2010年11月02日(火) 23時53分00秒

【新作の詩】火星へ

テーマ:詩・スポークンワーズ

2010/11/3「Poe-Tri Vol.29 」で発表した詩です。

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火星へ

僕は荒れ野を歩いている
その名は東京砂漠
どこまでもどこまでも続いてゆく黄色い砂
どこまでもどこまでも続いてゆく粘土の混じった砂

かつてここは日本の首都
その証拠に、あちこちに残るビルの残骸
かつてここは紅葉の名所
その証拠に、あちこちで顔を出す木々の死骸

今は冬なのに、最高気温は40度
夏には70度まで上がるという
クーラーも利かない灼熱地獄
ここにはもう、生き物はいない

今の首都は札幌
それでも夏は50度まで上がるが、冬は20度くらい
だから今は晩秋に田植えをして、春に稲刈りをする

西暦2010年頃の札幌は豪雪地帯、11月から4月までが冬だったらしい
七五三も10月だったらしい
雪を集めて雪像をつくるイベントもあったらしい

でも今の冬は雨の季節
どんよりとした雲に覆われることが多いけど、時々晴れ間も覗く
そういえば、最低気温が10度を下回ることはまずない
雪ってなんだろう?見たことがない

昔のことを調べると
「地球が熱くなる、どうしよう」という議論の多さに驚く
二酸化炭素とか、メタンガスとか、なんとか
先人の努力があって、今、僕はここにいる

でも、今、地球が熱くなっている理由はそうではない
太陽が大きくなったからだ
昔でいう、地球温暖化がどうのこうの、と言っていたときは
自分たちが原因だから、なんとかなった
でも、今度は、本当にどうしようもない
太陽そのものが原因だから

そういえば「火星移住者募集!」という文字をよく見る
ポスターにも、広報にも、チラシにも
その文字を見かけない日はない
もう少しすると、生き物は地球に住めなくなるという
本当だと思う
夏の暑さは、クーラーをつけていても耐えられないくらいだ

この間、火星から一時帰球した人の講演会があった
なんでも、昼でも空は真っ黒だから、青空は諦めなければならない
その代わり、気温は快適らしい
「火星なら、あと40億年は大丈夫です!」
そんなに生きていないけど

火星に移住しようか
僕たちはこの星で生まれて、この星で育った
この星で見られる青空は大好きだ
でも・・・もうこの星は、僕たちが住むには暑過ぎる
それに、そのうち地球では青空は見られなくなるって、
あの人も言っていたし

住み慣れた故郷を離れる
生まれ育った星を離れる
もう青空も見られなくなる
それはつらいけれど
僕たちには未来がある

だから、みんな一緒に、火星へ・・・
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