化粧品に“好転反応”って存在するの？
化粧品がいらない肌に導く化学者
大川明伸（はるのぶ）です。
赤み、かゆみなど。
化粧品をご使用されて
このような症状になってしまうことを
経験された方もおられるかと思います
この症状を
“肌がよくなろうとしているサイン！”
だと思われてはいないでしょうか？
また
そんなときに化粧品メーカーや販売員さんに
お問い合わせをされることもあるかと思います。
「これは、好転反応です。
使っているうちに症状は治まり、
肌がきれいになっていくので。」
このように
お答えになられる方がおられるみたいですね。
肌は、生体恒常性維持機能
（ホメオスタシス）といわれる機能を持っています。
肌が、正常に戻ろうとする機能のことです。
わたしは
この肌本来の機能を活かしたスキンケアは
エイジングケアには非常に大切なことだと考えています。
ですが
現在では、“好転反応”は
皮膚科学的には無い反応です。
もちろん、医療用語でもありません。
肌が正常に戻るときに
一時的に悪い症状になることはありません。
現在では
医薬品医療機器等法（旧薬事法）でも
健康増進法でも認められておりません。
もし
ご使用を続けられて
症状が改善されたことがあれば・・・。
それは
肌の環境適応力によるものだと思われます。
わたしも
現時点で立証されていることだけが
すべてだとは思っておりません。
むしろ、個人的には
本当におこりえる可能性があるのでは？
とも考えることがあります。
しかし、現時点で
根拠もない、証明もできない。
そんな好転反応を
消費者に伝える化粧品メーカーや販売員さん。
この方々は
法律も把握されていないことを含め
責任感を持たれていない怪しい方だと
思われてもいいかもしれません。
人それぞれの症状ひとつひとつを
好転反応かそうでない反応かを
見極めるすべがないわけですからね。
化粧品をご使用になられて
肌に赤み、かゆみなどがあらわれることは
肌トラブルです。
まずは、ご使用を中止されることです。
化粧品が原因の場合は
化粧品のご使用をやめられることで
肌は必ず正常に戻ってきます。
“好転反応だから大丈夫！”
現在は
医学でも、皮膚科学でも
好転反応はないとされている以上。
その気のゆるみが
症状を悪化させてしまう可能性もあり
危険な行為になりかねないということ。
現時点では、この症状は
“あなたの肌がこの化粧品はいらない”と
あなたに伝えてくれている反応だと
ご理解されるほうがいいかと思いますね。
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