pink's blog - 学校じゃ教えてくれない経済学

経済や政治について時事ネタを交えながら考え、今後の展開を考えるブログです。


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あなたがラーメン屋に行き500円でラーメンを食べたとします。
結果、あなたは500円マイナスで、ラーメン屋は500円プラスです。

あなたのおカネは減りましたが、ラーメン屋のおカネは増えたので、社会全体では増減はありません。

つまり、誰かの黒字は、誰かの赤字があるから、成立していることが分かります。

例えば、ユーロ圏における経常黒字国といえばドイツ、経常赤字国といえばギリシャが有名ですが、ドイツが黒字なのは、ギリシャなど各国が赤字だからというわけです。



さて、もし、あなたが貧乏になりラーメンを注文するための500円がなくなったら、ラーメン屋はラーメンを売れません。

そんな状況下でも、ラーメンを売るためにはどうすれば良いのか?

ラーメン屋が、あなたにおカネを貸せばいいのです。そうすれば、そのおカネで、あなたはラーメンを食べることが出来ます。

ドイツは自動車を販売して経常黒字を稼ぎましたが、それはギリシャが自動車を購入してくれたからであり、ドイツがギリシャ国債を買うという方法でギリシャにおカネを渡して来た訳です。そして、もしドイツがギリシャにおカネを貸さなければドイツは購入してくれる国がなくなり生産が行えなくなります。

つまり、「生産とは消費の一部であり、消費とは生産の一部である」ということです。

消費してくれるからこそ、生産者の立つ瀬がある。
消費してくれなければ、生産者の立つ瀬もなくなるわけです。

以上のことは真理ですから、世界のどこでも成り立ちます。

当然、ドル圏における、日本、中国、アメリカなどの関係にも全く同じことが当てはまります。日本、中国が経常黒字なのは、アメリカが経常赤字だからです。

ラーメンを食べて、食べた人は500円減って、売った人は500円増える。

黒字と赤字は表裏一体。

火星人とでも取引しない限りは、地球上のある国が黒字であるためには、地球上のある国が赤字でなければなりません。

ここで当記事の中間チェックポイントとして、次のことを明言しておきたいと思います。

1. 日本が米国債を購入することは決して悪いこととは言い切れない。
2. アメリカが米国債を踏み倒したとしても、それも悪いこととは言い切れない。

ラーメン屋の話に戻ると、ラーメンを購入してくれる人がいるから、ラーメンを作ることができました。購入してくれる人がいなければラーメンを作れません。故に、ラーメンを作るスキルや技術を伸ばすことができないわけです。

技術があるから売れて稼げるするというのは一面に過ぎません。

よくある日本人が技術のある優秀な民族であるがゆえに技術立国になった論。そもそも本当に日本人が優秀で技術力がある国民なのでしょうか?

もし本当に日本人が優秀で技術力があるから技術立国になったのであれば、なぜ、江戸時代、あれほど欧米諸国に技術で劣っていたのでしょうか?

確かに、鎖国など江戸幕府による国策が原因のひとつであることは理由のひとつでしょう。しかし、それは逆説的に「技術力とは多大に置かれた環境に依存するものである」ということを示しています。

そして技術進歩をさせるために最適な環境のひとつこそが、注文がある環境、オーダーが来る環境、なのです。バンバン注文が来る会社の従業員と、ほとんど注文が来ない会社の従業員とでは、どちらの従業員が技術進歩するのでしょうか?答えは明白です。

すなわち、日本の技術立国とは、日本人が本質的に優秀だからという理由のみで実現したわけではなく、多分にアメリカのおかげで実現したのである、というのは、紛れもない事実の一面です。そして、さらに注文を頂くために、日本が米国債を購入する訳です。

日本は、多くの注文を受けて、技術を高めて、技術立国にさせて頂いたおかげで、優秀な工作機械を作れるようになり、生産性が向上して裕福な国になれました。結果、今では、多くの人が、スマートフォンなどを持てるようになりました。発展途上国などでは、そうした機器を持てない方がたくさんおられます。

このことが分かると、ユーロが生まれた大きな理由のひとつも見えて来ます。

米ドルを基軸通貨として取引を拡大して、生産消費を促進することで、世界最高水準の技術立国を実現した日本、そして台湾、中国。

注文が発生する状況こそが技術進歩において極めて大きなウェイトを占めている中で、米ドルを基軸通貨とした日米中の進歩は著しくなる一方、ヨーロッパでは通貨が異なることから生産消費のスピードが遅いため技術力に格差がつくことになります。

それに追いつき、ヨーロッパの技術力も伸ばすためには、ヨーロッパでも生産量を増やさなければなりません。そのためにはユーロのような統一通貨を作り、ドイツが生産をして黒字を出して、その黒字で他国の国債を購入して更にドイツに注文してという流れを生み出せばドルチームに迫ることができるわけです。

では、今、ここで、改めて、おカネのことを全て頭から取り除いたとしてみましょう。

そうすると、日本が米国債を購入する流れも人類発展のために大きな貢献をしてきた、と見ることもできるのではないでしょうか。もちろん、それは手放しで認められるようなものではありませんが、今日の平和や豊かさを生み出す役目を果たしたのは事実の一面である訳だから、文句をつけるのではなく、感謝して改善する、そんな捉え方が大事だと私は思います。

以上の話を聞いても『黒字の日本が、働かない赤字の米国の国債を購入して、遊んで暮らしているアメリカは横暴で自己中心的な国だ』などとだけ考えるとしたら、たぶん、そういう人こそが金の亡者であり、相手のこと、世界のことを考えられず、自分のことだけ考える自己中心的な人なのかもしれません。

いつもお世話になります。

おかげさまで。

売らせて頂いて、ありがとう。
買わせて頂いて、ありがとう。
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