2.画面が小さ過ぎる

確かに迫力という意味では、小さい画面ということ自体が欠点である。ただし、小さいから雑だという訳ではない。最近のテクノロジをナメてはいけないのだ。PSP を実際に見たことのない人は、一度見てみるといい。その解像度は、あなたが普段見ているTVよりも高いかもしれない。

むしろ、小さい画面は視力の弱い人には厳しいものがあるという点が気になる。これだけはどうしようもないからだ。ポータブルという前提条件がある限り、小さい画面という制約から逃れることはできない。逆に考えてみるとどうだろうか。大きい画面が使えないような場所でも、小さい画面なら持ち運べるのである。電車の中という場所は前回指摘した通りだが、交通機関で移動中はそのような場所である。他には、喫茶店やレストラン、学校、銀行で順番を待つ間、実際にちょっとした空き時間は結構あるものだ。このような時間に映像を見たいと思っても、今までは難しかったのである。

3.動画は得てして長過ぎる

「Roundabout は3回聴いてもおつりが来る」とMichael Kanellos 氏は指摘している。Close to the Edge だともう少し厳しいかもしれない。まあ、それはそうとして、一つ目の反論は、短い動画もないわけではない、ということだ。たとえば音楽系のビデオクリップ、MTVのようなものはそうだし、アイドルのプロモ系の画像もそのようなものがある。放送大学のように、30分のビデオ講座、のようなものだと、より需要はあるような気もする。

30分といえば、お茶の間ショッピングの番組。30分というのはいい時間かもしれないし、15分あればかなりの情報を得ることができる。もしかして、カタログ番組というのは、ポータブル動画プレイヤーに向いているのかもしれない。

まあそれはともかく、長すぎるという特徴は、そっくりそのままポータブル動画プレイヤーの需要になる可能性でもある。ビデオがリビングでないと鑑賞できない場合は、それを見るためにリビングという場所に長時間束縛されているのである。ポータブルプレイヤーは、今のビデオがもっている「見る場所を束縛する」という制約を解除する性質を持っているのだ。

リビングでしかできなかったことを外に持ち出せたら、リビングにいなければならない時間を減らすこともできるし、リビングで別のことをすることもできる。ドラマを録画しておいて通勤途中の電車の中で見ることができたら、帰宅してから編み物をしたり、プログラムを書く時間が増えるというわけだ。

(つづく)

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20051029-01

タイトルには別に深い意味はないのだが、CNET Japan に「携帯ビデオがパッとしない7つの理由 」というコラムがあったので、ちょっと逆の方向から見たら何かみえるだろうか、と考えてみたわけだ。ということで、7つの理由、ひとつずつ見ていこう。

1.「ながら観賞」ができない

道を歩きながらTVを見ることはできない、という。これは一見正論だ。うっかり同意してしまう人もいるかもしれないが、おそらく、コラムの著者、Michael Kanellos 氏は、最近の渋谷を歩いたことがないのだろう。人通りの多い所で少し観察しただけで、歩きながら携帯電話でメールを書いている人が大勢いることを発見して、度肝を抜かれるに違いない。こんなことは実際に渋谷に行けばすぐに分かる。もちろん、携帯電話を見ないで書いている人などいない。道を歩きながらメールを書けるのなら、道を歩きながらTVを見るというのは、もっと簡単なことだ。

もちろん、これが「ふつうの人」ではない可能性は、結構ある。何が「ふつう」なのか考えるときには、慎重になる必要があるものだ。

例外として、Michael 氏は巨大都市の例をあげている。電車で見るということを想定したらしい。この視点は流石である。確かに、電車の中で携帯電話を使っている人は非常に多い。最近の話だが、シルバーシートで老人が携帯電話を使っているのを見て、何と言っていいのか分からないという状況であったりしたわけで。

ただ、私がもし「ながら鑑賞」したい場合があるとしたら、ランチをたべる時間ではないかと思う。食べながらTVを見るのは消化によくないという説もあるらしいが、私の場合、ほとんどの時間は手元にパソコンがあるので、何か見たいと思ったら、パソコンに何かウィンドウを開いてそこで見ればいいのだ。

(つづく)

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20051028-01

久しぶりに秋葉原でpc関連アイテムを買った。最近は新宿ヨドバシとか、渋谷ビックカメラとか、インターネット、近所のpcショップ、この4つのパターンでほとんど100%を占めているのである。さて、何を買ったかというと、マウス。仕事場で使うpcに接続するのだ。

それまで使っていたマウス。メーカー純正のものである。ほとんど動作に支障はないのだが、ごく稀に、マウスポインタの位置がぶっ飛ぶ。画面の端から端にジャンプする、といった症状である。これで、ファイルをどこか分からないフォルダに移動してしまって難儀したことがあって、危機感を高めた。この事故からも明らかに、生産性がかなり低下しているのである。

で、マウスを修理という話をしたら、稟議がどうとかいうことで埒があかないから、自分で買った訳だ。このマウスは税込み720円。きわめて快適である。この快適さだけでも元が取れたような気がするが、企業の視点から考えてみると、こういう些細なところで全体の生産性を大きく下げていないか、検討する部署(多分システム管理部だろう)によく保守させた方がいいと思う。

私はシステム管理を長年やってきたので経験的にわかるが、マウスの故障というのは結構多い。マウスは消耗品なのである。ユーザーインターフェース絡みの装置は、生産性に直接かかわってくるし、作業する人のモチベーションも左右する。

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前回の話「文字だけではなく絵を使って印象付ける 」の続きである。

さて、帰りにエレベータに乗って、さて、きりんの階に行こうと思ったらびっくり、エレベータの中には数字しか表示されていない。つまり、行きたい階は「きりん階」なのだが、どのボタンを押せばいいのか分からないのだ。

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実は連絡通路のある階には、どの動物が何階に対応するかを表示している。ここに出ているのは文字情報だけだ。駐車場の利用者が覚えているのは「動物の絵」であって、「動物の名前」ではない。もちろん、動物の絵から動物の名前という情報を連想するのは簡単なのだが、大抵の人は、動物の絵を見たときに、その絵の画像としてのパターンを記憶しているのではないか。つまり、この絵を見て覚えている人が、「きりんの階だったが、どんな絵だったか思い出せない」ということは、あまりないと思うのだ。もちろん、これは検証してみなければ分からないことなので、疑問ということにとどめておく。

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まあ、単にこの表をエレベータの中の分かりやすい所に張っておけばいいだけかもしれないのだが。

20051025-01

もう一つエレベータの話を書く。

京都駅ビルの駐車場の中は螺旋状になっていて、駐車する車はぐるぐると上に上がっていくようになっている。このような構造だと、何階か決めて一度に行く場合ときと違って、何階に駐車したのか分からなくなってしまうことがある。

そこで、この駐車場は少し工夫がしてある。各階の連絡用エレベータに動物のマークを表示してあるのだ。もちろん、エレベータに乗るときには、現在階が数字で表示されているのだが、この数字情報はうっかり忘れたり、勘違いすることがよくある。絵で動物を描いたマークは、脳内の、数字を数値として記憶する部位とは違うところが使われるのだろうか、数字は覚えていなくても何となく別の記憶として保持することができたりする。つまり、これはいいアイデアなのだ。しかーし、

(つづく)

GUIではなく本物のボタンの話だが、押したらクリック感があって押したことが分かるようにしてあることが多い。マウスボタンとか、クリックしても押されていないと非常に大きなストレスがたまる。以前、そのようなマウスがあったので、すぐに使わなくなってしまった、という話を書いたことがあるかもしれない。

スイッチの中には、タッチパネルのスイッチのように、押したときの感覚が殆どフィードバックとして返ってこないものがある。こういうものは、音や光でフィードバックを与えるのが基本である。

さて、とあるエレベータだが、殆どのボタンは押したらバックライトが点灯して分かるようになっているのだが、ドアを閉じるボタンだけ、押しても何のフィードバックもない。設計者にしてみれば、押すボタンは、押したらドアが閉じるのだから、フィードバックがなくてもいいと思ったのかもしれないが、実際、この閉じるボタンが壊れているものがいくつかある。これは、押してもそれが押された状態になったというフィードバックがないために、想定しているよりも強く押したり、連打するような人がいて、その結果壊れてしまったのではないかと想像できる。

ボタンを押したことのフィードバックは、その結果の状態ではなく、ボタンの状態だけで判断できるのがよい。

ブログが流行し始めた頃から言われていたことだが、trackback spam の問題がだんだん大きくなっているようだ。

trackback spam には大きく分けて2種類ある。単なる妨害が目的のものと、宣伝のために無差別にトラックバックを付けるというものだ。

後者の場合、目的は、どこかのサイトに誘導することである。つまり、そのトラックバック先がどこかということが重要だ。「続きを読む」で目的のサイトに行けるということが前提だから、トラックバック先の URL が重要な情報なのである。ところが、ブログのトラックバック対策機能には、これを指定するのではなく、トラックバックを実行したサイトの URL を指定するというものがある。妨害目的のトラックバックなら、そのような指定方法も効果はあるかもしれないが、宣伝目的のものなら、むしろ、誘導先の URL を指定できた方が効果的だと思う。

相手が何を目的にしているかを想定して対策することが、効果を上げるためには基本戦略になるはずだ。

画面がめちゃくちゃになっていますねという記事を先日書いたが、これを見ると、本文の最後に-->という文字列が表示されている。

20051014-01

これは一体何なのか調べてみたところ、Ameba Blog のシステムがページを生成するときに、<rdf:RDF>タグを埋め込んだコメントを本文中に追加しているのだが、このコメントの中に、本文の一部をそのまま引用していることが原因らしい。つまり、XHTML の場合は、コメントの中には "--" という文字列を書くことができないという仕様のはずだから、本文にある"--" をそのまま使ったら誤りになってしまうのだ。XHTML としては不正なので、厳格に解釈したがる Firefox が取り乱すのだろう。

これをどう解決したらいいのか、すぐには思いつかないのだが、とりあえずメモとして残しておく。

定期メンテナンスで画面が乱れた事件だが、とりあえず、Firefox でもそれっぽく表示できるようになったようだ。ただし、まだまだ XHTML 的にはダメである。W3C の Validation Service を実行してみると、今この瞬間、裏ご意見番のトップページには 6個のエラーが出ると表示された。

私は他にもブログをいくつか開いているのだが、例えば、「裏の裏ページ 」には、W3C XHTML 1.0 vaild のロゴを張ってある。もちろん、このロゴを張るためには、該当ページが正しい XHTML 1.0 形式になっていなければダメなのだが、これをページに張っておくと、クリックしただけで再確認できるので便利なのだ。

エラーを除去する程度なら簡単だろ、と言われそうなものだが、これが意外と難しい。特に、ブログの場合、ページの内容を全てユーザーが管理するわけにはいかない。システムが書き出す部分にエラーがあったら、どうしようもないからだ。

w3c の validator が万能というわけでもないし、場合によっては、どうしても避けられないエラーや警告が出ることもあるかもしれないが、コメントの閉じ忘れのようなくだらないミスは大抵すぐに発見できるし、すぐに直すことができるので、結構便利なものである。サーバーに、出力に影響するような修正を加えた場合、出力結果をテスト・確認するのは当たり前だが、その方法が問題なのである。素人なら、IE で表示されたから ok、という無茶苦茶な判定でも構わないかもしれないが、せっかくいいツールがあるのだから、プロなら使った方がいいと思う。

(いったいどうやったら… からトラックバックをいただいたので書いてみましたが、まあ要するにチェックしていなかったのではないかと。本当は商業用のシステムなら、このチェックを自動化するところまでやらないとダメなのですが。)
定期メンテナンスがあったらしいのだが、Firefox で表示すると画面が滅茶苦茶になっていて見られたものじゃない。原因は割と単純で、記事ごとの終わりを示すコメントが、

<!-- //entry -->

としなければならないところを、

<!-- //entry>

と書いてあるからだと思われるが、コメントのネストはできないはずなので、Firefox の処理にもどうも違和感があるわけだが、Firefox が原因なのかというと、まあどっちもどっちだ。とりあえず w3c validator で valid が出るようにしてほしい。