僕らの町に要らないよ いじめ 戦争 核兵器

渋川警察の派出所前に出ていた看板です。
小学生の作った標語なんでしょうね。
小さい事から大きな事まで…確かにね!笑

 

$安部麗子のブログ-上州路

手前、生国と発しますは、上州にござんす。
上州上州と言ってもいささか広うござんす。

この日は赤城山の方は快晴でしたが、実家に近過ぎてつまらないので、渋川、榛名方面にしました。
途中の展望台からの眺めです。
あまりにも広々しているので、桐生や足利がイヤになってしまいました。笑








$安部麗子のブログ-水沢観音

水沢観音に行ったのは初めてです。
水沢うどんは有名ですが、伊香保や榛名に行く途中なので、いつも素通りしていました。
なかなかいいお寺です。










$安部麗子のブログ-元三大師

元三大師のトレードマークが飾ってあるところを見ると、天台宗ですね。
天台宗中興の祖、良源の像です。角大師と呼ばれています。

角大師-2本の角を持ち、骨と皮とに痩せさらばえた鬼の像を表した絵である。
伝説によると、良源が鬼の姿に化して疫病神を追い払った時の像であるという。
角大師の像は、魔除けの護符として、比叡山の麓の坂本や京都の民家に貼られた。ーウィキペディアより






$安部麗子のブログ-榛名湖

榛名湖は、どこを写真に撮っても絵はがきのようです。






$安部麗子のブログ-湖面

透き通った湖水。
赤い草の実がきれいです。






$安部麗子のブログ-参道

榛名神社の参道は、渓流沿いの坂道です。











$安部麗子のブログ-杉林

手入れの行き届いた杉木立。
清々しい大気が立ちこめています。






$安部麗子のブログ-巨岩

神社の本殿を抱える巨岩を、下から見上げるとこんな感じ。








$安部麗子のブログ-本殿

大きな二枚の岩に挟まれている本殿。
この辺りには巨岩が多いのですが、この岩は圧巻です。
岩そのものに魂が宿っている感じです。








$安部麗子のブログ-虹

お参りのご褒美でしょうか。
大きな虹が見送ってくれました。
虹の根元には、宝物が埋まっているという話を、何かの本で読んだ気がします。






$安部麗子のブログ-工場

帰り道、大同特殊鋼渋川工場の前です。
巨大な工場って、恐竜みたいでわくわくしませんか?

渋滞のおかげで、こんな写真が撮れました。



<変な公園>
                              安部麗子

変な公園があります。

小鳥たちの間ではずいぶん有名で、離れた森に住んでいる鳥たちも、

「今日は変な公園に行こうと思うんだ」
「わかったわ、変な公園ね。それではのちほど」

そんなふうに言い交わしているのです。



それは、東京都内のさる高級住宅街の近くにあります。



もともとは広い森でしたが、まん中をくり抜いてコンクリートで固めて、その上にしゃれたレンガを敷き詰めて広場にしたものです。

そのまん中には噴水があり、周りを外国から輸入した神話の神様や、聖書の聖人の彫像で飾り立ててあります。
殆どの人は、それらが何の像かなんて考えた事もありません。
ただ、西洋の神様や天使の像は、オシャレな飾りになっているな、と感じているだけです。




ここは、高級住宅街に住む、有名人や上流階級の人や成り上がりのお金持ちが、犬の散歩に来る社交場です。

そして、そういう人たちに憧れて、中古のベンツやアウディやキャデラックで、千葉や埼玉や神奈川から、わざわざ犬を連れてくる若い貧乏人の溜まり場でもあります。



連れられている犬は、すべて高いお金で手に入れた純血種ばかり。

雑種の犬なんか、恥ずかしくて連れ込めない雰囲気です。
けれども、たまに現れる雑種の赤犬を連れた地味なお婆さんが、実はさる宮家のおひいさまであることに、殆どの人は気がつきません。




アフガンハウンドのサンドラ嬢も、この赤犬をバカにしている一人です。

赤犬が近寄って来ると、「あのね、ここは身分の低い犬の来るところじゃないのよ」などと言ってソッポを向いてしまいます。



サンドラ嬢のリードを握っているのは、背の高いハーフのお嬢さんで、とても美人です。
「母はフランス人のバレリーナ。父は画家なの」といっています。



でも本当は、トラック解体業者の父と、南国パブの踊子の母の娘です。
でも、お金持ちには違いないので、お婆さんがニコニコ笑いかけても、目をあわせないようにしています。



お嬢さんは、近くの超高級マンションで暮らしています。
サンドラ嬢の部屋は、犬用の高級輸入家具で埋め尽され、犬のオートクチュールで誂えた百着もの服が吊るされたウォーキングクローゼットも、バスルームもついています。

(あたくしは世界一幸せな犬だわ。
それというのも、世界一高級な犬だからよね)と、サンドラ嬢はかんがえるのです。



 
ところが、ある日を境に、お嬢さんもサンドラ嬢も、ピタリと公園に来なくなりました。


噂によれば、トラック解体業の両親が、麻薬の密輸で儲けていた事が発覚し、逮捕されて、刑務所に入れられてしまったとの事です。

両親も家もお金も全て失ったお嬢さんは、下町の遠い親戚に身を寄せる事になりました。




貧しい小さな家なので、犬は連れてゆけません。
あちこち貰い手を探しましたが、体の大きな年とった犬なので、うまく見つかりません。
そこで、保健所に頼んで始末してもらう事にします。



「ということだからア。
実験動物として売り渡してもいいんだけどオ、ばい菌を注射されたりイ、手足を切り離されたりイ、目を潰されたりするってゆうからア、それよりはマシだってことでエ…」と、ケラケラ笑いながらお友達に電話しているのを聞くと、サンドラ嬢は、悲しみでいっぱいになります。




今、サンドラ嬢は、繁華街の路地裏にうずくまっています。

あれから、あちこちさまよい歩きました。

親切な野良犬達が、残飯の在りかをおしえてくれました。
お礼を言う代わりに、自分がいかに高級な生活をして来たか、いかに身分の高い犬かという事ばかり話すので、とうとうみんなを怒らせてしまいます。



とあるお屋敷の前まで来ると、以前公園で出会った赤犬が、フェンス越しに話しかけてきます。

「苦労してるんだね。
おばあさまに頼んでみるから、一緒に暮らそうよ」
「フン、雑種のくせに。大きなお世話よ!」

本当は嬉しかったのに、そんな憎まれ口しか出てこないのでした。





(あたくしの生涯って、なんだったのかしら?幸せだったのかしら?)
ある晩、ひどい飢えと微熱でウトウトしながら、そんな事を考えていると、どこからともなく一皿のミルクが差し出されます。




(ああ、これが幸せなんだ…)
そっと顔を近付けます。




その時、クウン、クウンと、小さな声が聞こえます。
見れば、乳離れしたばかりの捨て犬が、可愛い丸い目で訴えています。


「わかったわ、お飲み」そっと鼻づらで押してやります。
子犬は小さなしっぽをプルプルさせて、おいしそうにミルクを飲んでいます。



(これだわ。この気持ちが幸せって事なんだわ…)





その時、天使たちと神様たちが、天から降りてくるのが見えます。

それはまぎれもなく、あの変な公園の噴水を取巻いている神様や天使の方々なのです。



そのおひとかたの腕に抱かれて、サンドラ嬢は、とてもやすらかに天に召されて行ったのでした。                            了




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讃岐うどんも稲庭うどんも大好きですが、上州のうどんには、また違った美味しさがあります。
川野屋というこの店は、桐生で一番美味しいと思います。
明治初期から続いている老舗ですが、町中から郊外に移転して、「川野屋本店あいおい」として営業しています。
川野屋本店はいくつかあるのですが、ここが一番美味しいですよ。












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讃岐うどんも稲庭うどんも大好きですが、上州のうどんにはまた違う美味しさがあります。
ここのうどんは水沢風で、もっとしっかりしています。
これはカレーうどんですが、だしもインスタントではありません。
昔からいい鰹節や昆布をたっぷり使っているので、ホントに美味しいです。
量が多いので、800円でお腹いっぱいになります。