「ひよっこ」第67回~みんなそれぞれいろんな気持ちを持っている | 日々のダダ漏れ

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日々想ったこと、感じたこと。日々、見たもの、聞いたもの、食べたものetc 日々のいろんな気持ちや体験を、ありあまる好奇心の赴くままに、自由に、ゆる~く、感じたままに、好き勝手に書いていこうかと思っています♪

「ひよっこ」 第67回
第12週 「内緒(ないしょ)話と、春の風」
みんなそれぞれいろんな気持ちを持っている

 

 

おはようございます。
「ひよっこ」、第12週始まります。
みね子がすずふり亭で働き始めて
2か月がたちました。


仕事ぶりもすっかり板についてきました。

省吾) はい、ハッシュあがったよ!

…が。

(聞こえていないフリをするみね子)

省吾) お~い。
高子) みね子。逃げるな。
みね子) はい…。


**********

みね子) お待たせ致しました。

     失礼します。

ハヤシライスをよそうのは、
ちょっと苦手です。


みね子) わっ! おいしそうですねえ、

     ハヤシライス!

それもなんとか乗り越えて…。

今週も頑張れ。みね子!

 

**********

 

昭和44年、1966年。

季節は春、3月です。

この月、日本の人口が、

1億人を突破したことが、

法務省より発表されました。

みね子の暮らす東京も、

どんどん人が増えています。

 

**********

 

お父さん。

暖かくなってきましたね。

今日は、この近ぐにある料亭に、

出前を届けました。

何だか見たこともない世界で、

ちょっと怖かったです。

今、5分だけサボって、

ここに来てみました。

 

(実が目撃された道に立つみね子)

(みね子の姿を見かける島谷)

 

みね子) また来んね。

 

**********

 

(ドアベル)

みね子) ただいま戻りましたぁ。

鈴子) ご苦労さん。

省吾) 悪かったな、開店前に。

みね子) いえいえ!

     あの、これ、頂きました。

高子) 大丈夫だった? 

    迷った? 迷ったでしょ?

みね子) はい。

高子) やっぱりね。

省吾) あの辺り分かりにくいもんな。

みね子) はい。

     でも、人に聞いてなんとが。

     あと…。すみません。

     帰り、ちょっとだげ宮下まで

     寄り道させでもらいました。

鈴子) そうか。

省吾) うん。

みね子) でも料亭ってすごいですねえ。

     もうびっくりしました。

     あっ、これ、店のみんなで食べ

     なさいって。あど、偉い感じの

     人が、「鈴子さんにくれぐれも、

     よろしく」って。

鈴子) あっ、そう。

みね子) お知り合いなんですね、

     鈴子さん。

鈴子) 大吉。赤坂小学校の同級生。

みね子) へえ~! 

     偉い人なんですか? やっぱり。

省吾) 次の総理大臣の候補とか

    いわれてるもんな。

高子) え~!

鈴子) 今偉そうにしてるけどね、大した事

    ないのよ。泣き虫でねえ。喧嘩も弱

    くて、私がよく助けてやったもん

    よ。頭が上がんないのよ、私には。

    アハハハ! 恥かしいこといっぱい

    知ってるからね。

高子) 怖い。

(笑い声)

鈴子) そういう町なの。赤坂っていうのは

    ね。いろんな人がいるの。小学校も

    ね、永田町が近いから、議員やら、

    大臣の子どもも来れば、うちみたい

    な、商店街の子どももいる。八百屋

    の子も、魚屋の子も、芸者さんの子

    も、お妾さんの子も来れば、会社の

    社長の子どもも来る。みんな、おん

    なじ。親が偉いとか、金持ちだと

    か、関係ない。むしろ、偉そうにし

    てるやつは、バカにされる。

    そういう町! ね!

省吾) ああそうだね。

鈴子) ハハハハ。

みね子) 何か面白いですね。

鈴子) そう?

みね子) はい。

鈴子) ねえ高ちゃん。

    ちょっとあんた聞いてんの?

高子) えっ? 

    あっ、だって、その話、私…。

省吾) 100回は聞いてるよな。

高子) 100回なんて…。

鈴子) ねえ? いくら何でも、ねえ。

高子) もっとですよ!

省吾) もっとですよ。

鈴子) ん?

みね子) ん?

高子) そろそろこれ、開けませんか?

(笑い声)

鈴子) まぁ、よしとして、やろうか。

 

**********

 

(料亭のおみやげの中身はケーキ)

みね子) わ~すご~い!

省吾) お~!

鈴子) あっ! 一つ多いね、みね子。

みね子) はい?

鈴子) これ、富ちゃんに持ってって

    やんなさい。

みね子) えっ? いいんですか?

鈴子) うん。

みね子) ありがとうございます。

     うれしいです。助かります。

省吾) 何でみね子が助かるんだよ?

みね子) 実は…。

 

(回想)

富) はい、郵便。

みね子) ありがとうございます。

富) あれね、みね子ちゃんのところ

  には、お手紙ばっかりね~。

みね子) ん?

富) 小包あんまり、来ないわね。

みね子) はぁ…すみません…。

 

みね子) …って言われたんですよ。

省吾) それってあれか? 食べ物が

    届かないって言ってんのか?

みね子) そうなんですよ。

高子) うわっ、すごいね。

みね子) ながながすごいです。

鈴子) じゃ、早速、持ってってやんな

    さいよね。紅茶など添えて。

みね子) もう完璧ですね!

     ありがとうございます!

 

**********

 

富) すてきね~!

みね子) どうぞ。

富) ティータイムってとこねぇ! すてき。

みね子) ですねえ。

富) えっ? これから、毎日、この時間?

みね子) えっ?

     いや、別にそういうわけでは

     ないんですけど。

富) アハハハ。違うのね。

みね子) すみません。

 

何で私が謝んなきゃいけないんだと思

うわけです。カチンとは来ます。正直。

でもどこか、予想の遥か上を行かれた、

ある種の清々しさのようなものが…。

 

東京の街に生まれ育った人は、

何だか面白いです。

 

みね子) 落ち着いて。

富) アハハ!

 

**********

 

鈴子) 高ちゃん。肉屋のほら、跡取り。

    こんなに太っちゃったわね。

高子) あれ次男ですよ。

鈴子) えっ? そう?

高子) 太ってる方は次男。

鈴子) じゃ、跡取りの方は?

高子) シュッと、シュッと。

 

**********

 

(厨房でフレンチトーストを作る秀俊)

みね子) あの…。何かお手伝いする

     ことありますか?

秀俊) ん?

みね子) 一人で大変かなって。

秀俊) 人の心配する余裕できたんだ?

みね子) 皮肉ですかぁ? ヒデさん。

秀俊) フフッ、まぁね。

    あっ、でもいいんだ。賄い作りは、

    俺の大事な仕事だし、勉強だから。

    だから、邪魔しないで。

みね子) はい。

 

お父さん…。

私、一生懸命働いてる人を見るの、

好きです。

 

**********

 

(裏の広場で玉ねぎの皮をむく3人)

みね子) 元治さん、手、止まってますよ。

元治) 知ってます。ちょっと休憩。

みね子) ヒデさんって、何でコックさん

     になろうと思ったんですか?

秀俊) えっ? 俺?

みね子) はい。

秀俊) 俺んち、

    父親早くに死んじゃってさ。

みね子) そうだったんですか…。

秀俊) うん。で、母親と姉と妹なんだけ

    ど、母親は保険の仕事して忙しく

    て、きょうだいで食事をさ、毎日

    作ってたんだ。小さい時からね。

    でも、どう考えても俺が一番うま

    くてさぁ。

みね子) え~!

秀俊) ひどいんだよ、2人とも。下手

    だし、遅いし、まずいし。無駄は

    多いし。最悪なんだよ。…で、い

    つのまにか全部俺がやるように

    なって。で、楽しくなっててさ。

    で、どうせだったら、好きなこと、

    得意なことで、生きていけたら

    なと思って。で、いつか自分の

    店とか出してさ。母親楽にさせ

    てやりたいなとか思うし。

みね子) へえ。

元治) かたいねえ!

    いい話だけど、かたいねえ。

みね子) 元治さんは?

元治) 教えてやんない。

みね子) 何でですか?

元治) さぁねえ。

 

これは、どっちなのでしょうか?

こう見えて、深い理由があるのか。

それとも、見た目どおり、何もないのか。

 

(帰って来る島谷)

(通りで見たみね子の姿を

 思い出す島谷)

 

みね子) あ…。

秀俊) よっ!

 

そうか。

島谷さんと秀俊さんは、

一時期同じアパートに

住んでいたんですね。

 

島谷) 頑張ってるね。

秀俊) おう。そっちも頑張ってんだろ?

島谷) うん。

秀俊) あと1年だったよな、大学。

島谷) うん。

元治) 大学ねえ。

島谷) じゃ、お邪魔しました。

(お辞儀をし、あかね荘に向かう島谷)

みね子) 仲いいんですか?

秀俊) ん?

みね子) 何か私、なかなかアパートの

     人たぢと、仲よぐなれなくて。

秀俊) 仲いいってほどじゃないかもしれ

    ないけど。いいやつだよ、あいつ。

    俺に、料理のしかた、簡単な。教

    えてくれないかって言ってきてさ。

    自分でも、簡単なものは作れるよ

    うになりたいんだって。

みね子) へぇ。

秀俊) すっごい真面目なやつで、俺が

    教えたとおりに練習して、できる

    ようになったんだ。食べてみてく

    れ~とか、持ってきたりしてさ。

元治) お坊ちゃんの道楽だろ?

秀俊) しょうがないじゃないですか。

    金持ちの家に生まれて、将来が

    最初から決まってる人にだって、

    それなりの寂しさとか、悩みとか

    だってありますよ。

元治) 興味ねえ。

    贅沢な話だよ、そんなの。

ヤスハル) 俺は分かるけどな…。

みね子) 今何て言いました?

ヤスハル) 何でもねえ。

(立ち去るヤスハル)

 

みんな、それぞれにいろんな気持ちを

持って生きてんだなって思いました。

 

島谷さん、

とっても寂しい顔、する人だなって、

私は思いました。

**********

みんな、それぞれにいろんな気持ちを
持って生きてんだなって思いました。

 

人にはそれぞれ事情がある。それぞれ

気持ちがある。そういうことを丁寧に描

いてくれるドラマなんだなあって、思う。

 

ヒデ君がコックになった理由が語られ、

彼が女性慣れしてる理由が分かった。

姉と妹がいればね~。みね子がそこそ

こ可愛くてもすぐに恋に落ちない訳だ。

 

それにしても…これでもかってぐらいに

食べ物に執着を見せる大家・富さんの

エピソードから、私が連想したことは…。

 

富さんって…。も、もしかして…妖怪…

美味しいもの食べてやろうかしゃん?

(勝手に命名w)

♪ヨォ~ドンドンドン…(富登場の音?)

小包は届いてないのかしらぁ?
おみやげはないのかしらぁ?
おいしいものが手に入ったら…
一緒に食べてあげるわよぉ~。
お茶を出してくれてもよくってよ~。

うふふふふ♪

美味しいものを、

持ってるやつはいねえがぁ~?
美味しいものは、

私が一緒に食べてやろうがぁ~?

 

♪ヒュ~ドロドロドロ…
(私の心の中のイメージ音w)

 

お父さん…。

富さんが妖怪にしか見えません。

怖いのに…目が離せません。

富さんが気になり過ぎて…困りますw


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