作曲のレッスンで生徒さんから
色々な作曲家のアナリーゼのご希望を頂きますが、
自分の勉強のためにも、
もっと色々やってみようかなという気持ちになり
昔買った「クラシック名旋律集」という本を引っ張りだして
あいうえお順の「あ行」から順番に知らない曲を
毎日少しずつ分析と作曲を繰り返しています。



知らない曲や技法を学ぶのは有益ですし、
良い訓練にもなり、そのままBGM作るときのネタにもなるので ボチボチ続けています。


クラシック名旋律集 ドレミ出版


この楽譜は今は表紙が変わって新しくなっているのかもしれませんが、
全部ではないものの辞書的に
てっとり早く曲のメロディーとコードネームがわかるので 短時間で勉強するには便利です。



まずはあ行ということで 「アイレンベルグ」から
スタートしているのですが、結構面白いです。

「リヒャルト・アイレンベルク」(1848年生まれ)


アイレンベルク(1848年生まれ)はドイツ人の後期ロマン派の作曲家で
ブラームス(1833年生まれ)ブルックナー(1824年生まれ)
チャイコフスキー(1840年生まれ)、コルサコフ(1844年生まれ)
ドヴォルザーク(1841年生まれ)、サン=サーンス(1835年生まれ)
フォーレ(1845年生まれ) あたりが同世代でしょうか。


知名度はあまり高くなく、
私も勉強するまで知らなかったのですが、
こういった知名度は低いけれど
作品はたくさん残っている作曲家は非常にたくさんおり、
例えばバッハとかベートーヴェンとかドビュッシーなど
超メジャーな作曲家以外の作品にも目を通してみると得られるものがたくさんあるので
現在修行中の作曲家さんたちにはとてもお勧めです。
(私自身も修行中ですが…)




和声学やポピュラー理論の勉強が終わって
誰の何の曲を見てもわからないことがなくなったというレベルになった方は
進んで様々な曲に目を通しておくと
それが必ずいつか役に立つときが来るはずです。



アイレンベルクのIMSPLを見ると
彼が残した全350曲のうち20曲を無料で見れるので
全曲完全に深く分析すると大変なので
パラパラと目を通して、和声や作曲技法の方向性を
軽く把握しておくだけでも全然違うと思います。



「クラシック名旋律集」に掲載されていたのが、
森の水車 "Die Mühle im Schwarzwald"(原題は「黒い森の水車」)》作品52
だったのでこれを分析してみましたが
BGMの村や町で使えそうな雰囲気の曲でした。







ほかにも何曲か見てみましたが、
舞曲や行進曲を中心に作った作曲家ですが、
現代のBGMでそのまま使えそうな娯楽曲方面がむしろ個人的にはためになりました。


クラシックのみならずたくさんの曲を知っていることは
そのまま自分が作るときの引き出しになりますが、
大切なことは「知っているだけ」ではなく、
それを自分でもある程度作曲で再現できることです。


聴くだけなら作曲を全く行わない人でも
音楽愛好家は山ほどいますが、
自分でも同じような雰囲気を出せる練習を普段からしておくと
いざ自分が作るときに役に立つので、
「聴く」「分析する」「自分で作曲する」をセットでしていくと良いと思います。


ほかにもウェルナー、ギース、グローフェ、etc…など
知らない作曲家がたくさんいるので、
見聞を広げるためにもしばらく続けてみようかと思っています。




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ディスコンになって久しいLiquid Mix(以下LM)ですが、
非常にコンプやEQの効きが良いので、
未だに現役で使っています。
(Win64bit、Protools10)



最近はVSTで使うと2つめ以降が使えなくなったり(RTASは大丈夫)、
(以前は使えました)
Protools上でもほかのプラグインと相性が悪く、
Focusrite社以外のプラグインを立ち上げた途端
Protoolsがフリーズするなど問題も多く
「そろそろ限界かなぁ」と思っています。


もはや中古でしか購入出来ず、64bitでの動作も不安定であり、
補償もないので、今から新規で購入する方には
ちょっとハードルが高いかもしれません。


今後ドライバが更新されることもないでしょうし、
現状の不具合をだましだまし使っていくしかないのですが、
いい加減限界でprotoolsでミックス中に何度も固まったり、
固まらないまでもエラー出まくりで
正直そろそろ厳しくなってきました。


かといって代替えになるプラグインもなく、
LMなくなったら困るなぁと思いながら作業しています。

代替えとなるものとして
プラグインにおける音の良さという点で
UAD-2を検討しているところです。


実際に使っている感想ですが、単純に音が良くて
コンプに関しては個人的にはソフトウェアのコンプであるにも関わらず、
比較的ハードウェアに近いと感じており、
よく言われるプラグインのコンプは3dBくらいまで~、
という常識に囚われず、ハードみたいな感覚で使えるので、
Protoolsを使うときはほぼ100%出番があります。


特によく使うのがFairchild670、UREI1176、DRAWMER1960、
SSL FX G384、JOEMEEK SC2、LA-2A、DBX160S、
TUBETECH CL1B、RED7、Avalon 737、Distressor、
あたりですが、以下に書く倍音特性だけでなく、
「コンプの掛かり方」というグラフで表しにくい特性を
機種ごとに非常に明確に感じ取れるのでとても気に入っています。


似ているかどうかはわかりませんが、
使えるか使えないかでなら、使える音になります。


コンボリューションなので実機からかけ離れているということはないでしょうが、
ちゃんと選んだコンプごとに違いが出るので、
似ている似ていないではなく、
その違いを飲み込めたらミックスで大いに活用出来ます。


「個性がクッキリでる」と「効きが良い」という点が
演算プラグインとの最大の違いで
好みは分かれるものの、
コンボリューションの強みであり、
LMの良いところだと思います。


Fairchild670


Distressor


実機を使ったことがないいわゆるヴィンテージがほとんどなので、
似ているかどうか?は判断出来ないものが多いですが、
使えるかどうかなら、個人的には大のお気に入りであり、
倍音増幅などもみんな個性があって非常に使いやすいです。

DBX160S


TUBETECH CL1B


いわゆるコンプによる音色作りや2mixの奥行きを出すのに
個人的にはこんなに使いやすいプラグインはなく、
ミックスでもコンプによって違いを出しやすいのです。


RED7


プラグインでは感じにくい強烈なコンプごとの個性があるので、
引っ込めたいトラックや前に出したいトラック、
コンプを低レシオで深く掛けたいトラックや、
ハイレシオや浅く掛けたいトラックなど、
使って行く中で明確に個性を感じ取れます。


だた動的なコンプの動作を静的なコンボリューションを
細かく連続的に繋げて動作を再現しているので、
完全再現ではなく好みも分かれますが、
プラグインでここまで出来るなら十分過ぎるくらいの性能を持っています。


EQに関しては素晴らしいの一言で
特によく使うのがSSLのEシリーズでほとんどこれしか使っていないです。


 SL4000 Console E-Series


EQは元々静的なのでリバーブやアンシミュと同じく
コンボリューションタイプと相性が良く
滅茶苦茶効きが素晴らしいです。


現代の何でも出来るEQに比べると小回りはあまり効きませんが、
8割くらいはこれで音作りが出来ますので、
どうしてもというときだけ何かほかのEQを読み込みます。


たまに低域をPULTEC、高域をNEVEやAVALONで仕上げあることもありますが、
個人的にはミックスでの使用はSSLが一番好みに合っているようです。

PULTEC EQP-1A

AVALON 2055

MANLEY  PASSIVE STEREO TUBE EQ

マスタリングでAVALONの2055やMANLEYの
PASSIVE STEREO TUBE EQを使うことがありますが、
ミックスにおいては最初はAPIやISAやAMEKやNEVEなど
色々試してみたものの最終的にSSLに統一されていきました。


LMがなくなって困るのが最大の理由が
SSLの代替えEQをどうするか?で
シミュレータープラグインはたくさん出ているものの、
あとはUAD-2かDuende(NATIVE)かという感じで、
なかなか良いのが見つからない感じです。


さすがにUAD-2がディスコンになることは現時点では考えられないので
今後はUADにシフトしていくかもしれません。


LMがなくてもミックス自体は出来ますが、
一つでコンプ40種とEQ20種を管理出来るので、
ミックスがやりやすく、効きも素晴らしく、
GUIで損してディスコンになってしまったのが本当に惜しい。


お金を払うからFocusrite社にはドライバを更新などサポートを継続するか、
NATIVE版を出して欲しい、という方は結構いる気がします。


リバーブやアンシミュはコンボリューションが普及していますが、
コンプとEQは演算がほぼ全部なので、
もっとコンボリューションのコンプやEQを世の中のメーカーさんに作って欲しいです。

どこかの会社が特許をとっているらしく、
コンプやEQでそれがないのはそのせい?らしいです。


あんまり未来が明るくないプラグインですが、
たぶん本当に使えなくなるまで頑張って使おうかと思っています。
きっと私のように根強いファンがいるはず…。



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