責任感と分母意識

テーマ:

久しぶりに、こういうテイストの文章も良いかなと思って書いてみます。


以前、ある方に『人を早く成長させるために必要なものは何ですか』と質問した事があります。


対して、頂いた答えは『責任感』でした。

これを僕なりに考えた所、『分母意識』なんだとぴったり当てはまって、非常に納得した覚えがあります。

まず、分母意識について簡単に解説をすると、自分の価値観に分母と分子を入れて考えなさいという事です。

分母というのは、自分の所属する団体、地域、チーム、国などが入ります。そして、分子は自分です。

例えば、野球でもサッカーでもなんでも良いですが、『自分が失敗したせいでチームが負けてしまった』時に、

①失敗してしまったなんて、自分はなんて非力なんだろう
②失敗してしまったなんて、チームに申し訳ない

と二種類の感情が生まれると思います。

①番の感情は、矢印が自分に向い ています。ある意味、他人は関係なくて自分の事しか見えていない。これが、分母が自分だという事です。

②番の感情は、矢印が周りに向いています。つまり、自分の事は無視して、周りの人に気を配っているんですね。これが分母がチームだという事ですね。

この②番の方の感情がポイントだと思います。量もそうですが、質もです。

『あ~申し訳ないな』

くらいの軽いレベルではなくて

『みんなに頭が上がらない。言葉も見つからない。どう責任を取ればいいんだろう』

と、涙が止まらないほどに思えるほど、チームの事を思えるかという事ですね。

これが、責任感、ないし分母意識の問題だと思います。


また、これがもっと高度になると 、チームの失敗が自分の失敗のように感じるんですね。

先ほどの例で言えば、自分の失敗のせいでチームが負けてしまった時に、周りのメンバーが

③お前のせいで負けてしまったんだぞ、と責める

④お前の失敗は俺たちの失敗だ、と反省する

の違いですね。

③で言えば、チームメンバーの分母意識はチームではなく個人です。

④で言えば、チームメンバーの分母意識はチームですね。チームメンバーの失敗が、まるで自分の失敗であるかのように感じるわけですからね。

心から④の様に思えば、別に自分の失敗ではなくても、監督に対して謝りに行くと思います。この謝りにいける かどうかは、かなりポイントでしょうね。


チームが上手くいった時に、自分のように嬉しく思う。

チームが上手く行かない時には、自分が反省して謝りに行く。

チームに何か恩恵があった場合には、自分から感謝を伝えに行く。

これが、分母がチームであるという事だと思います。
AD