少し前にDTM作曲本を書いたのだが
購入してくれた方から感謝のメールを頂いてしまった。



思うに作曲やDTM関係の勉強をしたいのだけれど、
独学で行き詰っているとか、良いアドバイスをくれる先生がいないなどの問題で
壁にぶつかったり、右往左往している方は結構たくさんいらっしゃる気がする。



作曲家や演奏家の方で面倒がって教える仕事をしない方はたくさんいらっしゃるが、
マーク・レヴィンのジャズ・セオリーにとても良い言葉が書いてあったので
紹介したい。



「地元でもっとも優れたミュージシャンを見つけ出して、
教えてもらえるか聴いてみましょう。

もし生徒として教えてもらえなくても
せめて一度だけでもレッスンしてもらえるように頼んでみましょう。
私はBarry Harrisに一度だけレッスンを見てもらったことがありますが、
それは私の演奏を完全に変えてしまいました。」


私も学生時代は師匠の所で修行を積んだし、
逆に専門学校で教えている現在も思うのだが、
生徒を見ていて本などを読んで学ぶ独学には限界があると思ってしまう。



現在プロとして活動しているほとんどの方が
なんらかの形で音楽教育機関で勉強をしているはずだし、
音大や専門学校に行かなくても、
個人的に先生に師事している人はたくさんいるはず。



もちろん完全独学というのも悪くないし、
そういう方でプロの方もいらっしゃるのかもしれないが、
私も学生時代に作曲の先生に付いてからは見違えるように成長したし、
現在独学で伸び悩んでいる方がいらっしゃれば、
自分の近所で良い先生を探してみるのも良いかもしれない。



この人と決めた人がいれば
マーク・レヴィンの言う通り生徒として教えてもらえるかを頼んでみて、
駄目ならせめて一回だけでもレッスンしてもらえないか頼んでみるべきだと思う。



自分よりも高い段階にいる先生に習うことで見えてくることはたくさんあるだろうし、
私自身も学生時代に個人的に先生に付いてとても良かったと思っているので、
作曲の独学に限界を感じている方にはお勧めではある。



私自身の乞われれば学校以外でも個人的に教えるのは構わないし、
もっと世の中のプロの方たちが教える環境を作り、
また教わる生徒たちも積極的に自分の実力を高めるために習うことをすれば
日本全体の音楽レベルもさらに高まってくると思う。

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作曲・DTMの個人レッスンの生徒を募集しています。
このブログの書き主の自宅でマンツーマンレッスンをしています。
詳しくはこちらをどうぞ。

初心者の方用の作曲本と
ミキシングとマスタリングの本を書きました。

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DTMマスタリングのやり方


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新しいオーディオインターフェイスを購入した。

FocusriteのLiquid Saffire 56



FocusriteのLiquid Saffire 56で
28in、28outあるのでこれで仕事が楽になりそうだ。
(自宅では10inもあれば十分)

スタジオで使うわけではなくあくまで自宅用なので、
とりあえずはこれで十分。


選んだ理由はいくつかあるが、
同社のLiquid mixが非常に気に入っていて、
マイクプリのエミュがついているから。
(後は値段が安かった。)


Liquid Saffire 56 では合計10種類のプリアンプを
エミュレートすることが出来る。


下位機種なので再現できるマイクプリも限られているのだが、
とりあえずはこれで十分。


必要になったら
Liquid channelを買えばいいと思っている。


再現できるマイクプリは以下の通り。


API 3124+




Avalon VT-737SP 



 Focusrite RED 1


HELIOS Console



Manley SLAM! 




Millenia HV-3D




NEVE 1073 




PULTEC MB-1



TELEFUNKEN V72



UNIVERSAL AUDIO M610


Liquid mix 同様にコンボリューションなので、
動作は極めて再現性が高い(と思う)


PULTEC MB-1とかHELIOS Consoleは
とてもじゃないけれど実機を見たことすらないので、
似ているかどうかはわからない。


Liquid mixは非常に素晴らしい外部DSPだと思うのだが、
日本ではまるで人気がないのは外見のせいなのだろうか…。
コンプもイコライザーも
私にとっては神プラグインなのだが…


たしかにFocusrite社はアウトボードはとても素晴らしいけれど、
ソフトウェアの方は弱い。


それでも演算でなく、コンボリューションで上記のような
ヴィンテージマイクプリを楽しめるのだから
私みたいなヴィンテージ機器好きにとってはとても嬉しい。


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最近は自宅でプラグインを使って行うミキシングやマスタリングに限界を感じてきている。


プラグインはたくさん持っているのだが、
さらにレベルアップするためには
「もうプラグインだけじゃ駄目なのかなぁ~」
なんて思っている。


昨今のプラグインは非常に性能が良いものも多いのだが、
やっぱりアウトボードがないとスタジオと同等の仕事は出来ない(かもしれない)。


Focusrite RED 3


そんなわけでFocusrite RED 3に目を付けている。
Focusrite RED 3はクリス・ロード・アルジがミキシングで
マスターバスコンプに使っている機種だそうだ。



http://music.sugarsword.com/03/engi4.html 
クリス・ロード・アルジ 

http://www.minet.jp/waves/cla-artist-signature-collection 
Chris Lord-Alge Signature 

バスコンプも散々どのプラグインが良いか迷ってきたが、
たしかにWAVESのSSLを始めとして
使えるものもあるのだが、今ひとつ第一線のクオリティーに届かない。


もちろん私の技術不足もあるのだろうが、
スタジオでは複数のアウトボードを使って作業するのが普通だし、
自宅で同じレベルの仕事がしたければ、
やはりアウトボードを買うしかないのかもしれない。


しかし価格的には購入するのに戸惑うような値段で、
最低でも20万円くらい出さないとまともなものが購入できそうにない。


しかも真空管は維持費が馬鹿にならないし、
いわゆるヴィンテージものは状態に不安があるものが多い。


外見だけ同じで中身の部品は別物なんてこともあるので、
なかなか「自宅で個人的に使うもの」としては購入に踏み切れないのが現状だ。


その点
Focusrite RED 3 は半導体なので
真空管のような維持費は掛からないし、
比較的新しい機種なので製品状態も安心できる。


最終的には「マイクプリ」「コンプ」「EQ」のアウトボードを
自宅用に欲しいと考えているが、
欲しいものをリストアップすると簡単に100万円を超えてしまう。



http://www.allaccess.co.jp/Focusrite/LIQUID/liquidchannel/liquidchannel.html 
Focusrite:LIQUID CHANNEL


マイクプリに関しては色々エミュレーションできる
FocusriteのLiquid Channelを考えているが、
やっぱりアウトボードのコンプやイコライザーが欲しい。


高い買い物なのでもう少し考えよう。


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内容を解説するためのMIDIとMP3データもたくさん付いています。


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超初心者向けの内容で、DTMで作曲を初めてみたい方や
初音ミクなどのボーカロイドソフトを買ったけれど、
肝心の作曲の仕方がわからない方など、
作曲できるようになるまでの内容を
1からではなくゼロから解説しています。


作曲するために必要な知識を
極限まで簡単にして解説しているので、
既に作曲が出来る方や専門の教育機関で作曲を学ばれている方には
物足りない内容かもしれませんが、
超初心者の方へ丁寧に作曲を教えるという趣旨で書かせて頂きました。


以下のような方にお勧めです。

・市販の作曲入門本は難しい。
・超初心者向けの作曲本を探している。
・DTMでの作曲をゼロから学びたい。
・作曲を勉強したいけど先生がいない。
・独学で作曲をスタートしたい!



全300ページですが、体験版で171ページ分ご覧頂けます。
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水月陵氏の研究。

テーマ:

最近はPC向けのBGMをたくさん作ってらっしゃる水月陵氏の
アナリーゼを暇を見つけてはやっている。


言ってみれば同業者(この方のほうがずっと先輩だが)なのだが、
私はこの人の音楽が大好きで、
一番好きな作曲家は誰かと問われれば
クラシックのドビュッシーなどを除けばこの方が一番好きだ。



素晴らしい作曲家は国内にたくさんいらっしゃるが、
私は水月陵氏の大ファンで、この方が一番好きだ。



作曲家としての水月陵氏は非常に興味深く、
おそらくドビュッシー・ラヴェルを始めとする近代フランスものが好きなのではないかと思われる。



色々な部分で聴こえてくるリズムへの工夫は
まさにリトミアンと言って良いほどドビュッシーを彷彿とさせるし、
旋律や和音(和声)にもラヴェル的な音使いが多分に見られる。



何気なく流れていくBGMにも、
所々に非常に凝った工夫が見られるので、
現在勉強中の方は大いに聞いてみるべきだと思う。



またおそらくだけれど、ミキシングやマスタリングも
大体はご自身でやっていらっしゃると感じる。



水月陵氏の色々な曲(主にゲームBGMや主題歌)を聴いていて、コンプやイコライザーなどの使い方に
ほぼ同じ手法が聴いて取れるというのがその理由なのだが、
この方は作曲だけでなくミキシングやマスタリングに関しても非常に高い技術を持ってらっしゃる。



でも私が本当にすごいと思うのはそんな小手先の技術ではなく、
もっと作曲の根本的な部分で、
私の拙い語彙では上手く表現できないが、
なんというかとても癒し系なのだ。



私は全く癒しを必要としない。
傷付くことがないからだ。
傷付かないので傷を治す必要がない。



そんな私ですらこの方の曲には癒しの要素を感じる。
そういうつもりで作曲し、歌を歌っているのがよくわかる。


お会いしたことはないが、きっと素敵な方なのだろう。



作曲に関する知識や技術を超えて愛情や優しさというものを感じる。
なんという素晴らしい方だろうか。


私は仕事として音楽をやっている。
現代社会ではお金を稼がなければならないから。
誰だってそういう部分がある。



でも本当にそれで良いか、
それがすべてなのか、
この人の曲を聴いているとそれを超えるものがあることがよくわかる。



この世界でどのように花開くか、
それは人それぞれ違う。
色とりどりの色と形が与えられているから。



こんな音楽を聴かされてしまったら、
私も頑張らなければという気持ちになってしまう。



自分のために音楽をやる、それは悪くない。
自分のために仕事をする。それも悪くない。



でもそれは何処まで言っても自分ひとりの利己主義。
他人のために何もせずに自分の利己のためだけに音楽をする。



始めは利己と保身のためでもいいし、
誰かのため、何かのためにするとしても
最初は真似事でもいい。



しかし、利己と保身を超えたところに音楽の本質がある。
他に対しての愛情や優しさが芸術の本質であり、
最高のレベルでは美と愛を区別することはできない。




水月陵氏の音楽を聴いているとそういう風に考えさせられる。
それはこの方の音楽が利己や保身や自己顕示に発したものではないから。
聴けばそれがわかる。



私には水月陵氏の音楽に花が咲いているように見える。
こんな方が同じ時代に、同じ職業でいてくれて私はとても嬉しい。