こんばんは、龍司です。

3連休の中日、東京は非常に穏やかで良い天気です。


本日は、本題に入る前に宮崎さんからトラックバックいただいた,

「インターネットラジオでの書評」を御紹介します。

4月16日 にお話しました「乙部綾子さんのブログと広告効果

の記事の中で、藤村 正宏氏の「藤村流「感動」で売れ!「体験」で売れ!

について参照しました。

宮崎さんは、この本の書評を何とインターネットラジオで行っていて、

しかも内容がとてもわかりやすいのです。

お時間ある方は、是非聞いてみてください。

記事は、こちら


▼ちなみに解説されている本は、こちら

宮崎さん、ありがとうございました!
さて、それでは昨日のお話しの続き、
ダイエーの話をさせていただきます。
突然ですが、みなさんはダイエー で買い物してますか?
私は子供の頃、買い物に行った記憶はありますが、
最近はまったく行っていないです。

daiei

9月に入り、ダイエーの店舗閉鎖のニュースが流れましたよね。


沖縄の那覇店と浦添店の撤退は、

従業員の方々へは突然の通告だったようで、

家族もいるのにどうなるんだ」と従業員からの声もでているとのこと。

※ライブドアニュースの記事は、コチラ


山形店は、11月20日で閉鎖するとのことで、

存続を要望してきた商店街などからは

市民の応援で頑張ってきたのに、なぜ急に閉店が決まったのか

との戸惑いの声が上がっているそうです。

※ライブドアニュースの記事は、コチラ


その他、奈良店の閉鎖ショッパーズ高知店の閉鎖 なども

発表されています。

6月27日 に「前橋銀座二丁目商店街の破綻 」の記事で

市中心部の地盤沈下」に関してお話しましたが、

高知でも同じような現象が起こることを心配する声が上がっているようです。

産業再生機構ダイエー は、昨年の12月に策定した再生案で、

2006年2月期中に不採算の53店舗を閉鎖することを決めていましたが、

その実行段階に入ったんですね。


店舗閉鎖だけでなく、いよいよ一般社員の大幅削減も予定されているようで、

11月に一般社員を対象とした希望退職を実施し、

約1000人の人員削減に着手するようです。

※ライブドアニュースの記事は、コチラ

・・・冬のボーナス支給前に退職させてしまうんですかね。


私は以前から、ダイエーの経営状態の悪化は「時代」を

象徴しているように感じておりました。

ダイエーに限らず、旧態依然としたままの百貨店、GMSという

大規模小売業の経営は不振が続いています。

日用雑貨、食料品、衣料品など、

生活に必要なありとあらゆるものをそろえた百貨店、GMS。

高度経済成長時代に、あれほど栄華を誇った業態が、

これほど苦しむようになったのは時代の変化と関連しているように思います。


ユニクロ等の専門店が台頭してきているのに対し、

百貨店、GMSという総合的なものを扱う業態は低迷。

長崎屋、マイカルの破綻もありましたね。

「20世紀」の終わり、「昭和」の終わりを感じます。。。


米国でも大規模小売業は低迷し、

ディスカウントストアやホームセンターなどが好調なようです。

ウォルマート (Always low prices!)、ホームセンター ホームデポ など。


「大規模小売店⇒専門店」へと

消費者の嗜好は大きく変化しているようですね


なぜ、百貨店、GMSという大規模小売業の経営不振が顕著になっているのか?

という理由はいくつか考えられますが、

大前研一氏が興味深い見解を示されています。

その見解とは、百貨店等がターゲットとしている層は

アッパーミドルクラス」(年収600万円以上1千万円未満)であるが、

この層の人口自体が減っているので売り上げも当然、減少する

というものです。

構造的な理由ですね。

逆に「ロウアーミドルクラス」(年収300万円以上600万円以下)の層の人口が

増えているため、この層をターゲットとすべきだとも仰っています。


ターゲット層の人口構成の変化にあわせた戦略の変革の必要性。


(もっとも、ダイエー自体はそれほど「アッパーミドルクラス」を

狙った業態ではないですけれども、狙いが中途半端といいますか、

商品にも特化したものがなく様々なものを揃えているが特徴がない、

ともいえますね。

「大規模小売店⇒専門店」への変化の必要性!)

これに関連して・・・

ダイエーは現在、不採算店を53店閉鎖する一方で、

都心部での小型食品スーパーの展開を予定しています。
経営再建の柱に位置付けられている「食品スーパー」の出店計画について、

年内にも東京都世田谷区に1号店をオープンさせる予定も発表されています。

(ダイエーグループの食品スーパー「セイフー三軒茶屋店」を改装)

総菜や弁当類を充実させて、

中食」(持ち帰って家で食べる)を中心とした店舗にするそうですが、

都市部では現在、中食が増える傾向にあり、この狙いは良いでしょうね。

オリジン弁当 とか八福 とか流行ってますし。

仕事に遊びにと忙しい現代人、特に都市部の人は

「家で食事を作る時間がない、しかし食事の時は家でくつろいで食べたい!」

というわがままな(笑)欲求を持つ傾向があり、

このニーズにうまくマッチしているのでしょうね!

今後、こうした食品スーパーを100店舗程度出店予定しているそうです。

食品、特に中食に特化していますし、

狙いもアッパーというよりロウアーミドルクラスに近く、

今までよりもターゲット層も多く、ニーズも多いでしょうから、

この新業態は良いのではないでしょうか。


そしてダイエーは、ドラッグストアの「ハックドラッグ」を

約200店舗展開するCFSコーポレーション との提携にも動き出しました。

何とライバルであるイオン 系列の企業と!

これも新しいダイエーならでは、の戦略ですね。

ドラッグストアも食品スーパーと同じく専門店として伸びてますし、

目の付け所は良いでしょうね。

中内氏が指揮を取っていた時代には考えられない画期的な提携。


▼中内氏

nakauchi
 
8月下旬に、ダイエー創業者の中内功氏が脳梗塞で倒れましたが、

すでに83歳だそうです。

時代の大きな変化の中、

今まさに思い切った改革の時期なんでしょうね。

「もっと早く行うべきだった」とは思いますけれども・・・


▼ちなみに 今年5月にダイエーのCEOになった林 文子さん

著書「失礼ながら、その売り方ではモノは売れません 」が発売されてます。

BMW東京の代表取締役もなさっていた方で話題の方ですね。

ホンダ時代には、「1日100人に会う」ことを自らのノルマとして課してきた、とか。

見かけによらず(笑)、スゴイ方なんですね。

追加(9月19日

ダイエー創業者の中内功氏が今朝9:30、

脳梗塞のため神戸市内の病院で亡くなられたそうです。

この記事を書いたばかりだったので驚きました。

※詳細は、コチラ

ご冥福をお祈り致します。


追加(9月29日ダイエー追加閉鎖店舗の発表


本日、ダイエーは新たに15店舗の閉鎖を発表しまして、

経営再建に向けて閉鎖を予定していた53店舗すべてが確定しました。


本日新たに「閉鎖」が決まったのは、

苫小牧店、いわき店、津田沼店、西葛西店、北野店、

川口店、新潟店、長野若里店、ハーバーランド店、岡山店、南松山店、南長崎店

ディスカウント店のDマート足利店

スポーツ専門店のスポーツワールド33ダイエーナウ芝公園店の15店舗。


ダイエーナウ芝公園店は、2006年6月の本社機能の移転に伴っての閉鎖

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