オルタードテンションに関して私が極めて不思議に
思っていることについて書いてみたいと思います。


私の作曲の本でも触れていますが、
最初に作曲家がオルタードテンションを活用し始めたのは
クラシック音楽ではフランクリストなどの後期ロマン派や
ドビュッシーなどの近代フランスから
ジャズ音楽ではビバップ期からであると残された作品から知ることが出来ますが、
これが一体どういう発想に基づいて考案されたのかは
非常に興味深い問題だと思います。

オルタードテンションとはダイアトニックのテンションを
半音上下させたテンションのことです。



現在ではオルタード系ドミナントスケールは完全に理論的に整理され、
ミクソリディアンを基本として、
HMP5B、リディアンドミナント、オルタ-ド、スパニッシュ8、
ホールトーン、コンビネーションオブディミニッシュ、ミクソリディアン♭6、
あるいは変則的ではありますが、
sus4のオルタードドミナントとしてフリジアンやドリアン♭2、
ロクリアンなどのスケールが存在し、
ジャンルを問わず様々なヒットソングやBGMなどで活用されています。


クラシックやジャズに限らずポピュラーの歌ものや
アニメの主題歌やゲームなどのBGMに至るまで、
上記のテクニックの活用を見つけるのは
甚だ簡単であり、楽譜を開けばほとんど苦労せずに見つけることが出来ます。


音楽理論を学んだことがある方なら既におわかりの通り、
これらのスケールはすべて理論的な矛盾なく説明出来るようになっており、
コンビネーションオブディミニッシュとホールトーンを除けば
すべて長調か短調かの出身キーとなります。


私が不思議に思うのは最初にオルタードテンションを始めた作曲家は
一体どういう根拠でテンションを半音ずらしてみようと思ったのか?です。



上の画像はG7のナチュラルテンションを用いたテンションコードと
テンションの9thを半音下げたオルタードコードです。


G7に第9音を足すという試みは古くは古典和声の中にも
見い出すことができ、和声学では属9の和音、
あるいは属和音以外なら全長転位という概念として
特に珍しくもない技法です。


これは現代のポピュラー理論でいうところの
単なるテンションコードですが、
ダイアトニックの音(そのキーの音階音)を足しているだけなので
こういった技法が使われるようになったのは
3和音→4和音→テンションコードという風に
より豊かな響きを求めた結果として特に矛盾なく受け入れることが出来ます。


CFGCのような単純な3和音のコード進行よりも
CM7(9)A7(♭9,♭13)Dm7(9,11)G7(♭9,♭13)のような
豊富なテンションを用いたコード進行のほうが
お洒落、格好いい、発展的なハーモニーを得られることは
ある程度作曲の学んでいる方にとっては
何も難しくないと思います。


現代では作曲家に広く受け入れられ、
当たり前のように使われるオルタードテンションですが、
最初にオルタードテンションを使おうとした作曲家は
一体どのような意図、動機で行ったのでしょうか?


私が推測するに
オルタードテンションの積極的な活用・研究を行った
クラシックやジャズ音楽における当時の作曲家の思考と
聴衆の反応、そして現代までの流れは
概ね以下のような感じだったのではないか?と思います。


・ダイアトニックのテンションを入れるのはもう飽きた。
そういうのはありきたりだから、
もっと新しい響きが欲しい。
(クラシックなら古典
時代、ジャズならスウィング期)



・ならテンションの9thとか13thとかを半音上下にズラしたら
面白いのでは?
(クラシックならロマン派時代、ジャズならビバップ期)



・誰かがG7(9,13)をG7(♭9,♭13)にして弾き始める。



・周りが「おぉ~、これいいじゃん!」「新しいじゃん。俺も真似しよう!」となる。
新しいハーモニーに当然アンチも湧いたはず。



・多くの作曲家が使うようになり、
理論的にも整合性のある説明がなされて
普遍的なテクニックになる。



・より完璧かつ、理論的に矛盾のない説明が後から加わって現代に至る。
現代の私たちとっては生まれる前から使われているテクニックなので
抵抗なく受け入れられる。


概ねこんな感じだと思われます。


もし当時インターネットがあったなら推進派とアンチで
かなりの議論が掲示板で交わされたことでしょう。



まぁこんな感じのやりとりが、
当時の音楽家たちの間で交わされたことは
想像に難くないですが、
私が思うに最初にテンションのオルタード化を行った作曲家は
純粋に「興味本位」や「感性の赴くまま」に行ったのだと思います。



つまり理論的な説明はすべて後付け
「テンションズラしたら面白いじゃん」
という感性優先で行ったと思うわけです。


私が驚異的に感じるのは
人間が感性の赴くまま好き勝手にずらされたオルタードテンションが
なんと理論的に一切矛盾なく完璧な整合性を説明が出来ることです。



たとえばハ長調において
G7(9,13)を誰かがG7(♭9,♭13)にします。
これを人類初のオルタードテンションコードだと仮定しましょう。



ラとミのテンションが半音下げられているので、
オルタード化されたテンションの時には
メロディーやベースパートを作るときに「ソラシドレミファソ」
ハ長調の音をそのまま使うわけには行きません。


そのままラやミを鳴らせば、半音下げられたラ♭やミ♭と
ぶつかって外れて聞えるのは一目瞭然なので、
当時の作曲家たちは
「ならぶつからないようにメロディーもラとミを半音下げたらいい」
と考えたはずです。

ソラシドレミファソのラとミを半音下げたスケール

するとここに「ソラ♭シドレミ♭ファソ」というスケールが作られます。


ここでポイントとなるのは、
このスケールは大して深く考えずに半音下げたテンションに無理矢理
スケールの音を合わせるために作った間に合わせの
スケールに過ぎないということです。


しかしこのスケールはCハーモニックマイナーの第5音からスタートする
スケールと全く同じになります。





言ってみれば後付けの結果出来たスケールですが、
ちゃんとハーモニックマイナーキーをペアレント(出身キー)として持っており、
偶然そうなったのかもしれませんが、
ちゃんと理論的に整合性が取れています。


少なくとも無茶苦茶なわけのわからない音階にはなっておらず、
昔から存在したハーモニックマイナースケールの並び替えなので、
マイナーキーを根拠にしているスケールとして
当時の作曲家はこの理論的根拠元に自信を持って
自分の曲で使ったでしょうし、
アンチに対して理論武装時の武器として議論に使用したはずです。


そして当時の作曲家たち
さらに進んであらゆる可能性を探ったはずです。

♭9th、#9th、#11th、♭13thという変化したテンションを
数学的に考え得る限りの組み合わせで
感覚の赴くまま試したのではないでしょうか。



例えば♭9th、#9th、#11th、♭13thのオルタードテンションすべてを
使ってやろうと考えた作曲家もいたでしょう。

♭9th、#9th、#11th、♭13thを使用。

これは現代でいうところのオルタードスケールですが、
これは偶然にもメロディックマイナーの7番目からスタートしたスケールと
全く同じになっています。

「ソラ♭シ♭シド#ミ♭ファソ」(異名同音あり)
A♭メロディックマイナーを7番目からスタートと同じですね。


つまりこれも適当にズラしたテンションを使いまくっただけなのに、
ちゃんとメロディックマイナーキーをペアレント(出身キー)として持っており、
ちゃんと理論的に整合性が取れています。


これは偶然でしょうか?


#11thだけ使ってみようとした作曲家もいたでしょう。

#11thのみを使用。


この場合はメロディックマイナーの4番目からスタートしたスケールと
全く同じになっています。

「ソラシド#レミファソ」
Dメロディックマイナーを4番目からスタートと同じです。


これもちゃんとメロディックマイナーキーをペアレント(出身キー)として持っており、
理論的に整合性が取れています。


これは偶然でしょうか?


長くなるので割愛しますが、
ミクソリディアン♭6をはじめとするほかのスケールなども同じようにに
なぜか理論的に一切の矛盾がないように説明が出来てしまいます。



ホールトーンとコンビネーションオブディミニッシュという
シンメトリックなスケールを除けば
すべてのスケールは必ずペアレント(出身キー)を持っているのです。



理論的に説明が出来るものだけが残り、
説明出来ないものは消え去ったというのならば話は別ですが、
数学的に組み合わせ可能なオルタードテンションコードの
すべてのバリエーションに一切の矛盾なしに
説明ができるのはすごいことだと思います。



驚異的なのは最初にオルタードを考え出した作曲家たちが
ここまで考えた上でテンションをずらし始めたわけではなく、
「面白そうだからやってみよう」という極めて感覚的な理由だけで
行ったことが完全に明確に的確に理論的矛盾を一切持たず説明できることです。


当時既に現代におけるコードスケール理論が存在しており、
それを元にテンションをずらしたというのはあり得ないので、
やはり最初の作曲家は興味本位でテンションをずらしたのではないかと
私は推測しています。


もし先にペアレント(出身キー)を理論的根拠として
これらの行為が理論が先であったなら
オルタードテンション(Aletr=変化)とは呼ばれていないはずです。


テンションをAlter(変化)させたから
オルタードテンションと呼ぶのではないでしょうか。


興味本位や感覚で当時の音楽家が行ったことに対して
ここまでちゃんと理論的な根拠が用意されていると
まるで最初からこういうことが可能なように
音楽が設計されているように疑ってしまいます。



音楽が作られたのは偶然であり、
オルタードが考え出されのも偶然という人がいますが、
偶然にしてはあまりにも良くできすぎています。



こういった不思議は何もオルタードに限った話ではありませんが、
あらかじめこういうことが可能なように意図して
音楽が作られているのでは?と思ってしまうほど
あまりにも良く出来すぎていて驚いてしまいます。


数学・科学・天文学・量子力学などを勉強していると
こんなにも複雑な物質とエネルギーの関係が
なぜE=mc2という極めて単純で整理された式で収まるのか、
何百億光年も離れた一切の因果関係がないはずの銀河が
なぜ同じ渦巻き型をしているのか?
実数の世界で無関係なはずの指数関数と三角関数が
なぜ複素数の世界において明確な関連性を持っているのか?
ミクロの量子力学の世界とマクロの相対論が
なぜフラクタル理論のように相似性を持っているのか?
…などのように疑問が湧いて仕方ないのですが、
これらは偶然でしょうか?



科学を学べば学ぶほど
作曲を学べば学ぶほど偶然と呼ぶにはあまりにも出来すぎている
事象と遭遇し、何か創造的な意図が裏に隠れているのはないかと
疑いたくなるわけです。


もちろんこの世のすべてを偶然の一言で片付けてしまうことも出来るかもしれませんが、
多くの数学者たちがオイラーの公式における関連を
「人類の至宝」「人類史に残る不朽の名作」と表現しているように
ここまで来ると全部を偶然の一言で片付けてしまうには
あまりにも乱暴すぎると考えてしまいます。


オルタードの話に戻りますと
全く理論的な根拠のない好き嫌いで選ばれた音の変化が
すべて明確に的確に理論的な矛盾が一切なく説明できるように
なっているのは極めて不思議だと思います。


果たしてこれは偶然でしょうか?
偶然だというのならものすごい確率であり、
あまりにも美しすぎる出来映えです。


音楽に限らず自然は偶然と呼ぶにはあまりにも
整理され過ぎており、意図的過ぎると私は感じるのです。


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DAWをABLITY PROにしました。

テーマ:
長いことお世話になっている国産DAWの
Singer Song Writer 8.0 VSをついに使うのを止めて
ABLITY PROにしました。


一応SSW9.0などアップグレードのみをしてきたものの、
不具合が多いなどの理由から結局はSSW8を
ひたすら使い続けること約10年。
(SSW8は2004年発売)


ソフト音源の時代に入って、
途中からはVEproを導入したので、
SSWはDAWというよりも純粋にMIDIシーケンサーとして使用し、
ミックスはProtools LE、波形編集はSound ForgeやWAVELABで行ってきたので、
VSTホストとしてVEproをロードする以外は完全にMIDI入力のみとしてのみ
SSWを使い続けてきました。


ソフト音源やプラグインがどれだけ新しくなっても
ProtoolsやVEproさえ新しくしていけば何も困らなかったからですが、
SSW8を止めざるを得なかった理由は
先日購入したIntegra-7のエディタver.2(WIN7_64bit)が
DAWからもVEproからも読めなかったからです。



VST3の拡張子は「.vst3」です。



Integra-7のエディタver.2(WIN7_64bit)はVST3なのですが、
なぜかVEpro4、VEpro5と両バージョンで行ったものの
Integra-7のエディタを読み込まないため仕方なく
SSWからABILITYにアップグレードを行いました。


今のところABILITYでIntegra-7のエディタver.2は動いています。


一応VEpro5はVST3に対応ということになっているのですが、
Integra-7のエディタがVEpro5での動作を保証していないので
自己責任ということになります。


今までVST2を中心に使ってきたので
VEpro5では読めないVST3が多いことに
初めて気がつきました。


ネット上にはVEproでIntegra-7のエディタが読めたという情報もあったものの
ver.1時代の話なのか、OSなどの環境が違うせいか
私の環境では何をどうやっても読めなかったので、
仕方なくABLITYにしましたが、
基本はSSW時代と同じでよりDAWとしての機能が充実しているので
ABILITYだけでも結構行けるほどかなり良くなっています。
(まだまだバグはありますが…)


もしVEproでIntegra-7のエディタが読めたなら
SSW8を未だに使っていたと思います。
(WIN7_64bitでも64bit上で動く32bitソフトとして動作します)


DAWで使う音源としてIntegra-7を買われる方は
ご自身の環境でエディタが動作するのかどうか確認してからのほうが
賢いと思います。

エディタが使えなくてもIntegra-7そのものは使えますが、
さすがに色々と不便です。


懐かしのSSW8.0 VS(2004年リリース)


SSW8 VSは出た当初(2004年)にヨドバシカメラで5万円くらいで買った記憶がありますが、
(その前はSSW6、最初に使ったのはSSW5です)
SSW8から思えばもう10年、よく頑張ってくれたと思います。
10年も一つのDAWソフトをひたすら使い続けてきたので、
なんだか感慨深い。


ABILITYはまだ出たばかりなので、
これからどんどん良くなっていくと思うし、
たまにSSW8を使うこともあるかもしれませんが、
株式会社インターネット(SSWやABILITYの制作会社)さんに感謝したい。


国産のDAWなのでサポートも親切だし、
昔はSSWというと初心者向けで出来ないことも多いと思われてきたものですが、
ABILITYになってかなりパワーアップしているので
SONARやCUBASEにも機能面で負けてない気がします。



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最初は暑いからという理由で
真夏に水シャワーや水風呂に入るようになったですが、
意外と健康法として確立しているらしく
ダイエットなどにも効果的なので思ったことを書いてみたいと思います。


「水風呂」「健康」などのキーワードで検索すると
色々とその有用性が書かれた記事がヒットしますが、
個人的に実際にここ2ヶ月ほど行った体感としてはかなりいい感じです。


もともとサウナと水風呂を交互に繰り返す健康法がありますが、
単に水風呂に入るだけでも効果があります。


まずとてもさっぱりした気分になるので、
これがかなり気に入っています。


朝起きたら水シャワーや水風呂で一気に目が覚めますし、
気合いが入るので続けてみたいと思っています。


作曲をしていて、疲れてきたり、集中が途切れてきたりしたときも
水風呂で気合いが入りますし、
水風呂に入るようになってから
真夏でもエアコンを入れなくなりました。


また体としては水風呂に入ると体温が下がりますが、
その下がった体温を戻そうとして
内臓などの体の中から熱を出そうとするので、
寒さに強くなりそうです。


内臓脂肪の燃焼、新陳代謝の促進などに効果があるようで、
個人的には必要のないことですが、
バレー大林素子選手は一週間で2キロ水シャワーで痩せたというくらいなので
そういった効果は高いと思われます。



調べてみるとその有用性の高さは色々出てくるので
よく滝に打たれる修行なんかを漫画で見ますが、
あれも意味があったんだなぁと実感しています。


健康法としての水風呂は水温を18度に~などのように
色々と書かれていますが、
私の場合は普通に蛇口から出た水を使っています。


問題は冬ですが、
ちょっと今年の冬は水風呂に挑戦してみようかと思います。
(心臓の弱い人は止めた方が良いです)


お湯のお風呂は夜入ればいいですし、
お湯で暖まったあとに、水シャワーで体を冷やすのもいいかもしれないと思います。


もうすぐ11月で寒くなる季節ですが、
体を温めるためにお風呂に入るのに冷やしたら元も子もない、
風邪を引くのでは?と思うかもしれませんが、
個人的にはこれは逆と感じており、
体を水風呂で冷やすからこそ
体の代謝や発熱機能が活性化し寒さに強くなると感じています。


冷たいのは最初だけで、
夏はプールや海に入るのと同じですし、
秋くらいなら室内であれば十分出来ますし、現にやっています。


問題は真冬にどうなるか?ですが、
これは今回初体験なので
これから挑戦して春が来たら
また結果を書いてみたいと思います。


そろそろ寒くなってきたのできつくなってきましたが、
気合いと根性でどこまでやれるか?
どんな効果があるのか自分の体で実験してみます。



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前回スランプ中に「炒り豆に花」というボカロ曲で
全トラックにテープシミュレーターを用いて、
音圧を稼ぐためのワザとして使えるかどうか?という実験をして
大失敗をしました。
(結局は別の方法でこの問題は一応解決?しました)


こんなド下手くそなミックスをさらして恥ずかしい限りですが、
なんでも実験、なんでも経験、
沈香も焚かず屁もひらずではなく、
(成功もせず、失敗もせずという意味のことわざ)
沈香も炊き、屁もひるのが個人的な人生のコンセプトなので
失敗して得た物もあるし、良かったとも思います。



音圧を得るために、
全トラックをミックスの段階からリミッターやコンプを
やや強めにかけるという手法は一般的だと思いますが、
よりピークを削るために歪ませたら良いのではないか?と思い
実験しましたが、結果は大失敗でした。


発想としては昨今のヒット曲のような
過剰な音圧(ピークとRMSの差が3dBしかないような曲)を
出したいがために色々と下記のような考えで行いました。


1.音圧を高くしたい。

2.リミッターやコンプだけでは難しい。

3.もっともっとピークを潰すにはどうしたらいい?
デジタル的には波形を矩形っぽくするということだ。

4.テープの歪みもやっている原理は同じ(波形を矩形っぽくしている)。

5.ならミックスの段階でテープを使いまくればいいのでは?

6.大失敗


当時かなり忙しく、ちょっと精神的にも疲れており、スランプ気味で
正常な判断力を失っていたというのもありますが、
まだまだ修行が足りないなぁと反省することしきりです。


今後も色々あると思いますが、
失敗から得た教訓を活かし頑張っていきたいと思います。


コメント欄などで庇って下さった方もいらっしゃいましたが、
この場でお礼致します。有り難う御座います。


近々やり直してまたアップロードします。


長い人生、一生作曲を続けるのだから
何度痛い目を見ても、何度でも出直しすれば良い。


下手でも何でも長い時間取り組み、努力を重ね
何年でも、何十年でも続けて
経験をたくさん積んで行けばきっと上手くなるはず。


人生なんでも同じだと思いますが、
あきらめない限り道は前に開けるはずなのだから
まだまだ未熟者ではありますが、
今後もひたすら精進していきたいと思います。




DTMにおいては既にソフト音源全盛の時代ですが、
Rolandのハード音源の総決算としてリリースされたIntegra-7を買いました。

Roland Integra-7


既にたくさんの方が使い方やレビューなどを書かれていますが、
ちょっと使ってみて思ったことを書いてみたいと思います。


1.膨大な量の音色パッチ。

Integra-7はXV-5080、JUPITER-80、
そしてエキスパンションボードのSRXシリーズすべてを
搭載したモンスター音源で約6000種類の音色が搭載されています。

Roland XV-5080

XV-5080は2000年頃に発売されたほとんど業務用と言って良いような
総合音源で、現在でもお仕事で使ってらっしゃる方が多いはず。


音の特徴としては高品質なリアルさを追求しているものの、
どこか柔らかいアニソンやアニメ・ゲームのBGMで聞えてくるような
音がたくさん収録されています。


これは完全に主観ですが、
純粋なリアルさなら昨今のソフト音源のほうが生楽器に肉薄するものが
たくさんありますが、ただひたすらリアルなだけだと
アニソンやアニメ・ゲームのBGMに合うような音にならないため、
XV音源やJV音源を使われる方も多いのではないかと思います。


リアル過ぎて可愛い感じにならず、
逆に曲調や雰囲気に合わないというケースが度々あるため、
XV音源やJV音源の柔らかさというか、丸みのある音源の音が
好ましい場合が実際には多々あります。


また音色目当てで狙っている方にとっておいしいのが
通常のXV-5080の音色に加えて、
追加でカードを差し込んで音色パッチを増やせるSRXシリーズで、
全12枚すべてがIntegra-7に搭載されています。
(同時にロードできるのは4枚まで)

SRXのデモサイト
http://www.roland.co.jp/synth/SRX_demo/index.html


拡張ボードのSRXシリーズ

この拡張ボードは私も非常にお世話になっており、
良い音がいっぱい入っています。


特にピアノやストリングスの音が気に入っていて、
良く使っています。


使うときはIntegra-7のバーチャルスロットにロードする。

エディター上のBANKから選べる。

わざわざロードするという形ではなく、
12枚全てを最初から使えるようにしてくれれば良かったのだが、
それはメモリーの関係で出来なかったらしいです。


しかし、XV-5080も一台に挿せるカード数は4枚なので、
そんなに不都合は感じていません。

4枚あれば実際の作曲ではほとんど困ることはないはず。


加えて個人的に目当てだったのが、
JUPITER-80のSuperNATURALサウンドで
これはシンセサウンドや生楽器などのリアルタイムで変化する振る舞いを
コントロールできるようにしたパッチです。


こちらのサイトが参考になります。

Roland公式
http://www.roland.co.jp/synth/integra/


島村楽器さんのブログ
http://shimamuramusic.hatenablog.com/entry/20121005/1349401423


要するにMIDI CCで各楽器のおいしいポイントを
リアルタイムで変化させることで
よりリアルに聴かせることが出来るという機能ですが、
個人的にはこの音源としての表現力が欲しくて買ったようなものでした。

SN-A、SN-S、SN-Dから選択。

おそらくSN-AはSuperNATURALのアナログの略、
SN-Sは
SuperNATURALのシンセの略、
SN-DはSuperNATURALドラムの略だと思いますが、
(実際にはパッチはその通り)
これらはMIDI CCを動かすことでかなり強力なツールとなり得ます。


前述の島村楽器さんのブログのような
使い方をすると非常に効果的です。
(これをやらないならXVとそんなに変わらないです。)


音も高品質で膨大、そしてSuperNATURALサウンドという
表現力の高い機能が付いているのが特徴です。


2.基本はDAWのエディタ上からコントロール。
*ABIRITYではエディタの保存、読み込みが正常に行われません。
購入検討の方はお気をつけ下さい。


・integra-7エディタv1.20にてエディタで制作したデータを
一旦保存してから、また読み込むと保存前に使用していたMIDIトラックから
出したMIDI信号をintegra-7本体が全トラックで受信するようになってしまい、
保存前に未使用だったMIDIトラックはエディタから音そのものが出なくなります。


・通常の音色もABIRITYで入力したドラムインスト命令が無効になります。
*MSB、LSBを説明書通り入力しても駄目でした。


現状ABIRITYとintegra7の組み合わせは全く使えないわけではありませんが、
半分くらいの性能しか発揮出来ない状態です。

2014年11月1日現在(メーカーに問い合わせ中です)。

音源自体はハードですが、音色の設定やエフェクトなどは
専用のDAWで立ち上げるエディタ上から行えます。


エディタの全体図

私が使っているのはWIN版のVer.2ですが、
見た目がちょっと古くさいというか、
あまり制作に力が入っていない感じが強く、
まだまだこれから良くなる感じがします。


ただフリーズさえしなければ、
基本的にパッチを選び、エフェクトを掛けるだけなので、
これで十分です。

SSW(現ABIRITY)のトーンマップ。


私の場合はSRXのトーンマップを自分でエクセルで作って使っていたクチなので
あまり評判が宜しくないエディタも
自分でトーンマップを作る面倒くささに比べたらはるかに有り難いです。



3.エフェクト機能は全パートに使える。

Integra-7のエディタ上からサードパーティーのエフェクトプラグインを
用いることは不可能で、
元々Integra-7に搭載されているエフェクトしか使うことが出来ませんが、
最低限の機能は持っていると思います。


どのみち録音するときはすべてOFFにして書き出すので、
制作中におおよそのアタリを取っていくにはこれで十分であり、
パン、リバーブ、コーラス、あるいはディストーションやフェイザーなどの
一通りは揃っているので制作で困ることはないはず。


使って初めて気がついたのですが、
Integra-7のエフェクト機能は昔懐かしいSC-88proの
音源コントローラーがベースになっており、
それがバージョンアップしている感じでした。



懐かしい音源コントローラー(画像はステレオフランジャー)


Integra-7ではGUIがシンプルになっています。


GUIだけなら昔の音源コントローラーのほうが
見た目もいいし、直感的に使えるので便利かもしれないが、
やれること自体は同じです。


GUIは将来的にもっと良くなることを期待したいです。


エフェクトの内容は色々とバージョンアップしており、
旧音源コントローラーにはないビットクラッシャーなども追加されて
少しだけエフェクト数が増えていますが、
最大の違いはこのエフェクトを1パートずつ個別に自由に使える点です。


全パートに個別にエフェクトを掛けるというのは
今では当たり前のことですが、
SC-88proや8820でDTMをやっていた方にとっては
「これが出来たらどんなに良かったことか…」
と思いつつ当時作曲していた方は多いはず、


やっとそれが出来る時代になりました。
今ではたいしたことはありませんが…。

昔の音源コントローラー画面


昔はエフェクトを同時に1つしか使えなかったのです。
(裏技で2つ)


Integra-7のエフェクト設定は旧来の音源コントローラーまんまなので
ハード音源時代からDTMをやっている方にとっては
(特にRolandユーザー)非常に取っつきやすいはずです。


これもIntegra-7の強力なツールだと思います。



3.モーショナル・サラウンドコントロール

モーショナル・サラウンドコントロールの設定画面



通常のLRのパンだけではなく、
モーショナル・サラウンドコントロールという
音像コントローラーが付いています。

効果はこちらのサイトの下の方で確認できます。

基本ヘッドホンを想定したものらしいが、
スピーカーで使っても効果はあります。


同じことができるプラグインを持っているのですが、
あまり使っていないので
これは実際にどのくらいの有用性があるのかは
ちょっとまだ未知です。


しかし1次元ではなく2次元で音像をコントロールできるので、
大いに試して研究したい部分ではあります。


使い方に悩むような複雑さはなく、
非常に簡単に使える音源であり、
Rolandの総決算とも言える音源なので
Integraとは統合という意味です
もうこの先RolandからDTM専用のハード音源は出ないだろうと思い
買ってみました。


ライブ用のキーボードと音源の一体型はまだまだこの先
色々な商品がリリースされると思いますが、
DTM専用の音源という意味では
少なくともあと10年はこれ以上のものは出なさそうです。


ひょっとしたらハード音源としては
これ以上のものはもう発売されないかも?くらいに感じています。


これでソフト音源だったら個人的には最高だったのですが、
ライブで使う用途の方もいるでしょうし、
録音の手間も面倒ではありますが、
逆に考えれば録音時に一ひねり入れることも出来ますし、
それを超えて余りある高機能な音源なので、
個人的には非常に気に入っています。


使い込んで、色々と気づく点があれば
また書きたいと思います。

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ボカロの新曲を作りました。



タイトル:罪という罪は在らじ

歌:初音ミク

http://www.nicovideo.jp/watch/sm24784154
ニコニコ動画へのリンク

https://www.youtube.com/watch?v=fOeGFIz6W1Q&feature=youtu.be
Youtubeへのリンク


【歌詞】
罪にまみれた豊葦原の瑞穂の国くに
一度に咲く梅の花
松にも竹にも花咲き
煎り豆にさえも花が咲く  

安国やすくにに成り出でむあめ益人ますひとの罪
あめ八重雲やえくも吹き放ち
朝夕あさゆう御霧みきり吹き掃い
清められてく

大津辺おおつべ大船ふね押し放ち
彼方おちかた繁木しげき打ち掃い
のこる罪はらじ


人の罪と穢れのすべてを洗い流す
が清める
磐戸いわと開けて闇は去る

大海原わだはら瀬織津比売せおりつひめは罪を持出でなむ
八百会やほあい速秋津比売はやあきつひめ持可々もちかかみて
この世の罪を消し去ってゆく

気吹戸主いぶきどぬし根底ねそこの国に気吹いぶき放ちて
速佐須良比売はやさすらひめ持ち失いて
現身うつしみの身と心にも罪という罪はらじと
はらい清められる

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もし宜しければご連絡下さい。

uyuu.jp/



作曲とは直接関係ないし、
作業効率ともあまり関係ないけれど、
長いこと作業を続けるのに最近導入したもので
良かったと思うものを紹介します。




ブルーライトカットのアクリル版

ブルーライドカット用のカバーを使うようになったが、
幾分目の疲れが楽になった。

UVカット率 : 99.9%
380-400nmブルーライトカット率 : 99.9%
 401-410nmブルーライトカット率 : 90%
411-420nmブルーライトカット率 : 68%
421-430nmブルーライトカット率 : 40%
431-490nmブルーライトカット率 : 30%



ブルーライトはとはそのまま可視光線の中の
波長の短い(高エネルギー)もので、
色としては青や紫がこれに当たるのだが、
目の疲れの原因の一つになるのて取り入れてみた。

紫や青の高エネルギー電磁波を軽減


紫外線は99.9%カットで所謂ブルーライトもカット率は高いし、
モニターに貼るタイプではなく、
アクリル版のカバータイプなので使い回しがきく。


光が柔らかくなる感じで目に優しい気がする。


ブルーライトの科学的な人体への影響に関する論議
学者さんにお任せするとして、
個人的には導入してから少し目が楽になったと思う。


個人で電磁波輻射の実験をしてスペクトラムを分析したわけではないが、
メーカーが嘘をついていなければ、
カット率は上記の通りなので、
目への負担は理論的には軽くなっているし
体感でも少し楽になった。


パソコンを使う時間が長い方には良いかもしれない。





バランスチェア

バランスチェアと普通の椅子を交互に使っているけれど、
ずっと座っているとおしりが痛くなるので、
普通の椅子が辛いという方には良いかも?



トラックボールマウス

長いこと有線の昔ながらのマウスを使ってきたが、
2年くらい前からこれにして右手がかなり楽になった。


基本的に親指が1~2cm以内しか動かないで
ほとんど全部の作業が出来る。



短時間しかPCを使わないのであれば、
別に必要なさそうなものばかりだけれど、
長いことPCを続ける方には慢性的な疲労を軽減するという意味で
お勧めできるかもしれない。


たくさんあるオーケストラ系音源の中で
色々なメーカーのものを使わさせてもらっているけれど、
やっぱりVienna Instrumentが一番優秀だと思う。



既に色々と語り尽くされている感はあるけれど、
私なりにViennaのこんなところが良いと思っている部分を紹介したい。


良い点。


①奏法、音色、ニュアンスの切り替えが極めて容易。
弦楽器は異なる奏法が組み合わされて一つの演奏になっている上、
演奏中の微妙な奏法やニュアンスの変化がリアルさのポイントになるけれど、
この点をViennaはマトリクスを使って非常に上手く解決している。

出来合いのマトリクスもあるし、自分でも作れる。


ギター奏法を例に出してみると、
ギターには通常のピッキングのほかにミュート奏法やブラッシング奏法など
色々な音を一つの楽器から出すことが出来る。


加えてピッキングする位置をブリッジに近づければ音は固くなるし、
指板に近づければ柔らかく変化する。


さらにアップとダウンでニュアンスは違うし、
同じダウンピッキングでもピックと弦の角度によってニュアンスが変わる。


楽器としては1つかもしれないが、
出てくる音はニュアンスが微妙に異なり、
何か1つの音をサンプリングしてそれを鳴らすだけでは
なかなかリアルな音源にはならない。


これだけソフト音源が進歩した現在でも
未だに自分でギターを弾いて録音したり、
ギタリストさんにお願いしたりする方が多いのは
こういった微細なニュアンスの問題をギター音源が解決仕切れていないからだと思われる。


もちろん昨今のelectri6ityや Ilya efimovあたりは
一昔前を思えば相当リアルになったが、
もう一歩という感じがする。

ラウンドロビン機能(ピッキングのニュアンスを3~5種で切り替える機能)が
付いている音源もあるがまだまだそれでは足りない。


まだギタリストさんを廃業に追い込むレベルには達していない。


ドラムやキーボード系はソフト音源があればいいけれど、
ギターはまだまだギタリストさんは必要だ。

私もギターは下手くそなりに自分で頑張るようにしている。


ギターと同じ弦楽器属であるヴァイオリンも似たような問題を抱えており、
1つのパッチ(例えばarco)だけを鳴らしても
リアルなヴァイオリンにはなりにくい。

なぜなら弓を押さえる力加減で強弱だけでなく音色は変わるし、
駒の近く・遠くと弓を移動させても音色は変わる。


弓の当て方によってアタックの鋭いスタッカートのような音にもなれば
遅いアタックで柔らかく弾くこともできる。


仮にarcoだけに絞ってもヴァイオリンで表現できるニュアンスは非常にたくさんあり
現実の演奏の中で目まぐるしく変化するニュアンス・音色の違いを
随時パッチを切り替えて、さらにはそれらを自然に繋げていける機能を
持っているViennaの技術は凄いと思う。


サンプリングされた音も素晴らしいが、
Viennaはサンプリングされた音以上に
操作性の自由度の高さが評価されるべきだ。

奏法・音色・ニュアンスの切り替えの操作性が極めて高い。


2つの奏法やニュアンス違いのパッチをスイッチのように切り替えるのではなく
グラデーションのように切り替えて極めて自然に聴かせる機能や
MIDI CCやキースイッチや発音の間隔などを使って
演奏中の音色の変化を段階的に切り替えたりできるなど
ただキースイッチを切り替えるだけの
ほかのオケ音源よりも1歩も2歩も進んだ操作性を持っており、
それがリアルさに繋がっている。

その上、人間らしさを加える機能もついている。


ドラムやキーボードのように一度音を鳴らしたら
後は減衰していくだけの楽器はサンプリングさえ上手く出来ていれば
それなりに良い音源ができるかもしれないが、
ギターやヴァイオリンやフルートなどのように
演奏中に音色が変わる楽器はただ綺麗にサンプリングしただけでは
リアルな音源にすることは出来ない。


可能な限りたくさんの音色をサンプリングして、
さらにそれを自然に繋げる技術が必要になる。


この点においてViennaに追従する音源は今のところないのが、
Viennaが人気の理由かもしれない。


サンプリングが良いオケ音源はたくさんあるが、
操作性の高さではなかなかViennaに勝るものはない。


②収録されている奏法、ニュアンスが非常に多い。


操作性の高さはVienna最大の売りだと思うけれど、
サンプリングされたパッチの数もとにかく多い。
そしてハイクオリティーだ。


例えばソロヴァイオリンには合計18種類の奏法があるが、
その中の1つの「SHORT+LONG NOTES」の中は
さらに12種類に分かれている。


全部でいくつあるのかと
頑張って途中まで数えてみて150を超えた辺りで諦めたが、
こんなに使い切れないよというくらいたくさんのパッチがある。
多分200は超えて、300近くあるのかもしれない。


③ 膨大なサンプリングされたパッチの組み合わせのプリセットがある。
自分でパッチを組み合わせてオリジナルの使いやすいマトリクス(パッチの集合体)を
作ることも出来るけれど、
当然プリセットとしてViennaが用意したものもある。

今はもう自分で作ることが多いけれど、
出来合いのものにも優れたマトリクスが多いので、
十分活用できるので初心者にもパッチを組まなくていいので優しいと言える。


④Vienna suiteやVienna ensemble proなど補助ソフトも便利。
Viennaのオケ音源を十全に活用するために
Vienna suiteVienna ensemble proなどの補助系ソフトもある。


補助専用というわけではないので、
Vienna suiteやVienna ensemble proは何処にでも使えるが、
同じVienna同士なので音としての相性は良く使いやすい。


Vienna MIRというのもあるが、こちらはまだ使ったことはない。


⑤ちょっとした音域拡張機能がある。

Vienna Instrument Proの音域拡張機能。



Vienna Instrument Proの音域拡張機能があるが、
これもちょっとした時に便利だ。


本来オーケストラにおいてその楽器が出ない音は
そのまま出さない方が現実的なのだが、
BGM系の楽曲だと「まぁそうなんだけど、でも本来出ない音も鳴ったら便利かなー」
なんてことがたまにある。


特に音域が狭い楽器だとこの機能は活躍する。
個人的にはリコーダーでよく使っている。


⑥完全にドライな音が出せる。
リバーブなしの完全にドライな音が出せる。
当たり前のことかもしれないが、オケ音源によっては出せないものもあるので、
当たり前のことながら大事なことだと思う。

ドライな音が出せるのでオケでもロックでもポップスでもゲームBGMでも
どんな曲調にでも合うように音を作っていける。


難しい点。



①覚える機能、操作が少し多いかもしれない。
上記のように個人的には最も自由度が高く一番使用頻度の高い音源だけれど、
出来ることが多いということはそれだけ操作で覚えることが多いということなので
その点は初心者の方には優しくないかもしれない。

しかし難しいと言ってもたかが知れているので、
慣れればどうということはない。


②値段がちょっと高め。
機能や音は素晴らしいが値段もそれに応じたものになっている。
Viennaがあれば普通に仕事ができるレベル音が出せるが、
その分、値段もそれ相応になるのでちょっと考える必要がある。


逆に言えば値段だけのこと素晴らしい音源と言うことも出来る。


音の方向性。
基本的に自由度の高いViennaだけれど、
音の方向性としては上品な分類になると思う。


ほかにもEastWest - Symphonic Orchestra を使っているけれど、
こちらは派手な音なので、
曲によってはこちらが合うときもある。


EastWest - Symphonic Orchestra は
そのままハリウッド映画で鳴ってそうな音が出るので曲調によってはマッチするし、
ハマればかなり良い音源だが、
ドライな音が出せない上に音の方向性の自由度が低いので、
ポップスやロックなどで使おうとすると合わないことが多い。


今回はViennaを推しているようなブログの内容だけれど、
以前作った下のボカロ曲では
EastWest - Symphonic Orchestraを使っている。






こんな感じの音をViennaで代用出来ないことはないけれど、
EastWest - Symphonic Orchestraは
プリセットを読んだだけでこういう音が出てくるので、
音の方向性さえハマればこちらも非常に使える。


しかしながら基本的にはViennaはほとんど万能であり、
どれか1つしか選べないならViennaを選ぶ人は多いのではないかと思う。


Viennaは上手く使えば本物のオケと聞き比べが付かないような
リアルな曲がパソコンで作れてしまう。

凄い時代になったなぁ~。


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