脚本家が語った、これからの「ごちそうさん」 | 日々のダダ漏れ

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日々想ったこと、感じたこと。日々、見たもの、聞いたもの、食べたものetc 日々のいろんな気持ちや体験を、ありあまる好奇心の赴くままに、自由に、ゆる~く、感じたままに、好き勝手に書いていこうかと思っています♪

王様の耳はロバの耳

どーしても、一言、いえ、二言三言言いたくなってしまう、
ちょっと毒を吐きたくなるようなことを書いてしまおうかと。
王様はロバの耳と、穴を掘って叫ぶように、世界の中心
ではなく、端っこで、こっそりと叫んでみたいと思います。

前回このテーマで書いたのは朝ドラ「純と愛」について。
まさか次に書くのが、その弟子が書いた「ごちそうさん」
になるなんて。苦手な傾向は、変わらないらしいですw

ドラマは、個人の嗜好、感性の問題。単に、合う、合わな
い、好きな人もいれば、嫌いな人もいる。みんな違って、
みんないい。ドラマの感想なんて、100人、100様でいい。
違うから面白いし、同じものを観ていても、本当にみんな
違うんだなあということを知る、身近な機会でもあります。
好きな理由も、嫌いな理由もそれぞれあって、違う感性
を知るのは、面白い。人って、ホントにみんな違うんだな
あと、なるほど争いはなくならないわけだと納得したり…。

さて「ごちそうさん」のお話ですが、日々の記事で、感想
を書いているので、今回は、脚本家の作品に対する、考
えを知る機会があったので、その紹介と、その感想です。
NHKFMの、「岡田恵和 今宵、ロックバーで」(2月22日
送)という番組で、ゲストが森下佳子さんだった回の、
彼女の発言を、拾ってみました。

参考にさせてもらったのは、こちらのHP↓
●ごち関連ラジオのレポツイまとめ
私自身はラジオを聞くことができなかったので、聞いて
レポートされた方を参考にさせてもらいました。発言は、
大体共通しているので、大きな間違いはないと思いま
すが、訂正箇所があればお知らせ下さい。また、参考
元を読んで、ご自分で判断なさって下さいますように。
ここでは、私が、ひっかかった発言を、載せています。

「岡田惠和 今宵、ロックバーで」(2月22日放送)より
                      ゲスト・森下佳子

森下) 一番書きやすかったキャラは室井さん。
    だってゲスいもん!

森下) 和枝は二回ほど書き直した。私は彼女ほど頭が
    良くないので、一度ストレートな嫌味を書いてから、
    もう
一度書き直す。

森下) 和枝の直しは意地悪をより高度にするためだけ
    にしていた。私は嫁いびりに対する反応をあまり
    怖いと思わずに書いていたが、朝ドラの伝統や前
    例を知ってる人からはいろいろ言われた。

森下) 東京のほやほやした世界からいきなり地獄に放
    り込まれたような大阪編、大阪の印象悪くなるや
    ないか!と言われたりした。

森下) 朝ドラを書くにあたって、もらった橋田さんの脚本
    が、相当意地悪だったので、いいんだと思っちゃっ
    た。むしろあそこまで全然行けてない、まだまだ甘
    いと
いう感じでいた。緑子さんがとても上手に演じ
    てくれ
た。彼女の愛嬌がなかったら、受け入れられ
    なかっ
たかも。

岡田) ポップなあまちゃんからオーソドックス、と言われ
    たけど、実はそれほどオーソドックスではないと僕
    は思
う。視点や現代的な空気などが、いい具合に
    ブレンド
されたとても素敵な朝ドラ。

森下) 時代が時代なので、今まで辛うじて笑えてきた事
    がどんどん笑えなくなる。
岡田) そこは相当頑張っていたよね。
森下) そうですね、何とかふざけようと。
岡田) 戦争始まって普通辛いだけの描写が多い中で、
    頑張って笑いを入れて。
森下) なんとか。

森下) ここからしばらくあまりふざけない展開になってく
    る。ついにふざけられなくなってきた。戦争が終わ
    ると、
たっぷりふざけます。め以子がやっとちょっと
    成長す
るかな、という感じ。

森下) 食べなきゃ生きられない。それだけは地球がひっ
    くり返っても正しく、間違いのないことだという事に
    縋って
やってきた。それが最後の方にも見えてくる
    形になる
と思うので見守っていただけると嬉しい。

**********

ここから先は 「ごちそうさん」を好意的に観ておられ
る方々は、
華麗にスルー願います。私的にはただの
感想ですが、
猛毒に感じられる方もいらっしゃると思
いますので、この先は
お勧めできません。読んで
らの苦情は一切受けつけませんので、あしからず!


なるほどねえ・・・。すべては、彼女曰く「ふざけて」書かれ
てきたわけですか。まあ、暗い時代を明るいユーモアを交
えて書こうとしたという、意味合いなのでしょうが、「ふざけ
る」という言葉を選んだ時点で、やっぱり、この人がとてつ
もなくセンスが悪いのがよくわかる。彼女の言いたい所を
汲んで解釈してあげれば、「あまちゃん」のように、小ネタ、
笑いを散りばめたドラマが目指すところだったのだと思う。
暗く辛い時代を、ふざけた一家で描くという画期的なドラ
マのつもりだったんだろうなあって思う。その片鱗は見え
るというか、笑わせようとしてるんだろうなあと思える箇所
はわかったし。ただ、笑えなかった。ことごとく滑ったとい
うだけで。もちろん、笑いのセンスが合った人には、面白く
感じられたのだろうことも想像できる。でもね、謙遜のつも
りで言ってるのかもしれない「おふざけ」は、シャレになら
ない「おふざけ」に感じられて、ふざけているものをふざけ
たと言われても…。これからの2週間は、ふざけられない
らしいので、少しはマシに観ることができるのかも・・・。何
て今さら全く期待してないけど、その後、思い切りふざけ
るという言葉に、今からウンザリしてしまう自分がいる。そ
うだね~焼野原で、ミュージカルが始まるのかもしれない
ねえ(ぬか床ナレ風w)。泣かせることは、たぶん、それほ
ど難しくはない。でも、笑いっていうのは、もの凄く高度な
仕掛けが必要。演技力がない人間に、「笑い」に取り組ま
せようとしたのは、無謀としかいえない。あまちゃんは、実
力のある俳優さんたちを集め、ヒロインにもコメディエンヌ
の資質があってこその、成功だったわけで。ふざけたかっ
たなら、ヒロイン夫妻のキャスティングは、間違いだったと
しか思えない。ヒロインを指名しておいて、酷い話。女優の
資質も見極められず、魅力を引き出す事もできず、もう顔
も観たくなくなるほど嫌わせて…。本当に役者さんたちが
気の毒すぎる。最後に、どうやらやっと、ちょっと成長する
らしいヒロイン。まあ、いっか、もう。そんな気分になってき
て。どんだけふざけて、どんだけ成長して終わるのか、た
だそれだけを楽しみに、寒い笑いを見届けようかと…(涙)

王様の耳はロバの耳。
「ごちそうさん」の世界を創った王様は、こんなお方です。

毒を、吐く気にもなれない。毒を、出すのももったいない。
以前はまだ、「こうだったらいいな」を書く気もあったのに。
まあ、この人のドラマはもう観ないなって、ただそれだけ。
朝ドラは、習慣なので、最後までちゃんと見守りますが…


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