SPL 【Passeq】を導入した。


SPL 【Passeq】プラグイン版


Pultecタイプと同じくイコライザ-の中では少数派の
パッシブイコライザーだが、
マスタリング専用という感じの作り込まれた出来になっている。


Puletec EQP-1A


以前書いた記事の「PultecタイプのEQ考察」にも掲載されているが、
このEQもブーストとカットが同時に出来るタイプの作りなので、
慣れるまではマスタリングで使いにくい感じだったが、
慣れてしまえばこれはこれでアリだと思えてきた。


Puletec EQP-1Aは全く同じ周波数のブーストとカットだったけれど、
Passeqは微妙にずれている。


またPuletec EQP-1Aはハイとローの2バンドしかなかったが、
Passeqはハイ、ミッド、ローの3バンドをブースト3つ&カット3つで合計6バンドとなり、
MS処理にも対応し、それぞれのバンドもかなり細かく動かすことが出来る。

ブースト用に3バンド、カット用に3バンド。合計6バンドのEQです。


Passeqはマスタリングを意識して、
細かいところまで追い込むことができるようになっているが、
単純に微調整という点なら、
昨今のグラフィカルタイプで細かくQ幅が変更できるタイプの方が優れている。



パッシブイコライザーのメリットを活かしたマスタリングでのEQ処理と
大雑把なイコライジングで使っているが、
慣れれば使い勝手も良く、
これはハードウェア版が欲しくなってきた。


Passeqはハードウェア版passeqのプラグイン化されたものだが、
ハードウェア版はお値段も凄い事になっている
まさにスタジオ専用機器といった感じだ。


SPL 【Passeq】ハードウェア版


しかしパッシブイコライザーのメリットである
「トランスによるによって歪みなしのブーストが出来る」
「電子的な制限を受けないのでノイズがない」などの
パッシブイコライザーのメリットでデジタル化されたEQでも再現できるのか?
ということが非常に疑問なのだが、どうなんだろう?


もちろん実機のPasseqの振る舞いをモデリングして、
プラグインで再現しているのだろうが、
マスタリングEQはアウトボードの方が良いので、
やっぱりアウトボードが欲しいなぁ、と思ってしまう。




慣れないうちはアナライザーを見ながら使う。


意味がわかってしまえばただのEQに過ぎないので、
何の問題もなく使えるが、
慣れない内は具体的にどんなカーブを描いているのか?を
補助ソフトなどを使って視覚的に確認するのも良いかもしれない。


MSモードでのマスタリングEQというのがメインの使い方だけれど、
Q幅の設定が出来ないので、
そこはsplを信じて、機種に依存という感じになる。


プラグインなので何処までアナログでの
パッシブの振る舞いを再現出来ているかは
難しい部分だと思うけれど、
Passeqで大雑把な型を取り、
後段にもう一つもっと緻密な処理ができるEQを入れても良いかもしれない。



ミックス用に実機にはないモノラルバージョンもあります。


プラグイン版には実機にはないモノラルバージョンもあるので、
ミックスでも使うことができる。


ネット上にはあまりレビューもなく、
知名度もいまいちパっとしない感じだけれど、
個人的にはプログラムで再現されたパッシブの質感や
既定のQ幅などがなかなか良いEQだと感じているので
ご興味がおありの方は是非体験版を試してみて欲しい。




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日本最古の楽器「岩笛」

テーマ:

かなり前に日本最古の楽器日本最古の作曲家についての
記事を書いたのだが、
また面白そうな日本最古の楽器を見つけた。


磐笛・石笛・天然笛


縄文時代の遺跡から発掘される笛で、
磐笛・石笛・天然笛と呼ばれる笛がある。
(以下磐笛と呼びます)


自然の力で石に穴が開いているものを笛として使っていたらしいのだが、
アボリジニのディジュリデゥと似ている。

ディジュリデゥ



ディジュリドゥはシロアリに食われて筒状になったユーカリの木で出来た
いわゆる木製の笛なので、日本の磐笛とは少し違うが、
自然の力で生まれたものをそのまま楽器としている点は同じだ。


人間が作った楽器ではなく、
自然物をそのまま使用している点では
楽器と呼んでいいのかどうかはわからないが、
磐笛は普通に現代でもネットで買えるので欲しくなってしまった。



磐笛の販売サイトを見ていると
「高けぇ~」と思ってしまう値段ばかりで尻込みしてしまうが、
1つ持っていても良いかもとも思う。


しかし販売サイトを見れば見るほど
「この穴って人が道具で空けたんじゃないの?」とか
「これってタダの石じゃね?」と思えてしまい、
手のひらサイズの小さな穴が開いている石ころに
何万円もと考えると
「河原とか海辺に落ちてそう…」とも思ってしまう。


実際に「河原で拾いました」と明言して
販売されているものもある。


わざわざ買わなくても近所の河原を探せば
穴の開いた石の一つや二つ探せば見つかるかもしれない。


犬笛同様に超高周波が出るのが特徴で
150kHz辺りまで出ると嘯かれていれる。


Protools HDなら192kHzで録音が可能なので、
最大で96kHzまで録音できるが、
実験してホントにそんな高い音が出ているのか確かめてみたい。


もちろんマイクの周波数特性の問題もあるので、
そんな高い音まで収録できるマイクがあるのか?
また録音出来たとして解析できるアナライザーがあるのか?なども問題になるが、
個人的には興味深い内容ではある。


古事記や日本書紀には磐笛の記述は見られないが、
古来から神社の宮司の方や神職関係の方が持つことが多いらしく、
磐笛を吹いている動画も探すと複数出てくる。


モノによるが大体4音~7音くらい出るらしく、
まともに吹けるようになるにはかなりの熟練が必要になるらしい。


以前尺八に挑戦したことがあったが、
全く音を出すことすら出来なかったので、
買ったら買ったでかなりの練習が必要になりそうだ。




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Sonnox OxfordのElite bundleを導入した。


7つのプラグインがセットになったもので
WAVES同様にスタジオ御用達のプラグインなのだが、
なぜか今まであまり購入しようという気にならなかった。


 Oxford EQ


その理由は「デザインが古臭く感じるから」というものだったのだが、
実際に使ってみると、
デザイン性は置いおき、その性能だけに着目すると
相当使いやすく、また音も素晴らしいと感じた。


 Oxford Reverb


元々Sonnox Reverb目当てで、
Reverbだけ単体で買おうとも思ったのだが、
どうせならまとめてということでバンドルで買った方が得なので、
Elite Bundleを購入。



お目当てのOxford Reverbは色々な雑誌や動画などで
エンジニアの方が愛用しているので、
ずっと気になっていたリバーブだったのだが、
物凄い細かいところまで追い込むことが出来て、これは凄い!と感じた。


既にたくさんのリバーブプラグインを使っているけれど、
演算系のリバーブプラグインとして今後のメインとして使っていきたい。


長かったリバーブ探しの旅もこれで一応終了だと思えるくらい良く出来ている。



コンボリューションリバーブはほかにも色々使っているけれど、
演算系リバーブはもうこれで満足できる。


ほかにも地味に良かったのが、
SuprEsserInflatorだ。


 Oxford SuprEsser


SuprEsserは基本的にはディエッサーなのだが、
WAVESなどのディエッサーと違い掛かる範囲を細かく設定できるし、
掛かり方も現時点で所有しているディエッサーよりも自然?に感じる。


便利なのが周波数だけでなく、
そのバンド幅まで設定できることだ。


WAVES Renaissance DeEsser


この辺りは好みの問題かもしれないが、
現在メインで使用しているWAVESのRenaissance DeEsserと
組み合わせて使っていきたい。



周波数とそのバンド幅を設定出来るのが良いのか、
元のボーカルトラックによるが、
Sonnoxの方はデェッッサーにいちいちオートメーションを書かずに
入れっぱなしでも結構いい感じなる。


 Oxford inflator


inflatorはリミッターとエンハンサーが合体したようなプラグインだが、
立たせたいトラックにガンガン挿していくだけで、
大いに効果を発揮してくれるので、
これはなかなか良かった。


特に難しい操作が必要なわけではなく、
基本的な僅かなパラメーターの操作だけで使えるお手軽プラグインなのだが、
その実用性はかなり高い。


あとは個人的に「おぉ!」と感じたのだ、
Oxford dynamicsで主な用途はコンプレッサーだが、
なかなか機敏で言うことを聞く感じなので気に入っている。


Oxford dynamics


変な色付けがあるわけでもなく、透明な感じだが、
物凄く細かくコントロールが効くので、
ヴィンテージ系の色付けの濃いものではなく、
純粋にダイナミクスのコントロールを行いたい時は
今後はこれもメインで使っていきたい。



ほかにもトランジェントとイコライザーとリミッターがあるが、
EQはもちろん素晴らしいEQであることには違いないが、
昨今のたくさんのメーカーが参入してきた現状では、
ちょっと個性が弱いかもしれない。


昔から愛用しているエンジニアさんにとっては
この上なく素晴らしいプラグインなのだろうが、
これから使い始める方にとってはほかにもたくさんの選択肢があると思う。


Sonnoxはどちらかというとプロユースなプラグインに入るが、
一昔前ならいざ知らず昨今は比較的に安価で手に入るので
(昔に比べてという意味です)
「デザインが野暮ったいけどどうなの?」と思っている方には
ミックスでの実用性はかなり高いプラグインなので結構お勧めです。





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