ヒグマの勉強
テーマ:ブログ北海道山岳レスキュー研究会の例会に参加させていただいた。
今回は依頼講師を招いてのヒグマの講習会。
講師は日頃から多数のメディアにも出演しているヒグマ研究のエキスパートの方2名。
出席者は「レスキュー研究会」ともあって、警察、消防、行政の方が多かった。
僕も大雪山でヒグマの仕事に携わっていることもあって、この公演を聴いておく必要があると思った。
普段、一般公開されているヒグマの市民向けフォーラムは僕達関係者には少し物足りなさを感じる
ものだが、今回は実際にクマとのトラブルに『対応する側』の立場の方が多数出席していたこともあり、
具体的な対策、対応のお話を聞くことができた。
昨年の札幌市内は何度もヒグマが出没し、一時期騒然な状態にまでなったのだが、この件についての
検証の結果は意外なものである。
出没の件数が増えたからからといって、一概にクマの数が増えたとは言えない。
そして実際には夏頃から出没が増えていくことから、ドングリなどの木の実の成りも直接的な原因では
ないという。
それは様々な角度からの調査によって明らかにされていた。
つまり、いくつかの要因によってクマが都市に近づく行動そのものが増えてきているようだ。
その為、まずは人との接触を避ける為の未然防止策を徹底し、出没時の対応のマニュアル化、市町村
には専門機関の設置が必要であるという。同時に市民にも最低限のクマの生態や接触を避ける為の知
識が不可欠であると専門家は話す。
講演終了後、山岳警備隊、警察官、消防の職員の方々が熱心に質問を繰り返していた。
ここ近年は大雪山のような山奥でも人を恐れないクマが度々出没し、我々スタッフの間にも緊張が走る
時がある。
果たして、昨年人前に出てきたクマはまた今年も出てくるであろうか・・・。
ヒグマ全体の行動に変化が見られる中で、都市近郊だけではなく、山奥で監視する我々も事故防止
の為の対策を見直す必要を感じた。












