今までの
王子王子シリーズ
1話~65話/お正月
番外編までのリンクと
簡単な説明は↓
王子1話~55話まで説明ページ
王子56話~説明ページ
下記はテーマ♪王子王2にあります
王子王子反転シリーズ
桜屋も説明ページにあります
特別吸血鬼verもあります♪
上記に説明あります
前回のおさらい↓
65-4~
・・・
桜ひめ 編 羚と翔
王子が王子に恋をした66-1
羚が居なくなった校舎で
より亜紀はオレを追いかけるようになった
「 翔、一緒に帰ろうよ 」
・・ そのつもりは無かったが
幼い日よりも無口な自分が武器になり
知らずに亜紀以外にも声をかけられる
亜紀の言葉を無視し
上履きロッカーの足場へと入り込むと
もう追いついたのかと思ったら違う声に話しかけられた
「 あの・・翔くん、これ 」
そこには薄いさくら色の封筒が
ちいさなハート型のシールで封がしてあり
自分の肩あたりに見える頭部
「 ・・ 何、これ? 」
「 読んでもらえば分かるから 」
これでもう幾つだろう
毎日のように渡される手紙に
内容が分かるだけにため息をつきカバンに入れた
そこに追いついた亜紀が
去ってゆく女の子と入れ違い・・
気付いた雰囲気に表情が強くなる
「 返せないなら、
その場で断った方が良いよ翔 」
オレの事を好きだろう亜紀は
羚が居なくなった分、オレへの執着が増し
まるで自分に言い聞かせるように
愛という薄い言葉を使うようになる
「 オレ・・帰り用事あるから 」
「 え・・じゃあ、亜紀も行くよ 」
断っても着いて来るから
無視をしそのまま歩き出した
「 翔どこに行くの?もしかして買い物? 」
「 ・・ すぐ近くに羚の塾があるからさ
メールでもして待っててやれば? 」
亜紀が願うような恋愛なんて
自分には想像が出来なくて
「 良いよ、
私は翔と居たいんだモン 」
「 ・・ 分かった、
じゃあ駅前で定期を買って来るから
一緒に行く? 」
表情が怒った物から
急に嬉しそうな顔になる
少し心が痛んだが、それでも・・
「 ここで待ってて・・
結構並んでるみたいだから
あと女の子と並ぶのも恥ずかしいから 」
「 ・・ まぁ・・仕方ないっか
私以外の子と並ぶワケじゃないもんね
OK待ってる早く買えると良わね 」
そのまま定期売り場を通りすぎ
携帯を開くと羚へとメールを流す
< どこにいる?塾休めるか?
すぐに返信されて来た手紙のマークを開くと
> 可能だけど、どうしたの?
・・ 近くにいる旨を伝え
羚の塾がある近くの改札へと場所を変える
「 翔どうしたの?急用?もしかして母さんに何か・・ 」
「 いや、違う何も言わず制服を変えろ
亜紀が南口で待ってるから 」
「 ・・そう言う事・・・ 」
「 髪の色も同じだろ?
少し崩せば雰囲気は同じだから 」
自分の制服に繋がれていた
チェーンベルトの定期を外し羚に渡す
「 翔はどうするの? 」
「 オレは・・行きたい場所があるから 」
「 身代わり?もしかして 」
「 いや・・・
好きでも無いのに付き合えないだろ?
まだ羚の方が亜紀を大切に想うなら
アイツにもその方が良いよ 」
「 ねぇ、聞きたいんだけどさ 」
「 ん・・ぁ?なに 」
羚とオレはトイレで制服を変えると
其々の場所から出て来た
鏡を覗き込み
互いが互いに2人を入れ替える
「 亜紀はもらっても良いんだよな? 」
「 はぁ? 」
「 それに父さんの病院も、
翔が要らない物は全部オレが貰う
自由になりたいなら好きにしろよ
オレは学年トップで卒業してやるから 」
その時、始めて兄弟の間に
目に見えない亀裂が見えた気がした
・・・つづく
おはようございます♪
今日もゆっくりと
さくら姫編書いていきます
王子もゆっくり書き込んでるので
新規さんは
よほど・・
興味がないと読まないだろうなぁ笑
どんどん長くなりますが
それでも良いと想ってもらえるなら
着いて来てもらえたら嬉しいです
昨日もありがとうございました
どこかで本当に皆で住んでほしいな
あんな風に・・
では今日は
短めの更新になりますが
12時
15時
18時半で
更新できたらいいな♪
今日もよい1日を♪
なう
・・・・・・・・
くぬぎの恋人も
入っております↓
これからゆっくり
オレ鳴やzero
きか飴、他新章を
アップしてゆきます↓
エブリスタ★つむぎ部屋
upppiさんにも
置いていますが
いずれ移します
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