あま市甚目寺観音さんから徒歩3分のピアノ教室、ぴあのすく~るSan's教室ブログ

愛知県あま市のピアノ教室「ぴあのすく~るSan's」教室ブログです。レッスンの様子から、私の指導者として・母親としてのピアノ教育への考え方、力を入れている「リスタートレッスン(レッスン再開)保育ピアノのこと、生涯学習としてのピアノ教育について書いています。


テーマ:

「ぴあのすく~るSan's」のマスコット、くまちやんには、ピアノにまつわるかなしいおはなしがあります。


 じつは、くまちやんは、しょうがっこう1ねんせいから2ねんせいのあいだの1ねんかん、ぴあのをやめていたことがありました。


 くまちやんのピアノのせんせい(さきこせんせいではありません)は、いつも、てつの50せんちものさしをもっていて、くまちやんや、きょうしつのおともだちがまちがえると、そのてつのものさしのかどであたまをたたくこわいせんせいでした。



 ものさしせんせいは、くまちやんがレッスンのまえに、すいとうのおちゃをのもうとするととてもおこりました。

それなのに、じぶんはれっすんのじかんにへやのなかでおかしをひろげて、たべているのです。

おかしをみたくまちやんのおなかが「ぐー」となると、

「おぎょうぎのわるいこだね」と、ものさしせんせいはまた、くまちやんのあたまをたたきました。


 べつのおともだちは、たくさんれんしゅうしてレッスンにいったのに、しっぱいしてしまいました。すると、「このてがわるいこ!」と、せんせいからものさしでたたかれ、ないていたら、

「ないているこは、うちのきょうしつには、いりません。やめてください」と、

つめたくいわれました。くまちやんは、せんせいのこえをきいて、ぶるぶるふるえました。


 あるひ、くまちやんがれっすんにいくと、せんせいがいいました。

「くまちやんは、てがちいさいからぴあのにはむいていない。

 じょうずになることはないので、やめたらどうですか」



 てがちいさいことは、くまちやんのせいではありません。


 だって、まだしょうがっこう1ねんせいになったばかりだったんですよ。

おかあさんは、ものさしせんせいにおこって、


「まだ1ねんせいなのに、そんなことがわかるのですか。


 せんせいは、ぴあのをおしえるのにむいていません。


 こんなきょうしつは、きょうでやめさせてもらいます」




 ピアノきょうしつをやめてからしばらく、くまちやんはピアノをみると、あの、こわいこわい、ものさしせんせいをおもいだしてしまい、ひくことができなくなりました。


でも、くまちやんのおばあちゃんは、くまちやんがピアノをやめてしまったことを、とてもざんねんがっていました。


「おばあちゃんは、くまちやんがもっとじょうずになって、たくさんピアノをひいてくれるとうれしいと、おもっていたんだけどねぇ」


 

 2ねんせいのふゆのことです。

くまちやんが、いつもぬいぐるみのハムスターをみかけるにんげんのいえのまえをとおりかかると、ハムスターのしとちゃんがピアノをひいていました。


しとちゃんは、

「ちいさいくまさんは、もう、ぴあのはひかないの?」とたずねました。

レッスンバッグをもってあるいているくまちやんを、しとちゃんはなんどもみかけていました。


「くまちやん、またぴあのがひきたいの。でも、ものさしせんせいはこわいからいや」

「それなら、さきこせんせいにそうだんすればいい」


と、しとちゃんはいいました。


さきこせんせいは、にんげんのせんせいなので、ぬいぐるみのピアノはおしえられません。でも。そうだんにはのってくれるというので、しとちゃんにつれられたくまちやんは、さきこせんせいのきょうしつにやってきました。


 そこで、さきこせんせいにはなしをきいてもらったくまちやんは、しとちゃんのせんせいの「くまこせんせい」にもういちどピアノをおしえてもらうことになりました。



いま、くまちやんは、げんきにピアノきょうしつにかよっています。


もういちど、ピアノをならってよかった、と、くまちやんはおもっています。


くまこせんせいは、けっして、やさしいだけのせんせいではありません。


くまちやんがふざけてはなしをきいていなかったり、いいかげんなれんしゅうをしてきたときは、とてもこわいかおでおこります。


でも、くまちやんがほんとうにいいえんそうをすると、ニコニコして

「すてきねぇ、くまちやんのピアノ」

とほめてくれます。


くまちやんは、ピアノも、くまこせんせいもだいすきです。






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【保護者様へ】



体験レッスンや保護者様とのお話の中で、保護者様が「ものさしせんせい」のようなこわい先生のレッスンがトラウマでピアノを弾かなくなってしまった、という悲しいお話をお伺いすることがあります。


「ものさしせんせい」にも、言い分はあると思います。

先生として厳しくしなければならないと強く思い込んでいたのかもしれません。

本当はピアノを教える仕事などしたくなくて、いらいらをぶつけてしまったのかもしれない。


でも…。最初の先生選びってとても大事です。

私も、初めてピアノを習うお子さまや大人の方のレッスンでは、強く責任感を感じます。

私の指導がまずくて、ピアノや音楽にマイナスのイメージを感じてしまわないように・・・。


くまこせんせいは、くまちやんの話によると「怖い時は怖い」ようです。

でも、見ていてくれる、ピアノが好きな自分を応援してくれるから、くまこせんせいに叱られても、くまちやんは素直にお話を聞けるのかもしれませんね。

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