2011-02-05 23:48:11

タガメ 

テーマ:生物部

仕事、飲み会、体調不良ですっかりパソコンから遠ざかってました。 まだ微熱はありますが、今日からまた生き物の紹介をしていきましょう。昨年6月のお話、お題はタガメ、カメムシの仲間で日本最大の水生昆虫です。近年極めてその数を減らしている種で、北海道出身の僕は野生のタガメを見たことがありません。だったら生物部で探そうじゃないのと企画を持ちかけてみました。タガメの生態については内山りゅう、市川憲平著「今、絶滅の恐れのある水辺の生き物たち」を読んでおさらいです。
生き物を探す人
タガメは昆虫にしては珍しく「子殺し行動」をします。タガメはため池などの立ち枯れの木や植物に卵を産み付け、オスがその卵を守ります。しかし体の大きな他のメスがやってきてオスを押しのけ、産み付けられた卵を破壊していくのです。押しのけられたオスはそこを立ち去らずにやってきたほかのメスと交尾し始めます。なんとオスが交尾の行動をとり始めるのは残った卵が10卵以下になった時と決まっているそうです。

タガメの減少は農薬はもちろんのことですが、跡継ぎ不在のための田畑の放棄にも大きな要因があるようです。栃木、愛知、岐阜、三重、兵庫、岡山、鳥取、島根にはまだ良く見られる場所が残っているようですが、今回は日帰りなので他県まで行く余裕はありません。

ということで、今回向かった先は大阪能勢地区。棚田で有名な場所です。事前に1/25000の地形図でため池や林、寺社、棚田などを調べ、大体の目星を付けていきます。 前置きがものすごく長いとお思いでしょう。はい、結論から言うと見られませんでした。

生き物を探す人
一箇所一箇所、つぶして行こうと思ったのですが、実際に行って見ると想像とは異なる場所が多く、タガメの「タ」の字も見つかりません。結局見つけた水生昆虫は、ミズカマキリ、マメゲンゴロウ。くぅ、くやしい。せめてタイコウチでもいてくれれば。

生き物を探す人

生き物を探す人

敗因としては、情報、時間不足もさることながら経験値不足もあげられると思います。今年は何度も水生昆虫探しをしてここはいるだろうという嗅覚を磨かないといけません。

今回はこのままでは帰られぬ、ということでモリアオガエルの卵塊を見て帰りました。


生き物を探す人

では、また次回の報告で。

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コメント

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1 ■無題

以前、自分もタガメを探し続けて大量に棲息して
いる場所を発見しましたが、その後に業者が、
大量に捕獲したみたいでいなくなりました。
それからそこを覗いておりませんので今でも
いるのかどうか・・・ 初夏になったら久々に
覗いてみようかな?

2 ■Re:無題

>しかちんさん
もったいないですよね。一概に業者さんを悪とは言いませんが、バランスを考えて捕獲してもらいたいですね。

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