こんばんは、龍司です夜の街

今夜は・・・春なのに、レゲエを聴いてます(笑音譜


ゆったりとした休日、

▼今日はこの本を読んでみました。

USEN宇野康秀の挑戦! カリスマはいらない 和田 勉著


 ライブドアとの業務提携 で話題になっているUSEN

宇野康秀社長 の実像に関して書かれています。

宇野社長 の明治学院のプロデュース研究会時代の

楽しいエピソード等も載っていますが、

特に重点的に載っているのは完全無料パソコンテレビ、Gyao について!


gyao


 その中で、特に印象的だったのは・・・

134ページからの章テレビの未来」!


 この章で、昨年ライブドア楽天が行おうとしていたことと

USENGyao との大きな違いが説明されています!


(以下、引用)

USEN も巻き込んだこの楽天ーTBSの統合騒動

さらにライブドアーフジサンケイ・グループの買収騒動によって、

2005年は「インターネットとテレビの融合」あるいは

「通信と放送の融合」が、話題になった。

㈱USENGyao も、インターネットとテレビを融合させたサービスの一つである。


 ところが、ライブドア楽天がやろうとしていたことと、

㈱USEN Gyao では、非常に大きな違いがある。


 ライブドア楽天は、資本関係を結び、テレビ局の映像ソフトを

ネットで流すことを思い描いていた。

彼らにとっては、テレビ局のブランドを生かして新サービスを展開できるメリットは大きい。

ところが、テレビ局から見ればあまりよいことではない。

テレビ局も自社サイトなどで映像配信できるからだ。

むしろ、テレビ局の強いブランドを使って、テレビ局自らネット配信サービスを

展開した方が利用者を獲得しやすいかもしれない。


 一方、Gyao はテレビ局が反感を持ちにくいサービスの仕組みを取った。

企業同士の融合(買収・合併)ではなく、あくまで放送の映像コンテンツを

通信技術で流すという融合なのである。


 Gyao は、一つの新設テレビ局であり、

インターネット上で映像コンテンツをビジネスとしている。

自社でもコンテンツを作るが、テレビ局や映画会社からも

コンテンツを調達して、視聴メニューを編成する。

 地上波テレビ局にとっては地方局などのテレビ局に番組を売るように、

Gyao にも売るという関係で、Gyao となら付き合いやすい。

Gyao 側は、おもしろいコンテンツを広く集めたいので、

ライブドア・楽天方式の「融合」のように、一つのテレビ局とだけ

親密になるのは得策ではない。


 実は視聴者からみても、利用しやすいのはGyao 方式なのである。

特定のテレビ局の番組だけを見られるよりも、

おもしろそうな映像コンテンツが多い方がよいだろう。」

(以上)



 ということで・・・

Gyao 方式は、

既存のテレビ局との摩擦が少ないだけでなく、

視聴者に求められる方式だと言えそうですね(^^


 確かに、視聴者としての視点から見れば、

昨年のライブドア・楽天方式的が実現していたとしても、特定のテレビ局の番組だけ

ネットで見られてもあまり面白くないですが(笑)、

Gyao 方式的に多くの番組を見られた方がいいですよね(^^



 既存の地上波のテレビを見ているときですら、

特に男性はリモコンをマメに操作し、次から次へと様々な番組を見る方が

多いのではないでしょうか?(笑

女性は、どちらかというと1つの番組をじっくり見る方が多いとは思います。

それでも選択肢は多い方が良いででしょう(^^


 供給需要という軸で考えてみると・・・

昨年のライブドア・楽天方式的供給側主導で考えられているのに対し

Gyao の方式は、需要から考えられているように感じます。


 そして、

21世紀の企業には 常に、

自社の商品の「供給」からではなく、

消費者(視聴者)「需要」から考える視点が必要だと思います(^^

レッドブル の戦略のように。。。


 消費者(視聴者)に求められてこそ、

事業者である企業も収益を上げられるわけですしね☆


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今、Gyao で 宇野康秀社長 と谷村新司さんの対談をやってます!

日枝神社のベンチに座って、寒そうな中で話してるのが

面白いです(笑

こちら をクリックすると、対談が見れます(^^

tanimura