ICレコーダーの話の続き。このジョイスティックを使ったユーザーインターフェースには、実はもう一つ根本的な問題がある。

例えば、PSP にも時刻設定の機能がある。PSPはジョイスティックではなく、十字カーソルっぽい形に配置された4つのスイッチで操作する。この場合、ジョイスティックの上は、上キーを押す操作に対応するのだが、上キーを押すと、数字は増える。下キーを押すと、数字は減る。

これはスライド式のボリュームなどと比べると分かりやすいと思う。AV機器によくあるボリュームだが、回転式のものは、これはもうまず間違いなく、時計回り(右方向)に回せば音が大きくなる。つまり、値が大きくなる方向に増加する。スライド式のものは、上にスライドすれば音が大きくなり、下にスライドすれば、小さくなる。これもまず100%そうなっているはずだ。

この種のパーツは、異なる種類の装置であっても統一されていて、日常生活の中で一貫していることが多い。ただし、ガスレンジの場合、つまみを左に回すと炎が大きくなるはずである。つまり、値が大きくなる方向に相当するのは反時計回りである。なぜそうなのか、という理由はまたの機会に。

このコラムでも何回か話題にした PSX はどうか。PSX にも時刻合わせの機能がある。しかも、PSX のリモコンは、ジョイスティックが付いていて、このスティックを押し下げるとボタンを押したことになる。つまり、ICレコーダーと全く同じインターフェースだ。

PSX の場合、ジョイスティックを上に倒せば、数値は増え、下に倒せば、数値は減る。これはまあ当たり前だろう。

ところが、今回getしたICレコーダーの場合、ジョイスティックを上に倒すと数字が減る。下に倒すと数字が増えるのである。普通、こういうユーザーインターフェースは、上だと増え、下だと減るように設計するのに、逆になっているのだ。それで何か妙に使い勝手が悪いのだ。なぜこんな設計にしたのか理解しかねるが、使い勝手が悪いことは間違いない。困ったものだ。
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SONY の IC レコーダーを買った。会話を録音できるというアレである。前から欲しかったというか、実は一つ持っていることは持っているのだが、パソコンにデータを転送できないので私の使い方的に問題があった訳だ。

買ったのはICD-MX50 というものである。最新型で高機能タイプである。こういうのは何が高機能なのか分からないが、音質がいいとかいう噂もあるのだが、とりあえず私の場合VAIO 流なので、メモリースティック対応というところで絞ることができる。SONY の戦略にハメられているような気もするが、実際便利だから仕方ない。

性能とか細かいことは気にしないで、早速使ってみようとした。まず、日付を入力するということで、設定し始めたのだが、これが参った。何かおかしいのである。

何がおかしいのかな、と思ったのだが、その前にもっと根本的なところを指摘したい。このスティックは上下左右に動かすとスイッチが入るのだが、さらに、押し込むことによって、スティックのボタンを押したことになる。これが問題なのだ。スティックを下に倒しているつもりなのだが、実は下に倒したのではなくボタンを押したことになってしまって、予期せぬ結果になってしまうことがあるのだ。もちろん、上や横も同様だが、私の場合、下に倒したときにこの誤操作が多いような気がする。

もちろん、慎重に操作すれば、この誤操作は避けることができるのだが、このICレコーダーの形状から考えて、親指で操作することになると思われるのだが、すると、直径5ミリ程度のこのスティックを慎重に操作すること自体が難しいのだ。

ボタンを別にするように設計すれば、こんな誤操作は発生しないのだが。
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