Firefox 2.0 には、セッションの修復機能がある。開いたまま Windows をシャットダウンした場合、次に Windows を起動して、最初に Firefox を立ち上げたときに、前のセッションを修復するか、というダイアログが出るので、ここで修復を選択すれば、前回開いていたウィンドウが、おおむねその時の状況で開く。

これを何気なくやってしまった。ただ、それが livedoor Wireless に接続したものだから大変なことになった。livedoor Wireless は、ブラウザを起動して、最初にインターネットに接続しにいく時に、まず livedoor Wireless にログインするための認証画面を表示する。認証に成功すると、livedoor のポータルトップを表示する。

つまり、元の画面が復元するかと思いきや、すべてのブラウザウィンドウ、すべてのタグに、livedoor wireless が表示されてしまったのだ。

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これでは結局、セッションを保存していなかったのと同じである。現状でこの悲劇を避けるには、2つの方法がある。まず、Βテスト中の MAC アドレス認証機能を使う方法。試していないのだが、多分この機能を有効にすれば、認証画面が出ないはずなのだ。もう一つは、Firefox を開く前に、IE や Opera を起動して、認証を済ませておく方法。一度認証しておけば、無線LAN は有効になるので、その後に Firefox を開いても問題ないはず。

DoCoMo には MZone という無線LANサービスがある。こちらも同様で、最初、ブラウザに認証画面が表示されるのだが、MZone の場合は新規ウィンドウを開いてこの画面を表示するので、今回のような悲劇は起こらない。ちょっとした仕様の違いが、大きな使い勝手の差につながる。