ジャズにおけるピアノソロやトリオなどの小編成の楽曲を作るには
前回紹介した書籍で十分に作曲できるが、
ビックバンドを書こうと思うと
また別の勉強が必要になる。



例えばグレン・ミラー・オーケストラの「インザムード」とか
現代だったら菅野よう子氏の「Tank」(カウボーイビバップ)のような
中~大編成の様式の書き方を記した教則本の類は
あまりたくさんの勉強用の書籍が出ていない気がする。


以下私が勉強した本を紹介する。

ラージジャズアンサンブルのアレンジ


スモール&ミディアムアンサンブルのための モダンジャズヴォイシング


同じ出版社で同じ系統の本なので一緒に2冊紹介したい。



特にジャズのビックバンドを書きたいなら「ラージジャズアンサンブル」の方をお勧めする。

お金の都合でどちらか1冊というならラージのほうが良いと思う。
著者はバークリーの教授でディック・ロウウェル氏。


基本的なボイシングや楽器の使い方から載っているし
教則本の内容通りに進めていけば誰でもビックバンドの様式を身に付けることが出来る。



後半にはビックバンドの譜面がまるまる全部載っているのでとても有難い。
CDも付いているのでかなり役に立つだろう。


土台としてはこの2冊で十分だと思うが、
以後ジャズのビックバンドを自身で作曲していく上では
これだけでは個人的に不十分だと感じるので、
あとはビックバンドの楽曲の譜面をたくさん研究して
実際の楽曲から大いに学ぶべきだと思う。



和弦(といっていいのか?)のやり方や各楽器の割り当て方など
たくさんの楽曲から学ぶべき。



この2冊は名著ではあるのだけれど、
基本的なスケールであるとかボイシングなどがちゃんと理解出来ていないと
読み進めることが出来ないと思うので、
基礎のジャズ理論が微妙~という方は途中で挫折しないためにも
まずはしっかり基本が学び終わってから本書に取り掛かることをお勧めする。


特にラージジャズアンサンブルに関しては
ジャズボイシングに関するほとんどすべてのこと、
アプローチやスケールなどを全部わかっていないと難しい。



この辺りに不安があるならば
スモール&ミディアムアンサンブルのための モダンジャズヴォイシングの
方からスタートした方がいいと思う。


これすら難しいなら
から勉強するべきだろう。


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初心者の方用の作曲本と
ミキシングとマスタリングの本を書きました。

電子書籍ですが宜しければどうぞ。


DTMマスタリングのやり方


DTMミキシングのやり方。


【パソコンで始める日本一簡単なDTM作曲本】 

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たまにはミキシングやマスタリングのことではなくて、
作曲のことを書きたい。



私の本業は作曲だが、一昔前ならともかく現在は
作曲の仕事をしている人間でもコンピューターやDAWの発達・低価格化で
自分でミキシングやマスタリングまでやる人も多い。




パソコンとDAWソフトと音源といくつかのプラグインがあれば
「こんな曲を作ろうかなぁ~」という地点から
「CDのマスターディスクや納品データ」を作れる時代になった。



もちろん高いクオリティーを目指すなら
良い音源、良いプラグイン、良いDAW、良い機材が必要だけれど、
これからDTMを始める方や現在頑張って勉強なさっている方にとっては
いい時代になったと思う。



一昔前に300万円の費用が必要だった環境が
今は20万円くらいで揃う気がする。
ものによってはもっと安いかもしれない。



本も色々あるし、勉強しやすい時代になった。



今回は独学でやっている方に、
作曲の勉強に役立つ本を紹介したい。


ここでいう作曲とは「オレはロックしかやらねーし」とか
「わたしはジャズだけしか作らない」とか
そういう偏った作曲家のスタイルではなくて
何でも出来るオールマイティーな作曲家のスタイルを目指す上で
文字通り地球上に存在するすべてのジャンル、
あるいは存在したジャンルをなんでも作れるようになるという意味で
作曲という言葉を用いたい。



音楽理論と呼ばれるものの中で初歩的な楽典は当然として
最も難しく、また習得にある程度の時間を要するのは
クラシックとジャズの理論だと思う。



ジャズを学びたいんだけど、
なんかお勧めの本はないの?という方には以下の本を紹介したい。






ある程度は基本が出来ていないときついかもしれないが、
この本は私にとってとても勉強しやすい本だった。


著者のテッド・ピース氏はバークリーのジャズ作曲科の教授で、
非常にわかりやすくジャズにおける作曲を講じてくれている。



現物が本屋で立ち読み出来るなら、
パラパラと見てみて、
理解できそうだと思ったら買っておいて損はないかもしれない。




○ザ・ジャズ・セオリー



ジャズ理論を基本から学べる良書。
この本もなかなか勉強になる。

ジャズを学ぶ上で知っておきたいことがたくさん書いてある。
これもお勧め。


著者のマーク・レヴィンはジャズ・ピアノに関する本をたくさん書いているが、
この方の書いた本であればどれを買っても間違いない。





この本もマーク・レヴィン氏によって書かれたものだが、
ジャズ・ピアノに関する深い見識と現代的なジャズピアノテクニックが書かれている。
ジャズにおけるキーボードプレイヤーにとっても極めて良書だと思う。







ジャズピアノのコンピングに関して書かれている良書。
ひたすらジャズコンピングについて書かれている。


マーク・レヴィン氏もそうだが、本書の著書のハル・クルック氏も
1960年代のフリージャズ以後もジャズの進歩は止まったわけではなく、
進歩し続けて現代に至るということを教えてくれる。


フリージャズみたいなクラシックの現代音楽のジャズ版みたいのはおいといて
バップやモード以降のジャズって理論的な発展はあるの?
と思っているならマーク・レヴィン氏やハル・クルック氏の本を読んでみるといい。


基本はコンピングの本だけれど
いかに調性を維持しながら、
いかに調性からアウトしていくか、
その微妙で精妙で巧妙な手法がたくさん書かれている。

この本もかなり面白かった。



ほかにもまだまだあるけれど、
とりあえずこんな感じでジャズ理論の基本から応用を学びたい方に
上記の本をお勧めしたい。


これはちょっと難しすぎる!という方には
もっと初歩的な本を紹介したい。




著者の日本人である渡辺貞夫氏。
氏は日本にバークリーでのジャズ理論を持ち帰ってくれた貴重な方だが、
2011年の現在の感覚すると基本的過ぎるというかやや古い感じがする。


入門用としては素晴らしいが今時の若い子に
「これ勉強したらブルーノートでやってるようなジャズの曲が作れるの?」
と聞かれるとちょっと苦しい感じがするのも否めない。


「ミシェル・カミロみたいな曲になるの?」と聞かれたら、
絶対に無理とは言わないけれど、
それだったらテッド・ピースやマーク・レヴィンの方が
よっぽど近い響きを得ることができる。


ジャズはほぼ初心者だという方にはお勧め。


○まとめ

理論を論じる書籍はほかにもたくさんあるので、
先生・先輩に聞いたり、あるいは本屋で立ち読みして
フィーリングが合いそうなものを選ぶのも良いと思う。


ここで書かれていることはあくまで私が個人的に勉強してきて
ためになったと感じている本であって、
人それぞれ感じ方は違うと思うので、
結局は自分が良いと感じたものが一番良いと思う。


次回はジャズのアンサンブルやビックバンドの本を紹介します。



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イコライザーの使い勝手は色々あるけれど、
今回は「HPFの切れ味」について書いてみたい。


ピンクノイズに対して、
色々なフィルターを掛けて、
その切れ味を比べてみた。


HPFはミックス時に多くのトラックに入るので、
その切れ味は結構重要なポイントになってくる。


低音がダンゴにならないミキシングのためにも
スパっと綺麗に切れるフィルターは必須なのだ。


かと言ってあまりに切れ味が良すぎるものばかりでも困り、
トラックによってはヌルい感じのイコライザーも重宝したりする。



日本刀みたいに凄まじい切れ味を持つイコライザーや
西洋のソードみたいに切るというよりは叩き潰すみたいなものまで
用途に合わせて使い分ける必要があり、
あまりにHPFしすぎると今度は低音に暖かみがなくなるので、
適度に切れて、適度にヌルいものが望ましい。



あるいはたくさんのトラックでヌルいのと鋭いのと組み合わせて、
全体として1つの質感を出すのも大切だ。



フィルターはカットカーブを変更できるタイプと出来ないタイプがあり、
また中にはカーブどころかカットする周波数すら変更できないものもある。



フィルター単体のエフェクトもたくさんあるが、
多くの場合はイコライザーに付属している。


変更できるタイプの数値の見方は「Oct/6dB」のように書かれていて、
「Oct/6dB」=オクターブ下の成分が-6dBになるというようにカットしているという意味。

*「Oct/-6dB」と書かれている機種もある。



例えば100Hzの部分に-10dBの音があった場合、
Oct/6dBのフィルターを入れたなら、
50Hzの部分が-4dBになるという風に見ていく。


Oct/24dBなら半分の周波数の成分が-24dBまで落ち込むわけだから、
数字が大きいほどカットカーブは鋭いということになる。


まずは元の周波数を見てみよう。


ピンクノイズの音声を使っているが、
全体的に満遍なく周波数が広がっている。


これにvienna_EQで100HzにHPFを入れてみた。
Oct/48dBと凄まじい切れ味。



vienna_EQの設定画面


現状これがメインEQだが、
HPFの切れ味でこれに勝るものは今のところ持っていない。
そもそもOct/48dBというとんでもない数字が出せるのが凄い。


現代科学の最先端だが、
Oct/48dBで固定ではなくなんとOct/-6dBまで可変という優れもの。
ぶっちゃけこれ1つ持っていれば後はなんとでもなったりする。


便利だが、反面そろそろ飽きてきたので、
もっとヴィンテージ系のグラフィックが見れないタイプで
ミキシングするのが今の私の中での流行り。




次にWAVESのRenaissanceEQに100HzのHPFを入れてみた。
Q幅はMAXの1.41。

RenaissanceEQ


RenaissanceEQ

WAVES RenaissanceEQの設定画面

なかなかの切れ味だが、Vienna EQには及ばない。
でもスタジオでこれを使っているエンジニアさんは多いはず。


切ったはずの低い成分が僅かに残っているのは
アナログ機器をシミュレートしているからか?


ルネッサンスイコライザーは
色々なイコライザーやHPFの中では比較的切れるほうだし、
Q幅を自在に変更できるので、
使い勝手としては二重マルだ。


私の中でも長らくスタンダードなイコライザーだった。



次はPSPの新作であるNobleQに100HzのHPFを入れてみた。

NobleQ

NobleQ

PSP_NobleQの設定画面。


カットカーブが変えられないのはヴィンテージに多いけれど、
ヌルいフィルターであることがわかる。


スパっとHPFを入れてカットしたいときには使えないが、
最新作なだけあってその味は悪くない(と個人的に好感触)。


Pultecタイプなのでアッテネーションと組み合わせれば
結構切れるのだが、ここでは純粋にHPFの性能のみに注目した。


シェルビングでカットできるし、カットカーブも可変なので実際は
結構使えるイコライザーだ。


HPFの切れ味だけ見るとたしかにヌルいが
そもそも切れ味だけがHPFのすべてではなく、
「切ったときの質感」みたいなものも大切だったりする。


そういう意味ではなかなか好みではある。


次はSonalksis_SV-517に100HzにHPFを入れてみた。

sonalksis


sonalksis

Sonalksis_SV-517の設定画面。



現在Sonalksisはメインプログラマーが脱退してしまったとかで
新作のリリースがとまっているのだが、
これもなかなか使い勝手の良いイコライザーだ。


カット周波数は画像を見てわかるとおり可変で
「Oct/6dB」~「Oct/24dB」の中から選べる。



個人的には「切れるフィルター」「ヌルいフィルター」の中間という感じ。


10段階評価なら6か7。
もちろん個人の好みにもよるけれど、
画像を見る限りは結構切れているのがわかる。


十分良質なイコライザーと言える。


次はABBEY ROAD TG12414に110HzのHPFを入れてみた。
100Hzを選択できない機種なので、
ほかのタイプよりもやや上の周波数からカットしている。


tg12414


TG12414

ABBEY ROAD TG12414の設定画面。



見るからにヴィンテージGUIは
ビートルズなどで有名なイギリスのアビーロードスタジオのモデル。



個人的にはデザインをとても気に入っているのだが、
如何せんヌルい。


ヌル過ぎる。


これはちょっとミックスでは使い難いのだが、
「別にこのパートにHPF入れなくてもいんじゃね?」みたいなトラックに
見た目欲しさで敢えて挿すことで
「うぉ~今ミキシングしてるぜぇ~」という気分を盛り上げるために使っている。



ビートルズの時代はこれで良かったのかもしれないが、
ちょっと2011年の現代にメインで使うのは厳しいかも。


でもこれが画面に表示されていると、
なんかちょっとプロっぽくて好きだ。



TG12414はどちらかというと、
LPFや1ポイントのピークディップのイコライザー部分が美味しい。
この部分は個人的に好きだ。

デザインもカッコいいし。



次はWAVES V-EQ3に80HzのHPFを入れてみた。
この機種も100Hzが選べないので、仕方なく100に一番近い周波数を選択。


VーEQ


WAVES V-EQ3の設定画面。

NEVE1073のモデリングだが、これは素晴らしい。
グラフィカルタイプでないので初心者には優しくないが、
使えるようになったら相当素晴らしいイコライザーであることがわかるだろう。



カットカーブそのものは決して鋭くないが、
その質感たるやなかなか代用品はないと思う。



NEVE1073はたくさんのメーカーがプラグイン化を行っており、
中にはフリーソフトもあるが、
WAVES製はかなり上位に入るだろうと思う。


UADとかコンボリューションEQののLIQUID MIXとか、
あとはNEVE氏本人が監修したプラグインとか色々今はあるけれど、
ヴィンテージ系のサウンドが好きでNEVE系のイコライザーを未経験の方はお勧め。


本物の1073が欲しい。


次はBrainworks bx_dyn_EQに100HzにHPFを入れてみた。


Brainworks_bx_dyn_EQの設定画面。


これは私にとっては神イコライザー。


スタティック(静的)ではなくダイナミック(動的)で動くイコライザーなのだが、
変更ポイントがあまり多くないものの、その威力は素晴らしい。


HPFがダイナミックで動くというなんとも素晴らしい機種だ。
等ラウドネス曲線の問題を見事に解決した素晴らしいイコライザーで
切れ味うんぬんも素晴らしいが、
動作がダイナミックなので非常に綺麗に切れる。
しかもLR・MSは簡単に変更可能。


周波数データを視覚的に見ただけではわからないが、
いかにも「HPFで切りました~」のような感じではなく、
切り口が元からそうであったかのような自然さ。


動作方式が通常のイコライザーと違うので勝負にはならないかもしれないが、
切った感じがしないのにちゃんと切れているのがすごい。



マスタリングでも実は使ったりしていて、
2mixの段階で「ちょっと低音出し過ぎたかなぁ~」と思ったら
このイコライザーでダイナミックで軽くHPFを入れて調整することもある。
あるいは1kHzあたりをちょっと強調したいな、なんて時にも使っている。


もちろんほかにも色々な使い方が出来るが、
HPF入れても全然自然なところは凄い。


とりあえず全トラックに入れるという使い方よりは
「このトラックは特別」とか「マスタリングで透明感のある調整が必要」とか
そういう使い方をしている。


試したことはないけれど、
比較的重い気がするので
トラックが多いときには全部に挿すとかは私のPCでは無理かも。





次はWAVES_SSL_G_channelに100HzのHPFを入れてみた。


WAVES_SSL_G_channelの設定画面。


SSLコンソール付属のHPFだが、
見ての通り「oct/dB」は変えられない。

説明書には「High Pass: 18 dB/octave」と書いてあるが、
こちらもなかなかの切れ味。


現代科学最先端のviennaのような感じではないけれど、
SSLといえばコンソールの王様みたいな扱いを受けているだけあって、
愛用している方も多く、様々なメーカーからプラグインがリリースされている。



個人的にはSSLごっこが結構好きで、
全トラックにSSLを挿して遊んでいたりする。


【まとめ】


全部の画像をまとめた大きな画像です。
よろしければどうぞ。

是非ご自身でお持ちのプラグインで同じ実験をしてみて欲しい。



少なくとも自分のミキシングの中で
「切れ味の鋭いもの」と「ヌルいもの」を使い分けられると
それなりにミキシングが上手になってくると思う。


ヌルい=悪いではなく、それも1つの個性であり、味なので、
一概にヴィンテージ系のプラグインが悪いとも言えず、
Viennaのような現代科学最先端のようなタイプも
そればっかりだと冷たい感じになってしまうので
これまた一概に良いとは言えず、
上手に織り交ぜて使うのが良いかもしれない。



もちろん出したいサウンドやその曲の方向性によってまちまちだけれど、
最低でも切れる、切れないの2種類を使い分けられるといいと思う。


あとは好みで好きなだけ増やしていけばいいし、
同じのばかりだと質感も単調になってしまうので、
色々使ってみると結構楽しかったりする。


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PSP sQuadを買うか迷っている。
それもかなり前から。


一年くらい前にも同じ内容の記事を書いた記憶がある。


迷っている理由は既にEQを山ほど持っているからだが、
プラグインは何個持っていても欲しかったりする。


特にこれと言って欲しいわけではないのだが、
いつもグラフィカルタイプのEQを使っているので、
たまにはイコライジングカーブが見れないタイプで
やってみようかなぁなんて思っているので、欲しいのだ。


良くも悪くもEQの設定を決めるときに目に頼るのを止めようかと。


ClassicEQ(上)とNEVE1073(下)

ClassicEQは初期のNEVEを元に製作しているらしいが、
どうも1073のような気がする。


PSPからは具体的に指定されていないが、
パラメーターが似ているので1073かと思う。

NEVE 1073


音はもちろんのこと、
本当は1073そのままのGUIのが欲しいのだが、
そうなるとUADになってしまう。


かなり似ているGUIのメーカーはUAD以外にもあるのだが、
ほかにもバンドルされているEQを考えると
やっぱりsQuadがお得になる。


EQは実機(アウトボード)とDAWで動くプラグインで
かなり効きが違うと感じているのは私だけではないと思うが、
やる気を刺激するためにGUIが私にとっては結構大切なのだ。


画面に1073が出ていると、
「おぉ~ミキシングしてるぜ~」という気分になる。


最近はプラグインの性能も素晴らしくなってきたけれど、
どうせ実機ではないのだから、
音とかは大体で良いし、
見た目が同じで音がそこそこならそれでいい。



もう作曲とかミキシングとか関係なく、
要するに気持ちの問題でただおもちゃが欲しいだけだ。


NEVE1073がたくさん入ったラック


こんなのがあったらミキシングしてて楽しそうというだけで、

仕事に必要なものはもう一通り揃っているので、

なくても全然仕事になるし、

なんというかモチベーションの維持的な意味も兼ねてグダグダ迷っている。


こういうのって買うまでが一番楽しくて、

色々と調べている間が花だ。



買っても使わないかもしれないし、

PSPのMIX PACKなんて買うだけ買って、

ここ1年くらい起動すらしていない。


一応頑張って使ってはみるが、

やっぱり出音が気に入らず、結局お蔵入りになる。


ほかにもAMEKのコンソールEQも魅力的だ。


AMEKをシミュレートしたConsole EQ


これもPSPから具体的な型番は発表されていないけれど、
なかなか良いEQではある。


GUIが玩具みたいなのが買い渋る原因かもしれない。

もっと実機に似せてくれたらと思うが、
それは権利問題で出来ないようなので、
せめてもうちょっとリアル系にして欲しかった。



音楽なんだから音が大切、というのも一理も二理もあるけれど、
10年超えてDAWで作曲していると、
いつまでも同じ機材を使っていると良くも悪くも飽きてくる。


ほぼ毎日作曲し、ほぼ毎日ミキシングしているが、
作曲の仕方や、ソフト・ハード音源のことはともかく、
ミキシング・マスタリングの過程や出音がいつも同じだと
飽きが来てルーチンワークみたいになってしまう。


良くも悪くも流れ作業みたいになって、
確実に素早く一定のクオリティーは出せるけれど、
新しいことにもチャンレジしたい気持ちもあるので、
新しいプラグイン、慣れないプラグインを使うのも新鮮でいい。


McQ

MCIのコンソールをシミュレートしているMcQも気になるし、
買ってみようかな。


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Slate Digital Virtual Console Collectionに新しいコンソールシミュレートが加わった。
お気に入りのプラグインなので嬉しい。


Slate Digital Virtual Console Collection



「RC‐Tube」というらしいのだが、
ちょっと調べてみたがなんのコンソールなのか絞り込めなかった。


「50's, all tube broadcast desk」という風に説明書に書いてあるので、
もう少し調べてみたい。

MCI?AMEK?なんだろう?


最近VCCを愛用していて、
ミックスでは100%の確率で使用している。


アナログミキサーでミキシングした経験など数えるほどしかないが、
これは本当に音が良くなるので、
DAWでのデジタル臭い感じをなんとかしたい、
もっとアナログっぽさを自分のミックスに与えたいという方にはお勧めだ。



これで全部で5つのコンソールをシミュレートできるようになったが
どんなコンソールがシミュレートされているのか当たりをつけてみた。


権利関係でGUIはもちろん、名称もそのままでは使えないらしい。



・Brit N Discrete

イギリスで「N」と言えばNEVEだろう。
型番は不明。


・Brit 4k

イギリスで4k=4000と言えばSSL4000を指していると思われる。
SSLのシミュレーターは色々なメーカーからリリースされているが、
これの出来も素晴らしい。



・US A Discrete

わざわざUSAの「US」と「A」を分けていることから
アメリカ製でAで始まるメーカーを指していると思われる。
AといえばAPIだろう。
今のところこれが一番のお気に入り。



・Ψ

最初は「なんだ?このマーク?」と思ったが、
「Ψ」は三叉を指しているようだ。

ということは三叉の槍=トライデントだと思われる。
NEVEやSSLやAPIに比べると、ややマイナーなメーカーだが、
これも悪くない。



・RC‐Tube
「RC」も何かの略だとは思うが、今のところはわからず。
せめてアメリカかイギリスかだけでもわかれば…。

キーワードは真空管、50年代、ブロードキャスト、RC。
あんまりアナログコンソールに詳しくない人間なのでわかったらまた書きます。

AMEKか?


MCIか?

いっそメーカーにメールして聞いたら
こっそり教えてくれるだろうか…。


と、このように複数のコンソールシミュレータがあるわけだが、
最近はアナログコンソールシミュレーターの音に魅力を感じていて、
テープや真空管も大切だけれど、
コンソールそのもののサウンドも大切だと感じるようになった。


DAWでの製作においては実際に通すと
アナログ的な感じに音は変化する。


これにWAVESのHLSを加えて、ミキシング・マスタリング大いに使わせてもらっている。
これだけのアナログコンソールをデジタルでシミュレートできるなんて
本当にいい時代になったなぁ。


最近はどのメーカーもこぞって、ヴィンテージアウトボードのプラグイン化を行っているけれど、
私のようなアナログ機器のファンは世界中にたくさんいるだろうし、
精度の高いものやまだプラグイン化されていないものがあれば
もちろん買うのでメーカーさんには頑張って欲しい。



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PSPの新作EQであるNobleQを買おうかなぁ~と悩んでいる。


PSP NobleQ


見ての通り、Pultecタイプで使い方は前回の記事で紹介した通りなのだが、
Pultec系のEQはいくつも既に持っているので、
買っても使わなさそうな予感が…、
でも欲しいかも…。



買うだけ買って全然活躍していないプラグインやソフト音源は山ほどある。


ソフト音源はせっかく買ったのだから
1回くらいはこのソフト音源を使って曲を作ろうという気持ちになるのだが、
プラグインの方は結局EQはEQでコンプはコンプなので、
山ほど持っているにも関わらず使うのは
「用途に合わせてパターン化」なんて風になってしまっている。



勿体無い話ではあるのだが、
自分の求める音になるプラグインかどうかは
体験版があるものの、
やっぱりある程度の経験や使い込んで何曲も作ってみないとわからないものなので、
どうしても結局買うだけ買って使ってないものが出てきてしまう。



逆に買った当初は微妙だと感じても、
後になってその素晴らしさや意外な使い道を発見して
重宝することもある。


見た目や音も大切だが、それにも増してクラッシュせずに安定した動作をしてくれたり、
動作が軽かったりするのも大切だ。


それにこの手のヴィンテージタイプは
このツマミをこう動かしたら、こういうカーブになると
イコライジングカーブを頭の中で描けないとなかなか上手に使いこなせないので
初心者の方はちょっと一歩引いてしまうかもしれない。




実際に体験版を使ってみた感触だけれど、
値段の割にはなかなか素敵なEQだと思う。



デザインも洒落ているし、
見た目のレトロさとは裏腹に痒いところに手が届く優秀さも持っている。
これは買いか。



グラフが見れるイコライザーに慣れてしまっているけれど、
面白そうだなぁと思う方がいたら導入してみるのもありかもしれない。


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Pultecタイプのように同じ周波数に対してブースト(増幅)と
アッテネーション(減衰)が可能なツマミがついているイコライザーについて書いてみたい。


PultecのEQP-1Aはとても有名なヴィンテージイコライザーで
ハイエンドなシェアウェアからフリーソフトまで
非常にたくさんのプラグインが出ている。



私自身も大好きでよく使うが、
どんなところが人気があるのかというと
まず真空管タイプであるということ、
そしてその独特のイコライジングカーブが人気の秘訣になっている。




上の図を見てわかるとおり、PuletecのEQP-1Aには
同じ周波数に対してブースト(増加)とアッテネーション(減衰)の
両方が出来る仕様なので、初めて触る場合は
「5dBブーストして5dBアッテネーションしたらどうなるの?」という風にわからないだろう。




実際に音を聴けばある程度わかるのだが、
5dB増やして5dB減らすというツマミの回し方が出来るのが
Pultecの面白いところであり、また難しい部分でもある。




このせいで「よくわかんないから使うのやめた」なんて人もいるかもしれないし、
あるいはよくわかんないがとりあえず使っているという方もいるかもしれない。




IK MultimediaやWAVESなどの大手を始めとして10社を超えそうなくらい
たくさんのメーカーがこの伝説的イコライザーのプラグイン化を行っているが、
私がいつも使っているのはWAVESのPuigtec。



ジャック・ジョセフ・プイグという有名なエンジニア兼プロデューサーが所有している
実機のPultec EQP-1AをWAVESがプラグイン化したという触れ込みだが、
これが素晴らしい出来でよく使っている。

WAVESがモデリングしたPultec EQP1-A



肝心のイコライジングカーブだが、
こうするとこうなるという動きを図でお見せしたい。


画像はFocusrite社のLiquid mixという実機を
コンボリューションで動かすソフトのものです。

///////////////////////////////////
コンボリューションとは実機のエフェクトの効果をそのまま録音して、
それを再現する方式。
リバーブやアンプシミュレーターで利用されています。
録音したものをそのまま再現するので超リアルです。

画像はあくまでFocusrite社のLiquid mixによるものなので、、
すべてのPultecプラグインで同じ動きをしているかどうかはわかりません。
フリーソフトを含めほかのPultecプラグインが
Liquid mixと違う振る舞いをしていても責任を持てませんのであしからず。
///////////////////////////////////



1.ブーストした場合。


シェルビングでブーストされる。



2.アッテネーション(カット)した場合。



同じくシェルビングでカットされる。



3.ブースト&アッテネーションが両方10dBの場合


プラスマイナスゼロになるわけではなく、
ブースト優先であることがわかる。
(それは実際に聴けば誰でもわかるが…)


ここがPultec EQP-1Aの面白い所で
ブーストのシェルビングカーブの根元に「窪みが出来る」

肩特性というヤツだ。これがミソ。


見ての通り、アッテネーションを10dBにしても
10dB減衰するわけではなく、
大体半分くらいしか減衰していない。


またブースト量もアッテネーションの影響を受けてやや下がる。
10dBブーストしても、9dBブーストくらいになる感じ。



4.ブースト10dBアッテネーション5.5dBの場合。




ブースト・アッテネーションともにMAXの状態から
アッテネーションだけを下げていくと
窪みがブーストとアッテネーションの値が同じ時よりも中央寄りになっていく。
(ここでは高くなっている)


この点も面白いので良く見て欲しい。



5.ブースト10dB、アッテネーション4dBの場合



4.の状態からさらにアッテネーションを下げると
とうとう窪みはなくなり、
普通のシェルビングの形になる。


ブーストカーブはアッテネーションがないときよりも
やや急なシェルビングカーブになっている。



6.ブースト3dBアッテネーション10dBの場合。



普通のピークディップタイプEQと同じような振る舞いになる。
しかしローの周波数は30Hzに設定しているが、
実際に窪んでいるのは250Hzくらいに見える。





6.のようなイコライジングカーブなら
別にPultecを使う必要がないのは言うまでもないが、
なんとも言えず不思議な振る舞いをするイコライザーだ。



まぁ「6.」に限らずバンド数が多いイコライザーなら同じことが簡単に出来るが、
ブーストする周波数の根元をカットするという
イコライザーのコツともいう美味しいポイントを抑えた振る舞いがこのイコライザーの
最大の売りだと思う。


Pultec EQP1-Aが現役で活躍していた時代は
現在のようにDAWで動くバンド数の多いパライコなんてなかったわけだし、
このようにブーストとアッテネーションを両方同時に操作することで
肩特性をコントロールできるイコライザーは非常に重宝されたのだろう。



現に自分でミックスしていてPultecを使わない代わりに手持ちのパライコで
同じようなEQカーブを作ることはしょちゅうある。


おまけに真空管で動作するとなると、
多少ながら倍音も加わり音も立つし、
人気が出るのも頷ける。


万能というわけではないけれど、
使いどころがカチっとはまれば素敵な音作りが出来るイコライザーだ。


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リミッターは積極的な音作りに使われることはなく、
どちらかというとクリップを起こさないための保護や
純粋な音圧稼ぎとして使われることが多い。



例えばより迫力のあるトラックを得たいときに
リミッターを使うことはミキシング中によくあるけれど、
意外とリミッターの機種によって全然キャラクターが違うことは
あまり知られていないような気がする。



ミキシングで音圧を出したいトラックやマスターバスに挿したり、
マスタリングで積極的な音圧稼ぎにリミッターを使う方は多いと思うが、
もしまだやったことがなければリミッターごとに全然音が違うから試してみて欲しい。



素材は何でも構わないが、
手持ちのリミッターを色々掛けて
その振る舞いの違いを感じ取る実験をしてみると良い。



私の場合はやってみるまでどのリミッターでもそれほど違いはないような気がしていたが、
やってみてビックリ!
「全然音が違うじゃん!」と思ったことがある。



例えばダンス系やロック系などのように大きな音圧がトレードマークになっているジャンルで
キックやベースの音圧、あるいは曲全体の音圧を思うように稼げずに悩んでいる方は
片っ端から同じ素材に手持ちのリミッターを掛けてその違いを研究してみると良い。



新しい発見があるかもしれない。


スレッショルドを下げていくと機種ごとにキャラクターが変わるので、
なかなか市販品みたいな感じの音にならないと思うなら、
この研究は大いに役に立つかもしれない。


同じ素材に同じ値でプラグインを掛けても、
低音から先に歪んでいくものや
全体的に綺麗にまとまるものなど色々なタイプがある。



そもそも自分が使っているプラグインの動作や質感の研究は
行って当然の作業でもある。

WAVES L1
結構すぐに割れる。掛かり方が荒っぽいが、
その歪んだサウンドが逆にカッコ良いのでロック系では重宝するかも?




WAVES  L2
L1よりもナチュラルで綺麗に潰れる感じ。
個人的にはデジタル過ぎず、アナログ過ぎずというイメージ。




WAVES  L3
全然割れないし、非常に綺麗に潰れる感じ。
良くも悪くも非常に透明感がある。
透明感がありすぎてデジタルな冷たい感じがする。


Mc DSP ML4000
決して性能は低くないし、良いリミッターなのだが、
アウトシーリングで設定した値を超えてしまい
簡単にクリッピングしてしまう。


音的にはかなり綺麗に潰せるが
個人的には微妙な感じ。


PSP MasterComp(リミッターモード)

リミッターモードで使ってみた場合、
透明感もあるし、低音が強い素材に掛けてもほとんど崩れない。




CLA-2A(リミッターモード)
思い切り、CLA-2Aのサウンドになる。
原音を残したい時には向かず、積極的に音を作っていくときに使える。



Brain Works bx XL
MS処理専用のリミッター。
M成分とS成分を個別にリミッティングできる。
さらにM成分をローとハイに分けて(周波数可変)合計3つのリミッター機能が付いている。



WAVES L3-LL
現在の私のマスタリング時の相棒。
L3がさらに進化したものだが、
L3のレイテンシー問題が解決しているだけかと思ったら、
全然潰し方も違って、非常に気に入っている。


長い間L3を愛用してきたけれどL3よりも
スッキリしてスマートで、マスタリングには非常に向いていると感じている。


L3よりもさらに割れないので、
常識的なリミッターの使い方で音割れすることはなく、
潰し方、信頼度ともに合わせてマスタリングで愛用している。


いつも最後の調整で使っている。


コンプレッサーやリミッターの特性として
「音色形成(倍音増幅)」「潰れ方」の2つのポイントがある。


コンプレッサーは通すことによって派生する倍音増幅が重要になるが、
(もちろん潰し方も大切だけれど)
リミッターはコンプレッサーのように激しい倍音増幅はないので、
(というか基本的にリミッターにほとんど倍音増幅はない)
その「潰し方」こそがリミッターの味になる。




そもそもどのリミッターも同じなら、
こんなにたくさんのリミッターが色々なメーカーからリリースされるはずはないし、
それぞれに味があって面白い。


是非色々と研究してみて欲しい。


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バスコンプにどれを使うか色々迷って、試行錯誤してきたが、
紆余曲折の結果WAVESのSSLのコンプレッサーに落ち着いた。
最近はいつもこれだ。



色々なバスコンプを使ってきたが、
最近はなんだかんだでSSLが一番いいなぁと思うようになった。


ミックスをスタートしてとりあえず全部出来たかな?という状態になったら
一度SSLのバスコンプを挿してバランスを調整するようにしている。



別に最初から挿していても良いとは思うのだが、
一応楽器本来が持っているダイナミクスを聴きながらミックスしたいので
一通り完成という段階に達するまではバスコンプなしで作業する。


設定は以下の写真のような感じ。


クリス・ロード・アルジのプリセットが非常にいい感じなので、
そこから微調整するようにしているが、
レシオは4:1、リリースはオート、アタックは10m/s、
スレッショルドとメイクアップは曲によって臨機応変に変更するようにしている。



別にSSLでなくても構わないのでマスターフェーダーに挿すバスコンプを
試してみたいという方はアタック速め、リリースはオート(なければ中くらいか速め)、
レシオは2:1~4:1くらいでやってみて欲しい。


目的は全体に同じコンプを通すことで質感を揃えるということと、
全体のレベル調整なので、
倍音増幅があまりに強烈なものは避けると良いと思う。






最近書いた電子書籍のDTMミキシングのやり方でも書いているが、
例えばFairchild670のような真空管で動作するコンプレッサーは
上の写真をみてかわるように倍音増幅が凄まじいが、
ここまで凄いとマスターに挿すには不向きになる。


ドラムやギターなど個別に使う分には素晴らしいが
マスターではここまで強烈な個性を持っていると
逆に扱いにくいのでもっと大人しいものがいい。






SSLの倍音増幅は上の写真の通りだが、
ほど良く奇数系の倍音が増幅されて、
すべての帯域に満遍なく非整数倍の倍音が加わるので
柔らかい空気感も加わる。



倍音増幅があり過ぎても困るし、なさ過ぎてもこまるが、
このようにほど良い感じであれば単なるレベル管理ではなく、
全体に同じ質感を与えられるのでまさにこれはバスコンプ向きだろう。


元々バスコンプと銘打って発売されているものは
こういった用途で使われることを想定しているので
このように「ほど良い感じ」のものが多い。



フリーソフトでもシェアウェアでも同じような動作をするものであればどれでも構わない。

いい感じに2mixがまとまってくるので
異なるソフト音源の音をミックスするときの混ざり難さに対しても
それなりの効果が望める。



マスターにバスコンプを入れることよって
すべてのトラックにに同じ倍音増幅、
同じアタック・リリースのコンプレッションを掛けれるからだ。



このコンプはバスコンプ向きかな?
と思ったら色々と試してみたり、
バスコンプと銘打っているものを購入してみるのも良いかもしれない。

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まだリリースされたばかりだが、
Bass Riderがあまりに凄すぎる。


というわけで
「Bass Riderがありなら、Guitar RiderやStrings Riderもありじゃね?」と思って、
Vocal Riderをギターやヴァイオリンなどのパートに入れて使ってみたが、全然いける。


特に音が伸びる楽器には効果的で
もしレベル管理が目的ならコンプレッションされたベチャっとしたサウンドにすることなく、
非常に自然な仕上がりにできる。


ヴァイオリンなどの弦楽器やサックスなどのホーン系のように
いわゆる生楽器には特に効果が高い。



ダンス系やロック系のサウンドではハードコンプレッションがジャンルの特徴なので、
そういう意味ではコンプはもちろん使うけれど、
Vocal Riderはボーカル以外の生楽器に使っても
比較的満足のいく結果が得られることがわかった。


ボーカルはVocal Riderの動きをDAW上のオートメーションに出力して、
さらに手書きで最終チェックしていかないと駄目だけれど、
楽器に関してはそこまでの繊細さが求められないので、
インサートして適切な設定をするだけで十分な効果が得られる。


たまに頭が抜けるが…


逆に性能が良すぎて揃い過ぎてしまうこともあるので、
そういった時は少し緩めの設定でダイナミクスが残るようにしてやると良い。


ところで今回のWAVESのプログラムはバグがないか?
今までほとんどフリーズはなかったのに
最近のMercuryを入れてから色々おかしくなりだして、
WAVESだけが全部DAWで使えなくなったり、
プラグインの一部がDAWの表示から消えたりする。


原因は別にあるのかもしれないが、
とりあえずWAVESに報告でいいの?


ミキシングもマスタリングも作曲もどんどん成長していくので本当に楽しい。
こんなに楽しいことはない。

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