地震、水災害などの自然災害が続いています。

 

最近、この相談が多いのでちょっと書いてみようとずっと思っていたのです。

 

というのも、やはり地震・水災害を目の当たりにして、

ご自宅の対策を考える方が増えたからだと思います。

 

不快に思われたら申し訳ないのですがご了承くださいませ。

(今回は地震を扱います。)

 

昭和56年6月に新耐震法が施行されました。

(これ以降に建築確認申請したものが新耐震法になっている。

 ここ誤解しないようにね。

 昭和56年7月竣工ならば、6月よりも前に建築確認申請されている

 だろうから、旧耐震法で建てられているということだ。)

 

俗にいう「旧耐震法で建てられた建物」と呼ばれます。

旧耐震法で建てられた建物にお住まいの方は、地震に対しては心配と思います。

 

ええ。本当にヤバいのです。

 

建物倒壊の下敷きになり、身動きが取れないとなったとき。

救助を待つしかありません。

しかし、すぐに助けが来てくれるとは限りません。

火災が近くで発生したならば、もう覚悟を決めるしかありません。

 

助けは「ご近所の方」や、「健康で疲労度が低く、人が良い方」ぐらいしか

来れないと思います。(極論だけどね・・)

 

消防や警察、自衛隊などは、目の前で助けを求める人がいても

被害が拡散しているときには救出作業ができません。

「優先順位」が違うと上からの命令を受けていると思います。

 

恨んでも仕方ありません。彼らも辛いでしょうし、トラウマになる人も

いるようです。

「助けられた人もいたかも。見捨ててしまった。」と。

 

事実。悲惨な状況を目の当たりにしたという方、数人から、

お話が聞けましたから。

 

倒壊しない建物に住まわれることが、一番安心できると思います。

 

嫌なことを言います。

 

「阪神大震災クラス(震度7)が来ても一度だけならば耐えられる。

 大事な命を守れます。

 しかしながら、役目を終えて二度と住めない家になります。

 補修などは出来ないダメージを受けていると思われます。

 熊本地震のような震度7が連発するものが来たら崩れる可能性がかなり高い。」

 

これが「耐震等級1」の建物です。

 

下が耐震等級の説明です。

ちょっとコピペさせてもらいましたわ。

 

耐震等級1 建築基準法(法律)と同程度の建物
耐震等級2 等級1で想定する地震の1.25倍に耐えられる
耐震等級3 等級1で想定する地震の1.5倍に耐えられる


 建築基準法に制定されている建物とは、「想定される地震」と「被害」を

次のように見ています。

 

・数百年に一度発生する(住宅の密集する都市で震度6強から震度7程度)

 地震に対して、倒壊・崩壊しない。

・数十年に一度発生する(住宅の密集する都市で震度5強程度)地震に対して、

 損傷しない。

 

「震度7」が来たならば、おさまったあとはすぐに住宅から離れましょう。

大きめの余震が来ても倒壊する可能性が高いです。

それが「耐震等級1」なのです。

 

中古住宅にお住まいの方。

耐震対策をとるためにリフォーム見積もりをかけてみたら、数百万円かかると

言われたということが多いと思います。

 

私は「耐震補強はするべき」だと思います。

 

「建て替えまではお金はかけられない。」となれば、

そうするしかないと思います。

 

ただし。

「耐震等級1」以上は確保するのは難しいとは思います。

 

建て方が昔のままなのだから、基本性能は替えようがないと思うのよ。

違うのかな。是非とも知りたいのだが。

 

ある顧客の「耐震補強見積もり・リフォーム費用」を見たら驚いたぜ。

「新築建て直しできる金額」だったもん。

それはないだろうと思ったなぁ。思い入れがある家ならばわかるけどさぁ。

 

 

さて。ご自宅の「耐震等級」のレベルはご存知でしょうか。

 

古い建物にお住まいの方は「耐震等級は0」と思います。

 

新耐震法で建てられた建売住宅、

少し前の都内の3階建ての建売住宅にお住まいの方は、ほとんどの建物が

「耐震等級は1」です。

 

いや、「注文住宅」でさえも、そのレベルかもです。

「阪神大震災」前の建物は、耐震等級に関しては怪しいと思います。

 

3階建ての建売住宅業者が「耐震等級2に限りなく近い耐震等級1です。」

なんてこと言っていたのを知っていますが、そうは言っても「1」です。

 

特にビルトイン車庫の建物は、車庫部分の開口部が大きいので

地震の力の伝わり方、かかり方が偏ることになります。

1階の耐力壁が重要なのです。数も位置もね。

 

でも、車庫のために大きい空間があるでしょ。

その上の階もLDKで大空間になっているでしょう。

 

横方向・縦方向の「耐力壁」(普通の壁とは違うからね。)が

少ないのです。

だってさ。とんでもない位置に「柱や壁」があったら嫌でしょう?

 

「開放感のない、間取りが悪い」となってしまうわけ。

でも、開放感のない家の方が、地震に強いのよ。

 

難しいよなぁ・・・

 

あれは、構造上にも敷地的にも仕方がない・・・・とも言わざるを得ない。

事実、私の家もその形だし、散々売ってきています。

 

でもね。仕方ないとは言えない状況なんだよねぇ。今は。

これから建てる建物は、後述する方法で回避はできるやもですが、

やはりバランスが大事。

 

とにかく、大地震が来たならば、周囲の安全が確認できたら

早いうちに建物から離れてください。

 

大きめな地震が連発したら耐えられないのです。

そういう「耐震等級」なのです。

 

決して「耐震等級1」が悪いものではないですが、「連発」には耐えられない。

理解しておいてください。

 

「耐震等級を上げるためには耐力壁を増やせばいい。」のですが、

基本的に「耐力壁の数」が規定数あれば、「耐震等級は上げられます。」

(ちょっと説明が足りないのですが、詳しくは無理ですわ。)

 

ですが、「耐力壁のバランスよい配置」も重要とわからされたのが

「熊本地震」なのです。

 

耐震等級」の階建ての建物も「倒壊」したものもあり、

耐震等級」の階建ての建物で「被害なし」ということもありました。

 

築10年の新築建物1階が押しつぶされた形で倒壊したが、

その周りの築年数が古い建物は倒れなかった。

という、ちょっと信じられないことも確認できています。

その理由が下記のものだといわれています。

 

「耐力壁の直下率」・「壁量のバランスよい配置」

 

これが重要です。建築業界は最重要としていると思います。

それだけ驚かされたことだと。

 

(直下率とは、1階と2階がつながっている柱や耐力壁の割合のことです。)

 

「建て替え」を考慮する方。できる方。

 

「2階建て」で検討できるのであれば、必ず「耐震等級3」を

建てるべきです。

 

また、壁の「直下率」は全体の55%以上を目指すようにしてください。

「外壁の直下率」だけではなく、「内壁の直下率」も気にしてください。

 

一戸建ての場合、「免震構造」は非常に難しい。

金額も大きめの敷地が必要となるので。

 

となれば「耐震等級3」を目指し、なおかつ直下率を高めに

プランニングしてもらう。

不安であれば「制振装置」も付属でつける。

 

「耐震」と「制振装置」は同時には働かない。

   「耐震」・・・地震が来ても、建物自体が大きく揺れないように

  構造を強固にすることでことで地震から「建物を」守るというやり方。

 

  「耐震」が踏ん張って踏ん張って、どうしようもない程の揺れになったら

  「制振装置」が働くのであります。

    「制振」は建物を揺らすことにより、ダメージを防ぎます。

  全く違うものです。

  「耐震」→「制震」の順番で働きます。「耐震」で踏ん張れれば良いのです。

  「耐力壁の直下率」・「壁量のバランスよい配置」を重視すれば大丈夫です。

   ちなみに「制振」が働くのは2階のみ。1階はそのまま揺れる。

 

 

また、「床」も大事なのだけど、なぜか皆さん、柱と壁は気にするが

「床」は気にしない方が多い。

 

「床」は「蓋」のようなものだ。

木箱に「蓋があるものの」と、「蓋がないもの。」

どちらが圧力に強いかお分りかと思う。

 

「吹き抜け」というものは、「蓋」を削っているようなものだ。

大きすぎる空間を開けるのは、まずいのです。

 

耐震を気にするのに、大空間の吹き抜けを希望する人っています。

まぁ、わからないことかもね。

 

ちょっと長くなってきたな。

「床」の件はまた今度書きましょう。

 

建て替え・耐震補強リフォーム・新築購入の際には

 

「耐震等級」は基より、

「耐力壁の直下率」・「壁量のバランスよい配置」

 

を気にかけてくださいませ。

 

是非とも、自分でいろいろと確かめてみてください。

 

素晴らしい企業・素晴らしい営業マンに会えることを祈ってます。

 

(=゚ω゚)ノ(私に来い来い。運よく当たったら怖いけけどね。うふふ)

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