東大に文理両方で合格した男が綴る、受験の戦略

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「読解力」という言葉をよく聞きますが、ちゃんと定義されていないし、どうやったら身に付くのかも不明という意見をよく聞きますので、せめてこれくらいは理解してほしいと、書き進めております。
 
僕が普段、授業で使っている用語ではありますが、文章を読むうえではレベルが3段階あるのです。
すなわち、
レベル1、和訳や現代語訳
レベル2、精読
レベル3、読解
の3レベルです。
 
この3つには、明確に境界線があって、全く異なる作業です。
和訳や現代語訳というのは、現代日本語の言葉に置き換える作業のことです。
国語の現代文は、既に現代日本語で書かれているので、問題になることはありませんね。
 
精読は書かれている内容の意味を正確に掴む作業のことです。文構造を掴み、文法的に解析して、単語の意味を正確に掴み取る作業ですね。
 
そして、普通はここまでしか授業で教わりません。だから、読解の授業と呼ばれているのは、僕からしてみると精読の授業です。
 
では、僕が使っている「読解」という言葉には、どのような意味かと言うと、文章に書かれていない内容を読み取ることです。
 
と言っても良くわからないでしょうから、今日は練習問題を用意しました。
下の画像は、2016年の東大入試の第一問の、リード文です。
 
 
まあ、何の変哲もないリード文ですね。
「次の文章を読んで、後の設問に答えよ。」と書かれています。
 
レベル1の和訳は、既に現代日本語になってるから、行う必要はナシ。
 
レベル2の精読は、簡単。この後に続いている文章を読んで、さらにその後に書かれているだろう設問に答えれば良いんだな、と理解出来ればOKです。
 
では、レベル3の読解をしてみましょう。
さあ、このリード文から、書かれていない事を読み取って下さい!!
 

~thinking time~
 
 
どうでしょう?読み取れたでしょうか?
 
本文が書かれてないんだから、何も読み取れないじゃないか?と思ってはいけません。ちゃんと出題者の意図が隠れています。
 
わかり易くするために、同じ年の東大入試の、第二問のリード文を見てみましょう。
 
 
 
さあ、どうでしょう。
第二問の方が長いですね。そして、精読も可能です。出典や、書かれた時代、登場人物の呼ばれ方などが書かれています。
これは何故かというと、本文だけ読んでも登場人物が掴めなかったり、人物関係が掴めなかったりするから、ヒントとして受験生に伝える必要があるからです。
要するに、このリード文の情報がないと、本文が正確に読めなかったり、設問に答えられないということ。
 

と言う事は、今日のクイズの第一問のリード文は情報が少ない、というか「情報が一切ない」と言い換えても良いでしょう。
つまり、「本文をしっかり読めば、特に補足のヒントなしで解けるように作られているんだな」という情報が読み取れます。
これが、読解。
 
多くの受験生が、リード文なんて読み飛ばしちゃいますが、出題者は細かいところまで気にして問題を作ってますから、こういう所から意図を読み取っていくのは、かなり大事なことです。
文章に書かれていないことから、情報を読み取っていく作業は、受験の読解だけでなく、社会に出てからも非常に大切な力です。
 
読解力がない方は、文章に書かれていないことを、いかに読み取るかという視点で文章に触れていくと、徐々に出来るようになりますよ。
 
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前回、和訳は不自然な日本語で書こうという記事で、英単語の「often」を散々いじり倒しましたけど、今日は古文でも同じことをします。
 
古文を勉強していても、意味の分からない単語、本当にたくさん登場しますよね。
 
僕の思い出から例を引っ張り出してみると、例えば、「あはれ」と「をかし」の違い。
「あはれ」は趣深いで、「をかし」は面白いだと教わりました。
 
僕は元々理系で、国語や社会が苦手というより、ほとんど興味がなかったですから、「趣深い」という言葉の意味が分かりませんでした。
中学でも高校でも、周りの友人に「恋愛は趣深いね」なんて言う人はいませんでしたし、学校の先生が「今年の桜は趣深いなぁ」って言ってるところも聞いた事はありません。

だから「あはれ」の意味がわからず、解答欄に「趣深い」と書いて、マルをもらってたような人間です。
マルをもらうのが目的だから、言葉が持つイメージを捉える必要はないと思ってましたし、読解って何なのか全く分かっていませんでした。
 
というように、古文の解答でマルだからと言って、文章が理解出来ているわけでもないですし、もちろん文章が理解出来ているからと言って、マルはもらえません。
「あはれ」という単語を見たら、「趣深い」と書ける生徒が勝つ世界なのです。

ついでにもう一ついっておきましょう。
「をかし」は「面白い」と訳すように教わることがありますが、「面白い」にも色々ありますよね。
少なくとも、英語では2種類に分かれてますし、幅の広い言葉です。
 
例えば、お笑い番組を見て「あっはっは」と笑うのは「funny」ですが、数学の難しい問題が明快に解けたときなんかに感じるのは「interesting」です。
どちらも日本語では「面白い」と言います。明らかに概念というか、ニュアンスというか、言葉の持つイメージは違います。
 
だから、「をかし」を機械的に「面白い」と置き換える作業をするんじゃなくて、せめて「英語で言うとinterestingに近い意味」として捉えたいところですね。
厳密には違うでしょうが、英語で例えた方が分かりやすいと思います。

こういう風に、言葉の持つイメージとか用法、ニュアンスなんかを一つ一つ掴んでいくことが、いわゆる「単語の暗記」だと思うんですが、どうしても「趣深い」とか「面白い」とかという、対応する日本単語を覚える子はいますね。
毎回一つ一つ教えていますが、一か月も経つと慣れてきますから、単語の覚え方に悩んでいる方は、是非試してみて下さい。

あと、古文って同じ単語でも色々な意味があって大変だっていう悩み相談も、よくされます。

そりゃ、受験生からしてみれば、一つの単語に一つの意味だったら、苦労しないですよ。でも現実にはそういう分けにはいかず、言葉って色んな意味を持っちゃうんですよね。
 
有名なところだと、「世」という古文単語には今と同じように「世間」って言う意味もあるけど「男女の仲」っていう意味もあるよって教わりますね。

高校生の頃は「なんで、そんな意味があるんだよ!」って思ってましたが、勉強を積んだりオトナになって一歩引いてみたら、そりゃ当たり前だわってなりました。
 
だって高校生たちも、恋愛してるクラスメイトの事を見て「二人の世界に入ってる」って言ってますもん。
今も昔も、恋愛してる男女は、その二人だけの空間に入ってしまうのでしょう。それを昔は「世」っていって、今は「世界」って言ってるだけと解釈しています。
 
そんな風に考えれば、古文の世界だって、もっと深く理解出来ると思うんですよね。
今と比較したり、英語と比較したり、自分たちと比較したり。
昔の人がどういう気持ちで、どういうことを考えて生きていたんだろうか、どういう意図で文章を書いたんだろうかと考えながら触れると、もっと深く理解できるし、興味もわくと。
あまりにも「現代語訳」の訓練をし過ぎると、読解から離れてしまう様な気がしますね。

 

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読解をしようシリーズとして、読解の基礎中の基礎を解説していますが、今日は、これまで雰囲気で伝えてきた読解と和訳(現代語訳)の違いを明確にしようと思います。
 
まあ、正直言ってですね、先生をやっていれば常識なんですけど、生徒にとっては非常識。そして、生徒は何となくそういうことなんだろうな~と、勘を働かせないと気づけない領域です。
そもそも読解とは何か、和訳(現代語訳)とは何かという事を、ちゃんと教えてくれる環境はとても少ないみたいですね。
僕の生徒も、きちんと教えると、目を丸くしてます。
 
では、今日のお話は、日本中の中学生が感じたことがあるであろう、モヤモヤっとした部分から入ってみましょう。
 
下の英文を和訳してください。
I often play baseball.
 
はい。簡単ですね。
私はしばしば野球をします。
と訳せば、満点がもらえます。
 
しかしですね、「しばしば」なんていう日本語を使う中学生はいません。中学生はおろか、誰も使わないといってよいレベルで、ほとんど耳にする日本語です。
今の日本で使われてる言葉でいえば、「よく」とか、「しょっちゅう」」とか、「頻繁に」とかでしょうか。もちろんこういう言葉を使って書いても満点がもらえるでしょうけど、「しばしば」も残っている。
 
僕が中学生の頃は、意味を知らずに(疑問も持たずに)「しばしば」と書いて丸をもらってましたね。ある日突然、先生に質問して、初めて意味を知ったような気がします。
 
では先ほどの英文を
私はよく野球をします。と改めたとしましょう。
だいぶ、自然になりましたけど、まだこの通りしゃべる中学生はいませんね。
シチュエーションを限定したらあり得るかもしれませんけど、不自然。
 
今の中学生用語に直したら、「よく野球やるよ」とか、「けっこう野球やるよね」とか、砕けた感じになりますね。
 
でも、「よく野球やるよ」と書くと、満点はもらえなくなります。
なぜなら、「I」を訳出せず省略しており、訳出忘れの判定になるからですね。
 
このようにですね、和訳というのは、普段使っている日本語かどうかとか、自然な日本語かどうかとか、そういうのはどうでもよいのです。
 
では、和訳問題というのは何かというと、
和訳問題というのは、中学が高校で教科書の指導要領に書いてある、英単語の用法とか、英文法の用法、英文の構造の用法などの教えるべき項目が、しっかり理解できているか判定する問題だからです。
 
そこに、自分なりの表現は不要ですし、自然な日本語でなくてもよい。
「私はちゃんと英文の構造を理解できてますよ、単語の意味を知ってますよ、文法も見抜いてますよ」、と回答用紙にアピールするのが、正しい作業です。
 
だから、often を「しょっちゅう」と和訳するよりも、「しばしば」と訳出したほうが、「あ、こいつ、often の訳をしっかり勉強してきたな」とはっきりわかります。
だから、和訳としては正しいのです。
「しばしば」なんていう日本語、もはや「often」の訳語としてしか存在してませんからね。
 
しかしこれと読解とは、まったく別問題です。
「I often play baseball.」 という英文を見て、「私はしばしば野球をします。」という意味かととらえるのは、和訳であって読解ではありません。
 
では読解とは何か?
次回以降に書きましょう。
 
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