冬のなごりと春の訪れが入り混じるこの時期、まだまだ温かい食べ物や飲み物でしっかり温まりたいですよね。今日は晴れているのに風がとても冷たくて、コーヒーの代わりにスパイシーなホットドリンクを作りました。りんごを使った温かい飲み物のレシピはいろいろあって、何種類ものスパイスを加えるものや紅茶で割ったりするものまで様々。イタリアでよく紹介されているホットシードルは、普段よく目にする発泡シードルではなく「りんごジュース」もしくは「無発泡シードル」を使う事が多いようです。
できれば自宅にあるもので簡単にささっと作りたいので、あまり複雑な材料は使っていません。
甘くてスパイシーで温まりますよ
加えたスパイスはシナモンとクローブ。今回はGABANさんのパウダー状のクローブを使用しています。パウダーのクローブは勢いよく入れるとバサーっと入ってしまう可能性がありますので、軽~く瓶のおしりを指でトントンとたたく感じで加えましょう。このレシピでは4振り入れましたが、およそ1振りの分量はこのくらいです↓
材料に直接振り入れるのではなく、このようにスプーンなどにいったん出してから加えると入れすぎの失敗を防ぐ事ができます。パウダーだとサッと液体に溶け込んですぐに香るので始めから加えてコトコト煮込まなくても仕上げに加えるだけでOKです。
透明なグラスに注ぐとスパイスや果実が透けて美しいですよね
ちょっと小ぶりですがトルコで買った思い出のチャイグラスに注いで、ヘルシンキのイッタラアウトレットで買った激安コースターを敷いて、さらにレシピブログさんの「第6回東京ごはん映画祭コラボ企画」で頂いたカッティングボードまで駆り出して、持ってるもの総動員状態で。
トルコに行かれた事のある方はご存知かと思いますが、お土産物屋さんで売っているチャイグラスって金ぴかの装飾がされたものばっかりで、透明のシンプルなグラスをなかなか見つけることが出来ませんでした。トルコを旅した頃はまだ(!)体力があったので車で10日間かけてぐるっと周り、行く先々で出してくれるチャイを飲むたびに「ぜったいチャイグラスを買って帰るぞ」とその都度宣言しながら飲んでいました。
宣言むなしくどこへ行っても金ぴかのグラスばかり。がっかりしていた時にお土産物屋さんの店員さん達が店先でティータイムを始めました。そこへ運ばれてきたグラスはまさに私が探し回っている透明なグラス!!
「これ、どこで売ってますか??」と鼻息荒く尋ねると
「うちのお店に売ってます。すぐ持ってきます!」と中へ。
急いで戻ってきた店員さんが手に持っていたのは明らかにさっきまで自分たちが使っていたグラス(笑)たった今洗いました!と言わんばかりに水がボタボタしたたるグラスをむき出しで
ヒィ~!いらん!それはいらねえ~。
「これ新しいやつです」
図々しく食い下がる店員さんを何とかかわして店を後にし、もう半ばあきらめかけていた時に山道で露天商みたいな人が売っているのを発見!「運転手さんストーップ!」...のようないきさつのすえに買ったグラスがこれです。
大変長い説明、失礼いたしました。
その当時は今のようにネットショッピングも発達してなかったので、いろいろと物を買うのにも探すのにも苦労したものです。今はこんなチャイグラスも検索すればクリックひとつで買えちゃうもんね。
便利になったなあ。
ではでは、ほんのり甘くほっこり温まるりんごのホットドリンクの作り方に参ります。
‘・:*:・。,材料 2人分(約500ml) ,。・:*:・゚'
りんごジュース 500ml
シナモンスティック 1本
クローブ 軽く4振り
りんご 適量
キンカン 2個
‘・:*:・。,作り方 ,。・:*:・゚'
【1】鍋にりんごジュース、シナモン、輪切りにしたキンカンを入れ弱火で10分煮る。
【2】火を止め、クローブを加えて1分ほどフタをして蒸らす。
【3】グラスに注いで、カットしたりんごを加える。
クローブはホールのクローブでもOKです。ホールをお使いの場合はこの分量に対して1個で良いと思います。またキンカン以外にお好みの柑橘類でも美味しく作れます。
【レシピブログの「ぽかぽかHOTレシピ」モニター参加中】
HOTな料理レシピ スパイスレシピ検索