお茶」を召し上がっていただくための体現の違い。
違いを出さねばならない諸事情があったとはいえ、
それは良し悪しではなく、その奥にある大切なこととは、一体何か?
流派が異なっていても、大切にしていることは一緒であることを
お伝えしています。

そうそう、薄茶器はアンティークをお借りしました。
 
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ドイツのものだそうで、天使がちょうちょを連れて遊んでいる図→
まるでペットを連れてお散歩しているかのようです。

そして、アンティークスヴィオレッタさんですから、お茶を点てるのもこうなります。
イギリスの貴婦人よろしく、お湯は、ティーケトルを使ってこのように。
私も初めての体験でした^^
 
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こんな素敵なケトルがテーブルに在って、おもてなしできたら
茶の湯もまた楽しいですよね。
素敵な敷板を用意して、略盆のお点前ではもったいない?!

いつか西洋アンティークと日本の陶磁器を織り交ぜて
立礼でお茶のおもてなしをしてみたい。。。

皆さん口々に、「楽しかったです!」「美味しかったです」とおっしゃっていただけて
本当に良かった。

私も、櫻さんのアンティークのお話や、皆様の体験談なども
伺えて楽しい時間でした。
皆様、お寒い中、ご参加頂きありがとうございました。

次回は、3/5(日)桃の節句~雛の膳 和のアフタヌーンティーでおもてなしいたします^^
雛祭りと言えば!という、京都のお菓子をご用意できないかなと準備中。
アンティークと茶の湯で、ご一緒に、ひな祭りをしましょう♪


最後に、才色兼備な、お店の方々と。
向かって左が、飾り寿司を作ってくれた美保さん。
私、櫻さん、みどりさん(←洋菓子をいただいたことありますが絶品。
和菓子も作れるそう)
 
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いつもて熱いサポートをありがとう。そして、お疲れ様でした!

次回の雛祭りでは、由来を遡ってご紹介し、西洋との比較や、アンティークのお話も
器を使いながら、聞かせていただけます。どうぞお楽しみに^^ 
 
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昨日茶の湯クラスを終了しました。ご参加ありがとうございました。
12月ですので、毎年恒例の「無事」をかけてお迎えし
冬至が近いので、萬年堂の「ゆず饅頭」をご用意しました。
葉は本物の南天を使用しています。
 
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↑主菓子が一つですが、下に取り分けた後に写したものです。
私もお相伴しました。お懐紙は、ちょっと遊んでクリスマスリースの絵柄をご用意して
使っていただきました。こういうの、今あるんですね~と。

 

 

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しっとりと、少しもちっとして、口の中に優しい柚子の香りが広がります。
萬年堂さんで、毎年この時期限定で発売される名物。
人気なのがよく分かります。
表千家だから、というわけではありませんが、最後に行きつく和菓子は
やっぱりお饅頭。職人さんが腕を見ようとするときも、購入するのはお饅頭だそうです。
そんなお話もしながら、二人で美味しく頂きました^^
 
干菓子は、こちらの2種類。

 

 

 

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梅味が爽やかな、山形の銘菓「まゆはき」と鶴屋吉信「宝尽くし」。
来年の開運を願って、先取りです。
 
裏千家でお稽古をされているのだそうで、表と裏の違いなどを
あれこれマニアックにお話し、お互い「え~そうなの?!」と、笑いっぱなし爆  笑
私も最後に、愉しい時間を過ごさせていただけました。
 
今回は、年末ということもあって、ご希望の方にはおなまえ開運☆リーディング
ご自身の特性、幸運色などに限ってお渡ししています。
 
水の方でして、やはり「コツコツ」が苦手だとか。机にずっと座っているのも
何か他の事をやり始めてしまうんです、と。
また、相手に合わせてしまうので、断ることも苦手なのだそうです。
 
苦手なことをどんなふうに克服していくのかを、その方の特性を踏まえて
アドバイスさせていただき、個人コンサル状態に。
本屋さんでぴったりのものに出会えるといいですね。
 
ご参加、ありがとうございました。
新しい出発を、心から応援しております。
今後のお稽古を頑張ってくださいね!
 
おかげさまで、今年の講座はすべて終了しました。
来年は、アンティークスヴィオレッタさんでの「和のアフタヌーンティー」を
皮切りに、お節句のお席を設ける予定です。
 
銀座などでは、4月ごろに季節のおもてなしができたらと思います。
(茶の湯クラスは、2017年の開催はありません)
 
この1年、ご参加や個別レッスンでのお申込みをいただきまして
誠にありがとうございました。
 
また、美味しい和菓子とお抹茶を味わい語らう、愉しい時間を
過ごせたらと思います。
 
 

 

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鶴屋吉信 冬小槌(主菓子)、宝尽し(干菓子)
諸江屋 花うさぎ

先日のプライベートレッスン。ドイツからご帰国のタイミングに
あわせてのご依頼でした。ネットってすごい… と驚き。
繋がってるんですね!

掛物の代わりに「無事」の色紙、白の侘助を紅志野の
一輪挿しに入れて、お迎えしました。

ドイツのミュンヘン近くにお住まいとのことで
ビオのお店でもお抹茶とお茶筅などは普通に販売されているのだそうです。
今ままで、お抹茶を使ったお菓子などは良くお作りだそうですが
茶道の先生だった、おばさまに少し体験させてもらい
お茶わんなどもお持ちだそうです。

おうちで手軽に点てることが目的とのことで、プライベートレッスンとなりました。

お抹茶の点てかたや、お茶筅のお手入れ、抹茶の保存など
ご質問にお答えしつつ、体験していただきました。
最後にはお茶筅の音が、まるで普段お稽古をされているかのような
リズムと音で、美味しく点てられていました。


会場が歌舞伎座の近くだったので、終了後にお散歩。

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忠臣蔵の雰囲気の中に、このツリー(^◇^;)

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頂点は、星ではなくて鳳凰ですね〜と。
和紙の千代紙のような飾りも可愛いのですが、ちょっと一捻り
あってもいいのかなぁ、なんて。(思いつきませんけど

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なんと、手作りのクッキーを持ってきてくださったんです!
ドイツでは4週間前からクリスマスの準備をしつつ
当日を迎えるのだそうで、お菓子を作ってプレゼントしたりもされるとか。
とても嬉しかったです。
もったいないけど… お休みの日にありがたく、いただいちゃいます(^-^)/

Rumiko先生に伺った、ドイツのクリスマスのお話を思い出し、
色々お話しして時間はあっという間に過ぎました。

Mさん、お申込みいただきありがとうございました。
美味しいお菓子とお茶の時間をドイツでもお楽しみいただけたら嬉しいです。
作務衣と美味しいどら焼き、見つかっていると良いですが…
どうぞお気をつけて!またご帰国の折にお目にかかれたら嬉しく思います。
あちこち歩きましょうね〜


***

実は、このレッスンの会場に向かう途中、足首を捻ったのですが
レッスン後も問題なく歩き回れたくらい、なーんともなかったのに、
夜には痛み出し、湿布のお世話に。
足袋が足首サポートしてくれてたのかしら?
明日、念のため病院で一応見てもらいます〜


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