少し前ですが、TASCAMのDA-3000導入しました。

TASCAM DA-3000


色んなサイトで紹介されていますが、
簡単にいうとレコーダー兼DAコンバーターです。


今は主にマスタリングで使っていますが、
購入した最大の動機は値段もそこそこで音質の良いレコーダーが欲しかったからです。

もっと高いのは幾らでもありますが、個人レベルで購入出来る価格としてはこれくらいが
妥当なんじゃないかと思います。


DAWでバウンスすると、制作中に作っていたのと音が少し変わってバウンスされてしまう点や
ハイレートでマスターデータを作るのにとても役立っており、
そこらへんはさすがにTASCAM、高音質です。


ハイレゾで納品を求められることもありますが、
DA-3000はPCMなら最大192KHz/24bit、
今のところまだ近年出てきたDSDフォーマットで納品を
求められたことはありませんが、
DSDでも最大で5.6MHzで録音出来ます。



音質はさすがで、綺麗に録音出来るの一言です。

DA-3000よりも高価格帯の製品はたくさんあり、
正直比較出来るほど使い込んだことはないのでなんとも言えませんが、
とりあえず、自宅レベルでは十分過ぎるくらい綺麗に録れて、
マスタリングの時にバウンスするよりはずっと良いと感じています。


DAコンバーターとしても使っていますが、
モニターしているときに聞いている音をそのまま録れるというのが結構大きく
この手のものは新しい方が性能が良いと感じているので、
使った感触としてはかなり気に入っています。


元々外部レコーダーとして購入したのですが、
DAの性能が現時点で使っているTC ELECTRONIC Finalizer Expressや
BEHRINGERのSRC2496 Ultramatch Proよりも
音質が良いので今後はDA-3000をマスタリング用のDAコンバーターにしようか…とも思いました。


TC ELECTRONIC Finalizer Express


BEHRINGERのSRC2496 Ultramatch Pro


既に制作環境にDAコンバーターが2つあって、
マスタリングのDAコンバーターはTC ELECTRONIC Finalizer Expressを
使っていましたが、
DA-3000をマスタリングのDAコンバーターとして使えばもっと良い音が望めそうです。




DA-3000は前面にヘッドホンジャックが付いていますし、
背面にはアナログアウトとしてXLRのバランスアウトと
RCAのアンバランスアウトが付いていますので、
バランスの方をマスタリングにして、
アンバランスのほうをスピーカーと繋ごうかなぁと思っています。


本当はバランスをスピーカーに使いたいですが、
DA-3000とスピーカーアンプの距離が1.5m以下ですし、
部屋で大きな音を常時鳴らすのが難しいので…………。


レコーダーとしてマスタリングの取り込みのときに
DAコンバーター兼用としても使え、
普段モニターするときのDAコンバーターとしても使え、
性能を考えたらかなり頑張っているんじゃないかと思います。


特に専用のDAコンバーターを導入するのは
個人レベルだと「ウ~ン」という値段のものばかりなので、
レコーダー機能に加え、常時モニターとしても使えるという付加価値を考えれば
かなりお得な気がします。



////////////////////////////////////////////////////////////

作曲・DTMの個人レッスンの生徒を募集しています。
このブログの書き主の自宅&skypeでマンツーマンレッスンをしています。
(専門学校での講師経験があります)
詳しくはこちらをどうぞ。


電子書籍ですが作曲・DTM関連の書籍も書いています。
宜しければどうぞ。

DTMマスタリングのやり方


DTMミキシングのやり方

 

作曲基礎理論~専門学校のカリキュラムに基づいて~

(作曲の基礎理論を専門学校レベルで学べる本です)




パソコンで始める日本一簡単なDTM作曲本

(初心者向けの作曲導入本です)


AD
頂いた仕事のミックスや作曲の休憩をするときに
体を疲れてるけれど、頭は動くというときに
ゴロンと寝転がっているのも退屈なので、
ラヴェルの弦楽四重奏をベットに寝転がりながら分析しています。



ラヴェル弦楽四重奏。
IMLSPに楽譜があり、ピアノリダクションされているのもあります。


いつもの「調判定」、「上にコードネーム」、「下にディグリー」、
そして必要な箇所に「コードスケール」を書き込んで
ラヴェルの和声、作曲技法に触れているのですが、
これで27歳(作曲時ラヴェルは27歳)ってあり得ないだろうというくらい高度で、
こんな出来る27歳がいるの?かと分析していて驚きます。

こんな感じで楽譜に書き込んでいきます。


寝転がりながらボールペンで楽譜に書き込みをしていくのですが、
ラヴェルがどうやって古典和声を脱却しようとしているのかが
やっているうちにどんどん見えてきて、非常に興味深いです。


よく言われることですが、ざっと思いつくだけでも以下のものがあります。

・極めて旋法的
・ハーモニックマイナーとメロディックマイナーの多用
・テンション同士の跳躍、及び解決しないテンションコード
・古典的な終止を避けるため固有のⅤはかなり避けられる傾向にある
・固有のⅤを使うときはALT化されたり、SUS化されて、
古典的な響きにならないようにされている。
また導音自体が避けられることもある。

・転調領域は極めて広い(というか最大遠隔調まで使用)
・変化和音多し
・3度の和声の動きと転調多し
・全音音階は転調パターンとして、または和声的に出てくる
・フォーレの和声語法や転調法が出てくる
・4度堆積和音多し
・弱進行多し
・弦楽器の奏法に精通
・形式は古典的

ラヴェル和声を勉強したいなぁという方は
まずお勧めなのが普通にラヴェルの作品を分析することです。

ラヴェルの残されている作品で駄作はゼロなので、
好きな曲をやってみると良いと思います。

クープランの墓、弦楽四重奏、水の戯れ、鏡など
名曲だらけで勉強はとても有意義です。


そして作曲している方なら、そこから得た知識を活かして
自力でも作曲してみると良いでしょう。


とは言っても、難しくて出来ない…という方は多いのではないかと思います。

確かに難しいかもしれませんが、
それでも「古典和声」「ジャズ・ポピュラー理論」がきっちり終わっていれば
十分に理解出来ると思います。


ややはっちゃけた部分もありますが、
その辺のラヴェルの作曲技法の作法を知りたければ、
下記の本がお勧めです。

イヴォヌ・デポルトの和声法

あとは最近知ったシャランが書いたラヴェルの和声に基づいた
模範作品みたいなものがあって、
そちらもいずれ購入してみようと思ってます。


HENRI CHALLAN
MÉLODIES INSTRUMENTALES À HARMONISER

Volume 17 : Ravel Quatuor à Cordes


「ピアノとソロ楽器版」と「弦楽四重奏版」があって、
1ページだけお試しで見られるのですが、
扱いは洋書ですが、中身は基本的に楽譜だけのようです。
(購入したらレビューを書きます)


どうも普通の音楽用品以外にも
絶版になった書籍や洋書をPDF?で販売している
ディアレッツォというインターネットショップらしいのですが、
検索していると珍しい本も出てくるので興味のある方はどうぞ。



どのみち基礎が出来ていないと、
難しい本を買っても理解は難しいかもしれませんが、
それでも何かの助けにはなるはずです。


また実際にレッスンでラヴェル、ドビュッシー、ブルックナー、フォーレ、etc…の
分析をやらせて頂いていて良く思うのが、
生徒さんが基礎的なことがわかっていても、
理解が浅いが故に自力で分析出来ない方が多いということです。


例えば裏コードを知っていますか?と聞けば多くの方が
「知っている」と答えますし、
その意味するところやコードスケールなどを聞いても
やっぱりちゃんと答えられる人が多いです。


ところがいざ実際にラヴェルやドビュッシー(でなくても何でもOK)の分析になると
その裏コードが出てくる部分で躓いてしまう方が多く、
表面的には理解していても、自由に応用が利くレベルでは習得出来ていないように
感じることがよくあります。


独学でやってらっしゃる方にこういう方は多いのではないかと思います。


解決方法は簡単で、基礎の理解が浅いから応用が出来ないだけであり、
よりしっかりと学ぶことと、
分析の実例をたくさんこなすことで徐々に上達していきますが、
時には誰かに答え合わせをしてもらうのも良いかもしれません。


ラヴェルの弦楽四重奏にしても、
複雑に見えても、その実非常にシンプルで理知的であり
ちゃんと理屈の通った考えに基づいてラヴェルが音を選んでいることがわかります。


レッスンでやることがあるから、というのもありますが、
最近は暇なときにパラパラとスコアを見ているのが
昔よりも楽しくなってきました。


過去の大家の知性に触れるのは楽しいです。


////////////////////////////////////////////////////////////

作曲・DTMの個人レッスンの生徒を募集しています。
このブログの書き主の自宅&skypeでマンツーマンレッスンをしています。
(専門学校での講師経験があります)
詳しくはこちらをどうぞ。


電子書籍ですが作曲・DTM関連の書籍も書いています。
宜しければどうぞ。

DTMマスタリングのやり方


DTMミキシングのやり方

 

作曲基礎理論~専門学校のカリキュラムに基づいて~

(作曲の基礎理論を専門学校レベルで学べる本です)




パソコンで始める日本一簡単なDTM作曲本

(初心者向けの作曲導入本です)

AD