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氏家和正  

氏家 和正

Tバブルの内幕 光通信の天国と地獄  


★★★★☆星4つ半

なんとなくタイトルからして暴露本のような感じで、この本が世の中にどういう風に評価され、どれくらい売れたかはわからない。けど、僕の評価で光通信を分析したものでは最高の出来であり、ネットバブルの分析としては珠玉の一冊だと思って、何度も読み返しています。

・・・・と、アマゾンの書評で書いたのが、数年前。この思いは今も変わらない。光通信なんていう会社は、いまはマスコミにはほとんど出てこないが、このITバブルに最も踊った企業の分析は、いまだ価値を失っていない。日本のヴェンチャー企業、若き経営者の陥る罠が、あまりにパターン化しているからだ。


著者の氏家さんはこの一冊のみしかないらしく、実際のところ何をしている人なのかいまいちわからないけれども、見事な分析と分かりやすい文体は、見事としか評価しようがない。


ぜひ他の本も読んでみたい!。


日本のネットバブルの分析としては、そこらのエコノミストのレポートの何十倍も良書なので、オススメです。とりわけ、光通信という新興企業というケーススタディを通しているのでわかりやすい。


ただつまみ食いで言うと、印象に残っているのはスターバックスの経営者のハワードシュルツも同じことを言っていたが、


新興企業が大企業に脱皮するポイントには魔の領域


があり、それがうまくなされないとすぐ崩壊してしまう、という部分。


とりわけ現在30台のバブル体験をした生き急ぐジュリアナ世代の重田社長のような世代は、


「安定してゆったり意思決定」


「官僚的なシステムを整え」るという大組織に必要なもの


を嫌うだろうけど、そういうものを成長の転換期を見極めて年齢の高い海千山千の人物を経営の意思決定に据えないと、結局は全てが崩壊してしまうのだな、と思った。この辺はスピードが命の新興企業ゆえに、難しいなと思った。

 
ハワード シュルツ, ドリー・ジョーンズ ヤング, Howard Schultz, Dori Jones Yang, 小幡 照雄, 大川 修二
スターバックス成功物語  

この分析の解析は、けっこういろいろ調べたが、そのパターンが、あまりにライブドアの事件とも類似性を感じるので、なんとなくため息が出た。

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■ライブドアと奇妙な符合 光クラブ 1949年摘発されたヤミ金融~引用

 証券取引法違反容疑で逮捕されたライブドア前社長・堀江貴文容疑者(33)は依然、否認を続けいているが、今回の逮捕で、あるひとつの事件に注目が集まった。「光クラブ事件」―。1949年に摘発された戦後初の金融犯罪だ。事件の舞台となった金融会社「光クラブ」を設立した山崎晃嗣は東大出身。「人生は劇場」などと刺激的な言葉で世間を騒がせてきた点など、堀江容疑者との共通点は多い。時代の寵児(ちょうじ)といわれた両者の“光と影”を追ってみた。


時代は巡る?若者に大きな影響与えたカリスマ


 戦後、金詰まりの風が吹きあれる中、山崎は1948年ヤミ金融「光クラブ」を設立した。当時、東大法学部に在籍。数か月で時代の最先端にあった銀座に進出した。東大在学中に「オン・ザ・エッヂ」を設立、最終的に六本木ヒルズに拠を構えた堀江容疑者。アプレゲール(戦後)の申し子的存在の山崎と、第2の敗戦と呼ばれたバブル崩壊後から頭角を現わしてきたホリエモン。両者には奇妙なほど共通点が多い。

 金融業界に詳しく経済小説を数多く手がける作家の江上剛氏は次のように分析する。「東大を卒業して官僚になるよりも、自ら会社を起こすことを選んだ。既存のシステムに入るよりは『自分でやろう』とする生き方は似ている。2人とも若者に大きな影響を与えた」


 創業から10年余りで、ライブドアグループを時価総額1兆円を超える企業にまで育て上げた堀江容疑者。山崎の「光クラブ」も高い配当で投資家を募り、集めた金を高利で貸し付ける手法で急成長する。大規模な新聞広告や刺激的なキャッチコピーなど、その宣伝手法も注目された。「常に新しいことを考えて、光クラブは膨らんでいった」(江上氏)


 また両者とも合法と非合法スレスレのところで勝負していることを豪語。「モラル、正義の実存は否定している」(山崎)、「人の心はお金で買える」(堀江容疑者)など世間の良識を逆なでする発言で社会を挑発し続けた。


 銀座にも進出し絶頂をむかえていた光クラブ。山崎も愛人8人を囲い込むなどノリノリ状態だった。タレントや女子アナと合コンを繰り返してきた堀江容疑者と“女性関係”にまで類似点はある。


 だが、その派手な振る舞いが警察の目に留まり、山崎は物統令違反で逮捕される。そのまま光クラブの経営は行き詰まった。49年11月25日「死体は肥料にしてください」との言葉を残し、27歳の山崎は青酸カリで服毒自殺。社会に大きな衝撃を与えた。「世の中を騒がせて、パッと散った。時代の寵児は一瞬光り、“死”というもので完結した」(江上氏)


 その後、山崎をモデルにした小説が登場した。三島由紀夫の「青の時代」高木彬光の「白昼の死角」など、作家たちもその壮絶な人生に魅せられた。「自殺したから小説にしたんだと思う。そこには美しさがあった」(江上氏)


 依然、容疑を否認しているとされる堀江容疑者。山崎も取り調べに対し得意の法律論で対抗した。江上氏は2人の相違点をこう指摘した。「(堀江容疑者には)“時代の寵児”のような美しさはないかもしれない。最近の報道を見ていると、(堀江容疑者が)やってきたことは豊田商事の事件のように見えるんです」


2006年02月06日12時15分 スポーツ報知 /

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興味深い。とっても興味深い。

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