前回の記事でディレイの種類について
色々と書いてみたが、
もう少し普段使っているディレイについて書いてみたい。


現在のプラグインとしてのディレイには
テープ、アナログ、デジタル、真空管など色々あって
迷ってしまうくらいたくさんのラインナップを
お手軽に使うことが出来るのだが、
私のお気に入りのディレイを紹介したい。


〇ステレオ音像作りの自由度が極めて高いディレイ

WAVES SuperTap

WAVESのSuperTapは長らくお気に入りのディレイだった。
使い易いという点では本当に良くできている。


ほかのディレイと一線を画す点としては
ステレオで使用するときにディレイ音のパンニングの自由度が
極めて高いという点だ。


ディレイ音のステレオの広がりを
ステレオイメージャー並みに簡単に調整出来るので、
広げ過ぎ、広がらなさ過ぎ、あるいはステレオ乱れ打ちみたいな
ディレイも簡単に作れる。


LRの音像を明確に意図したディレイが欲しい時は
こんなに便利なディレイはない。

音に関しては特筆すべき点はないのだが、
簡易フィルターやモジュレーションも付いていて、
一通りのことは出来る素晴らしいプラグインだ。


またあまり使わないが、
ディレイ音1つ1つに対してテンポ同期した音符のタイミングや
msecでの設定が出来るので、
1回目のディレイは8分音符、2回目は付点8分音符、
3回目は付点4分音符などの特殊なタイミングのディレイを作ることもできる。

通常の使い方においてはほぼ万能でありながら、
効果音的な音像を作り出すのにも
非常に使い勝手が良いディレイだ。


〇テープディレイ

テープディレイはほとんどどのディレイプラグインのプリセットにも入っているし
原理を知っていれば誰でも簡単に作れるのだが、
個人的には如何にリアルなテープディレイのサウンドを聴かせてくれるか?が
大事なポイントだと思っている。

WAVES Kramer Master Tape


Kramer Master Tapeはテープシミュレーターだが、
当時使われていたテープディレイマシンとしても
もちろん使用できる。


シミュレートされているAmpex350と351を使ったことがないので
再現性に関してはわからないのだが、
非常にリアルなテープディレイなのではないかと思う。


随分前の記事でKramer Master Tapeを紹介したが、
ボカロ(ボーカル)でスラップで使ったり、
エレキ・アコギどちらでもギター用のディレイとして出番が多い。


Ampex350 Ampex351 


マスタリングでもシミュレーターとしてよく使うが
テープディレイを使いたいときはKramer Master Tapeが一番のお気に入りだ。


1回きりのスラップ+奇数倍音が加わった柔らかいディレイ音は
デジタルで作業するのが主体に私にとって
アナログ的な要素を加味するのに一役も二役も買っている。


ほかにも手持ちのディレイプラグインにテープディレイの
プリッセットが付いているものはたくさんあるのだが、
なんとも古臭くて味のあるテープサウンドは
Kramer Master Tapeならではだと思う。



〇ヴィンテージなデジタルディレイ

一昔前はギターの録音などでラックマウント式の
ディレイを持っている方が多かった。


Lexicon PCM42

往年のデジタルディレイの銘機の中で
レキシンコンは非常に有名なディレイだと思うのだが、
今でも中古で買おうと思えば買うことができる。


ただ昨今はアンプシミュレーター系のソフトや
LINE6のpod、BOSSのマルチエフェクターなどで
アンプのシミュレーターに加えて色々なエフェクトが
入っているのでラックマウント式のディレイを単体で買うのは
よっぽどの物好きと思われてしまうかもしれない。



LINE6 POD

BOSS GT-5

GT-5を持っているのでギターはこれで音作りができ、
アンプシミュレーターソフトなしでも
これだけで十分に対応できる。


ギターはちょっと弾けるだけで、
とてもじゃないがスタジオミュージシャンのギタリストの方々には
足元にも及ばないので、
個人的にはギター録音のディレイに関して
ラックマウント式を買おうとは思わない。


GT-5で十分だし、ディレイのプラグインもたくさんあるので、
必要であれば後で足せば事足りている。


レキシコンのPCM42のプラグインとして、
PSP AudiowareのPSP42を前回の記事で紹介したが、
デジタルディレイの良さを詰め込んだようなプラグインなので、
何か1つずつ、テープ、アナログ、デジタル、それぞれにディレイプラグインが
欲しいならデジタルディレイはPSP42とそのパワーアップ版のPSP85はお勧めだ。


PSP Audioware PSP42

PSP42はノーマルのディレイとしても使えるが、
ワウやフランジャーが利いた飛び道具的なディレイも作れるので
個人的にはデジタルディレイシミュレーターはPSP42とPSP85があれば
もういらないかなと思っている。


〇アナログ的なデジタルディレイ 


WAVES H-deley

WAVESのH-deleyはその名の通りHybrid Delayで、
出てくる音はアナログ的なデジタルであり、
デジタル的なアナログでもある。

MPXのテープディレイはまさにテープという感じだが、
こちらはテープディレイの音を作っても、
アナログ的なテープの音なんだけれど、デジタルの綺麗さがあるのだ。


Hybridと言えば聞こえはいいが、中途半端とも言える。
逆にそれが良いと感じる方もいらっしゃるかもしれない。
この辺りは一つの味であり、好みの問題でもある。
(個人的には選択肢の1つとして考えている。)



このディレイの凄さは汎用性の高さであって、
極限までアナログ的なサウンドを求めるなら別のプラグインを選ぶけれど、
そこまで拘らずお手軽に色々なディレイ音を作りたいのなら
極めて便利なディレイなので、なんだかんだでいつも使ってしまう。


さすがWAVESという感じで使い易く、音も良く、汎用性が高い。



〇オイル缶エコー 

オイル缶エコーはその名の通りオイルを用いてディレイ音を生み出すのだが、
Nomad Factoryのプラグインが一番有名だろう。
(ほかにもあります)

Nomad Factory  BT Oilcan Echo 


ディレイ開発の黎明期には現代では忘れ去られた色々なディレイが
開発されては消えていったが、
オイル缶エコーはオイルに電気を流してディレイ音を得る仕組みで、
テープとは違うなんとも言えない劣化気味の独特なサウンドを聴くことができる。


非常に珍しいヴィンテージなサウンドで、
これはこれで味があって好きなのでたまに使っている。



〇アナログディレイ

アナログディレイという言葉をBBD素子を使ったディレイという風に定義したいのだが、
厳密にこれをシミュレートしていると銘打っているプラグインは意外と少ない。


D16 SYNTORUS

D16のSYNTORUSはコーラスエフェクトなのだが、
二系統のディレイが付いていて、
「BBDボタン」がちゃんと付いている。

BBD EMULATIONボタンでON/OFFを切り替えできる。


アナログ的なサウンドを出せるディレイは山ほどあるので、
それほどBBD素子のディレイに拘らなければ
似たような音が出るプラグインはたくさんあるが、
買おうかな~と思っているディレイでBBD echo80というディレイがある。


BBD Echo-80


名前の通りBBD素子を用いたディレイをシミュレートものだが、
探せばほかにもいくつか出てくる。


既にたくさんディレイを持っているので、
買うべきか、買わないべきか迷う…。


〇ボカロでお気に入りのディレイ


今ボカロにハマっているので、
ボカロで「これいいじゃん」と感じているのが、
Softubeの真空管ディレイだ。

Softube Tube Deley


別にボカロ専用ということはなく、
何に使っても良いのだが、
珍しいディレイでもあるので面白がって使っている。


このプラグインはどちらかというとショートディレイで使うのが好きで、
(音があまりにも独特なので)
ほかのどんなディレイとも違う独特のキャラクターを持っている。



〇リージョンを貼ってディレイを作る。

プラグインを使わずにProtoolsでリージョンをコピペして
ディレイを作ることもある。

飛び道具的な用法なので滅多にやらないが、
実際にリージョンをコピペすることで
自由度が極めて高い(実際に自分ですべて調整できるので)ディレイ音を
作り出すことが出来る。


一発SE的なもので
あまりにも効果音的な特殊ディレイを作りたいときは
この方法が一番手っ取り早い。



〇創作ディレイ

こだまを得るとか、馴染ませるとか、空きスペースを埋めるとか、
そういった基本的なディレイの用法ではなく、
なんか面白い音作れないかな~?という時に頼りになるのが
Nomad FactoryのEchos

Nomad Factory Echos


このプラグインは通常のディレイとしても使えるのだが、
面白いディレイ音がたくさん作れるので
ディレイを基調とした面白い音を作るのに重宝している。


本当はそんな使い方ではなくて、
普通にヴィンテージサウンドを想定したディレイ音を目的として
作られている。


まずギター用のディレイとしてヴィンテージサウンド聞かせてくれる
以下の2つのディレイのシミュレートがある。



Boss DM-2



Electro Harmonix Deluxe Memory Man


どちらもお金を出せば手に入らないことはないが、
こういったディレイは個人的には有難い。
どちらもややヴィンテージの領域に入ってきている気がする。


BOSSのDM-2はヤフオクで見かけるが
プラグインでお手軽に楽しめるのは嬉しい。


Maestro Echoplex 1


Maestro Echoplex 3

Maestro Echoplexはヴィンテージと呼んで差支えないと思うのだが、
テープや真空管を用いたディレイは
なかなかいい味を出してくれるので、
ECHOSは重宝している。


Nomad Factoryというと安っぽい・B級というイメージを
持っている人がいるかもしれないが、
最近リリースされたものは良い意味で普通に使えるものが多い。


ECHOSとかPulse Tecとか最近はNomadは頑張っているので
今後も期待したい。

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ディレイの「音色」そのものについて色々書いてみたが、
前回と今回合わせて使い方に関してはまだ全然書いていないにも関わらず、
こんなにもたくさんディレイ1つで語るべきことがある。
(勝手に語っているだけだが)


コンプもEQもリバーブも高いレベルで使いこなしたいと思うなら
こういった知識はないよりはあったほうが断然有利だ。


ただこだまが鳴っていればOKとか、
ホールの残響が付いていればOKとか、
人それぞれいろいろあると思うが、
求めるレベルが上がれば上がるほど色々なものが必要になる。


お金だったり、機材だったり、知識や技術だったり、チャンスだったり、
時と場合によって色々だが、
もし音楽制作をがんばっている方がいらっしゃれば
普段自分が使っているプラグインや機材について色々調べてみることをお勧めします。


何か新しい発見があるかもしれないし、
もっと高度な使い方が出来るようになるかもしれない。



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ディレイについて色々考えてみたい。


様々な長さやフィードバック量の調整といった使い方を駆使して
トラックをオケに馴染ませたり、
あるいは「こだま効果」を出したりするディレイだが、
効果は極めて単純である反面、
ちゃんと効果的に使いこなすのはなかなか難しい。


最近は今まで以上にディレイ音について結構こだわるようになってきたのだが、
なかなかミックスの中で「これだ!」と思えるディレイ音を作るのは
簡単なようで意外と難しかったりする。


〇テープディレイ
ディレイが開発された当初はテープの再生ヘッドを
時間差でズラすことによって作り出していた。

1950年代頃はまだアナログディレイも開発されていなかったので、
このような非常に単純な方式でディレイ音を作り出していたのだが、
今でも多くのディレイプラグインのプリセットに存在している。

Karlette フリーソフト(昔Cubaseで使われていたものが今はフリーで公開されている)
http://japan.steinberg.net/jp/support/unsupported_products/vst_classics_vol_2.html 


テープ自体はディレイに限らずデジタル全盛の現代でも
シミュレーターとして多くのメーカーが優れたVSTプラグインを制作しているが、
奇数倍音がたくさん加わる柔らかい歪みや
テープ独自の劣化したサウンドは個人的にも大好きだ。


テープディレイを持っていなくても、
基本的にフィードバック量はゼロ設定で
ディレイタイムは100ms以下にし、
フリーソフトなどのディレイの後ろにテープのシミュレーターを入れれば
簡単に疑似テープディレイを作り出すことは出来る。



〇アナログディレイ
BBD素子という遅延素子を使ってディレイ音を作り出す方法で、
高域が劣化するのが大きな特徴だが、
現在では当時デメリットととして捉えられていた高域の劣化具合が
逆に味と捉えられていて、わざわざアナログディレイを選択する人も多い。


BBD素子とはBucket Brigade Deviceの略で
簡単にいうとバケツリレーで遅延を作り出す方法で
デジタルディレイが登場する前のディレイにはBBD素子が使われていた。



MoogerFooger MF-104M


MAXON  AD9Pro
http://www.soundhouse.co.jp/shop/ProductDetail.asp?Item=486^AD9PRO^^&rk=01001xqc006ne3 


今でもギター用コンパクトエフェクターではBBD素子を用いた
アナログディレイが作られているが、
自宅にアナログディレイをお持ちの方はもうほとんどいないだろうし、
ましてやレコーディングでアナログディレイを現役で使っている人は
ほとんどいないと思うのだが、
個人的にはちょっと欲しいかも…と思っている。


高域の劣化具合が独特なので、
アナログディレイは今でも多くの人に人気がある。

〇デジタルディレイ


ディレイの歴史はこだまを如何に忠実に再現するか?を追ってきたが、
1970年代以降のデジタルの時代になると、
段々とディレイの性能が上がってきて、
少しずつノイズや劣化の問題が改善されてくる。


それでも初期のころのディレイは独特のローファイ感があり、
今でもギター録音などでRoland SDE-2000や
Lexicon PCM42などを使っている方はいらっしゃる。


Roland SDE-2000 



Lexicon PCM42


Lexicon社のPCM42はPSP Audiowareからプラグイン化されて
リリースされているので私もミックスで重宝している。

PSP AudiowareのPSP42とPSP85
http://www.pspaudioware.com/plugins/delays/lexicon_psp_42/ 


プラグインのPSP42は往年のデジタルディレイサウンドが欲しいときに愛用しているが、
なかなかいい味を出してくれるし、
パワーアップしたPSP85もなかなか使い勝手が良い。

まさにプラグインでお手軽に楽しめるデジタルディレイという感じだ。

テープともアナログとも違う独特のローファイ感を持ったサウンドが
デジタルディレイの特徴で、
同時にデジタル技術を駆使して面白いディレイ効果も作り出せるので、
飛び道具的ディレイとしても重宝している。


〇真空管ディレイ

Softube社 TUBE DELAY
http://www.tacsystem.com/products/softube/000371.php 


Softube社のTUBE DELEYも結構気に入っている。
出てくる音はまさに真空管の音なので、
好みが分かれるところだが選択肢の一つとしていつも試してみたりする。


ボーカルでもドラムでもギターでも独自の味があるので、
なかなか重宝しているが、
普通のディレイの後ろに真空管のシミュレーターを入れれば
似たような音は作り出せる。


トラックに太さや立ち上がりを求めるときは
真空管のディレイを好んで使っている。


//////////////////////////

色々なディレイがあるのだが、
時代が現代に近づくに連れて技術が進み、
最終的には完全に原音と同じ音を出せるようになり、
DAWのプラグインとして使えるディレイに至っては
もはや何でもアリの時代になる。


今ミックスや作曲でディレイを使うなら
プラグインのディレイを使うというのが一般的だが、
非常にお手軽に広い選択肢の中から選べるので本当に良い時代になったなぁと思う。

WAVES H-DELAY
http://www.minet.jp/waves/id=164 


WAVESのH-DELEYはその名が示す通り、
Hybridなので、デジタルとアナログの両方の特性を
非常に簡単に呼び出すことが出来て結構出番が多い。
これは便利すぎる。


デジタルの綺麗なディレイ音や
PCM42的な音、テープ的な音、BBD素子を使ったアナログな音、
スラップ、ピンポン、レコード盤が曲がったモジュレーションが利いたディレイ音まで
何でもアリの素晴らしい機種だが、
最近のプラグインのディレイはH-DELEYのように非常に多機能なものが多い。


色々買わなくても
1つ多機能なものを持っていればなんとかなったりする。


ミックスの中でディレイとEQを併用してわざと音を劣化させるテクニックは
誰でもやると思うのだが最近はEQで劣化させるのではなく、
テープディレイやアナログディレイなどを積極的に使って、
自分好みのディレイ音を作り出すことを模索している。
これが結構面白い。


ディレイが鳴っていれば何でもいい、
EQでちょっと劣化させておけば何でもいい、
という感じであれば拘る必要もないと思うのだが、
ミックスも非常に細かい所までしっかりと詰めていこうと思うと
そうもいかなくなり、ディレイにもこだわりたくなるのだ。


特にテープディレイとアナログディレイはその質感が独特なので
元々の特性をある程度は勉強しておく必要がある。


ディレイの使い方も大切だがそもそも作り出される音自体は、
使い方云々という話ではなく、
プラグインの持っている性能に左右されてしまう。


ミックスにおける様々なディレイの使い方は勉強や経験で
なんとでもなるが、
出てくる音そのものは使い方だけではどうにもならない。
(ある程度はEQなどで疑似的に作り出せるけれど)


特にテープディレイやアナログディレイは
いい味を出してくれるので
是非ご自身の持ってらっしゃるプラグインを使って研究してみて欲しい。



リバーブでもディレイでもイコライザーでも
1つ1つは小さなことではあるのだが、
こういう小さなことが積み重なって
最終的な作品の出来の大きな違いになっていく。


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PSP AudioからPSP85が発売された。



音楽のブログ
PSP85


64bit環境で動くので、

WIN7の64bitにしたけど、

64bit環境で使えるディレイがないという方にお勧め。



PROTOOLS LEにしろ、

WAVESにしろIKにしろ、

まだまだDAWの世界は64bitになっているとは言い難い。



PROTOOLSは2010年の7月にHDのみ64bit正式サポートだが、

LEのほうはまだもう少し先になりそうだ。



それにDAWだけが64bitになっても仕方ないので、

まだまだ過渡期と言える。



そんな中でもPSPは使えるプラグインでありながら、

64biフルサポートなのでお勧めのプラグインメーカー。




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Vienna Ensumble Pro(以下VEP)は極めて優秀なのだが、
WAVES製品がALLバツ×なので、
色々と不便なことがある。




その一つがディレイで、
PROTOOLSでミックスするときは
いつもWAVESのSUPER TAPを使っているのだが、
これが使えなくて困っている。




VEPをVSTホストとして使えば
ほとんどPROTOOSと変わらないくらいのレベル
ミックスして書き出せるので時間がない時や、
わざわざパラアウトしてミックスするまでもない曲は
VEP内で作りながらミックスして出せてしまう。




ゲームBGMに限って言えばマスタリングをしっかりやれば、
最終クオリティーは正直ほとんど変わらないレベルで出せるので、
(PROTOOLSでやった方がもちろん追い込めるが)
かなり便利。




作曲→ミックスと個別の作業が、
半分以上最終ミックス像をイメージするだけでなく、
実際の音にしてバウンスできるので
両者の垣根がかなり減った。
(ゼロにはなってないが)




もしVEPでWAVESが使えるようになったとき、
PCのパワーが十分で、
ソフト音源オンリーでDTMで作成する限り
もう個別でバウンスするメリットがゼロになってしまう。
理論的にはそうなる。




これが出来たら本気ですごいと思う。



但しVEPはオーディオは扱えないので、
そっちはDAWで行わなければならない。




そんなわけで、ディレイを探してみた。
まず目を付けたのがPSP社の608Multi Delay。




音楽のブログ

PSP 608 MD

http://www.pspaudioware.com/plugins/delays/psp_608_multidelay/

USD 149.00



Lexicon PSP 42と84も悪くないが、

こっちのほうがSuper Tapに使い勝手が近いので、

使いやすそう。



プラグイン内に後段にフィルターがある。



しかし、それはPROTOOLSでVEPでも

別途後段にEQを入れれば済む話なので、

純粋にディレイ機能だけ付いていればいいからということで

フリーVSTを探してみた。



音楽のブログ
twindelay


いくつか試したが、これが一番使いやすくていい。

ちょっとしたフィルターも付いているし、

歪ませることもできる。



149$出してPSPのMD買うより、

これでもいいような気がしてきた。



気分的には買ったほうが良いのだが、

そのうちVEPがWAVES SHELLに対応するかもしれないし、

そうなったら無駄使いになってしまう。




WAVESがSHELL方式をやめることは考えにくいので、

VIENNA待ちだが、VIENNA側も特に予定がないとのことなので、

もう少し様子を見てから購入を検討してみよう。



WAVESのV7の新作ディレイ「H-DELAY」。

実際に使ってみて結構使える感じだった。




音楽のブログ


ピンポンディレイをはじめ判り易いプリセットがあり、

ハイブリットという名前だが、

どちらかというとアナログディレイ的な印象を受けた。



もちろんアナログスイッチなんてものがあるくらいだから、

WAVESのそのつもりなんだろうけど、

インターフェイスがお洒落で使う気になるディレイだ。




いつもディレイはGOLDのSUPER TAPなのだが、

こちらも曲によっては結構いいかもしれないと思った。



音も細かく追い込めるし、

普通に使えそうなディレイ。



音楽のブログ


WAVES社の2TAPディレイ。

最大で6秒までのモノ/ステレオディレイが可能で

フィルタ付き、パン、レベル、正確なディレイタイム、フィードバック値などを正確に設定できる。



この製品の6TAPディレイ版もある。

通常のディレイはもちろん複雑な乱反射ディレイも簡単に作れてしまう。



音楽のブログ

非常に優秀なディレイでこれがあれば余程の変わり種なディレイを求めない限り事足りる。