「とと姉ちゃん」第74回~何もかもきっと・・・全部戦争のせいよ!の巻 | 日々のダダ漏れ

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「とと姉ちゃん」 第74
第13週 「常子、防空演習にいそしむ
何もかもきっと・・・全部戦争のせいよ!の巻


常子は再び千葉の農家を訪ねました。
今回は美子もともに。


常子) これなんですが…。
女の子) うわ~。
男性) ほら、おもちゃだぞ。
女の子) これ全部もらえるの?
男性) ああ、全部もらえるんだ。
女の子) すご~い。
男性) よかったな。
女の子) うん。
常子) よっちゃん。
美子) 楽しんで使ってね。
女の子) うん。ありがとう。
美子) どういたしまして。
    見て。これね、蓋が開くの。
女の子) すご~い。
美子) すごいでしょ。あとは…。


**********

美子) よかったよかった。かかも喜ぶわね。
常子) うん。
鞠子) でも、こんなにもらえるなんて
    思わなかったね。
常子) そうね。
鞠子) よっちゃん?
常子) うん?
美子) おばあちゃまは…
    私たちのためにくださったのに…。
    いろんなものが無くなっちゃった。
    森田屋の皆さんは高崎に行っちゃったし、
    おばあちゃまはお店をやめてしまったし。
    まり姉ちゃんだって、小説家諦めて工場
    で働いて。全部戦争のせいよ。
常子) よっちゃん…。
美子) (泣) ごめんなさい。
    泣かないつもりだったのに。
常子) ううん。
美子) (泣)


**********

鞠子) とと姉、戦争っていつ終わるのかな?
    もしもこの先、10年20年と戦争が続いた
    ら、私はそれまでずっと工場で働いてる
    んだよね。家族に無理させて、女子大ま
    で行かせてもらったのに、今の私には何
    もない。手に職もないし、お金をたくさん
    稼ぐことだって出来ない。ごめんなさい。
常子) 何言ってるの。
鞠子) けなげに振る舞ってるよっちゃん見て
    たら、情けなくなっちゃって。だから私決
    めた。せめて次女として、みんなを支え
    られるようになるって。


この頃、東京を始め日本各地は、
米軍のB29爆撃機による
空襲を受けるようになっていました。

**********

空襲の影響で電車は動かず、
常子は家まで走りました。
一刻も早く家族の無事を知りたい。
その一心で。


常子) 鞠ちゃん、大変だったわね。
鞠子) とと姉…。
常子) うん?
鞠子) 駄目だったよ。とと姉の代わりになろう
    って思ったけど、私全然駄目だった。足
    くじいてみんなに迷惑かけるし、怖くて
    何も出来なくて。
常子) 鞠ちゃん…。


この時、常子の気持ちは固まりました。

**********

五反田) ご家族は、大丈夫だったかい?
常子) はい。おかげさまで。五反田さんは?
五反田) うん。家内も息子も、無事だったよ。
常子) ああ、よかった。
五反田) しかし…亡くなった方も大勢いたら
     しい。そんな哀しい顔は、美人には
     似合わないよ。
常子) 五反田さん。
五反田) うん?
常子) ずっと、悩んでいたんですが…。
五反田) うん。
常子) お国を守るために、戦争をしなければ
    ならないのは、仕方のない事です。軍人
    さんが、命を懸けて戦って下さっている
    のも、よく分かっています。ただ…戦争
    を讃えるような雑誌を作る事が、私には、
    どうしても苦しくて。いろいろなものを奪
    っていくような戦争を讃え、国民を、あお
    るような雑誌を作りたいという気持ちに
    は、どうしても、なれないんです。なんと
    かして、違う内容の雑誌を作る事はでき
    ないでしょうか。
五反田) じゃあ、僕が、その苦しみから
     解放して進ぜよう。
常子) えっ?
五反田) もう雑誌は作らなくていいんだ。
常子) どうしてですか?
五反田) 僕に、赤紙がきた。
常子) そんな…。


**********

「とと姉ちゃん」を楽しくご覧になっている皆様
は、この先は、華麗にスルーでお願いします。


森田屋が高崎に行ったのも、滝子が店をやめ
めたのも、鞠子が
小説家を諦めて工場で働い
ているのも、全部戦争のせいよ、と泣く美子…。

いやいやいや…森田屋と青柳の没落は、君子
と愉快な…じゃない、使えない子供たち一家に
憑りついている疫病神、貧乏神のせいなんじゃ
ない? 鞠子の場合も、大学を出てるんだから、
就活をもっと頑張れば違う道もあったはずだし、
何より、小説を書くのを諦める必要もないはず。
書きたい事があれば、とっくに書いているよね。
どんな状況だろうが、書く人は書いちゃうから。
しかも、とと姉の代わりになりたいと言ってから
諦めが早過ぎっ! 常子あげなのが見え見え。
そもそも、小橋家の不幸は戦争のせい以前の
問題。役立たずの母・君子のせいだからぁ~!

五反田が無駄に常子上げするするセリフを口
にするたびに、逆に見る側の気持ちが萎える。
美人と言われて否定しない、ヒロインの図々し
さに醒める。謙遜するフリぐらいはしてほしい。
恥かしそうでもいい。当たり前な顔はやめて!

美子が泣いてみせたり(さすがにヒロインより、
何倍も美しい泣き顔なのはホッとするところ)、
常子が、戦争を讃える雑誌をつくるのは苦しい
と訴えたところで、今に至る積み重ねが全くな
いのだから、共感も感情移入もできる訳もなく。

戦争あるあるみたいなセリフやシーンを入れて
おけば、戦争中の描写をごまかせるとでも思っ
ているのかな? もう、観てる方が恥ずかしくな
るような、いつかどこかで見た、聞いたセリフを
散りばめておけば、視聴者を騙せるとでも…?
脚本家…これがお前のやり方か!(by ゆいP)

今日の美子の口ぶりじゃ、おばあ様はまだ生き
ているようだけれど…。おばあ様の生存が気に
なる視聴者の気持ちは置き去りにされるんだろ
うなぁ…。たぶん、おばあ様を診た医者がやぶ
医者で、再生不良性貧血というのは誤診だった
んだろうね。それと、最大のストレス、小橋家か
ら逃れられた解放感から病気が治ったとか…?

何もかも、視聴者の脳内補完に丸投げする気?
それが「とと姉ちゃん」の正しい視聴法なのか!
まあ、木曽の青柳物語、高崎の森田屋物語を、
自分好みに妄想するほうが、楽しいかもね…♪


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