物理モデリングの音声合成ソフト『CeVIO Creative Studio』を導入した。


CeVIO Creative Studio

知人から教えてもらったときに、
あまりに気に入ったのでその場でアマゾンで購入。


なんとびっくり物理モデリングの音声合成ソフトで、
従来のボーカロドとは全く方式が異なるため
ニュアンスをコントロールできるというすごいソフトだ。


音声読み上げ&歌えるソフトであり、音声読み上げ機能だけならば
フリー版で相当使える。


これがフリーだっていうなら、
世の中の音声読み上げソフトは商売上がったりになってしまうんじゃないだろうか。




実際に使った感じ、まだまだ出たばかりなので
これからどんどん良くなっていくのだろうが、物凄い可能性を感じた。


ついに技術もここまで来たかという感じだ。


CeVIO Creative Studioは購入すると
「さとうささら」と「すずきつづみ」の女性二人と「タカハシ」という男性一人の
音声機能が使えるが、このうち歌わせることのが出来るのは
「さとうささら」のみなので、
ボカロの代わりに使えるという意味では
実質さとうささらのみになる。

歌えるキャラはさとうささらのみ


既にさとうささらを使った曲もたくさんアップロードされている。




ボーカロイドは声優さんや歌手さんが75音を音階に沿って録音し、
出来上がったライブラリーを繋ぎ合わせるというものなので、
言葉同士の繋がりがどうしてもぎこちなかったり、
ニュアンスの変更などは出来ないが、
CeVIOは発声をモデリングしているので、
従来に比べると遥かに自然なニュアンスが得られる。


DTM音源でいうとサンプルタイプ(鳴らす音を収録して呼び出す)音源ではなく、
SynfulPianoteq、あるいはAASのなどのように
楽器の発音構造をプログラムでモデリングし、
音声データを作り出すタイプなので、
様々なニュアンスの変化に対応できる。


Pianoteqならばハンマー、弦、響板、ペダル、上蓋などのように
ピアノを構成する各種パーツや実際に音が鳴ったときの繋がりを
状況に応じて音を作り出してくれるが、
CeVIOの場合はおそらく喉の太さ、長さ、口の大きさ、形、あるいは発声のメカニズムを
そのままモデリングしていると思われる。
物理モデリングなので、インストール容量は僅か40MB。


完全に物理モデリングなのか。
Synfulのようにサンプリングと物理モデリングの折半なのかはわからないが、
これからが極めて楽しみなソフトだ。



今出ているCeVIO Creative Studioは
ボーカロイドでいうと初代のカイトとメイコに相当するものなので、
今後改良が進んで現在の初音ミクV3くらいまで進歩すれば
これはかなりすごいことになるのではないかと今から楽しみだ。


今作っている新曲で使うか、
既存のボカロ曲をさとうささらに差し替えようと思っているので、
実際に使った感想はまた別途書きたいが、
現状のDTMで本物に肉薄するようなサウンドを得られないのは
もはや「人間の声」だけなので、
今後こういった音声の物理モデリング音源の発達によって、
現在のオケ音源やギターやドラム音源のように
本物なのかパソコンで作っているのか区別が付かないような音源が
きっと近い将来出来るに違いない。


10年くらい前はドラムやギターや弦楽器(ヴァイオリンやチェロ)などの音は
どうあがいても「如何にもDTMで作りました」という感じで
生音には及ぶべくもなかったが、
今はドラマーさんや弦楽器奏者の仕事を奪ってしうくらいリアルになっている。


ちょっと聞いただけでは生演奏なのか、
DTMで作ったのか区別が出来ないものも昨今は当たり前だ。



楽器でそれが出来るのだから、
時間とお金さえあれば人間の声でも同じことが出来るのだろう。



人間が歌っているのか、DTMで作ったのか区別が付かないようなボーカル曲が
ひょっとしたら10年後には当たり前になっているのかもしれない。


この物理モデリングの音声ソフトの登場によってそういう未来が見えてきた。
今後のCeVIO Creative Studioの開発が楽しみだ。




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修業時代に課題として書いた2つのヴァイオリンつのための小曲です。
無伴奏ヴァイオリン同様にツィゴイネルワイゼンが好きだったので、
こちらもツィゴイネルワイゼン(ロマ風)になっています。
ソフト音源(ヴァイオリン)はSynfulを使っています。



2つのヴァイオリンのためのツィゴイネルワイゼン
http://uyuu.sakura.ne.jp/sample/violinduo.zip
DLはこちら(楽譜とMP3です)


ツィゴイネルワイゼンとは、「ジプシーの歌」という意味で、
(ジプシーという用語は近年差別用語になり、現在ではロマというらしいです)
サラサーテのツィゴイネルワイゼンやラヴェルのツィガイーヌ、
モンティーのチャルダッシュなどが同じく、
ロマ音楽に影響を受けて名曲を残しています。


ハンガリー音楽と混同されがちだが、
バルトークに言わせるとロマ音楽とハンガリー音楽は別物であり、
作曲上の技法の習得という点でも両者は異なっている。


民族的な要素の習得目的以外で
作曲を独学で学ばれている方にお勧めな練習法の1つが、
「取り組んだことのない編成」で曲を書くことだ。


色々な楽器の無伴奏を書いてみたり、
この曲のように2つのヴァイオリンや木管五重奏、
あるいはピアノ五重奏や八重奏など書いてみると勉強になる。


特に良く書かれている無伴奏ヴァイオリンや無伴奏チェロを始め、
無伴奏のフルート(ドビュッシーのシンクラスのような)などもとてもためになる。


実際に前回紹介した無伴奏ヴァイオリンのような曲を書くためには
その楽器の特殊奏法や音域によるキャラクターなども勉強するようになるし、
技巧的にどのようなことが可能・不可能であるのか?を調べたり(出来れば楽器に触れて)、
過去の大家の名曲を分析したりすることに大いに意味があるので、
是非色々な無伴奏を書いてみて欲しい。


基本的に楽器の数が少ないほど個々の楽器の繊細さが目立つので、
(その究極系が無伴奏)
どの楽器で弾いても変わらないようなフレーズではなく、
「このフレーズはヴァイオリンだからこそ」「フルートだからこそ」のような
ものが望ましいし、そうでなければ学習という観点から無伴奏で書く意味は半減してしまう。


一つ一つの楽器の可能性を突き詰めるという点で
無伴奏は作曲家にとってとても良い課題になる。


次に今回のような2つの独奏楽器による曲もまた
別の角度からの勉強になる。


今回の2つのヴァイオリンのためのツィゴイネルワイゼンは
民族音楽風ということもあり、
片方が伴奏を担当するような部分もあるが、
ヴァイオリンやフルートのように旋律しか演奏できない2つの楽器で
作曲する場合は個々の楽器の特性を活かすと同時に
必然的に対位法的な能力が必要になる。
(ヴァイオリンはやや和音的な奏法も可能だが、ピアノのようにはいかない)


旋律と伴奏ではなく、旋律と旋律、しかも2声となると、
メロディー+和音伴奏とは全く別種の作曲技法が必要になり
どうしてもある程度の対位法的、和声法的な知識が必要になる。


これが無伴奏との違いであり、また大編成の曲とも異なる
少し特殊な難しさを持った曲になる理由だ。


無伴奏同様に楽器特有の奏法や音色を活かしつつ、
対位法的な要素を取り入れて書くための
色々な創意工夫にこの課題の意味がある。



ポピュラー音楽のように「メロディー+和音伴奏」というスタイルに
慣れきっているとこういった対位法的な曲は難しく感じるかもしれないが、
だからこそ訓練の意味があり、
こういった訓練で養われる対旋律を作る能力は
ポピュラー音楽を作る上でも大いに役に立つ。



これ以上の大きな編成、つまり三重奏曲以上は
様々な組み合わせが考えられ、
過去の大家に色々な興味深い編成がたくさんある。


バッハの2つのヴァイオリンのための協奏曲(BWV1043)のような
バロック的な編成も良いし、
ドビュッシーのフルート、ヴィオラとハープのためのソナタのような
やや特殊な編成も興味深い。



四重奏なら最もスタンダードな弦楽四重奏はもちろん、
メシアンの世の終わりのための四重奏曲のような
ちょっと変わった編成も面白い。


いずれにしてもまずは一つ一つの楽器のことをしっかりと学び、
そして日頃学んだ和声法や対位法を活かして実際の作品を書くという訓練を行い、
さらに過去の多くの大家たちの名曲をアナリーゼして、
自分の技法に吸収していくという点に意味がある。


最初から名曲を書こう!のようにあまり気張らずに
とにかく勉強のつもりでたくさんの曲を分析し、
(なんとなればパクリでも構わない、なぜなら学習の一環だから)
普段自分が使わないような作曲上のテクニックを研究したり、
自分に欠けていると感じる知識や技術を身に付けるための一連の訓練の過程として
書くと良いと思う。


大変かもしれないけれど、
そうやって一つ一つ積み上げていった技術や経験は
いつか必ず役に立つ。
経験だけが真の財産であり、本当の自分の助けになるものだからだ。


ある意味、大編成のオーケストラを書くよりも難しいので、
是非作曲を勉強なさっている方には取り組んでみて欲しい。




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昔作った無伴奏ヴァイオリンのための曲です。


サラサーテのツィゴイネルワゼンが好きだったので、
修業時代の無伴奏ヴァイオリン課題のために作ったもので、
ソフト音源(ヴァイオリン)はSynfulを使っています。


無伴奏ヴァイオリンのためのツィゴイネルワイゼン
http://uyuu.sakura.ne.jp/sample/solo_vn.zip
DLはこちら(楽譜とMP3です)

無伴奏を書くコツや学習上のメリットは
その楽器の特性、音域、特殊奏法を勉強できることにある。

例えばこの無伴奏ヴァイオリン曲で使われているテクニックの幾つかを
簡単に見てみたい。

押弦と解放弦をした利用フレーズやハーモニクス奏法の使用。


ポルタメントの使用


ヴァイオリンの重音奏法の使用。


二重ハーモニクスの使用。


解放弦を利用した他声部構造。


ピチカートとバルトークピチカートの使用。



無伴奏ヴァイオリンだからといってただメロディーをひたすら
弾き続けるのではなく、
上のいくつかの例を見てわかるとおり
「ヴァイオリンの特性や構造」を活かしたフレーズを
書けるようになることが学習の最大の目的となる。



楽器によっては音域で大きくキャラクターが違うし、
様々ば特殊奏法があるので、
それらを勉強し、使えるようになれば、
以後の自分の作曲に大きく関わってくるはずだ。



この楽器ならでは、というフレーズを書いたり、
そのフレーズを担当させるに相応しい楽器を選択できるようになることは
良い編曲を行うための必須条件なので、
是非色々な無伴奏に挑戦して欲しい。


多くのことを身に付ければ、
その後の編曲のやり方も少なからず変わってくるはずだ。



ピアノ曲、室内楽、オーケストラ曲に比べると数は少ないが、
古くはバッハの無伴奏チェロやヴァイオリンにスタートし、
新しいものであればドビュッシーのシンクラスやイベールやバルトークの
無伴奏ヴァイオリンなど探せば過去の大家の素晴らしい作品もあるので
色々の曲をアナリーゼすると良いと思う。


ある意味、大編成の曲を書くよりも難しい部分があるが、
だからこそ勉強になる部分でもあり、
現在作曲の勉強をなさっている方は
是非色々なスタイルの無伴奏楽曲に挑戦してみて欲しい。



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Plugin Alliance【maag EQ4】導入した。

Plugin Alliance【maag EQ4】

6バンド仕様のEQで、このEQの売りである
AIR BAND以外は周波数が固定になっている。


限定的で一見使いにくそうだが、
まるでそんなことはなく、非常においしいポイントを押さえた
良くできたEQだと感じた。


このEQの面白いと感じた部分は、通常の人間の可聴領域外から
変更ポイントを加えることによって、
全体的なサウンドに今までと異なる質感を与える点だ。
(人間の可聴領域は20Hz~20kHz。個人差は大きくある)


10Hzのローバンド

AIRBANDも面白いが、このEQにはなんと10Hzの超ローバンドEQも付いている。
実際にこの10Hzのバンドを動かしたところをプリントスクリーンしてみた。


10Hzのツマミを右に2回した状態。(クリックで拡大)


10Hzのツマミを左に2回した状態。(クリックで拡大)


ツマミの数字はdBとはリンクしておらず、
またブーストとカットでも数字によってゲインの幅はまるで違う。
(場所によっては4倍くらい違う)


ブースト時は右にツマミを5回せば17dBくらいブーストされるが、
カット時は左にツマミを5回しても4dBくらいしかカットされない。



ボーカルに関してのレビューが多いのだが、
キックやドラムのミックスバス、あるいはループ素材などにインサートしてみると、
この10HzのシェルビングEQは「おぉ?!これは!」という
言葉で表現するのが難しい効き方をする(もちろん良い意味で)。


シェルビングタイプなので、10Hzをブーストすれば、
もっと上の周波数まで持ち上がるのだが、
なんというか今まであまり経験したことのない効きで、
今後ミックスの低音コントロールの選択肢が一つ増えた感じだ。


40Hzのバンド

160Hzのバンド


10Hzのほかに40Hzと160Hzのバンドがあり、
おいしい部分を抑えているので、
この3バンドで十分音が作っていける。


見ての通りQ幅などは設定できないが、
かなり絶妙な設定になっていて、
使っていて「Q幅とか設定できないけど、これいいじゃん!」という感じになるので、
その辺はさすがMaag Audioという感じだ。
本当に良く出来ている。



650Hzのバンド

2.5kHzのバンド


中域と高域は650Hzと2.5kHzの2バンドがあるが、
これは主にボーカルを意識したバンド設定に思える。

もちろんソロ楽器全般に当てはまる周波数ではあるけれど、
ドンシャリ気味にしたいときは650Hzをカットすると
200Hzから2kHzに掛けてのやや広めのQカーブで
絶妙なカット具合を聴かせてくれる。


650Hzのツマミを左に5回した状態。(クリックで拡大)


こういう風に視覚化してみることができれば
自分でパラメトリックEQを使うときの参考にもなる。


2.5kHzのシェルビングEQも高域を持ち上げるのに最適だが、
大体400Hzあたりからの滑らか、且つ自然なシェルビングで
ブースト量が多いとそれに応じて400Hz以下の低音もブーストされて
自然なカーブを見せてくれる。


この高域も掛かり方はとても気持ち良い感じだ。


2.5kHzのツマミを右に2回した状態。(クリックで拡大)


周波数は変更できないけれど、
考え込まれたセッティングなのでやはりこれで十分に対応できる。


対応できるというよりは「聴覚的に自然なEQカーブ」を得たいなら、
多くの場合にほとんど最適な結果を得ることが出来ると感じた。


自然さを追求するのではなく、
もっと極端な音づくりをしたい場合は任意で
別途パラメトリックEQを使えば良いと思う。



AIR BANDは周波数が可変


そしてこのEQの最大の売りであるAIR BANDだが、
こちらは2.5kHz、5kHz、10kHz、20kHz、40kHzと周波数が変更出来る。


アナログアウトボードのEQだと20kHz以上の周波数に対する変更が
可能な機種もあるが、
プラグインでは比較的珍しい40kHzへのアクセスはなかなか興味深い。


これを十全に活かすには
セッションファイルのサンプリングレートを高いレートにする必要があるし、
ヘッドホンやスピーカーもそれなりのものを良いしないといけないが、
40kHzを弄ることによって得られる可聴領域(20kHz以下)への影響が
これも言葉にするのは難しいが、
まさに自然な空気感だと感じた。


AIR BANDは40kHzでゲインのツマミを右に4回した状態。


アナライザーの画面が20kHzまでしかないので、
40kHzの振る舞いを視覚化してみることは出来ないが、
音の空気感や立ち上がりは非常に素晴らしく、
ボーカルに限らずどんな楽器でも有効だと感じた。


シンセやギター、あるいはでミックスバスでも使ってみたが、
音を自然に立たせたい時には今までは
EQではなく真空管やエンハンサーを使うことが多かったが、
この掛かり方はとても自然な空気感が出せるので
私の中のEQによる高域調整の考え方が少し変わった。


ハードウェア版のmaag audio EQ4

ハードウェア版のmaag audio EQ4は使ったことがないので、
プラグインの差異は比べられないけれど、
プラグイン版のAIR BANDによって得られる音像感は
非常に自然な立ち上がりと空気感も持った
自力ではなかなか出せないニュアンスなので、
これは購入して本当に良かった。


今まではミックスでEQで高域を上げる→シャリシャリして耳が痛い、
ということもあったので、なかなか調整が難しかったが、
このAIR BANDはそんなケースでの新しい選択肢の一つとして使えそうだ。


ハードウェアがあればボーカルの掛け取りも出来るので、
将来的にハードウェア版が欲しいくらい気に入ってしまった。


ちょっと特殊な使い方かもしれないが、
マスタリングでAIR BANDを使っても良いかも?とも思った。


ちなみにVSTではステレオで使えるが、
RTASではモノラルでしか使えない。
(Prootools10環境)


Fx PansionのVST to RTASでもなぜかRTASにコンバード出来ないので、
現状Protools上でステレオで使うことが出来ない。
(現在試行錯誤中)


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水月陵先生とドビュッシー

テーマ:
最近自分の勉強も兼ねてたくさんの舞曲を書いている。


具体的にはアルマンド、フォルラーヌ、クーラント、サラバンド、
メヌエット、ブレー、ジーグ、ガボット、マズルカ、ルーレ、パスピエ、ポロネーズなどだが、
これが結構面白い。


バロック時代の舞曲集について。


どうせなら短くても良いので、
かつて作ったことのない舞曲を全制覇してやろうと思いチヨビチヨビと作っているが、
色々な副産物があって楽しい。



ある時、ドビュッシーのマズルカを分析していて思ったのだが、
個人的に私淑している水月陵先生の曲の響きの出し方が
「おぉ?これか?」と朧げながら、ほんの少しだけ見えてきた。



水月陵先生の作品ではドビュッシーやラヴェルっぽい響きが良く聴こえてくる。


今までは水月先生の女性らしさ?可愛らしさ?のような雰囲気が
上手く出せなかったのだが、ラヴェルやドビュッシーの
旋法性や全音音階など調性を逸脱した技法ではなくて、
「全音階でのドビュッシー」を追及していけば、
水月陵先生の作品の中の近代フランスっぽい感じの曲に近づける?のではないかと
分析と作曲をしながらなんとなく感じてきた。
(ラヴェルよりむしろドビュッシー)


当たり前と言えば当たり前過ぎるの話だが、
頭では水月先生の〇〇の曲はドビュッシー風とわかっていても、
ドビュッシーの技法のどの部分をどういう風に使えば良いのか
具体的に自分の技法に吸収できるレベルで理解出来ていなかったので、
これはとてもためになった。


偶成和音の使い方やボイシング、和声進行などのコツだけでなく、
楽器の選び方やリズムなどにも特徴がたくさんあるが(特にリズム)、
今まで試みてもあまり上手く行かなかったので嬉しい。



もちろん水月先生の曲は色々なスタイルの曲があるし、
ドビュッシーも然りなので一概には言えないが、
リズム的な側面(工夫が多彩)と和声的な側面は
明らかにドビュッシーが大好きなんだろうな、と感じることが多々ある。
(ゲームBGMなので色々な曲があるので一概には言えないけれど)



それがすべてというわけではなく、
あくまでたくさんある技法の中の一つを
自分の作品に活かすという感じだが、
中には結構高度なことをしている曲もあるので、
水月先生の曲はとても参考になる。



私もドビュッシーが大好きでたくさん分析しているが、
同じ作曲家を見ていても、
見る角度が違えば見え方が変わってくるのだと思った。



それは全く別問題としても色々な舞曲を作曲するのは非常に勉強になる。


バッハのフランス組曲やイギリス組曲にあるような
(プレリュード)→アルマンド→クーラント→サラバンド→任意の舞曲→ジーグ
という基本的な所からスタートして、
ほかにも色々と試してみると良いと思う。


作曲に伸び悩んでいる方にとっても
新しい一面の発見にも繋がるはずだ。


実際にBGM系の楽曲で何らかの
舞曲の要素を持っているものもたくさんある。


バッハの舞曲の多くは対位法的なスタイルで
書かれているものがほとんどなので、
フーガやカノン、あるいはインヴェンションのような
お堅い対位法の楽曲ではなくて、
もっと自由で伸び伸びとした対位法の使い方の勉強にもなるので、
比較的ライトな対位法の実践という意味でもバロック時代の舞曲は大いに価値がある。


たんくさん作曲してみると良いと思う。


またもっと近代に近づいてショパンのマズルカやポロネースはとても有名だし、
ほかにも数は少ないけれど近代のドビュッシーやスクリャービンなども
マズルカを書いているので、それらとバロック時代の舞曲を見比べてみるのも面白い。


同じポロネーズでもバッハとショパンのそれは譜面が全く違う。
ベートーヴェンやリスト、チャイコフスキーのポロネーズはみんな個性的だけれど、
その根っこにあるのはやはりポロネーズの要素・様式があり、
舞曲的な性質を如何に自身の書法で表現するか?に関しても
勉強していて非常にためになる。



その多くが舞曲的な要素が抽象化してしまっているが、
純粋に作曲の幅を広げるという意味で大いに勉強の価値はある。



アルマンド、クーラント、サラバンド、メヌエット、
ブレー、ジーグ、ガボット、マズルカ、ルーレ、パスピエ、ポロネーズ、フォルラーヌ
タランテラ、パストラール、ガロップ、エコセイズ、シャコンヌ(パッサカリア)、
パスピエ、ボレロ、など何はともあれそれぞれ1曲は作ってみると
自分自身の技術の幅が広がると思うので、
作曲勉強中の方は試してみると良いかもしれない。


抽象化しているものもあれば、舞曲的性質を強く持っているものもあるが、
何にしても過去の大家の舞曲を分析し、
自分でも(短くても簡単でも良い)作ってみるとかなりためになるはずです。





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brainworxの【VERTIGO VSC-2】導入した。

使ってみた感想だが、今までのコンプで一番いいかもしれない。
ソフトウェアプラグインがどんどんハードウェアに近づいていく。
(10年後くらいにはひょっとしたら区別が付かないレベルになるかも…)


このコンプはとても繊細な音でバスコンプやマスタリングに最適だと感じた。


今まではなんだかんだでWAVESのSSLのバスコンプがメインであることが多かったが
これからはしばらくこれで行くかも。


brainworx【VERTIGO VSC-2】


こちらは実機


VERTIGOには実機があるが、お値段なんと$6,000。


マスタリングにはヴィンテージよりもこういった最新式のが好みだが、
splのVitalizerやelysiaのalpha compressorのように
最先端技術で作られた実機のプラグイン化の性能は凄まじいものを感じる。
こんな良いものがお手軽に使えるなんて良い時代になったなぁ。


実際に使ってみて驚くほどの緻密さ、繊細さ。
興味がある方は体験版を試してみて欲しい。


一体何でこんなに違うのか内部構造のことはわからないが、
ステレオ+サイドチェインで4器のVCAを積んでおり、
その振る舞いは今までのコンプと隔世の感がある。


特に便利だと感じたのが、
サイドチェイン機能で60Hzと90Hzをハイパスしたサイドチェイン信号を作ってくれる。

サイドチェインは60Hzと90Hzのハイパス

これのおかげで低音が膨らんだバスや2mixに対しても
ある程度コントロールが効くのだが、
ある程度というよりはおいしい所をバッチリ抑えていて、
ハイパスのキレ具合がいいのか、とても自然にコンプが掛かる。


サイドチェインを付けるならもっと色々出来そうと思うかもしれないが、
ミックスバスやマスタリングで使うにはこれで十分だと感じたし、
もっと細かいサイドチェインコンプを使いたいならほかのを使えば良い。


ほかにもニーはSoftモードを使用するとelysiaのalpha compressorのように
固定レシオではなく入力に応じて自動で変化してくれる機能が付いている。
(レベルが低い場合はコンプレッションが全くかからず、
レベルが上がるに従いレシオが自動的に上昇するタイプ)


細かい機能は公式に記載されているので興味があれば見て欲しいが、
これはちょっと久々に感動したコンプレッサーだった。


今後はメインで使っていきたい。


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作曲関連の書籍2冊と
ミキシングとマスタリング関連の書籍を2冊書きました。

電子書籍ですが宜しければどうぞ。

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DTMマスタリングのやり方


DTMミキシングのやり方。


【パソコンで始める日本一簡単なDTM作曲本】 

販売ページへのリンクです。  




教育用の動画制作をしたくてミキサーを一つ購入した。



BEHRINGER XENYX 1002

YAMAHAのもっと良いミキサーを持っていたのだが、
「もう多分使わないだろうなー」と思って処分したのが失敗だった。


手持ちのオーディオインターフェイスにINが多いので、
音楽制作を行う分にはPC内のデジタルミキサーで十分なのだが、
動画制作時にはマイクや自宅の結線の都合でどうしても
物理的なミキサーが必要になり最低限のものを導入。



いつもお世話になっているサウンドハウスで色々と物色していたのだが、
今のミキサーはUSB接続でオーディオインターフェイス代わりになったり、
1万円以下の低価格モデルでもデジタルエフェクトを内蔵していたり、
なんだか安い+高性能で驚いた。



BEHRINGER のXENYX 1002は48Vのファンタム電源を使える
最低ランクのミキサーだけど、7000円以下で
ノイズも値段を考えれば十分許容範囲だし、
機能的にも普通に使えるので早速重宝している。



本当は動画制作用にコンデンサーマイクとステレオインが1つ繋げれば良かったので、
もっと安いXENYX 302USBというモデルでも良かったのだが、
こちらはファンタム電源が15Vでスイッチもなく、
しかもUSB接続だったのでやめておいた。


XENYX 302USB

しかしこんな小さくてUSB接続で使える簡易ミキサーが今は
4000円以下で買えるとは…。
(昔はもっと高かった気がする)


音楽制作ではなく動画制作用に買ったものなので、
そこそこ普通に使えれば何でも良かったのだが、
意外や簡易マイクプリとしても結構音楽制作でも使えそうな感じだ。
(電源スイッチがないとか色々思う所はあるが…)


ステレオ10chくらいあればスタジオのブースにあるような
キューボックス替わりに十分使えるな…と思った。



「作曲基礎理論~」の誤字脱字(11月分)の改訂が出ています。

先月以前に関してメールを頂いた方には
既に個人的に今回の分をお送りしております。

また既にDLsite様に最新版がアップロードされておりますので、
再ダウンロードして頂くことが出来ます。



画像などの差し替えもありますので
現在お読みくださいっている方は出来れば
最新版を再ダウンロード頂ければ幸いです。


DLsite様のリンク


DLsite様でご購入下さった方で
登録ユーザーの方はダウンロード期限が無制限ですので、
こちらで修正版をダウンロード頂けます。



ゲストユーザーの方はダウンロード期限が一週間ですので、
既にダウンロード期間が過ぎている場合は
「モバイル用分割データ」の「32あとがき.pdf」をメールに添付して

あとがき内に記載されているメールアドレスに送って頂ければ
ダウンロードリンクをメールでお送りいたします。