「ひよっこ」第48回~ひょっとして私は、恋…してたのでしょうか? | 日々のダダ漏れ

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日々想ったこと、感じたこと。日々、見たもの、聞いたもの、食べたものetc 日々のいろんな気持ちや体験を、ありあまる好奇心の赴くままに、自由に、ゆる~く、感じたままに、好き勝手に書いていこうかと思っています♪

「ひよっこ」 第48回
第8週 「夏の思い出はメロン色」

ひょっとして私は、

恋…してたのでしょうか?

 

 

綿引) みね子ちゃん。

みね子) はい。

綿引) ごめん!

みね子) えっ?

 

お父さん。

何だか私の周りでは、

どんどんいろんなことが起こっていて。

 

みね子) どうしたんですか? 綿引さん。

綿引) みね子ちゃんのお父さん、東京で

    捜すこどができなくなってしまうんだ。

みね子) えっ?

綿引) 本当に申し訳ない!

みね子) いえ、そんな…

     謝るこどないですよ、全然。

綿引) いや、でも…。

みね子) 何かあったんですか? そのせいで、

     警察の上の人に怒られたとが?

     そうなんですか? 

     だったら謝んのは私の方で。

綿引) ごめん。そうじゃないんだ。

    いっつもそうだね、悪い癖だ。

    最初にちゃんと説明しないがら、

    余計な心配かけてしまう。

みね子) いえ、そんな…。

     どうかしたんですか?

綿引) こないだ話した、高萩で警官やってる

    オヤジがね、ケガしちまって…。大きな

    ケガで…。足をね…。自分だけではも

    う歩けねえ。昨日帰ってきたんだけど、

    おふくろも、オヤジもさ、大丈夫だって

    言うんだけど。大丈夫なわけなんかな

    くて…。それなのに何度も、「大丈夫だ、

    帰れ。大丈夫だ、帰れ」って。俺しかい

    ないんだよね。だから…クニに帰ろうと

    思ってね…。だから、東京にいなくなっ

    てしまうから、みね子ちゃんのお父ちゃ

    ん…。

みね子) そんな、心配しなくていいですよ、

     綿引さん。

綿引) いや、俺も心残りなんだ。絶対見っか

    ると思うんだけど…だから、悔しくてさ。

みね子) お仕事は…。

綿引) 警察官は辞めることになる。

    さっき届け出してきた。

みね子) そうなんですか?

     向ごうではでぎないんですか?

綿引) うん…。俺は、東京の警視庁の採用試

    験を受けて、警察官になってるからね。

    警官やってたら、オヤジの面倒見れない

    し。だがらいいんだ。

みね子) そうなんですね…。

綿引) うん。

みね子) いづ?

綿引) あさってには帰る。

みね子) そうなんですか…。

綿引) ちょっと似てるね、俺たち。

みね子) えっ?

綿引) お互い親で…

    人生が急に変わっちまった。だろ?

みね子) (頷く)

綿引) でもさ…嫌なだけじゃないよね。

    子供としてうれしいことでもあるよね。

    そう思わない?

みね子) ……はい。そう思います。

綿引) 遊びに来るよ。

    茨城なんて近いもんだよ。な?

みね子) んですね。

綿引) うん。お父さん、きっと見つかるよ。

    諦めんな。

みね子) はい。ありがとうございます。

     ありがとうございました。

     本当に、ありがとうございました。

綿引) あ~溶けちゃったね。

みね子) 溶けでもおいしいですから、

     クリームソーダは。

綿引) あ~そうが。偉いな。頑張るな、

    クリームソーダ。ハハハハ!

    働きもんだな~。

みね子) んですね。

 

**********

 

みね子) ただいま。

幸子) お帰り。

一同) お帰りなさい。

みね子) あれ? 優子さん、大丈夫ですか?

優子) あっ、うん、大丈夫。

    ちょっと横になってただけ。

みね子) はぁ…ならいいけどよぉ。

優子) ありがとう。

幸子) ううん。

みね子) フッ…。

優子) ん?

みね子) いえ…フフフ…。

優子) えっ? 何? 何かついてる?

みね子) あっ、いや…。

     優子さん、何か、ちょこんと

     座ってんのがかわいくて。

優子) 何? えっ? 何かおがしいの?

みね子) いやいやいやいや、あの、何か…。

     何かに似でんなと思って。何か…。

時子) えっ?

みね子) 何かに似てんな…。

優子) やんだ。見ないでけれ。

澄子) あっ!

豊子) あっ!

澄子) 座敷童子!

豊子) そんだ!

みね子) それ! そう!

時子) あ~確かに…フフッ…。

幸子) 似でる…。

(笑い声)

幸子) あっ、ごめん。

みね子) いや、あの、かわいいっつう

     意味ですよ、優子さん。

 

**********

 

雄大) そうか、茨城かぁ…。

綿引) おう…いつか来いよ。

雄大) うん。どうしようもなくなったら、

    君のとこに向かうよ。

綿引) やだよ。そんな時来んなよ。迷惑だよ。

    普通に遊びに来い、普通に…。

    幸子さんと。

雄大) うん。

綿引) お前頑張れよな、音楽。

雄大) うん。ありがとう。君も、頑張れ。

綿引) おう。

店主) へい、お待ち。

雄大) どうも。

    頼みがあるんだが。

綿引) 何だ?

雄大) 金貸してくれ。

綿引) はぁ? 別れを告げに来てる人間に

    借金すんのか? いつ返すんだよ?

雄大) 頼む。148円だ。

綿引) ん? 少ないな…。しかも細かいな。

雄大) ここの代金だよ。僕がおごりたいんだ。

    そういう気持ちなんだ。

    でも、金がないんだ。だから貸してくれ。

    僕におごらせてくれ。必ず返す…。

    返しに会いに行く。

綿引) 変なやつだな。必ず返しに来いよ。

    来なかったら取り立てに行くぞ。

雄大) おう。

 

**********

 

時子) そっかぁ、帰んのかぁ、茨城。

みね子) うん…。

時子) 寂しいね。

みね子) うん…。

豊子) いい人でしたね。

みね子) んだねぇ。

幸子) 雄大先生も寂しがるかな。

優子) いいコンビであったもんねぇ。

みね子) んだよねぇ。

優子) みね子…綿引さんのこと好きで

    あったんでないの?

みね子) えっ? 好きって?

優子) 好きって…だがら、恋?

みね子) え~!?

澄子) そうだったのがよ?

みね子) いやいやいやいやいやいや!

幸子) お似合いだと思ってだげどな、私。

みね子) いやいやいや。

時子) まぁ、この子はね、そういうの、奥手

    だから。自分でも分かんないんじゃな

    いのかね? 恋なのかどうかも…ね?

みね子) 何よ、それ!

豊子) お子様だはんで…ね~?

時子) ね!

(豊子の背中をたたくみね子)

豊子) いってえ…。

幸子) ほら、何かこう、胸が痛いどが、いつ

    でも相手の顔が浮がんでしまうどが、

    会いだくてたまらないどが。ね?

澄子) え…幸子さん、雄大先生に

    そんなふうに思ってんのが?

幸子) どういう意味よ、それ。

 

**********

 

一同) ♪恋はやさし 野辺の花よ

    夏の日のもとに 朽ちぬ花よ

    熱い思いを 胸にこめて

    疑いの霜を 冬にもおかせぬ

    わが心の ただひとりよ

 

**********

 

綿引) すいません! 

    この方見ませんでしたか?

男性) 分からないです。

綿引) そうですか…。

    ありがとうございました。

 

(腕時計を見、ため息をつく綿引)

(綿引を見ている馴染みの店主に

 気付き、おじぎをする綿引)

(手の中の実の写真を見つめる綿引)

(荷物を手に、去って行く綿引)

 

**********

 

一同) ♪胸にまことの 霧がなけりゃ

    恋はすぐしぼむ 花のさだめ    

 

お父さん…。

綿引さんが、茨城に帰りました。

 

一同) ♪熱い思いを 胸のこめて

    疑いの霜を 冬にもおかせぬ

    わが心の ただひとりよ

 

**********

 

(喫茶店に一人来ているみね子)

 

お父さん…。

何だか、変な気持ちです。

 

ひょっとして私は、

恋…してたのでしょうか?

 

(みね子の前に、クリームソーダが一つ)


**********

 

誤解を招く言い方をしてしまうキャラの綿引は、茨城

に帰ることに…。みね子の気持ちも曖昧だったけど、

綿引の気持ちも分からないまま。好意は持っている

けれど、恋と自覚するほどではない段階だったのか

な、お互いに。離れて初めて、分かることなのかもね。

 

綿引には、まるで甘え上手な彼女のような態度の雄

大。そして何だかんだ言って面倒をみる綿引の関係

が好きだったな~。二人付き合っちゃえばいいのに。

(えっ? 違う? ごめんなさい。いけない妄想ですw)

 

148円を貸してくれと言った時点で、雄大の意図は見

え見えだったけど…そういうところも雄大の魅力なん

だろうね、きっと。幸子もついついおごっちゃうように。

人たらしというか…相手をキュンとさせるツボを知っ

てるよね。その技、みね子に教えてあげてほしいよ。

 

 


みね子たちが歌っていた「恋はやさし野辺の花よ」

を、秦基博さんが歌っている動画を発見。いいなぁ、

彼の歌声で聴く「恋はやさし野辺の花よ」も。何か、

ちょっと、昭和で、古風な、可憐な恋っていうか…。

クリームソーダがよく似合う初恋に、キュンキュン。

 

恋はやさし 野辺の花よ
夏の日のもとに 朽ちぬ花よ
熱い思いを 胸にこめて
疑いの霜を 冬にもおかせぬ
わが心の ただひとりよ

胸にまことの 霧がなけりゃ
恋はすぐしぼむ 花のさだめ
熱い思いを 胸にこめて
疑いの霜を 冬にもおかせぬ
わが心の ただひとりよ

 

日本語が、やさしいなあ。何だかとても胸に染みる。

疑いの霜を冬にもおかせぬ わが心のただひとりよ。

ああ、恋せよ乙女。乙女じゃなくても恋がしたくなる。

ドラマの中の恋を、見てるだけでもいいけどね…♪


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