one-way love 6 | ネガティブ、アナログ人間 Ⅱ

ネガティブ、アナログ人間 Ⅱ

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東方神起二人が大好きです。
主に妄想小説を書いております。

実際の二人とはなんの関係もありません。

以前のお話はこちらこそです。

http://s.ameblo.jp/chocochipu-0406/



「チャンミン、ユノ君よ。」

廊下から母の声が聞こえた。

「いないって、言って!」

部屋の扉を開けずに返事をすると、いきなり扉が開く。

「誰がいないって?」

急にユノが入ってきた。

「な、何だよ、急に!」

「おまえと見ようと思ってな。」

ユノは、僕にレンタルDVDを渡す。

「これ、もう見たやつじゃん。」

「ああ。今日、デートだったんだけど。」

「なんだよ、自慢かよ。」

「それが、最高に退屈な恋愛映画で、俺はどちらかって言うと、SFかアクション映画の方が好きだから、これみて、すっきりしたくてね。」

「なら、家で見ろよ。」

「一人で見てもつまらないだろう。」

「彼女と見ればいいだろう!」

「俺は、おまえとみたいの。」

膨れっ面したけど、本当は嬉しくてたまらなかった。

DVDをセットすると、

「この間は悪かったな。」

僕より先に謝ってきた。

「別に。」

素直じゃない僕。

「まあ、俺達の仲だもんな。」

ユノは僕の肩に手を回した。

ユノにとっての俺達の仲って何?

わかっているのに、聞きたくなる。

その答えが決して、僕の想いとは違うのに。

「気持ち悪いな。手を回すなよ。」

その手を振り払った。

「そう言うなよ。」

ユノは離れないように僕にわざとしがみつく。

ねえ、ユノ。

この想いを伝えなければ、こうやって、僕に触れてくれる?

いつまでも、、、。