「ひよっこ」第70回~みね子様・・・内緒のおつかいを頼まれるの巻 | 日々のダダ漏れ

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「ひよっこ」 第70回
第12週 「内緒(ないしょ)話と、春の風」
みね子様・・・

内緒のおつかいを頼まれるの巻

 

 

(夜、あかね荘に帰って来るみね子)

みね子) ふぅ…。

(ドアが開く音)

啓輔・祐二) ご苦労さまです!

みね子) あっ、ご苦労さまです。

啓輔) 頑張っとります、僕ら。な!

祐二) おう! 頑張っとりますちゃ! な!

みね子) そうなんですね。

啓輔) はい! うれしかったがです。

   自信を持つことができました。な!

祐二) そんながです。失いかけとった

   自信を、取り戻すことができました。

 

見ていなかった方のために、

実はこんなことがあったんですよ。

 

(回想)

祐二) ほんまの読者は、漫画の専門家

   やない。そういう人ん感想を、聞い

   てみた方がいいがんではないかと!

 

お父さん…。

つまんないです…。

 

みね子) フフフ。

 

今のはうそです。
ちょっと笑った方がいいかな~と。

 

みね子) 頑張って…下さい…。

祐二) 感動してくれとるぞ。

 

みね子) うん! アハハ! そうですか、

    いがった~アハハ…。

啓輔) みね子様のおかげですちゃ!

みね子) いや、あの、「様」?

祐二) みね子様~!

みね子) いや、あの、ちょっと、

    「様」はちょっと、嫌です。

啓輔・祐二) え~!

みね子) 普通でいいので。

祐二) 「ちゃま」はどうや? ちゃま!

みね子) ちゃま!?

啓輔) いいちゃ~

   そん方が親しみやすいし。

   みね子ちゃま。

祐二) な!

みね子) 嫌です。絶対嫌です!

祐二) なら、「さん」かな…。

   みね子さん…普通やけど。

みね子) 普通でいいので。あの、

    どうか、よろしくお願いします。

2人) はい! みね子様!

祐二) あっ!

 

**********

 

(茶筒を持って共同炊事場に行くみね子)

みね子) あ…。

早苗) これはこれはみね子様。

みね子) 聞いてたんですか。

早苗) 聞こえるのよ、廊下で、あんな

   でっかい声でしゃべってたら。

みね子) はぁ、そうか…。

早苗) あれだね、しかし。

みね子) はい?

早苗) 罪作りな女だねぇ、みね子様は。

みね子) 何ですか、それ。

早苗) だってそうじゃないですか、みね

   子様。男2人をその気にさせて。

みね子) いや…。

早苗) あの2人、

   これであと5年は諦めないね。

みね子) そんな…。(ため息)

 

**********

 

みね子) そんなこど言われても…。

(一人お湯が沸くのを待つみね子)

島谷) あ…。

みね子) あっ、どうも。

島谷) みね子様。

みね子) 何ですか、島谷さんまで!

島谷) ごめん。

みね子) お茶、飲みますか?

    いれますけど。

島谷) うん。ありがとう。お願いします。

みね子) はい。

島谷) 何? 困ってるの?

みね子) だって私、

    そんなんじゃないですし…。

    どうしたらいいが、

    何だが申し訳なくて…。

    私、漫画分かんないし…。はい。

島谷) ありがとう。

(お茶を飲む島谷)

島谷) うん。おいしい。

みね子) 一番安いやづですけど。

    すみません。

島谷) いいんじゃないかな。

みね子) えっ? 安くて?

島谷) いや、そうじゃなくて。あの2人が

   それで自信を持ったり、やる気にな

   ったりしてるなら、それでいいんじゃ

   ないかな。

みね子) あぁ…。

島谷) すばらしいことだと思うけどな。

   楽しそうだし。

みね子) そうですかね?

島谷) うん…と思うな。やっぱり、人間

   さ、褒められると嬉しいし、力も出

   るでしょ? 頑張ろうと思うし。もち

   ろん厳しいこと言われたり、怒られ

   たりして、へこたれずに頑張ろうっ

   ていう気持ちも大事だけど。

   どっちもないとね。

みね子) なるほど…はい。

島谷) 彼らはへこたれることばっかり

   みたいだから。

みね子) はぁ。

島谷) それにさ。

みね子) はい。

島谷) 僕は思うけど、

   彼らも分かってるんじゃないかな。

みね子) 分かってる?

島谷) うん。そう思おうとしているって

   いうのかな。みね子ちゃんが、面

   白いって言ってくれたんだって。

   ただそれを信じて、真に受けるわ

   けじゃなくてさ。何て言うのかな…。

   それをきっかけに、頑張ろうとして

   いる。そう思うけどな。

みね子) そういうことですかぁ。

島谷) うん…と思うけどな。

みね子) そうかぁ。

    すごいですね、島谷さん。

島谷) えっ?

みね子) そっか、すごいな。

    だったらうれしいな。

(お茶を飲む二人)

(流しで湯飲みを洗う島谷)

(島谷を見つめるみね子)

 

おや? みね子、

ちょっとキュンとしてますか?

 

**********

 

ただ…

 

祐二) ここで、笑ったがんじゃないか

   と思うがいちゃ、みね子様。

啓輔) あっ、僕もそこやと思う。

   みね子様、明らかにここで

   吹き出しとった。

祐二) やよな。

 

島谷さん、ちょっと深く考え

過ぎてたようですね…残念!

 

啓輔) 「あっ、スプリング、

   春ですよね、バビョン」。

(笑い声)

 

**********

 

鈴子) あ~忙しかったね。

高子) そうですねえ。

鈴子) はいはい、休憩、休憩!

高子) は~い。

みね子) はい。

(電話の呼び出し音)

電・省吾) はい、もしもし。

 

**********

 

みね子) はい、何でしょうか?

省吾) 休憩時間に悪いんだけど、

   ひとつ頼まれてくれないか?

みね子) はい、もちろんです。

省吾) 悪いな。この先のな、田町通り

   に、白猫って喫茶店がある。

みね子) はい。

省吾) そこにいる人に、

   届け物をしてほしいんだ。これ。

(お金が透けてみえる封筒)

みね子) あの、どなたに渡せば

    いいんでしょうか?

省吾) 娘なんだ。由香っていう。

みね子) はい。

省吾) 悪いな、頼む。

(頭を下げる省吾)

みね子) いやいやいや、そんな…。

    分かりました。行ってきます。

省吾) 悪いな。

   みんなには内緒にしといてくれ。

みね子) はい。

 

**********

 

(「喫茶白猫」に入るみね子)

店員) いらっしゃいませ。

由香) こっち。

みね子) あの…。

由香) 何か、貧乏くさくて恥ずかしい

   から、座ってくんない?

みね子) でも…。

由香) いいから。何にする?

(席につくみね子)

店員) 失礼致します。

みね子) えっと、オレンジジュース。

由香) オレンジジュースお願いします。

店員) はい。

由香) いつから?

みね子) あっ、お店ですか?

    えっと、今年の初めからです。

    あの、谷田部みね子と申します。

    よろしくお願いします。

由香) ふ~ん。

 

お父さん…。

普通、私が名前を言ったら、

自分の名前を言いませんか?

いいですけど。別に…。

 

店員) お待たせ致しました。

みね子) どうもありがとうございます。

由香) 東北?

みね子) いえ、茨城です。

由香) ふ~ん。

(封筒を出すみね子)

みね子) あの、これを、

    お渡しするように…。

由香) うん。

(すかさず封筒を鞄にしまう由香)

由香) 働き者って感じだねえ。

みね子) いや、そんな…。

由香) こういうのがよかったんだろう

   ねえ。お父さんも、鈴子さんも。

   じゃ、頑張って。

 

お父さん…。

ものすごく感じ悪いです。

 

(店を出て行く由香)

(慌てて伝票を見るみね子)

みね子) あっ!

    ミックスサンドとコーヒー!

 

ミックスサンド90円、コーヒー70円、

オレンジジュース65円!

今月使えるお金の4分の1が、

持っていかれました…。

 

みね子) あぁ…。

(もの凄い勢いでストローを吸うみね子)

 

**********

 

(店に戻るみね子)

みね子) ご苦労さまです。

(みね子を見る省吾)

(さりげなく頷くみね子)

 

**********

 

みね子) ただいま戻りました。

鈴子) みね子、ちょっと。みね子。

みね子) はい。

鈴子) ちょっと悪いけど、

   頼まれてくれる? 誰にも…。

(口に指をあてる鈴子)

みね子) はい。

(封筒を出す鈴子)

鈴子) これをね、田町通りにある、

   白猫っていう喫茶店まで届け

   てほしいのよ。

みね子) えっ?

鈴子) ん?

みね子) はい。

鈴子) うん。

 

お父さん…。

ちょっと困りました。

2人から内緒と言われても…。

 

**********

売れない漫画家2人にとって救いの女神?

2人から、みね子様とあがめられるみね子。

早苗に男2人をその気にさせた罪作りな女

と言われ…島谷には、いいんじゃないかと

言われ…。個人的には正直な感想を言った

方がいいと思うけど(私なら言っちゃう)、

夢を応援したい気持ちが本当なら、多少の

お愛想はあってもいいかな~とも思う訳で。


やっぱり、人間さ、褒められると嬉しいし、

力も出るでしょ? 頑張ろうと思うし。もちろ
ん厳しいこと言われたり、怒られたりして、

へこたれずに頑張ろうっていう気持ちも大

事だけど。どっちもないとね。

 

やる気スイッチも人それぞれ。怒られて、

何くそ~と奮起する人もいれば、褒められ

て伸びる人もいる。まぁ、どっちもバランス

よくあるほうがいいけれど。褒められっぱ

なしも、けなされっぱなしも、何だかね~。

 

勘違いでも、いい方に転ぶこともあるし…。

島谷が思うほど何も考えてはいなさそうな

2人ではあるけれど、少なくとも、島谷とい

う人物の育ちの良さというものが、十分感

じられるエピソード、ではあった気がする。

 

そしていよいよ、省吾の娘、鈴子の孫登場。

絵に描いたような、感じの悪い娘で笑った。

働き者って感じだねえ。
こういうのがよかったんだろうねえ。

お父さんも、鈴子さんも。

省吾の娘が、鈴子の孫が、どうしてこんな?

きっと何か理由が、何かあったんだろうと、

視聴者の想像の翼を広げるセリフが憎いね。

 

おつかいに出かけて、お財布を持っていた

みね子に逆に驚いた。あの喫茶店は電車

で行かないと行けない場所にあるのかな?

由香の分はしっかり省吾に請求しなよ~と

次はお財布を持たずに行きなよ~と、画面

のみね子にお節介したくなって困る。とにか

く由香の喫茶代が回収されますように~!


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