夜勤明けの朝、患者さんたちに「今日は日光に行ってくるんです〜!」と言い回っていたら、「東京の人は小学校6年生のときに日光に遠足にいくからそのときの記憶しかないなー。そのときは良さがわからなかったけど良いところよ」という話をご年配の方から聞きました。
若者がいるお部屋でも同じように話すと、二人の大学生が
学生君①「小学校の遠足で行ったけど、楽しくなかったっすよ。老人ばっかでした」
学生君②「ぼくは高3で受験勉強が嫌になったときに、ひとりで行ったんですけど、めちゃくちゃ良かったですよ!スニーカーで山登りもできるしリフレッシュできました」
とのこと。とりあえず、小学生からお年寄りまでたくさんいる人気の観光地なんだなと思い人生初の日光へ。
浅草の東京スカイツリー駅から電車で2時間半ほど。明けだったので、爆睡してたら13時には到着。特急のスペーシアもあるけど、そこまで時間がわらないんですよね。ですがそれだと全席指定なので、観光シーズンだとそちらが良さそうです。
とりあえず朝から何も食べてないので、名物湯葉を使ったラーメンをいただくことに。優しい味で美味しい〜!
駅からお目当ての日光東照宮までバスも出ていますが、街並みを見て歩きたかったので30分ほど歩きます。綺麗に観光地化されていて、道も広くお店もたくさん連なっているので歩く方が楽しいかも。
道の排水溝からは山からの水がザザザーっと勢い良く流れているのが見えるんですよね。道の途中にも湧き水の飲み場があり、いただくことに。冷たくてクセのないお水。
浅草からの電車でも思ったけれど、外国人観光客がとても多い。骨董品屋さんも海外からのお客さんに人気みたいでした。
昔の英語の本みたい。
へー。これ勉強する気なくなるわー。笑
ガレージと家裏の崖を利用した?お店。寄り道しながら歩くのも楽しい。
ここまでくれば東照宮参道の入り口も間近に。
こちらは世界遺産の「神橋」
これ、紅葉したらすごく綺麗なんだろうな〜。
大谷川の透明度も見事。
その証にトンボがたくさん停まっていました。
世界遺産っぽい入口〜!
空気も澄んでいて、ひんやりとした空間。
ここのところずっと雨だったからか、土と葉っぱの匂いが濃くて良い感じ。
今回の日光で1番好きだなーと思った場所は、この御仮殿。一時的に神霊を移す場所として使われており、一般的な神社では御仮殿は取り壊されるのですが、日光では頻繁に修復などされているため常設されているとか。ここの神殿と森の雰囲気が素敵でした。
この紋所が目に入らぬか!の葵御紋ですね。
この五重塔も立派。
あのお猿さんに早く会いたいな〜とわくわくしていたら・・・
え・・・。なにあれ!笑
なんと、平成25年から平成31年まで修復工事中らしいのです。ということで、日暮らし門も見ることができず(泣)
しかも!
お猿さん、レプリカ(笑)
見ざる、聞かざる、言わざる。幼少期には悪いことは見ない、聞かない、言わない方が良いよという教え。眠り猫も全てレプリカだったので、悲しい。
ここの神殿は象もいたり、本当にたくさんの動物が描かれているのに感動しました。ちょっとオリエンタルな造りなんですね。
うーん!今まで日本でみた神社や仏閣とは全然違う。本当、1日中ここでぼーっとしていたい気分です。
陽明門の修復の隙間から。一度全て白く塗って色をつけるのかな?
まあ、こんな風景もそうそう見れないからラッキーだったのかもしれません。魔除けの逆柱見たかった・・・。
夕方間近になってきているので、家康のお墓まで行って引き返そうということに。
ここをずっと登っていくとお墓にたどり着きます。面白いことにお墓の基盤が8角形になっています。調べてみると北斗七星などの信仰に関連してるからとか、天皇が即座するときに使用される高御座が8角形だからと色々な説があるみたい。
Q.
そもそも日光東照宮は風水、地脈、龍脈全ての流れを元に建立されています。江戸城(現皇居)の真北にあり、北の守りを固める重要なパワースポットなのです。
日本というより中国色が強いな〜と思ったのはそのせいでしょうか。でも周りの森林との融合具合が日本なんですよね。そこが個人的にはツボでした!また行きたい!!
で、ちゃんと御朱印帳を持って行ったので書いてもらって家紋も押してくれます。ああ〜良い時間だった。
---おまけ---
帰りに参道にある本宮カフェに行ってみることに。
雰囲気抜群だけど、コーヒーも一流。
涼しい空気を楽しみながら、ぜんざいをいただいて幸せな気分に。
帰りの電車も爆睡だったのは言うまでもありません;
患者さんたちには良いところだったよって感想言わないとな〜笑