5月からおけいこに来ている
5歳の生徒ちゃん。
いつも
きちんと宿題を練習してきて
とても勘が良く
私のアドバイスをすぐに飲み込んで
楽しくレッスンをしています。
今日のレッスンでも
しっかり弾いてくれて
宿題の曲が全部”ハナマル”になり
いつもに増して、とっても嬉しそうでした。
ニコニコしながら
なんか言ってるのだけれど
5歳の彼女、まだきちんと発音ができなくて
聞き取れない。
聞き直して、注意深く耳を傾けると
「ケーキが食べられる!」
と言っている。
宿題が全部ハナマルになったら
ケーキを買ってあげるって
お母様が約束をしてくれたらしい。
なんと微笑ましいこと!
何のケーキが好きなのか聞いたところ
「内緒!」
と、またまた嬉しそうなお顔で。
きっと
まだ決めていないからだろうと思い
「私はモンブランが好き!
苺のショートケーキも美味しいよね」
と私が言うと
「チョコレートケーキ!」
と、つたない発音で
うっかり好きなケーキを教えてくれました。
いつもは
30分のレッスン時間を集中して受けているのに
その後のレッスンは
ソワソワしていて
「ケーキ、食べられるの嬉しいね!」
と声をかけると
「頭の中がケーキでいっぱい!」
と、またまたつたない発音で
まさに満面の笑顔で答えてました。
なんと素直なこと!
チョコレートケーキ食べたかな?
いろんなケーキを前に
”何にしようかな”って悩むのも楽しい事。
他のケーキにチャレンジしてみたかな?
昨日
朝からの教室でのレッスンを終え
20時過ぎ、自宅での最後の生徒さんは
お仕事を終え、ベヒシュタインのスタジオで練習をしてから
いらっしゃいました。
そして
今日も夕方にレッスンにいらっしゃいました。
実に熱心です!
頭がさがります!
今週は
夜のレッスン2回
そして今日は今週3回目のレッスンです。
暑い中、本当にご苦労様です。
しかし、外気の暑さ以上に
コンペティションを控え
熱い熱いレッスンになりました。
昨夜なんて
朝からのレッスンで
疲労と空腹で、いつもならおだやかにお伝えするのに
ついついエラそうに、きつい口調になってしまい
レッスン後、反省。
同じことでも
伝え方次第で全く違った結果になる事を
いつもならば肝に銘じているのに。
今日は
そんなに疲労していなかったのと
(地震警報で早朝に起こされたけれど
二度寝したし・・・)
本番直前の生徒さんには
気分良くなって頂きたかったので
穏やかに冷静にアドバイスができたのではないかと
思います、たぶん。
ただ、妥協は致しません。
これまで何人も
コンクールに挑戦する生徒さんの
レッスンしてきましたが
「これでコンクールに落ちたら100%私のせいだから」
と、一度だけ
ずい分昔に言った事があります。
そのたった一度以外は
ある意味
時間に対して妥協したわけで
だからこそ、以前
「レッスンでのアドバイスは全部
本番でできました」
と、落選しても満足なさった言葉に、違和感を感じたのは
もっとレッスンに来て下されば
まだまだ言いたい事はあったんだけど
という事を思ったのであって・・・
もっとも、きりがない事でして・・・
本番前の最後のレッスンでは
その時必要な事をアドバイスをするので
何回レッスンをしても
毎日レッスンにいらしたとしても
その都度
お伝えしたい事が勝手に口から出てきます。
年末に帰省先から急遽上京したのも
コンクールを控えた生徒さんに
伝えきれていないと思ったからでした。
私自身が昔
レッスンを受けた際に先生から指摘された事
本番直前は一生懸命でがむしゃらになり
ついつい身体が固くなりやすいです。
そしてそれは
本人が思っている以上に
そのまま音に反映します。
とにかくとにかく
身も心も音楽でいっぱいに
もちろん
頭の中も音楽でいっぱいに
コンペティションや演奏会であろうと
レッスンであろうと
自室でのおさらいであろうと
ピアノに向かっている時は
頭も身体も心も音楽でいっぱい!
そんな状態で
ピアノの演奏に限らず
ものごとに向き合いたいものです。
でも
食べ物で頭がいっぱいで
物事が手につかないことって
あるよね・・・
そうそう
体重計壊れたまんま。
ずっと乗ってたらどこまで減るのか
試してみようとしたけれど
せっかちな私は1キロ減った所で
時間がもったいなくて体重計から降りました。
新しいの買わなきゃ。